山鹿伝統の灯籠まつりをご紹介!幻想的な千人灯籠踊りって?

山鹿伝統の灯籠まつりをご紹介!幻想的な千人灯籠踊りって?

九州の熊本県山鹿市で、毎年夏に開催される「山鹿灯籠まつり」をご存知でしょうか。一番の見どころは、なんといっても頭に灯籠をつけた女性1000人が踊る「千人灯籠踊り」です。今回は、たくさんの見どころがある山鹿灯籠まつりを紹介します。

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記事の目次

  1. 1.山鹿灯籠まつりとは?
  2. 2.伝統工芸品「山鹿灯籠」を知ろう
  3. 3.山鹿灯籠まつり1日目の見所
  4. 4.山鹿灯籠まつり2日目の見所
  5. 5.山鹿灯籠まつりはこうやって楽しめる!
  6. 6.山鹿灯籠まつりへの行き方
  7. 7.山鹿灯籠まつりで素敵な夏の夜を過ごそう!

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山鹿灯籠まつりとは?

フリー写真素材ぱくたそ

そもそも「山鹿灯籠」の起源は、九州を巡幸していた第12代景行(けいこう)天皇が、濃い霧に行く手を阻まれ立ち往生してしまった時に、山鹿の人々が松明の灯りで、道を照らし迎えたことに由来します。

Photo by Hyougushi

それ以来、山鹿の人々は、天皇が巡幸した際の仮宮だった行在所(あんざいしょ)の跡地(現在の大宮神社)に景行天皇を主祭神として祀り、毎年8月に松明を灯して、神事を行うようになったのが「山鹿灯籠まつり」の原形だったようです。

現在の山鹿灯籠まつりに大きく近づいたのは、室町時代に入ってからです。毎年、神事で使われてきた松明は、手すきの和紙で作られた灯籠に変わりました。

さらに時を経て、金灯籠を頭につけて女性が舞う「山鹿灯籠踊り」が作られ、山鹿灯籠まつりの最大の見どころにもなっている「千人灯籠踊り」に発展したのです。

山鹿灯籠が彩る夏の二夜

Photo by yto

山鹿灯籠まつりは、毎年、8月に2日間かけて行われています。夜になると、淡い光を放つ金灯籠を頭につけた女性たちが「よへほ節」に合わせて、ゆったりと踊る山鹿灯籠踊りで、祭りを盛り上げます。

最大の見どころは、2日目の夜に行われる「千人灯籠踊り」です。1000人の女性たちが、金灯籠を頭につけて、全員が同じゆかたの衣装に身を包み、よへほ節にあわせて舞い踊ります。

1000人の女性たちが輪になって踊る姿は、ゆったりとしていて力強く、目を離せなくなるほどの迫力があります。

伝統工芸品「山鹿灯籠」を知ろう

Photo by Hyougushi

山鹿灯籠まつりには「山鹿灯籠」が欠かせません。山鹿灯籠は「灯籠師」によって、手すきの和紙と糊だけを使い、一つ一つ手作りされます。

一口に山鹿灯籠といっても、その形は様々です。代表的な山鹿灯籠は、女性が頭につけている金灯籠ですが、日本家屋を精密に再現したものや、日本のお城を再現したものなどが、大宮神社に奉納されます。

現在では、毎年およそ30基の山鹿灯籠を奉納します。灯籠師たちは、山鹿灯籠の制作開始の前に大宮神社で4月にお払いを受けて、山鹿灯籠まつりまでに山鹿灯籠を仕上げなくてはなりません。

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山鹿灯籠まつり1日目の見所

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