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福島県の二本松ってどんなところ?
福島県は、東北地方でも南東北と呼ばれています。磐梯山や猪苗代湖などたくさんの観光スポットがあることでも知られています。では、福島県の二本松はご存知でしょうか。二本松は福島県でもあまり知られていない隠れた観光スポットで、古民家や田園風景など日本の原風景が残っています。
二本松は福島県の中央北部に位置しています。東北新幹線の駅がある福島市と郡山市のほぼ中央にあたります。二本松市の年間平均気温は11.0度前後で、寒冷期には最高でマイナス7度近くに下がる日もあります。積雪の多いときは20cm前後の降雪になりますが、県内では比較的穏やかな気候です。
西に安達太良連峰、東に阿武隈山系を望み、中央を阿武隈川が流れています。安達三十三観音には「人も見ぬ 春や鏡の うらの梅」という松尾芭蕉の句碑が残されています。この句碑は元禄5年(1692年)元旦に作られたとされています。句碑からも二本松の長い歴史がよくわかります。
二本松藩の城下町として観光が人気の街
二本松はかつてこの地を治めていた二本松藩の城下町として、ゆかりの観光スポットが人気となっています。二本松城を築城した畠山家にゆかりある菩提寺や、霞ヶ城跡公園周辺には、たくさんの観光スポットが点在しています。歴史やお城に興味がなくても楽しめる観光地です。
お城好きの人ならば、二本松城が東北地方において稀有な存在であることは知るところです。築城は応永21年(1414)、畠山満泰によりこの地に構えられました。
その後、寛永20年(1643)に丹羽光重により入封されました。ここから、二本松藩の居城として明治維新に至ることになります。
このように中世から近世にかけて同じ場所で存続した城跡は珍しく、当時の築城技術の変遷を知ることができる重要な城跡として知られるようになりました。箕輪門から、庭園となる洗心亭や丹羽神社、本丸跡、土井晩翠歌碑、二本松藩自尽の碑など見どころが園内にはぎゅっと詰まっています。
安達太良山や阿武隈川など自然も豊か
二本松市は自然も豊かで、安達太良山や阿武隈川などの観光スポットがあります。安達太良連峰は磐梯朝日国立公園内の南端に位置します。連峰の中には安達太良山、和尚山、船明神山などと約9kmに及んでいます。安達太良山は日本百名山と花の百名山に選ばれているほど美しい山です。
詩人・彫刻家としても有名な高村光太郎の妻・智恵子が出身地である安達太良山を「 阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、智恵子のほんとの空だといふ 」詠んだ「智恵子抄」は有名です。また光太郎自身も「 あれが阿多多羅山、あのひかるのが阿武隈川 」と詠んでいます。