天草の歴史情緒あふれる世界遺産をご紹介!潜伏キリシタンの﨑津集落って?

天草の歴史情緒あふれる世界遺産をご紹介!潜伏キリシタンの﨑津集落って?

日本の主な宗教は古くから仏教ですが、熊本県の天草地方では、キリスト教を信仰する人々が隠れていたとされる集落があります。現在では世界遺産に登録されている天草で、歴史情緒溢れる美しい場所です。世界遺産に登録されるまでの天草の歴史を紐解いていきましょう。

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    記事の目次

    1. 1.天草の世界遺産は遠出してでも見学したい観光スポット
    2. 2.「世界遺産」とは?
    3. 3.近年に登録された天草の世界遺産はどこ?
    4. 4.長崎と天草地方の世界遺産・集落
    5. 5.長崎と天草地方の世界遺産・城跡
    6. 6.長崎と天草地方の世界遺産・島の集落
    7. 7.長崎と天草地方の世界遺産・教会
    8. 8.天草の世界遺産見学ならツアーがおすすめ
    9. 9.天草観光で「世界遺産」をじっくり巡ろう!

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    教禁令が出され、長く鎖国の時代が続いていた、1865年に外国人の居留地として建設されたのが「大浦天主堂」です。建設当時は、外国人の為の教会でした。

    それから1ヵ月後、潜伏キリシタンだけでなく、日本人の宗教の自由への道が開けた、大変重要な出来事が起こったのも、この大浦天主堂が舞台となっています。大浦天主堂で、浦上の潜伏キリシタンであった婦人が、プティジャン神父に信仰を告白します。
     

    Photo byreenablack

    2世紀ぶりに宣教師と信徒が出会う出来事です。世界宗教史上の奇跡である「信徒発見」が起りました。信徒発見の出来事は潜伏キリシタンへ大きな勇気を与え、天草の﨑津から外海の集落、様々な場所から主導者が宣教師へ会いに行く様になります。

    1873年についに教禁令が解かれ、浦天主堂を拠点に宣教師たちが派遣され、カトリック復帰へ導いたとされています。

    現在では、修学旅行の際に訪れる観光スポットとして有名です。アクセスもしやすく、気軽に日本の歴史に触れることができる、素敵な教会です。

    住所 長崎県長崎市南山手町5-3
    電話番号 095-823-7650(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)

    奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)

    Photo by inunami

    長崎県の奈留島も、18世紀末から19世紀にかけて、外海地域から潜伏キリシタンが移住しました。既存の仏教集落から遠く離れた江上地区に、4家族が移住します。彼らは山を切り開き開墾し、集落を作りました。

    教禁令が解禁されてからも江上地区は潜伏キリシタンの風潮が残っており、江上地区より、奈留島の葛島にいた潜伏キリシタンの人々が、先にカトリックに復帰します。葛島教会から巡回してくる神父によって家御堂でミサが捧げられていました。

    現代では考えられないアクセス方法ですが、時には、信者が遠命寺峠を越えて夏井まで歩き、夏井から櫓こぎ舟で葛島教会や上五島の有福教会にミサを受けに通ったといわれています。

    Photo by sodai gomi

    カトリックに復帰した江上地区の潜伏キリシタンの人々は、当時、江上地区はきびなご漁が盛んだったため、自力で資金を調達し、1918年に教会を建てます。

    教会の敷地は、自分たちで山を切り崩して作ったそうです。簡素ながら、美しい木造の教会が江上天主堂です。湿気対策に高床式の構造、軒下には通気口も作られており、日本の伝統技術を駆使して作られています。観光名所として人気です。

    住所 長崎県五島市奈留町大串1131-2
    電話番号 095-823-7650(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)

    天草の世界遺産見学ならツアーがおすすめ

    Photo by yto

    天草の世界遺産である﨑津集落の見学なら、ツアーが非常におすすです。﨑津集落は世界遺産に登録されている場所なので、通常の観光名所とは違います。世界遺産を後世まで美しく保存するためには、観光するのにもマナーが必要です。

    マナーはどういった様なもので、何に気を付ければよいのか、注意点などをツアーだと、わかりやすく教えて貰うことができます。

    また、﨑津集落はバスなど公共の機関を利用して、自力でのアクセスとなると、乗り換えや待ち時間などが多くなります。長崎方面からはフェリーでのアクセスも可能ですが、やはり、バスや電車などでのアクセスは乗り換えが多いです。

    Photo by zenjiro

    効率良く﨑津集落に向かうためにも、ツアーがおすすめとなります。他にも、世界遺産である天草の﨑津集落を隅々まで堪能できるように、﨑津集落観光に特化したプランが組まれているのが、ツアーの魅力でもあります。

    ガイドの詳しい説明

    Photo by avatar-1

    世界遺産観光に、ガイドさんの存在は外せません。より詳しく、より楽しく世界遺産を観光したいのなら、ガイドさんに案内をお願いすることをおすすめします。

    その場所に特化したガイドさんになるので、歴史や場所についての理解が深まる情報を教えて貰うことができます。他にも、豆知識やおすすめの場所であったり、自分が気になったことをすぐに聞けるというのも、ガイドさんの良さでしょう。

    教会を見学する時のマナーとは?

    Photo byPexels

    現在は世界遺産として観光することができる場所になっていますが、本来教会は神様に祈りをささげる神聖な場所です。祭壇は神域となっているので、絶対に入らない様にしましょう。

    入り口近くにある水の入った容器は「聖堂盤」といって、信者さん達が聖堂に入るときに、十字を切って心を清めるために使うものです。安易に触れないようにしましょう。聖堂内部の写真撮影は禁止されています。

    Photo byTama66

    ミサの撮影ももちろん禁止です。教会内での飲食、喫煙、大声で騒ぐのも禁止です。服装は平服で大丈夫ですが、極度に肌を露出したものは避けましょう。

    教会は厳かな場所です。また世界遺産になっている教会は神聖かつ貴重なものです。マナーに気を付けて観光見学しましょう。

    天草観光で「世界遺産」をじっくり巡ろう!

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