白川郷は「ひぐらしのなく頃に」の雛見沢にそっくり!聖地巡礼におすすめの場所は

白川郷は「ひぐらしのなく頃に」の雛見沢にそっくり!聖地巡礼におすすめの場所は

竜騎士07が監督・脚本を務めた「ひぐらしのなく頃に」は、岐阜県大野郡白川村周辺の白川郷がモデルとなりました。「ひぐらしのなく頃に」は昭和58年の雛見沢という村が舞台でしたが、モデルとなった白川郷は今もなおその時のままの風景が残り続る聖地です。

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記事の目次

  1. 1.白川郷はひぐらしファンにとっての聖地
  2. 2.白川郷では日本の原風景に出会える
  3. 3.白川郷・原作版「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼!
  4. 4.白川郷・アニメ版「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼!
  5. 5.白川郷の聖地巡礼「ひぐらし」好きならおすすめは夏!
  6. 6.白川郷で「ひぐらしのなく頃に」の世界を追体験!

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白川郷はひぐらしファンにとっての聖地

Photo by Konstantin Leonov

「ひぐらしのなく頃に」はもともと、2002年のコミックマーケットから4年間に渡って発表されたサウンドノベルのゲームでした。

今でこそ盛んに行われているメディアミックスですが、同人作品として大人気となった「ひぐらしのなく頃に」はドラマCD、アニメ、漫画、小説、実写映画、舞台など次々と様々なメディアで展開を見せていきました。

また「ひぐらしのなく頃に」の物語の性質上、「萌え」を取り入れた登場人物が時折見せるヒステリックさとのギャップや、特徴的な口グセも流行り、キャラクター自体の人気もあります。

Photo by Nao Iizuka

そんな「ひぐらしのなく頃に」は昭和58年の雛見沢村という架空の集落が舞台となっていますが、雛見沢村にはモデルの村が存在していました。モデルとなったのは岐阜県大野郡に位置する白川郷で、今もなお聖地巡礼の地となっています。

まずは「ひぐらしのなく頃に」をおさらい

Photo by naan

まずは「ひぐらしのなく頃に」という作品についてもう少し掘り下げて振り返ります。同人ゲーム作品として異例のヒットをみせた「ひぐらしのなく頃に」は、ドラマCD、家庭用ゲーム、漫画、アニメのメディアでほぼ同時進行的に急速に展開されていきました。

当時ちょうどネットワークサービスが加速して進化していた時期であったことも手伝って、「ひぐらしのなく頃に」の人気は日本国内に止まらず、海外でのネット配信がされたり、コミックの翻訳版が出るなど世界中に広がっていきました。

「ひぐらしのなく頃に」のストーリーはというと、雛見沢村で古くから行われる「綿流し」というお祭りの時期に、ある年から毎年1人が怪死を遂げるという謎を、転校してきた主人公と仲良くなったクラスメイトたちと解き明かしていくというサスペンスです。

「ひぐらしのなく頃に」の原作もアニメも大きな枠で「出題編」と「解答編」に分かれていて、「出題編」で撒かれた多くの謎が「解答編」で少しずつ解き明かされていくという構成になっています。

「出題編」だけでも結構な話のボリュームがあり、謎もひたすらに深まっていくばかりで、ダークな要素も増していくため、漫画やアニメでは特に「出題編」を乗り越えて「解決編」に入った際は開放感さえ感じられる、全く違うアニメに映ります。

「ひぐらしのなく頃に」の登場人物

雛見沢村で暮らす面々を中心に、「ひぐらしのなく頃に」の物語上で重要な、メインの登場人物について紹介していきます。

前原圭一:「ひぐらしのなく頃に」の物語を展開していく中心的人物です。都内から雛見沢村に引っ越してきたものの、明るい気質の持ち主ですぐにクラスメイトに溶け込みました。基本的にはお調子者でみんなをリードしていく性格ですが、精神が不安定となる一面も持ち合わせています。

竜宮レナ:雛見沢村出身者の一人で、親の仕事の都合で一度村を出るも、母親の不倫で両親が離婚後、村に戻って父親と2人暮らしはじめました。普段はほんわかした性格ですが、周りを冷静に見ている人物で、献身的でお母さんのような一面も持っています。

シリアスではない日常のシーンでは、「かな?かな?」「だよだよ」と語尾を繰り返したり、かわいいものを見つけると「かぁいい」と言って、かわいいものがなんであろうと「お持ち帰り」しようとします。

物語の中では、ここまでほんわかしたレナが狂気を見せる場面もあり、「ひぐらしのなく頃に」の中で最も視聴者を驚かせたキャラクターの一人でもあります。

園崎魅音:見分けがつかないほどそっくりな双子姉妹の姉で、妹は詩音といいます。雛見沢御三家「園崎家」の次期頭首であり、クラスでは委員長を務めていて、基本的には強気な性格ですが、レナとは親友の関係です。

圭一と同じで好奇心旺盛で明るい性格ですが、圭一以上にリーダー気質があり、他のメンバーからの信頼も厚い人物です。一方で暴走したり、自分の気持ちを隠したてこじらせたりとトラブルメーカーとなる一面もあります。

古手梨花:最終的に「ひぐらしのなく頃に」の最重要人物となる一人です。魅音が園崎家なのに対して、梨花も雛見沢御三家「古手家」の娘です。沙都子と共に、他のメンバーより見た目はだいぶ幼く、実際に年下で可愛げがありますが、どこか秘めた性格の持ち主です。

「綿流し」というお祭りが行われる古手神社の娘であるため、お祭りでは巫女を務めます。「オヤシロさま」という雛見沢のたたり神の生まれ変わりとも言われてます。自分のことを「ぼく」と呼び、「にぱぁ」「みぃ」という口癖があります。

Photo by Nao Iizuka

北条沙都子:梨花と同学年で、お嬢様のようなしゃべり方をしたり、ツンデレのような上から目線が表立つ性格ですが、中身は子供っぽい人物です。なお北条家は雛見沢御三家ではないどころか、村八分のような扱いを受けています。

またちょっとしたものから、年相応に思えない非常に凝った「トラップ」を仕掛けることが得意という変わった一面もあります。物語の途中では、梨花と同居をすることもありました。オヤシロさまの祟りで行方不明となった前原圭一そっくりの悟史は、沙都子の兄です。

白川郷では日本の原風景に出会える

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都会にいると、整備された緑豊かなスポットはあっても、一面に広がる田んぼや畑を見る機会はほとんどありません。ましてや、家々に農業を営み、互いに助け合う風景を目にすることはさらに稀です。

「ひぐらしのなく頃に」のモデルとなった白川郷に住む方々は、互いに助け合う気持ちを表す「結(ゆい)」の心を大事にしています。白川郷のある地域は冬になると深雪になることが多く、厳しい生活を強いられるため、助け合いが必要になってきます。

また白川郷の合掌造りを象徴する茅葺屋根の資材を替える時は、村の人々が協力して行なっています。白川郷は日本の古き良き原風景の残る村なのです。

世界遺産に登録された「白川郷合掌造り集落」

Photo by hiroooooki

「ひぐらしのなく頃に」の聖地となった白川郷は、1995年にユネスコの世界遺産に登録されました。集落には急勾配な屋根を持つ合掌造りの建物があちこちで見られます。

世界遺産でありながら、住民同士が協力することで現在も人々の生活が続いている貴重な場所が白川郷です。

白川郷へのアクセス

Photo by haLoop

まずは、白川郷へ公共交通機関を利用した行き方を紹介します。近くに電車の駅はないため、各地から高速バスなどを使って白川郷へ向かうこととなります。予約不要のバス、必要なバスの両方があるのでご注意ください。

同じ岐阜県内の高山駅からは白川郷まで乗合バスと予約制のバスが出ています。所要時間は50分程で、料金は片道2600円(往復4600円)です。高速バスの「高山線」は富山駅からも出ていて、富山駅からは所要時間1時間25分程で、料金は片道1730円(往復3120円)です。

Photo by inunami

富山県は高岡駅から予約不要の「世界遺産バス」という路線名のバスが出ていて、所要時間は2時間10分、片道1800円です。また2日間、高岡駅から白川郷の区間で乗り降りが自由なフリーきっぷが3500円です。

金沢駅からも予約が必要なバス「白川郷・金沢線」が出ていて、所要時間1時間15分程で、料金は片道2000円(往復3600円)です。いずれの場合も料金が安くなる往復やフリーきっぷで購入しておくことをおすすめします。

白川郷・原作版「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼!

Photo by Nao Iizuka

岐阜への旅行ついでに「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼、あるいは聖地巡礼のついでに岐阜を観光旅行など白川郷を訪れる理由は人それぞれですが、最初に世界遺産である白川郷で見られる原作版の「ひぐらしになく頃に」の聖地巡礼ができる地を紹介していきます。

雛見沢の全景

Photo by khf_fjs

「ひぐらしのなく頃に」の季節は夏でしたが、白川郷は冬の雪が積もる季節になるとあたり一面真っ白な雪景色と変わります。暖かい季節は緑豊かな景色へと様変わりを見せ、その中に佇む合掌造りが世界遺産である白川郷という場所の風情を醸し出しています。

この世界遺産の白川郷全体の風景を眺めたい場合は、展望台に登るのがおすすめです。なお「ひぐらしのなく頃に」ではタイトル画面などに異なる2つの展望台からの景色が使われていますので、聖地巡礼を制覇したい方は全ての展望台巡りを含めるのもおすすめとなります。

まずは「荻町城跡展望台」です。こちらは荻町城跡に作られた展望台で、世界遺産の白川郷を一望できるスポットとなっています。白川郷では1月、2月の時期はライトアップを行なっていますので、白く一面積もった雪を灯す景色を見ることもできます。

また「ひぐらしのなく頃に」解決編のタイトル画面にもなっています。「荻町城跡展望台」へは、白川郷にあるお食事施設の「白水園」から片道200円でシャトルバスが出ていてます。白川診療所まで行き、そこから10〜15分程歩きます。

Photo by Naoto Ohshiba

もう一つの展望台は「城山展望台」です。ここには「ひぐらしのなく頃に」で梨花ちゃんが好きな秘密の場所もあります。展望台からの眺めは、出題編のタイトル画面になっています。「城山展望台」へは、和田家スイレン池前からシャトルバスが出ていて、こちらも片道200円です。

園崎本家

雛見沢の実質の支配者である園崎家はお屋敷が実に立派なものでした。白川郷には実際に園崎家のモデルとなったお屋敷が存在し、さらに中を見学できるようになっています。お屋敷は国指定重要文化財指定和田家といい、位置する荻町でも最大規模の合掌造りとなっています。

営業時間は9:00〜17:00で、入場料は300円(子供150円)です。白川郷バスターミナルから徒歩4分で着きます。

外からも全貌を楽しむことはできますが、屋内にも「ひぐらしのなく頃に」の原作に登場する場面がたくさんありますので、聖地巡礼であれば入場することをおすすめします。

住所 岐阜県大野郡白川村荻町997
電話番号 05769-6-1058

レナの家

世界遺産である白川郷の全景を見渡せる展望台として紹介した「城山展望台」ですが、実はこの展望台へ続く道の入口付近に「ひぐらしになく頃に」の作中でのレナの家があります。階段状の屋根が見える家です。あくまで民家ということを忘れずに聖地巡礼をしましょう。

梨花ちゃんハウス

園崎家やレナの家に比べると小規模で、実際は倉庫である場所が通称「梨花ちゃんハウス」です。この辺りは「ひぐらしになく頃に」の聖地巡礼をすべき場所が集中しているので、ファンの方は見過ごさずに辺りを凝視することをおすすめします。

「嘘だッ!!!」の道

レナが普段の穏やかな表情を豹変させたて圭一に向けて叫んだ一言が印象的な坂のある道は、ファンの間では通称「嘘だッ!!!の道」と呼ばれています。周辺には梨花ちゃんハウスやレナの家、沙都子の父である鉄平ハウスもあるのでおすすめの聖地巡礼スポットです。

古手神社

Photo by yendo0206

「ひぐらしになく頃に」で古手梨花が綿流しで巫女を務める古手神社は、実際には「白川八幡神社」と言います。かつては上白川郷と下白川郷の計41の村の産土神とされていた神社です。

白川郷「どぶろく祭」

白川八幡神社では毎年10月にどぶろく祭という祭りが行われます。どぶろくとは米と米麹と水を原料として発酵させたお酒で、にごり酒の一種です。祭り当日は獅子舞の奉納などが行われた後に、御神幸の行列が家並みや民家を練り歩き、どぶろくも振る舞われます。

白川八幡神社境内には「どぶろく祭りの館」が10:00〜17:00まで開館しているので、どぶろく祭の時期に行けない方はここを訪れて祭りの雰囲気だけでも味わってみるのもおすすめです。なお「ひぐらしになく頃に」の綿流しというお祭りは架空の祭事です。

前原屋敷

「ひぐらしになく頃に」で、雛見沢に引っ越してきた前原圭一の住んでいた家です。前原屋敷などと呼ばれていて、遠景ですと実際に豪邸のように見えますが、実は「白川クリーンセンター」です。

園崎庭園

Photo by BONGURI

「ひぐらしになく頃に」作中の園崎庭園は「合掌造り民家園」という見物場所で、園内には25棟の合掌造りが建ち並んでいます。であい橋という橋を渡ってすぐのところにあります。

園内には魅音との待ち合わせ場所の水車小屋もありますので、聖地巡礼には欠かせません。入園料は大人600円(子供400円)です。

住所 岐阜県大野郡白川村荻町2499
電話番号 05769-6-1231

白川郷・アニメ版「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼!

Photo by Dakiny

続いてはアニメ版「ひぐらしのなく頃に」に出てくる聖地巡礼の地を紹介していきます。原作の場所だけでなく、白川郷に行ったらぜひともアニメ版「ひぐらしのなく頃に」の聖地も訪ねることをおすすめします。

ひぐらしのなく頃に解・オープニングシーンの水路

「ひぐらしのなく頃に解」のオープニング最後に圭一たち一行が通る水路です。水路は食事もできるお休み処「ちとせ」の裏側にあります。「ちとせ」はであい橋を渡って和田家方面に向かう途中でたどり着けます。

祭具殿

「ひぐらしのなく頃に」の作中で不法侵入の発生した祭具殿ですが、こちらは「飯島八幡神社」です。なお、どぶろく祭りは白川八幡神社を含めた3社で行われますが、飯島八幡神社もその一つです。

田無美代子が家族と待っているバス停

Photo by Travel-Picture

水路のある「ちとせ」を含め、白川郷のお休み処が集まる中にさとう民芸品店というおみやげ処があります。こちらは、アニメの最終話で田無美代子が家族と待っているバス停のモデルになっています。

レナとの待ち合わせ場所

平穏な日常を感じさせるレナとの待ち合わせシーンですが、場所は本覚寺というお寺の入り口付近となります。こちらも園崎庭園方面からであい橋を渡って、最初の左へ曲がる道を曲がるとたどり着くことができます。

夢現し編・小さい梨花と出会う場所

メインメンバー以外で物語上の重要人物である一人・羽入と小さい頃の梨花が出会う場所は明善寺です。場所は白川八幡神社の近くにあり、世界遺産の白川郷ならではの茅葺屋根のお寺です。

明善寺の周囲は様々な角度のアングルでアニメに登場しているため、聖地巡礼の際には周囲をまわってみるのもおすすめです。

白川郷の聖地巡礼「ひぐらし」好きならおすすめは夏!

Photo by naan

雪景色のライトアップも美しい世界遺産の白川郷ですが、「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼が目的で行く場合は、夏に行くのがおすすめです。物語の季節が夏季でもありますし、冬と夏では風景が全く異なります。日差しは照るものの日陰に入ったり早朝だと涼しさも感じられます。

聖地巡礼はマナーを守って楽しく

Photo by Nao Iizuka

あまりにも「ひぐらしのなく頃に」の世界そのものなので舞い上がっていきすぎたことをしてしまわないように、マナーは守って聖地巡礼をしましょう。白川村町役場のホームページではマナーについて漫画で詳しく紹介されているので出発前に見ておくことをおすすめします。

一部を紹介します。自撮り棒での撮影時は周りに配慮、村人が生活してる場所なのでSNS映えを狙うあまり敷地内に入らないように、タバコは指定場所で吸いましょう、生活車両が走ってるので歩行者天国だとは思わないようにというものが見受けられます。

白川郷で「ひぐらしのなく頃に」の世界を追体験!

Photo byLee_seonghak

白川郷は「ひぐらしのなく頃に」を知らない方でも世界遺産の観光ができますし、「ひぐらしのなく頃に」のファンにとっては、原作の世界を濃く味わえて追体験ができるおすすめのスポットです。ぜひ聖地巡礼の旅行場所の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

オズイサン
ライター

オズイサン

常に好奇心旺盛で、特に音楽や映画鑑賞、読書を良くします。 日本茶も好きで、全国各地のお茶を嗜んでいる途中です。

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