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世界遺産とは?
世界遺産とは国連の専門機関であるユネスコが世界遺産条約に基づいて登録した文化財や自然などの事で、後世に残していくべき貴重な文化財や自然を人類共通の遺産として地域や国の単位ではなく世界全体で守る為に作られました。
世界遺産の登録には基準を満たした候補を専門機関であるICOMOSやIUCNがさまざまな観点から調査を行います。年に1度だけ開かれる条約締約国21ヶ国の国の代表で構成された世界遺産委員会にてICOMOSやIUCNによって調査された報告書を基に世界遺産に登録するかどうかの決定がされます。
世界遺産の登録基準
世界遺産に登録される登録基準は「人間の創造的才能を表す傑作である。」「最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。」などといった基準が10個定められており、そのうち少なくとも1つ以上の基準を満たしている必要があります。
その上で、保存や管理についての国内法の制定など将来にわたって継承していくことが可能であるか、真実性や完全性といった条件などを満たしているかなど、様々な条件を基に決定されます。ちなみに、世界遺産リストへの推薦は締約国政府が責任を持って行う必要があり、個人や団体によって推薦することはできません。
沖縄の世界遺産はどんなところ?
現在、沖縄にある世界遺産は2000年に文化遺産として登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」があります。「奄美大島・徳之島・沖縄北部及び西表島」の4地域が世界自然遺産への推薦候補地として選定されていますが、現在のところまだ登録はされていません。
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界遺産登録に関しては、調査機関のIUCNから推薦区域の見直しを求める「登録延期」勧告が出たことにより登録に至りませんでしたが、2020年の世界遺産委員会には再び「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の推薦が決まっており、世界遺産の登録が期待されています。