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天草の世界遺産は遠出してでも見学したい観光スポット
熊本県の天草地方には、数多くの世界遺産が存在しています。日本は古くから仏教が主流の国ですが、仏教も本来はインドや中国から伝わったものです。キリスト教が伝わりだした当初は、黙認されていました。
しかし、キリスト教徒の数が増えるにつれ、幕府を脅かすようになると考えた当時の将軍、徳川家康によって禁教令が出されます。
キリスト教が広まるにつれ、西国大名が貿易で利益を得ようとしていたために、その抑圧も含め、幕府はキリスト教の布教を禁止に至りました。3代目将軍の德川家光公の時代になると、キリスト教弾圧は厳しさを増します。
キリスト教の弾圧は長期に渡り、17世紀~19世紀頃まで続きます。厳しい弾圧にも負けず、キリスト教信仰を後世まで繋いだ、潜伏キリシタンと呼ばれた人々が生活をした場所が、世界遺産となっています。
日本の激動の時代を垣間見ることのできる、天草の世界遺産は、遠出をしてでも見る価値のある観光スポットです。
「世界遺産」とは?
世界遺産とは、世界的にみて、宝物として守っていく必要のある文化財や自然のことをいいます。世界遺産に登録されるには、将来長きにわたって、維持管理ができる体制が整っているかどうかなど、登録するにあたって細かく厳しい基準があり、審査されます。
審査を通過し、世界的にその価値が認められ、ようやく世界遺産となります。世界遺産に登録をされると、それで終わりではなく、国や地域、人々が協力をして、世界遺産を守らなければなりません。世界遺産には、文化遺産、自然遺産、複合遺産の三種類があります。
文化遺産は、建物や遺跡などで、日本で登録されているのは、姫路城や厳島神社です。自然遺産は、鹿児島県の屋久島や北海道の知床などの美しい自然が登録されています。
複合遺産は、文化遺産と自然遺産の二つの要素を持つものです。残念ながら日本ではまだ登録されていませんが、オーストラリアのウルルーカタ・ジュタ国立公園などになります。