姫路の一度は行きたいおすすめ祭り特集！人気の播州秋祭りもご紹介！

兵庫県の姫路市は、白鷺城の名で知られる姫路城など、全国でも人気の観光スポットです。そんな姫路とは、どういったところなのでしょうか？姫路で絶対に外せない観光スポットをご紹介します！

兵庫県姫路といえば、なんといっても姫路城は外せません！姫路城は、日本で最初の世界遺産にも登録されており、さらに国内に5つしかない国宝の天守閣を有しています。「白鷺城」とも呼ばれる、白鷺のような美しい姿で人気の観光スポットです。

そんな姫路城と一緒に見たいのが「好古園」です。映画「るろうに剣心」など数多くの映画やドラマのロケ地にも使用されている「好古園」では、美しい日本庭園を見ることができます。また、裏千家家元の千宗室氏が設計・監修した茶室など、ホッと一息つける癒しの空間です。

もう一つ姫路城近くでおすすめの観光スポットが、「姫路市立動物園」です。1951年に開園した「姫路市立動物園」は、今も当時の姿を残す昔ながらの動物園です。もちろん動物もいいのですが、姫路市立動物園でおすすめなのが桜です！

ケサラン、パサランと呼ばれる江戸時代より縁起物とされる桜が見られる、姫路の隠れお花見スポットなんです。さらに、園内を通う内壕からは姫路城をみることもできます。美しい姫路城と桜が望める、おすすめの撮影スポットです。

姫路にはまだまだ訪れたいスポットがあります！明治時代に建てられた旧陸軍兵器庫を改装した「姫路市立美術館」は、当時の貴重な建物と絵画作品を鑑賞することができます。美術館では、モネやピサロなどの近代フランス絵画の作品を常設展示で見ることができます。

「書寫山圓教寺」は、966年に創建された姫路でも歴史のある格式高い寺院です。1000年以上もの歴史がある「書寫山圓教寺」には、摩尼殿や大講堂など貴重な建物が多くあり、境内には神聖な空気が流れます。

そんな「書寫山圓教寺」は、映画「ラストサムライ」などの映画やドラマのロケ地にも使用されている、全国的にも有名なお寺です。境内にある樹齢700年以上になる杉をかたどったバームクーヘン「書写 千年杉」は、お土産にも大人気です！

ちょっと変わったスポットとしては、「あずきミュージアム」がおすすめです。全国的にも有名な和菓子店「御座候」が運営する「あずきミュージアム」は、小豆に関する歴史や原料などについて学ぶことができる、他にはないあずき専門のミュージアムです。

館内では、小豆を使用した料理が作れる調理体験や小豆を使用した料理が食べられるレストラン、工場見学などができます。出来たてのあんこを使用した、工場ショップ限定の「あずきソフト」など、ここでしか味わえないグルメもあります！

まだまだ見どころ満載の姫路ですが、その土地ならではの祭りも観光に人気です。一斉に約2000人が播州音頭を踊る「総おどり」が見どころの「姫路お城まつり」、夏の暑さも忘れる涼やかな「姫路ゆかたまつり」など、個性的な祭りがたくさんあります。

そんな姫路の祭りの中でも、最も熱く、おすすめの祭りが「播州秋祭り」です。今では世界的にも有名な「播州秋祭り」について、その魅力をご紹介します！

数ある姫路のお祭りの中でも「播磨秋祭り」は一度は見たい、おすすめのお祭りです。豪快な屋台、地域ごとに異なる掛け声、さらに迫力ある神輿どおしのぶつけ合いで有名な「けんか祭り」など、全国の祭りの中でも勇壮で熱い祭りとして知られています。

国内のならず海外からも観光客が訪れるほど人気の「播磨秋祭り」とは、どういったお祭りなのでしょうか？「播磨秋祭り」について、見どころや開催日程について、まとめてご紹介します！

「播磨秋祭り」とは、播州地方で行われる大小さまざまな秋季例大祭の総称をいいます。10以上の寺社で行われる播磨秋祭り。その見どころは、豪快な屋台と氏子たちの熱気です。

また屋台の形や掛け声、しきたりは各地によって異なり、各神社によって特色ある祭りが執り行われるのも播磨秋祭りの特徴です。一年をかけて祭りの準備をするなど、その力の入れようがうかがえます。

ところで「播州」とは、どの地域のことを指すかご存知でしょうか？そもそも「播州」とは江戸時代までの地域の呼称で、現在の兵庫県の一部がそこにあたります。

忠臣蔵にも登場する「播州赤穂」という名で聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。ちなみに、「播磨秋祭り」の「播磨」と「播州」は同じ意味です。

播州秋祭りは、10月の約一か月かけて行われます。日程や開催時間は神社によってそれぞれ異なり、1社につき1日～2日の日程で順番に行われます。観光で訪れるさいは、目的の祭りの日程や開催時間を事前に調べてから予定を組むようにしましょう。

姫路で1年の中で最も盛り上がる播州秋祭り。そんな播州秋祭りの中で、特におすすめなのが「灘のけんか祭り」です。テレビなどでも度々紹介されているので、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか？

神輿をぶつける激しい祭りの様子は、今では世界的にも有名な姫路を代表する人気の祭りです。播州秋祭りでは絶対に外せない「灘のけんか祭り」の、歴史や見どころをご紹介します。

「播州秋祭り」の一つ「灘のけんか祭り」は、松原八幡神社で執り行われている祭りです。関西三大祭りの一つとしても知られており、別名「灘祭り」「妻鹿のけんか祭り」といわれています。

毎年10月14日、15日の2日間の日程で行われる「けんか祭り」は、なんと約15万人の人が訪れる姫路で最も有名な祭りです。重要無形民俗文化財にも指定されており、現在では海外からも注目を集める「灘のけんか祭り」ですが、その起源はご存知ですか？

「けんか祭り」の始まりは、南北朝時代といわれています。戦争が絶えなかったこの時代、ある時松原八幡神社が戦火により焼失してしまいました。これを知った、この時播摩の地を支配していた赤松氏が神社を再建、その竣工を祝ってお米200俵を寄進しました。

これを喜んだ7村の氏子たちが、寄進された米俵を担いで御旅山まで行列したのが、「灘のけんか祭り」の起源とされています。現在でも、けんか祭りはこの時の旧7村によって運営されており、神輿を担ぐ「練り番」を毎年順番に執り行っています。

姫路でおすすめの「けんか祭り」の最大の見どころが、神輿を激しくぶつけ合う「練り合わせ」です。2日目の日程に行われる「練り合わせ」は、練り番の氏子たちにより、三基の神輿を高く持ち上げてはぶつけ合う迫力ある祭りです。

三基の神輿は、「一の丸」は40代、「二の丸」は30代、「三の丸」は20代とそれぞれ年齢別に分かれています。お互い神輿をぶつけ合い、相手の神輿に乗せれば勝ちです。

この「練り合わせは」、もともと神功皇后が新羅からの帰途、白浜海岸で船に付いた貝をこすり落とした故事にちなんでおり、神輿を激しく打ち合わせるほど神慮にかなうとされています。

過去には死亡事故なども起きるほど激しい「灘のけんか祭り」は、「天下の奇祭」とも呼ばれるほど、他にはない荒々しい祭りです。観光をするさいは、十分注意をして見学するようにしましょう。

魚吹八幡神社で執り行われる「ちょうちん祭り」は、幻想的で勇壮な祭りとして人気の「播州秋祭り」の一つです。激しい「けんか祭り」とはまた違った、美しい祭りが楽しめます。

「ちょうちん祭り」は、その名の通り、約3メートルもの提灯を練り合わせる祭りです。毎年10月21日、22日の日程で行われる「ちょうちん祭り」では、初日の宵宮の提灯行列、楼門前と境内参道で繰り広げられる宮入前の提灯練りが見どころです。

夜の暗闇の中、光の波のように揺れる「宵宮の提灯行列」は、幻想的で美しい光景です。それが一変、楼門前にさしかかると、提灯が壊れるほど互いにぶつけ合う「提灯練り」が始まります。竹を激しく打ち鳴らす音、さらに若衆の叫びがあたりを取り巻く、勇壮な光景へと変わります。

「ちょうちん祭り」でもう一つ見どころなのが、「本宮の屋台練り」です。ここでは何といっても、美しい屋台が見どころです。重厚な漆屋根、彫刻、幕の刺繍など、細部にまでこだわって作られた美しい屋台が見られます。

「チョーサー」という独特な掛け声とともに18基の屋台を浮かせながら練り歩く、勇壮華麗な練り物です。「奇祭」ちょうちん祭りは、けんか祭りと並ぶ播州秋祭りでもおすすめの祭りです。

提灯の美しい光景が見どころの「ちょうちん祭り」。その起源は、三柱の祭神が乗り移った3基の神輿が、御旅所（神様が休憩する場所）に渡る道中にと提灯を差し出したのがはじまりとされています。それが戦後になり、徐々に過激になったといわれています。

そんな「ちょうちん祭り」は、兵庫県指定重要無形民俗文化財にも指定されている貴重な歴史的祭りです。屋台など全部で23台という、播州でも最大級の氏子数を誇る「ちょうちん祭り」は一見の価値ありのおすすめの祭りです！

姫路の播州秋祭りで特に知られているのが、「灘のけんか祭り」「ちょうちん祭り」です。しかし播州秋祭りにはこの他にも、まだまだおすすめの祭りがあります！

浜の宮天満宮で毎年10月8日、9日の日程で行われるのが、「浜の宮天満宮秋季例祭」です。五穀豊穣を祝う神事として江戸時代に始まったこの祭りは、毎年多くの観光客が訪れる人気の祭りです。

そんな「浜の宮天満宮秋季例祭」の最大の見どころが、「台場差し」です。姫路市重要無形民俗文化財にも指定されている「台場差し」とは、選ばれた24人の「差し手」が、放り上げた屋台を受け止め、高く差し上げるという大変豪快な祭りです。

重さ1トンにもなる屋台を、「サイバテチョーサー」の掛け声とともに放り上げます。差し手により受け止め、高く差し上げた屋台は、太鼓の音で測りながら何分上げられていたかを競います。浜の宮天満宮でしか見られない、特徴的な屋台の飾りも必見です！

「恵美酒宮天満神社」で行われる播州秋祭りが、「恵美酒宮天満神社秋季例祭台場練り」と呼ばれる祭りです。毎年10月8日、9日の日程で行われるこの祭りは、姫路市重要無形民俗文化財にも指定されています。

その祭りは独特！祭りが最高潮に盛り上がる「台場練り」では、豪華に装飾された8基の屋台を、なんと80人の担ぎ手が担ぎます。さらに屋台の下の練り子たちが、屋台を手を放し押し上げしながら練り歩きます。

練り子が手を離した瞬間のハラハラは何とも言えません。豪快な荒業の「台場練り」は、まさに命がけ！豪華絢爛な屋台と他にはない豪快なパフォーマンスで人気の祭りです。

大塩天満宮では、兵庫県の重要無形民俗文化財にも指定されている「毛獅子の舞」が人気です。獅子どころとしても知られる播磨では、獅子を奉納する神社が多くあります。その中でも大塩天満宮の獅子舞は、全国にも知られた人気の祭りです。

大塩天満宮の獅子舞は、全身真っ黒な毛に覆われた特徴的な獅子をしています。これは、通常行われる神楽獅子とは異なり、野獅子を表現しています。その重さは頭で5キロ、かやは15キロにもなります。

全8地区からなる8頭の獅子は、笛や太鼓、掛け声とともに、それぞれの地区ごとに特徴的な舞をみせます。その舞は、まさに豪快！黒い毛を振り乱す姿は、まるで生きているような圧巻の舞です。

10月14日、15日の日程で行われる大塩天満宮の播州秋祭りでは、6台の屋台による迫力ある練り物も見どころです。ここでしか見られない、独特な獅子舞は一度は見ておきたい祭りです。

国内のみならず海外からも多くの観光客が訪れる播州秋祭りは、姫路で最も盛り上がりをみせる祭りです。迫力ある「灘のけんか祭り」、幻想的な光景が見られる「ちょうちん祭り」など、全国的にも珍しい祭りがたくさんあります。秋は姫路の祭りを満喫しましょう！