宮島・大鳥居の歴史や見所を大特集!構造の秘密や干潮満潮での違いも紹介

宮島・大鳥居の歴史や見所を大特集!構造の秘密や干潮満潮での違いも紹介

宮島と聞いて真っ先に思い浮かべるものといえば、やはり海上に高くそびえる鳥居ではないでしょうか?朱色が目を引く巨大な鳥居は、未だ多くの秘密を抱えている摩訶不思議な建造物なのです。そんな宮島・大鳥居の構造の秘密や歩んできた歴史、満潮・干潮時の見所をご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.日本を代表する神秘的な景色「宮島」
    2. 2.宮島・大鳥居の歴史を知ろう
    3. 3.宮島・大鳥居の見所はここだ!
    4. 4.宮島・大鳥居の構造の秘密
    5. 5.宮島・大鳥居の干潮満潮時の違い
    6. 6.宮島・大鳥居の楽しむ方法をチェック
    7. 7.宮島・厳島神社へのアクセス方法
    8. 8.宮島・大鳥居の見所をおさえて厳島神社を満喫しよう!

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    日本を代表する神秘的な景色「宮島」

    Photo bypen_ash

    広島県廿日市(はつかいち)市にある宮島は誰もが知っている有名観光地で、瀬戸内海西部、広島湾北西部に浮かぶ周囲約30kmの小さな島です。1996年にユネスコ世界文化遺産に登録された歴史の深い厳島神社をはじめ、多くの見所があります。

    世の中には宮島という名称で通っていますが、実は正式には「厳島」と言います。「神の居つく島」と尊ばれ古来より自然崇拝の対象で、島自体が神格化された存在でした。

    現在は京都府の天橋立、宮城県の松島と合わせて「安芸の宮島」と称され、日本の三大名勝地・日本三景に数えられています。

    Photo by Kanesue

    また海に浮かぶ厳島神社の大鳥居や僧・空海が開山したという言い伝えが残る弥山(みせん)など、長い歴史を持つからこそのどこか秘密めいた見所が豊富にあることでも知られています。

    鎌倉時代は神の住む島とされ禁足地となっていた歴史もあり、まだまだ解明されていない秘密が残っていることでも有名なのです。

    宮島の国宝厳島神社は世界に誇る文化財

    長い歴史を持つ厳島神社は世界遺産であると同時に日本を代表する国宝・重要文化財でもあります。メインの本社内では拝殿・幣殿を含む「本殿」と平舞台や楽房などが附随する「祓殿(はらいでん)」、東西廻廊がそれぞれ国宝指定を受けています。

    厳島神社の廻廊には海上に建つからこその秘密が隠されていて、技術的にも高く評価されています。実は床板が打ち付けられておらず、少しだけ隙間が開いています。水位が上昇した際に水の勢いを和らげる働きがあり崩壊を防いでいるのです。

    また神様の客人をもてなす役割を持つ「客神社(まろうどじんじゃ)」の本殿・祓殿も同じく国宝指定されています。

    摂社・客神社は厳島神社の本社とほぼ同じ構造ですが、規模はひとまわりほど小さく、屋根の造り等細かいところに違いが見られます。客神社の創設年は判明しておらず、歴史は未だ秘密のベールに包まれているのです。

    宮島・大鳥居の歴史を知ろう

    Photo byjarmoluk

    宮島で必ず目に入るものといえば、海上に建つ大鳥居です。大鳥居は厳島神社の境内にあり、干潮・満潮時にそれぞれ違う姿を見せる宮島のシンボルとして知られています。そして奈良県・金峯山寺、大阪府・四天王寺と並んで日本三大鳥居に数えられます。

    そもそも何故大鳥居や社殿を海上に建てようという発想に至ったのでしょうか。先にも述べたように宮島は島そのものが神様と位置付けられているため、神の上に建物を建てるなどおこがましいという考えがありました。

    なので社殿や鳥居などの厳島神社を構成する建造物は、御神体を眺めることもできる遠浅の浜辺に建てられたのです。

    厳島神社の創建は593年

    厳島神社の歴史は593年、推古天皇の代に宮島の豪族・佐伯鞍職(さえきのくらもと)によって建立されたことがはじまりです。水の神様である市杵島姫命(いちきしまひめ)をはじめとした宗像三女神を祀っており、安芸国一宮として格式の高さを示しています。

    そして厳島神社と関係が深い人物といえば、平安時代に活躍した武将・平清盛です。当時安芸国のトップにいた清盛は、厳島神社を大変崇敬し造営にも力を入れました。平家が滅びた後も源氏や有力者たちによって信仰され続けた歴史があります。

    Photo byrobertwaghorn

    しかし戦国時代になると世の中は混乱を極め、一時的に神社の権威も落ちてしまいます。1555年の厳島の戦いでは宮島が戦場となり、毛利元就と大内氏の家臣・陶晴賢(すえはるたか)が大激突しました。

    そして勝利した毛利氏によって衰退していた厳島神社は再び崇拝の対象となり、以降繁栄し続けたのです。

    Photo by variationblogr

    明治維新後は廃仏毀釈の制度により社殿の処分が命じられましたが、宮司の直談判のおかげで免れることに成功します。しかし神社の装飾において仏教的と判断されたものはすべて撤去されてしまいます。

    今や大鳥居、本殿などは赤の映える美しい身形ですが、仏教色の強い朱色は禁止され、明治期はただの素木のみで色味のない構造だったのです。現在の姿に戻ったのは大正時代の修理以降となります。

    1168年に平清盛が現在の寝殿造りに改築

    Photo byBrooklynJohn

    平安時代に宮島を含む安芸国一帯を治めていた平清盛は、今まで規模の小さかった厳島神社を大改築し構造を大きく変えます。

    神社というと傾斜のある直線的な屋根にアンテナのような千木(ちぎ)が見られる構造や、社殿正面の屋根が長くなだらかに伸びている構造などを思い浮かべる人が多いでしょう。

    Photo by wongwt

    一方で厳島神社の構造は神社建築では類を見ない「寝殿造り」が取り入れられています。寝殿造りとは平安時代に貴族の邸宅を造る際に用いられた様式で、中心となる寝殿から東西南北に部屋を配置し、長い廊下で繋ぐ構造が特徴的です。

    現在の日本建築の基になったとも言われています。京都の平等院鳳凰堂など寝殿造りの建物は現存しているものが少なく、厳島神社は建築の歴史を伝える意味でも重要な役割を果たしているのです。

    社殿・大鳥居の度重なる焼失や倒壊と再建

    Photo bygeralt

    創建から1400年以上経つ厳島神社ですが、社殿や大鳥居は当時のままずっと残っているわけではありません。海上に建っているという特殊な例であることも含め、幾度となく災害に見舞われてきた歴史があるのです。

    社殿は1207年の火災ではじめて焼失し、以降は廻廊や大国社なども相次いで失い、朝廷や名だたる武将たちによって何年もかけて繰り返し修復が行われました。

    そして大鳥居も例外ではなく、1716年の倒壊を皮切りに落雷や強風によって度々消失しています。2012年には吹き荒れた暴風のため檜皮葺(ひわだぶき)屋根が大きく破損し、約3mほど銅板が剥がれる被害も出ました。

    Photo byAzoreskid14

    しかし特異な構造から天候や海域の変化による災害は予想できたはずで、実は何度も修理することを前提にして建立されたのではないかとも考えられているのです。

    また悲しいことに今は人の手による観光公害が問題になってます。干潮時に鳥居まで行った観光客がご利益の噂から柱に硬貨を差し込むケースが後を絶たず、一時ネットやニュースでも取り上げられ大きな話題となりました。

    硬貨をねじ込んだ際にできた亀裂等で破損や腐食が起き、倒壊の危険性もささやかれるまでに劣化が進みました。歴史ある文化財を傷つけることは犯罪です。みんながやっているから大丈夫という考えは改め、大切に守り伝えていくための行動をとりましょう。

    現在の大鳥居は明治8年に建立されたもの

    朱色の立派な大鳥居は1168年に平清盛によって造営されましたが、今の鳥居は1875年に再建されたものです。崩壊と再生の歴史を繰り返し、現在の鳥居で8代目になります。

    実際目にすれば古来より何度も建て直され多少の変化はあれど、創建当時の構造を忠実に再現できる技術力の高さがいつの時代も変わらずあったことにとても驚かされるでしょう。

    宮島・大鳥居の見所はここだ!

    Photo byFree-Photos

    宮島は見所ばかりですが、絶対に外せないスポットの1つとして挙げられるのは、やはりユニークでたくさんの秘密が隠れている大鳥居です。秘密だらけの大鳥居について知ってから訪れれば、より関心を持っていろいろな目線で楽しめるでしょう。

    重要文化財の中で日本一大きな木造の鳥居

    Photo bycegoh

    宮島・大鳥居は遠目からでも迫力が感じられるほどで、大きさは重文指定を受けている木造の鳥居で1番の規模を誇ります。高さは高層ビル4~5階辺りに相当する16.6mで、左右の柱の間は10.9m、重さは約60tとかなりの大きさです。

    主柱となる左右2本は天然のクスノキで、太さ約3.6mの樹齢500年以上の古木が使用されています。そして2本の柱を支える合計4本の脚にはスギが用いられています。

    全国でも特に重要な位置付けにある木製の三大鳥居は、厳島神社を含め三重県・伊勢神宮、奈良県・春日大社となります。宮島・大鳥居以外にも石などの材質や地域別など様々なジャンルで鳥居がランク付けされているので、観光時の見所と捉え訪れてみてはいかがでしょうか。

    大鳥居の屋根は東側と西側でモチーフが異なる

    Photo by pang yu liu

    大きさと構造の不思議さに目が行きがちな宮島の大鳥居ですが、よくよく観察しなければ気が付かない秘密が隠れていたりします。屋根が付いている「笠木」と呼ばれる部分の端にそれぞれ印を確認することができます。

    描かれているマークは「太陽と月」で、朝日が昇ってくる東端に太陽、日没後に姿を際立たせる月は西端に配置されています。さらに太陽のマークがある方角は風水上良くないと言われる鬼門にも当てはまり、鳥居によって悪い気を封じ込める役割もあるようです。

    神の居つく島といわれるだけあり、所々でどこか浮世離れしたような神秘性を感じられます。宮島では大鳥居以外にも太陽と月が見られるので、ディープな見所の1つとしてぜひ探してみてください。

    宮島・大鳥居の構造の秘密

    Photo by tantan_haikyo

    観光で宮島を訪れる時に厳島神社の見所として大鳥居を見学すると思いますが、長年海水に浸かっていて何故腐食しないのか、倒れることはないのかなど疑問は多いことでしょう。

    海に建っていても平気な秘密は、高い技術料を駆使した鳥居の構造にあるのです。構造の秘密を1つ1つ紐解いていけば大鳥居の魅力や歴史的価値をより認識することができ、旅行がもっと有意義な時間になること間違いなしです。

    宮島・大鳥居は鳥居自身の重みで立っている

    Photo byPavlofox

    宮島の大鳥居は「両部鳥居(りょうぶとりい)」と呼ばれる様式で、主柱を支える「稚児柱」が付いている構造が特徴です。両部鳥居が建っている寺社は全国にたくさんありますが、宮島の鳥居は他ではあまり見られないとっておきの秘密を持っています。

    通常鳥居は根元を埋めたりして固定しますが、なんと宮島の大鳥居は全く固定されておらず自重で建っているのです。ただ何も施されていないわけではなく、鳥居の柱部分の地盤を「松杭」と「花崗岩(かこうがん)」で強化はされています。

    Photo byFree-Photos

    さらに笠木とそれを支える「島木」の中に大量の石が詰め込まれており、満潮時の大鳥居の自立を助けています。何れも1本の木をそのまま使用しているわけではなく、ボックス状に組み立てたものに約7t分の重しを入れた構造になっています。

    創建後しばらくは天然の1本木を使っていたそうですが、近代になるにつれ巨木が見つからなくなり、現在の箱型構造になったと言われています。

    満潮時には浮いていることもある

    Photo byPublicDomainPictures

    柱が埋まっていないため海面が高くなる満潮時や海が荒れて波が高い日は、いくら重さがあっても浮くことがあるようです。しかし浮くことは水圧を外に分散させるメリットがあるので、倒壊を防ぐためにも必要な構造と言えます。

    柱が固定されていない秘密を知ってから見れば、干潮・満潮時にかかわらず絶妙なバランスを保ちながら建っている大鳥居に驚かされることでしょう。

    宮島・大鳥居の干潮満潮時の違い

    Photo by2990108

    大鳥居の建っている場所は浅めの浜なので干潮・満潮の時間帯によって見える風景も見所です。水位250cm~満潮で海にそびえる大鳥居を見ることができます。そして100cm~干潮で歩いて鳥居に向かうことが可能です。

    干潮・満潮を迎える時間帯はいつ?

    Photo byFree-Photos

    宮島の干潮・満潮の時間帯は日によって大きく違うので、観光プランに余裕がない人は特に注意が必要です。干潮・満潮は大体12時間おきに2回ずつ訪れます。例えば1回目の干潮が午前4時だった場合、次に起こるのは夕方4時ごろということになります。

    何れもしっかりと時間が知りたい場合は、宮島観光協会のHPに掲載される「年間潮汐・潮見表」をチェックしてからプランを立てるとスムーズでしょう。

    満潮と干潮両方の大鳥居を体験したい人は1日宮島に滞在するか、泊りがけで2回に分けて訪れるなどの工夫もしてみてください。

    干潮時には大鳥居を間近で見られる!

    大鳥居の姿を間近でじっくり鑑賞したい人は水が引いている干潮の時間帯を狙って訪れましょう。先に述べた太陽と月の印や柱の太さ、巨大さを実感できるチャンスです。また大鳥居の秘密の1つでもある「扁額(へんがく)」も確認することができます。

    扁額は鳥居の中央にあり、神社の名前が書いてある表札のようなものです。実は神社側を向いているものと逆側とでは書いてある文字が異なります。現在前者には「伊都岐島神社」、後者には「嚴嶋神社」とありますが、時代によって書かれていた文字は違っていました。

    厳島神社は時代ごとに神様が変わっていたことや、万葉仮名と呼ばれる平安期に使われていた文字で書かれていることから平清盛が造営を行った証拠だなど、秘密が様々な説を呼んでいるようです。

    満潮前後には海に浮かぶ神秘的な姿を眺められる

    満潮近くで海水が満ちている状態ならば水面に揺らぐ幻想的な大鳥居を見られますし、天気の良い日は完全に水が引く前で波がなければ、まるでウユニ塩湖のような鏡張りの景色を目にすることもできるでしょう。

    しかし残念ながら2020年2月現在、大鳥居は大規模修復の最中であり間近で姿を拝むことができません。ですが逆に一生に1回あるかないかの見所と考えれば特別な経験とも言えるでしょう。

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    宮島・大鳥居の楽しむ方法をチェック

    Photo byStockSnap

    宮島の大鳥居は陸上から眺める以外にも、海に建っているからこそ可能な楽しみ方があります。訪れるまでの過程すべてで大鳥居を満喫できるよう工夫されているので、貴重な体験ができること間違いなしです。そんな宮島・大鳥居の変わった楽しみ方をご紹介します。

    JR宮島フェリーでは海を渡りながら大鳥居を眺められる

    宮島行きフェリーを出している「JR西日本宮島フェリー」では大鳥居横を通って宮島へ向かう「大鳥居便」が毎日運航しています。通常の航路よりも大きく迂回するルートで、大鳥居に大接近できるだけでなく、なんと厳島神社社殿も正面に捉えることができるのです。

    鳥居を手前に神社全体を写真に収められる見所として大変な人気を博しています。運航時間は午前9時10分~夕方4時10分の間ですが、波の状態や天候によっては鳥居に接近するルートは避ける場合もあるので気を付けてください。

    船で大鳥居をくぐる!

    フェリーで大鳥居に接近するだけでなく、満潮前後に小型船で鳥居の下をくぐれるツアーも開催されています。宮島遊覧観光が運航している「ろかい舟」は昔ながらの手漕ぎ舟で、海上から五重塔や神社など各見所を約20分かけてゆっくり観覧できると人気です。

    大人1000円・小人は500円で乗船できます。しかし運航日に関しては、天候が良好かつ潮位の高い日のみの不定期なので注意が必要です。干潮時以外でも日によって運航時間も変化するので、確実に乗りたい場合は会社のHPをチェックしてから訪れましょう。

    ナイトクルーズもおすすめ

    Photo byKanenori

    厳島神社・大鳥居をはじめ、参道の石灯籠など各所で日没~午後11時まで毎日ライトアップが行われています。美しく照らし出された文化財を海上から眺めたい人にはナイトクルーズがおすすめです。

    アクアネット広島が運航している屋形船6便が午後5時55分~9時15分の間で毎日出ています。必ず出航2時間前までに予約が必要で、賃料は大人1600円・小人800円となっています。昼間の賑やかさがなくなる夜の宮島は静かさも相まって、より神秘的に映ることでしょう。

    宮島・厳島神社へのアクセス方法

    宮島のある廿日市までのアクセス方法は車や電車での移動が可能ですが、本州から離れた位置にあるので最終的には船に乗ることになります。

    フェリーに車を乗せることもできますが料金が割高な上、島内の見所周辺には駐車場がありません。宮島内への車のアクセスは避けたほうが無難でしょう。

    車でフェリーの出ている「宮島口」まで行くには何れも山陽自動車道を使います。高速からバイパス広島岩国道路に乗り換え、関西・東京方面の場合は廿日市IC、九州方面は大野ICでそれぞれ降りてください。その後国道2号線を10分ほど走れば目的の宮島口に着きます。

    Photo byjonbonsilver

    車のアクセスで注意が必要なのは、特に観光シーズンに駐車場が空いていないことです。午前中に満車になることも少なくないので、交通事情も加味して日程や観光プランを決めましょう。

    そして宮島口まで電車でアクセスする場合はJR山陽本線を使うか、広島電鉄の路面電車に乗るかの2パターンあります。所要時間はJRでは広島駅~宮島口駅で約25分、路面電車は広電広島駅~広電宮島口駅までで60分です。

    また広島には空港もあるので飛行機で到着後、空港バスやリムジンバスを利用し主要駅まで行くこともできます。

    宮島口からフェリーに乗る

    宮島口~宮島へ渡るフェリーは2社が運営しています。どちらも宮島までの乗船時間は約10分です。まず1社目は大鳥居便が名物のJR西日本宮島フェリーで、ななうら丸・みやじま丸・みせん丸の3隻が毎日運航しています。

    それぞれ800人収容可能で、普通車も6~15台積めるようになっています。通常時は朝6時~午後10時までの営業ですが、繁忙期のコアタイムには午前9時~午後4時の間は10分間隔と短い時間で運航しています。運賃は往復で大人360円・小人180円です。

    そしてもう1つの運営会社は「宮島松大汽船」で、安芸・宮島・厳島・カーフェリーの第2みやじまの4隻が稼働しています。

    定員数もJR西日本宮島フェリーと同様に800人で、カーフェリーのみ700人収容で大型車が最大12台積載可能です。運賃も先述の料金と同じですが、運航時間に関しては午前7時~夜8時まででJRのフェリーより短くなっています。

    フェリー乗り場からは徒歩でいける

    Photo byMabelAmber

    宮島桟橋に到着後、厳島神社までは徒歩でアクセスできます。島自体は道もわかりやすく整備されていますが、遠目でも目立つ大鳥居をランドマークにして歩くと迷わなくて済みます。

    飲食店や土産物屋が建ち並んでいる表参道商店街を抜けると狛犬と石造りの鳥居が見えてくるでしょう。あとは海側に沿って進めば参拝者入り口に到着します。所要時間はだいたい10~15分ほどです。

    住所 広島県廿日市市宮島町1-1
    電話番号 0829-44-2020

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    宮島・大鳥居の見所をおさえて厳島神社を満喫しよう!

    Photo by cyesuta

    宮島は厳島神社の大鳥居以外にもアクティビティやグルメなども楽しめる魅力と見所満載のスポットです。歴史や文化、自然と構造物が見事に調和した日本を代表するにふさわしい一大観光地と言えるでしょう。

    るるいえ
    ライター

    るるいえ

    小学生のころから旅行と文化財を愛してやまない、るるいえです!行きたいところ、見たいものがあれば1人でどこにでも行きます。最近は刀剣にはまっているので、暇があれば博物館や関係地各所を巡っています。皆さんのお出かけの助けになるような情報を発信できればと思っています!

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