本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
奈良の古墳が太古の歴史を今に伝える
春日大社や東大寺など、世界遺産にも登録されているたくさんの観光スポットが残る奈良には、古墳が多く残されています。奈良は、古墳時代、飛鳥時代、奈良時代の長い間、中央政府がおかれていました。そうしたことから、古墳が数多く残されています。
奈良県にある古墳の数は約1万!
中央政府が置かれていたことから古墳が数多く残る奈良県ですが、その古墳の数は約1万といわれており、全国的にも古墳が数多く残る県といえます。
特に大型の古墳が数多く残されているのが、特徴の一つといえます。そうした大型古墳が残されている背景には、中央政府がおかれていたことで、この地に有力者が多く住んでいたことがあります。
さらに奈良は「千年の田舎」と呼ばれており、これは都が京都に遷ってから千年経ったという意味です。こうした都が遷されたことで、開発などで手が加えられることがなかったのも、大型古墳が残された要因にもなっています。
盗掘などで埋葬品が盗まれるなどはありましたが、これまでほとんど人の手が加えられることなく当時の姿のまま残されている古墳ですが、発掘などによりその姿が崩れはじめてしまっている古墳もあります。
そのため奈良県では、古墳内にある石室を解体して保存・修理するなど、後世に貴重な古墳を残すように様々な取り組みを行っています。
どちらもお墓「古墳」と「陵墓」の違いは?
奈良県には、古墳のほかに陵墓もたくさん残されています。この「古墳」と「陵墓」の違いについて、ご存知でしょうか?この2つの違いについてご紹介します。
「古墳」というのは、有力者の墓のことを指します。作られたのは3世紀半ば~7世紀にかけてのもので、その特徴が大量の土を高く盛り上げた形をしています。
一方「陵墓」というのは、古墳の中でも天皇や皇后、皇太后、太皇太后が埋葬されている墓のことを指します。奈良県にはなんと、歴代天皇124人のうち31人の陵墓が残されています。