網走観光で魅力的な体験ができるおすすめスポット!ご当地グルメや流氷・監獄も

網走観光で魅力的な体験ができるおすすめスポット!ご当地グルメや流氷・監獄も

オホーツクの海と大自然に恵まれた北海道・網走市では漁業のほか観光業も盛んです。なかでも「博物館 網走監獄」は年間20万人以上の観光客が訪れる一大観光スポットです。この記事では網走観光でおすすめしたいスポットをグルメや体験ツアーの情報を交えてご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.大自然の魅力あふれる網走で観光を楽しもう!
  2. 2.網走ってどんなところ?
  3. 3.「網走・観光」外せない定番観光スポット5選
  4. 4.「網走・観光」おすすめ絶景スポット5選
  5. 5.「網走・観光」人気の体験施設・ツアー5選
  6. 6.「網走・観光」おすすめグルメスポット5選
  7. 7.「網走・観光」おすすめイベント6選
  8. 8.大自然に抱かれた地「網走」に観光に行こう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

大自然の魅力あふれる網走で観光を楽しもう!

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「博物館 網走監獄」であまりにも有名な網走市ですが、オホーツクブルーに輝く海をはじめ極寒の冬に押し寄せる流氷、サンゴ草の群生地・能取湖や野鳥の宝庫・濤沸湖、内陸部に広がる森や畑、網走湖畔の温泉など、大自然の魅力にもあふれており、毎年100万人以上の観光客が訪れています。

自然の壮大さを体感できる観光地・網走

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大自然の魅力あふれる網走には、網走には自然の壮大さを体感できるツアーや施設がたくさんあります。夏はクジラやイルカ、海鳥に出会えるネイチャークルーズ、冬は流氷クルーズが人気です。北海道の大自然をめぐる航空会社のCMのロケ地として有名になった能取岬もここ、網走市にあります。

例年1月中旬から3月下旬には流氷が見られる

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冬のオホーツク海の風物詩・流氷は例年1月中旬から3月下旬にかけて網走や紋別、知床などで見られます。網走のツアーのなかには砕氷船おーろら号で行く「流氷クルーズ」やドライスーツを着用して流氷の上を歩いたり海につかったりする「流氷ウォーク」が盛り込まれているツアーもあります。

網走ってどんなところ?

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網走監獄の囚人によって切り開かれたイメージが強い網走市ですが、古くは2万年前から人類の生活が始まり、3世紀~13世紀には先住民族によるオホーツク文化が花開きました。現在ではオホーツク地方の中心都市として、網走沿岸の漁業や畑作を中心とする農業、そして観光業で栄えています。

オホーツク海に面した海の街

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オホーツク海に面した海の街・網走市では新鮮な魚介類が豊富に水揚げされます。特にはえ縄漁で獲る高級魚「キンキ」や冬の味覚の代表「毛ガニ」、大ぶりながら味わい深い「ホタテ」は網走を代表する海鮮グルメです。オホーツクサーモン(カラフトマス)のザンギ丼もおすすめです。

「オホーツクブルー」

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晴れた日のオホーツク海は「オホーツクブルー」と呼ばれる抜けるような青色に輝きます。これは降水量が少なく日照時間が長いオホーツク地方ならではです。網走ではこのオホーツクブルーをイメージした青いビール「流氷ドラフト」や「流氷カレー」、「流氷飴」などの商品も販売されています。

市内に大小5つの個性的な湖がある

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網走市には能取湖、網走湖、濤沸湖、藻琴湖、リヤウシ湖の大小5つの個性的な湖があります。このうち能取湖や網走湖、濤沸湖は観光地として全国各地からたくさんの観光客が訪れます。藻琴湖ではカキの養殖やシジミ漁が盛んです。リヤウシ湖はアクセスする道路がない、秘境といわれています。

カヌーやボート競技が行われる

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網走湖畔温泉やわかさぎ釣りで有名な網走湖は、夏場のコンディションが良くロングトレーニングも可能であることからボート競技が盛んに行われています。日本ボート協会公認の1000mコースは国体ボート競技の北海道ブロック予選会場にも選ばれています。4月~11月まで可能です。

映画やドラマの舞台としても人気

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網走市は監獄を脱獄しようとする囚人と監獄の看守たちとの闘いを描いたドラマ「破獄」や刑務所のリアルな生活を描いた映画「刑務所の中」など数々の映画やドラマのロケ地として有名です。また能取岬(ドラマ「牛に願いを」、映画「子ぎつねヘレン」)や北浜駅でもよく撮影が行われています。

「網走・観光」外せない定番観光スポット5選

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網走市の南西にある天都山には「博物館 網走監獄」、「オホーツク流氷館」、「北海道立北方民族博物館」など、網走観光で絶対に外せない主要な観光スポットが集まっています。特に「博物館 網走監獄」は数々の映画やドラマ、漫画の題材になった網走市で最も有名なスポットです。

網走観光の際は、JR網走駅(網走バスターミナル)から網走刑務所、網走監獄、オホーツク流氷館、北方民族博物館をぐるっと巡ることができる「あばしり観光施設めぐりバス」がおすすめです(夏季と冬季でコースが違います)。網走観光で外せない定番の観光スポットを5つ、ご紹介します。

「博物館 網走監獄」

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「博物館 網走監獄」は旧網走刑務所の建造物を保存・展示している野外歴史博物館です。東京ドーム3.5個分の広大な敷地内には国の重要文化財に指定されている「舎房及び中央見張所」や「教誨堂」、囚人の過酷な労働を体感できる「監獄歴史館」などたくさんの施設があります。

レンガ造りの正門を抜けると明治時代の官庁建築をそのまま残した重要文化財「庁舎」があり、網走監獄をはじめ樺戸監獄や十勝監獄の囚人たちが果たした北海道開拓の歴史が学べます。庁舎を抜けると「旧網走刑務所職員官舎」があり、当時の看守たちの暮らしが蝋人形で再現されています。

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網走監獄の最大の見どころ「舎房及び中央見張所」は、中央見張所を中心に5つの舎房が接続しているため「五翼放射状房」と呼ばれています。明治45年から昭和59年まで実際に使われていた獄舎は当時としては最新式の技術が用いられ、脱獄を防ぐためのさまざまな工夫が施されています。

網走監獄では蝋人形を使って当時の様子を展示していますが、ここでも昭和の脱獄王・白鳥由栄が脱獄している様子が蝋人形でリアルに再現されています。そのほか、囚人が食事や作業をしている様子も見られます。蝋人形の顔や表情が緻密に作られているので、臨場感にあふれています。

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「監獄歴史館」では開拓時代の囚人たちが過酷な中央道路開削工事に従事する様子をシアターで見学できます。三面スクリーンに映し出される映像と音は圧倒的で、心が揺さぶられるようです。囚人服を着て記念撮影したり、囚人たちがつけていた鉄球の重さを体験したりできるコーナーもあります。

網走監獄の「監獄食堂」では、現在の網走刑務所の食事メニューを再現した「監獄食」が味わえます。麦飯に焼き魚(サンマまたはホッケ)、フキの煮物など、意外と美味しい上に栄養バランスが良いことに驚かされます。網走名物のオホーツクサーモンを使ったザンギ丼もおすすめです。

開館時間は5~9月が8:30~18:00、10~4月が9:00~17:00、年中無休です。お得なインターネット割引券やJAF割引もあります。場所はJR網走駅から国道39号線を経由して車で約7分です。

住所 北海道網走市字呼人1
電話番号 0152-45-2411

「オホーツク流氷館」

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「オホーツク流氷館」は網走監獄の前の道路を車で登ること約5分、天都山の山頂にあるミュージアムです。オホーツクの海と流氷をテーマとしており、真夏でも流氷を体感できる「流氷体感テラス」や、流氷の世界をプロジェクションマッピングで楽しめる「流氷幻想シアター」があります。

常にマイナス15度に保たれている「流氷体感テラス」には本物の流氷が展示されており、実際に流氷に触って楽しめます。また部屋の前に用意されている濡らしたタオルを振り回すと、たちまちカチカチに凍ってその寒さを体験できます。寒さが苦手な人のためには防寒着も貸し出しされています。

Photo by alberth2

「流氷幻想シアター」では流氷が誕生する瞬間やオホーツクの海に流れ着く様子が大迫力のプロジェクションマッピングで楽しめます。また同じ階では流氷の天使・クリオネや風船のようにまん丸なフウセンウオなど北の海に住む生き物たち飼育されており、特に小さな子供たちに大人気です。

1階のショップではクリオネの形をした「流氷王国クリオネグミ」など、お土産物を多数販売しています。ショップに隣接した「カフェ・ド・クリオネ」の「流氷ソフトクリーム」は流氷館に来たらぜひ食べておきましょう。濃厚なソフトクリームに海藻由来の青い塩がふりかけられた絶品です。

開館時間は5月~10月が8:30~18:00、11月~4月が9:00~16:30まで、定休日はありません。網走監獄からオホーツク流氷館までのバスも運行しています。場所はJR網走駅から車で約10分です。

住所 北海道網走市字天都山244−3
電話番号 0152-43-5951

「北海道立北方民族博物館」

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「北海道立北方民族博物館」は網走監獄の前の道路から車で約10分、天都山の頂上の近くにある道立博物館です。北方民族とは北海道のアイヌをはじめサハリン北部に居住するウィルタやニブフ、そのほかロシア沿海州やシベリア、アラスカ、北欧といった高緯度地帯に住む先住民族のことです。

北方民族博物館では、北方民族の衣食住や生業、精神文化、他民族との交易などテーマ別に900点以上の資料を展示しています。北方民族が狩猟や漁猟、植物採集に使った道具や祭祀用の呪具について映像資料や文章で丁寧に解説がついており、北方民族の暮らしぶりが手に取るようにわかります。

北方民族が狩猟に用いたヤリや罠、漁猟に使った舟などは大変迫力があります。また捕まえた動物の皮をなめすナイフや鍋や匙など調理器具も詳しい解説つきで展示されています。

Photo by kntrty

北方民族の衣装のコーナーでは動物の毛皮で作った衣装のほか、アザラシの腸で作られたパーカーやサケの皮をなめして作った靴や小物など、珍しい衣装が展示されています。また民族衣装体験コーナーでは美しいアイヌ文様を施したアイヌの衣装やモンゴルの衣装(デール)を実際に着用できます。

体験コーナーではエゾリスやトナカイの毛皮に触ったり、アイヌの楽器「トンコリ」を演奏できます。また博物館では北方民族に関する各種講座をはじめ、パンケーキ作りやかんじき体験、トナカイのそり体験など各種催し物にも力を入れており、毎週末なんらかのイベントが開催されています。

Photo by kntrty

ミュージアムショップでは北方民族の人々が手作りした、またはデザインを取り入れた魅力的なお土産を販売しています。特にウィルタ刺繍が施されたバッグやコースターは人気があります。北方民族に関する書籍類も多数扱っています。ただしクレジットカードが使えないのでご注意ください。

開館時間は7~9月は9:00~17:00(それ以外の月は9:30~16:30まで)、休館日は2、7~9月が無休、その他の月は月曜日(祝日の場合はその翌日)です。場所はJR網走駅から車で約15分です。網走監獄からオホーツク流氷館、北方民族博物館へ行くバスも運行しています。

住所 北海道網走市字潮見309−1
電話番号 0152-45-3888

「モヨロ貝塚館」

Photo by Kentaro Ohno

「モヨロ貝塚館」は網走川の河口付近にある博物館です。3世紀~13世紀までオホーツク海沿岸で栄えたオホーツク文化の代表的な遺跡である「モヨロ貝塚」から出土した貴重な祭事用の道具や土器、動物の骨などを「住居」、「墓」、「貝塚」の3つのテーマごとに展示しています。

「モヨロ貝塚館」の見どころは、オホーツク人のお墓の実物展示です。オホーツク人の人骨もそのまま展示しており、当時の埋葬の方法や縄文文化との類似点がよくわかります。貝塚から発掘されたアザラシやオットセイなどの動物の骨に実際に触ることができるコーナーもあります。

営業時間は9:00~17:00(11~4月は16:00)まで、7~9月は無休、10~6月は月・祝・年末年始がお休みです。場所はJR網走駅から車で約5分、またはバス停「モヨロ入口」で下車、徒歩約3分です。

住所 北海道網走市北1条東2丁目
電話番号 0152-43-2608

「オホーツクシマリス公園」

Photo byGIJaneDoe

「オホーツクシマリス公園」は網走湖の湖畔にある小さな公園です。シマリス公園では約50匹のシマリスが自然に近い状態で飼育されており、軍手をはめて触れ合うことも可能です。大好物のヒマワリの種を手の上にのせると、たちまちシマリスがわらわらとやってきます。

シマリスがヒマワリの種をどんどん頬袋に詰め込む様子は本当に愛くるしく、思わずこちらの頬も緩んでしまいます。個体差はありますが基本的に人懐こい性格なので、手から直接餌をもらったり肩の上に乗ったりするシマリスもいます。ただし歯や爪は鋭いのでケガをしないようにご注意ください。

開園期間は5月上旬~10月上旬、営業時間は10:00~16:00です。冬季はリスが冬眠するためお休みです。開園期間中、定休日はありません。場所はJR網走駅から車で約15分です。

住所 北海道網走市字呼人352
電話番号 0152-48-2427

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「網走・観光」おすすめ絶景スポット5選

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オホーツクの海をはじめ、遠く知床連山見える丘陵地や畑、湖など、豊かな自然に恵まれた網走には、魅力的な絶景スポットがたくさんあります。なかでも海岸に押し寄せてくる流氷は、網走を訪れたらぜひ見ておきたい絶景です。網走観光の際におすすめしたい絶景ポイントを5つ、ご紹介します。

「能取岬」

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「能取岬」は網走市の北、約12kmのところにある岬です。能取岬の先端には八角形の洋風黒白灯台「能取岬灯台」があります。灯台の向こうは真っ青なオホーツク海が、周囲には乳牛牧場の緑が広がる道東屈指の観光スポットとして知られており、季節を問わずたくさんの観光客が訪れます。

能取岬の魅力は、春夏秋冬を通じての美しい風景です。春、灯台の周辺には、キバナノアマナやエゾエンゴサクなどの自然の花々が咲き乱れ、訪れた観光客を楽しませます。夏は放牧された牛たちが草を食む、なんとものどかな風景が広がります。また能取岬は星空が美しいことでも知られています。

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秋は能取岬周辺一帯が赤や黄色へあでやかに紅葉します。特に隣接した能取湖のサンゴ草の美しさは圧巻で、9月上旬には「能取湖サンゴ草祭り」も開催されます。1月下旬から3月上旬の冬季には海の向こうから流氷が流れ着き、流氷の絶景スポットとしてたくさんの観光客が見物に訪れます。

場所は網走駅から道道76号線を経由して車で約20分です。岬の手前には駐車場(50台)と公衆トイレがあります。公共交通機関がないのでレンタカーまたはタクシーの利用をおすすめします。

住所 北海道網走市字美岬
電話番号 0152-44-5849(網走市観光協会)

「濤沸湖」

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「濤沸湖」(とうふつこ)は網走市の南東にある湖です。海水と淡水が混ざり合う汽水湖で、オホーツク海と湖を隔てる砂州には自然の花々が咲き乱れる人気の観光スポット「小清水原生花園」があります。また古くからアイヌの漁場として知られており、現在でもニシンやチカが水揚げされます。

また濤沸湖はオオハクチョウやタンチョウが飛来する野鳥の宝庫としても知られています。湖岸にある「濤沸湖水鳥・湿地センター」では湖の野鳥を観察できるほか、映像資料を使って野鳥の生態に関する学習ができます。濤沸湖の野鳥と原生花園の花が楽しめる魅力的なツアーも開催されています。

濤沸湖水鳥・湿地センターの営業時間は9:00~17:00、休館日は月曜日です(祝日の場合は翌日)。場所はJR網走駅から車で約20分、またはバス停「白鳥公園入口」から徒歩約5分です。

住所 北海道網走市字北浜203番3地先
電話番号 0152-46-2400(濤沸湖水鳥・湿地センター)

「呼人探鳥遊歩道」

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「呼人探鳥遊歩道」は網走湖に突き出した呼人半島にある遊歩道です。片道約7kmにおよぶ遊歩道にはミズバショウの群生地や野鳥の散策スポットがあり、小鳥のさえずりを聞きながらバードウォッチングが楽しめます。4月中旬~GW頃にはフクジュソウやエゾエンゴサクの花も咲いています。

呼人探鳥遊歩道には必ず双眼鏡を持っていきましょう。春は赤い羽根が魅力的なベニマシコ、夏は配色がユニークなアカゲラやキビタキといった野鳥が観察できます。冬季は冬の渡り鳥の代表・オオワシなどの大型猛禽類や真っ白で可愛らしい姿が一大ブームになったシマエナガを間近で見られます。

利用可能期間は4月下旬~11月中旬、冬季はスノーシューがあれば入場できます。場所はJR網走駅から国道39号線を経由して車で約15分、またはバス停「養護学校入口」から徒歩約3分です。

住所 北海道網走市字呼人
電話番号 0152-44-5849(網走市観光協会)

「フロックス公園」

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「フロックス公園」は海と丘の絶景で有名な観光スポット「感動の径」の近くにある公園です。丘陵地にある公園からは網走湖を一望できるほか、花の季節には約15万株のフロックスが咲き誇り、丘一面をピンクに染め上げます。その美しさから「僥倖の丘」、「天空の花畑」とも呼ばれています。

真っ白なホタテの貝殻を敷き詰めた園内の散策路は輝くばかりに美しく、現在ではSNS映えするスポットとして大勢の観光客が訪れるようになりました。また園内には小さいキウイのようなコクワ(サルナシ)やブルーベリーなども植栽されており、9月下旬ごろからはコクワ狩りが楽しめます。

開園期間は7月下旬から9月上旬まで、開園時間は9:00~16:00です。公共交通機関がないのでタクシーまたはレンタカーの利用がおすすめです。場所はJR網走駅から車で約20分です。

住所 北海道網走市字呼人465
電話番号 0152-44-5849(網走市観光協会)

「北浜駅」

Photo by alberth2

「北浜駅」はJR網走駅から4駅先、オホーツク沿岸にある小さな駅です。旅客輸送の減少に伴い昭和59年に無人駅になりました。往来する列車は1時間に1本という路線ながら、夏はオホーツクブルーに輝く海と空、冬は流氷が見られる魅力的な観光スポットとして毎年多くの観光客が訪れます。

北浜駅は「狙った恋の落とし方。」(中国映画)など多くの映画やドラマのロケ地としても知られています。この映画は中国で大ヒットし、多くの中国人が北海道に訪れるようになりました。駅舎のなかには、こうした観光客が残していった旅のメッセージカードが壁一面に貼り付けられています。

また駅舎隣の展望台は、潮騒の中を走る列車の撮影スポットとして有名です。疲れたら駅舎内にあるレストラン「停車場」で一休みしましょう。北浜駅の場所はJR網走駅から列車で約17分です。

住所 北海道網走市字北浜
電話番号 011-222-7111

「網走・観光」人気の体験施設・ツアー5選

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

大自然の魅力がいっぱいの網走市には、乗馬をはじめわかさぎ釣りやスノートレッキングなど、自然を最大限に楽しめる体験ツアーがたくさんあります。なかでも流氷の海を航海する流氷クルーズは老若男女問わず大人気です。網走観光でおすすめしたい、人気の体験ツアーを5つ、ご紹介します。

「網走流氷観光砕氷船「おーろら」」

Photo by SUMINGYANG photography

網走流氷観光砕氷船「おーろら」は冬のオホーツク海で流氷クルーズを体験できる大型観光船です。砕氷船とは船の重みで水面の氷を割りながら進む船のことで、南極観測船にも同じ仕組みが使われています。おーろらでは海岸に押し寄せた分厚い流氷を豪快に砕きながら湾内をぐるりと一周します。

おーろらの客室は展望デッキと1階客室、2階客室の全3種類です。売店もあります。展望デッキからは迫りくる流氷と砕氷の衝撃が体験できます。運が良ければ流氷の天使・クリオネが海の中で漂っている様子やまん丸ボディが魅力のアザラシが氷の上で昼寝している姿を見かけることもあります。

Photo by cyesuta

1階客室は自由席で、船内から流氷をより間近に見られます。2階客室(先着順)は追加料金が必要ですが、特別席でおーろらが砕氷する様子をよりダイナミックに楽しめます。寒い流氷クルーズのお供には売店の温かいコーヒーがおすすめです。「おーろら限定ビールセット」も販売されています。

営業期間は1月20日から4月3日まで、所要時間は1時間です。海上は極寒なので、厚めの防寒着の着用をおすすめします。乗船手続は道の駅「流氷街道網走」で行っています(乗り場も同じ)。

住所 北海道網走市南3条東4丁目5−1
電話番号 0152-43-6000(道東観光開発)

「網走湖わかさぎ釣り体験」

Photo by Yasuo Kida

「網走わかさぎ釣り体験」は結氷した網走湖で行う人気のアクティビティです。冬になると網走観光協会のほか、多くのツアー会社で体験募集が開始されます。網走湖にテントを設営し、アイスドリルで湖に穴を開けて釣り糸を垂らせば、ものの5分もしないうちにピチピチしたわかさぎが釣れます。

網走湖のわかさぎは入れ食い状態なので、釣りをしたことがない人もその魅力にたちまち虜になってしまいます。体験ツアーでは釣り竿や仕掛けなどがレンタルできるので手ぶらでも参加できます。釣ったわかさぎは天ぷらにして味わいましょう。持ち帰って家で甘露煮にするのもおすすめです。

開催期間は1月上旬~3月中旬まで、時間は8:30~16:00です。駐車場(80台)もあります。場所はJR網走駅から車で約10分、またはバス停「網走観光ホテル前」から徒歩約5分です。

住所 網走市字呼人823-2
電話番号 0152-48-2289(わかさぎ釣り会場)

「スノーシュートレッキング」

フリー写真素材ぱくたそ

「スノーシュートレッキング」は冬場、スノーシュー(西洋かんじき)を履いて山歩きを楽しむ体験ツアーです。特別な技術がいらないので大人から子供まで参加できます(一部急坂をのぞく)。網走では能取半島の森を歩いてオホーツクの海に漂う流氷や氷瀑をを見学するコースがほとんどです。

体験ツアーの魅力はなんといっても、凍てつく森の美しさと迫力満点の氷瀑です。氷瀑とは氷結した滝のことで、寒さが厳しい能取半島ではつららが折り重なったような氷瀑があちこちで見られます。体験ツアーの装備では氷瀑に登れませんが、自然が造りだす造形美に思わず感嘆の声が上がります。

体験ツアーはさまざまなツアー会社で募集していますが、道の駅「流氷街道網走」にある観光案内所でもツアー案内を行っています。ツアーの実施期間はだいたい1月中旬~3月中旬ぐらいまでです。

住所 北海道網走市南3条東4丁目
電話番号 0152-67-5007(道の駅流氷街道網走)

「ガラス制作体験」

Photo by imgdive

網走川の河口付近にある「流氷硝子館」では「ガラス制作体験」ができます。「流氷硝子館」は平成22年に設立した比較的新しい工房で、無害化された廃蛍光灯を原料にしてガラス製品を制作しています。廃蛍光灯で作ったガラスは気泡が多く、薄い青みを帯びているという特徴があります。

体験メニューは「吹きガラス体験」と「トンボ玉体験」、「アクセサリー組立て体験」、「サンドブラスト体験」の4つです。吹きガラス体験では、溶融したガラスを吹き竿で吹いてコップを制作します。洋バシでコップの口を広げる作業が難しいですが、世界に一つだけの自分の作品ができます。

流氷硝子館の営業時間は10:00~17:00、定休日は水曜日です。併設されたカフェ「帽子岩」もこれに準じます。場所はJR網走駅から道道23号線を経由して車で約6分です。

住所 北海道網走市南4条東6丁目
電話番号 0152-43-3480(流氷硝子館)

「乗馬体験」

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

JR藻琴駅の近くにある「網走原生牧場観光センター」では「乗馬体験」ができます。馬産が盛んな北海道には乗馬施設が数多くありますが、森や海、そして真冬の流氷まで楽しめる乗馬体験はここだけです。そのほかセンターにはレストランや子供動物園、パークゴルフ場も併設されています。

乗馬の魅力は何と言っても、馬と一体になって自然を散策する爽快感です。センターの馬はコースを知り尽くした経験豊かな馬ばかりなので、乗馬が初めてという人も安心して乗れます。丘陵地から馬と共に見下ろすオホーツクの海や遥か遠くの景色は圧巻の一言です。冬季には流氷も見られます。

場所はJR藻琴駅から車で約6分です。JR藻琴駅からの送迎も行っています。併設された牧場レストランの営業時間は11:00~21:00まで、12月30日~1月1日はお休みです。

住所 北海道網走市藻琴225番地
電話番号 0152-46-2121(網走原生牧場観光センター)

北海道へ流氷体験旅行に出かけよう!おすすめスポットやツアー・美しい時期は?のイメージ
北海道へ流氷体験旅行に出かけよう!おすすめスポットやツアー・美しい時期は?
北海道のオホーツク海で毎年冬になると見られる流氷は、一生に一度は見たい風景ではないでしょうか。今回は北海道で体験できる流氷のアクティビティやおすすめスポット、流氷が美しい時期についてご紹介します。運が良ければアザラシなどの動物も見ることができます。

「網走・観光」おすすめグルメスポット5選

Photo by Kentaro Ohno

北海道でも指折りの漁港・網走市には、新鮮な魚介類を使った料理を味わえるグルメスポットがたくさんあります。特にオホーツク海の「毛ガニ」や「ホタテ」、高級魚の「キンキ」は網走に来たらぜひ食べておきたい一品です。網走観光の際におすすめしたいグルメスポットを5店、ご紹介します。

「月」

Photo by omoon

「月」は網走市のショッピングセンター「駒場ショッピングタウン」に隣接した回転寿司店です。鮨ダイニングと銘打つ通り、店内にはカウンター席のほか、カウンターBOX席、小上がりBOX席(掘りごたつ)があり、天井の高い、落ち着いた和の雰囲気のなかでゆっくりと食事が楽しめます。

月のおすすめは何と言っても網走産の新鮮な魚介類の数々です。網走産のウニや毛ガニのふんどし、活ホッキなど、オホーツクの海の恵みをそのまま握った魅力的なお寿司は、まさにとろけるような美味しさです。特に一本釣りした網走産の高級魚「釣りキンキ」は白身ながら脂のりもよい絶品です。

営業時間は11:00~22:00、年中無休です。駐車場もありますが観光客にも人気のスポットなので週末は特に混雑します。場所はJR網走駅から道道490号線を経由して車で約15分です。

住所 北海道網走市駒場北5丁目83−27
電話番号 0152-45-3333

「オーベルジュ 北の暖暖 ダイニングルーム 綾」

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「オーベルジュ 北の暖暖 ダイニングルーム 綾」は網走市の主要観光地・天都山にある人気のオーベルジュ※です(※宿泊施設を備えたレストラン)。高台に位置する北の暖簾からは網走湖や網走市街地などの眺望が楽しめます。宿泊客だけでなく日帰りでもシェフ自慢の料理がいただけます。

北の暖簾の客室は明治時代の北海道を思わせるような和洋折衷の趣のある造りで、心の底からくつろげます。東屋のあるガーデンの季節の花々も見どころの1つです。網走湖を一望できる露天風呂や大浴場のお湯は網走湖畔温泉からの汲み湯で、疲労回復や冷え性に特に効能が高いと言われています。

Photo byRitaE

北の暖簾の夕食はオホーツクの海の幸・山の幸をふんだんに使用したフルコースです。「人参ムース生ウニ添え」や「タラバガニのバプール」、「網走産和牛のヒレステーキ」といったフレンチに「ボタンエビのお造り」といった和食を盛り込んだ魅力的な料理は訪れた観光客を魅了して止みません。

また北の暖簾がある天都山にはオホーツク流氷館や北方民族博物館があるほか、網走監獄や網走刑務所、モヨロ貝塚館といった網走を代表する人気の観光スポットも車で約5~10分の距離なので、観光の拠点としてもおすすめです。北の暖簾の宿泊者には、宿泊中の駐車場も完備しています。

なお宿泊・日帰りともには完全予約制なのでご注意ください。ダイニングのほか、家族用の個室やワインBARもあります。場所はJR網走駅から国道39号線を経由して車で約7分です。

住所 北海道網走市字大曲39−17
電話番号 0152-45-5963

「寿し安」

Photo by zenjiro

「寿し安」は昭和31年に開業した老舗の人気寿司店です。網走市の観光スポットから程近い店舗の中は、木製のテーブルや椅子など、落ち着いた和の色調でまとめられています。客席はカウンター席のほかテーブル席や個室、宴会ホールがあり、各種飲み会や忘年会・新年会などに使われています。

寿し安のおすすめは、オホーツク海で水揚げされたネタのみで握った「オホーツク寿司」(10貫)です。網走産のカニやカニの外子、釣りキンキ、ミンク鯨やサロマ湖のホタテなど、オホーツクの海の幸をぎゅっと濃縮したような魅力的なお寿司の数々は、地元民のみならず観光客をうならせます。

営業時間は11:00~13:30、17:00~20:30、定休日は不定休です。駐車場は店舗の裏手にあります。場所はJR網走駅から車で約4分、網走バスターミナルからは徒歩約4分です。

住所 北海道網走市南5条西2丁目
電話番号 0152-43-4121

「季節の旨いものと酒 さわ」

Photo by Shinichi Haramizu

「季節の旨いものと酒 さわ」は網走市の繁華街にある海鮮居酒屋です。青ソイやツブ貝など、オホーツクの新鮮な海の幸を堪能できる「本日のお刺身」やオホーツクで水揚げされた「銀ガレイの西京焼き」といった多彩なメニューとお酒が楽しめることから地元民のみならず観光客からも人気です。

お寿司の他季節の魚介類や野菜の天ぷらも、衣はサクサク、中はホクホクで日本酒とよく合います。和食以外では日替わりのパスタや牛サガリステーキが人気です。「道の駅 流氷街道網走」など観光スポットの近くにあるので、網走観光がてら地場産の美味しい料理を食べたい人におすすめです。

営業時間は月~木17:30~24:30、金・土17:30~26:00、定休日は日曜日です。各種クレジットカードも使えます。場所はJR網走駅から車で約3分、または徒歩約15分です。

住所 北海道網走市南3条東1丁目
電話番号 0152-43-2645

「軽食&喫茶 停車場」

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「軽食&喫茶 停車場」は網走市の人気観光スポット「北浜駅」の駅舎内にあるレストランです。昭和59年に無人駅となった北浜駅を改装してできたレストランからは、オホーツク海の雄大な景色や迫りくる流氷が一望でき、夏・冬の観光シーズンには全国各地から大勢の観光客が訪れます。

停車場のおすすめはホタテの貝殻を模したお皿も魅力的な「ホタテカレー」です。貝柱がゴロゴロ入った洋風カレーは、ホタテの旨味がルーに溶けだした絶品です。そのほか、カニやホタテ入りの「オホーツクラーメン」や目玉焼きハンバーグにご飯と味噌汁がついた「停車場ランチ」も好評です。

営業時間は11:00~20:00、定休日は火曜日です。クレジットカードは使えないのでご注意下さい。座席数は20席と少なめなので、ランチの時間を少しずらして来店するのがおすすめです。

住所 北海道網走市字北浜
電話番号 0152-46-2410

網走周辺の美味しいランチの人気店11選!おすすめのカフェやご当地グルメも紹介のイメージ
網走周辺の美味しいランチの人気店11選!おすすめのカフェやご当地グルメも紹介
網走は、阿寒摩周湖や知床などを始めとする有名な観光地が多く、国内だけでなく海外からの観光客にも人気のエリアです。オホーツク海で獲れる新鮮な魚介類がランチで食べられるお店も人気です。網走周辺の美味しいランチやおすすめのカフェ、ご当地グルメなどを紹介していきます。

「網走・観光」おすすめイベント6選

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オホーツクの中心都市・網走では、夏から冬にかけてさまざまなイベントが開催されます。厳しい冬を楽しむ「あばしりオホーツク流氷まつり」やロマンあふれる「オロチョンの火祭り」など、網走のお祭りはどれも魅力たっぷりです。網走観光の際におすすめしたいイベントを6つ、ご紹介します。

「春の旬まつり 流氷明けのカニキャンペーン」

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「春の旬まつり 流氷明けのカニキャンペーン」は4月下旬から6月下旬にかけて行われるキャンペーンです。これは網走市内に宿泊する、旬まつり参加店で飲食する、などでスタンプを集めると、抽選で流氷明けの美味しい毛ガニが当たるというもので、毎年たくさんの観光客が参加しています。

旬まつりの参加店ではキャンペーン期間中、旬の毛ガニを使った美味しい「網走カニめし」を提供しています。例えば「月」ではカニとイクラ、ウニがのった豪華な「贅沢のっけ鮨」、「寿し安」では「カニ天丼」が味わえます。そのほかカニパスタやカニピザなど洋食や中華もおすすめです。

抽選は道の駅「流氷街道網走」で行われます。スタンプは中央商店街で千円以上の買い物をする、または網走監獄やオホーツク流氷館など市内7カ所のミュージアムに入場することでも集められます。

住所 北海道網走市南3条東4丁目
電話番号 0152-67-5007(道の駅流氷街道網走)

「網走サマーイルミネーション」

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「網走サマーイルミネーション」は毎年7月上旬から8月上旬にかけて行われるイルミネーションイベントです。会場となる網走市文化交流センターでは、市民の手作りによるクジラやイルカなど海の生き物たちや水中トンネル、海賊船といったさまざまなイルミネーションが夏の夜空を彩ります。

もともとは地元の青年団による地域おこしイベントでしたが、次第に協賛企業も増え、網走の夏の一大イベントとして知られるようになりました。期間中はコンサートや花火が行われるほか、ジンギスカンの食べ放題やビアガーデンが毎日開催され、網走市民はもちろん、大勢の観光客が訪れます。

イルミネーションを見るおすすめのスポットは網走川の対岸です。川面に青や赤の光が揺らぎ、一段と魅力的な風景が見えます。網走市文化交流センターの場所はJR網走駅から車で約4分です。

住所 北海道網走市北2条西3丁目
電話番号 0152-43-3704(網走市文化交流センター)

「あばしりオホーツク夏まつり」

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「あばしりオホーツク夏まつり」は毎年7月下旬、3日間に渡って開催されるお祭りです。会場となる南4条通では、笛と太鼓で奏でられる「流氷音頭」にあわせて「流氷おどり」が行われるほか、麦稈ロールを引き合う「麦稈ロール引き大会」やコンサートなどさまざまなイベントが行われます。

お祭りのハイライトは、道の駅「流氷街道網走」特設会場で行われる花火大会です。毎年約5万人が訪れるこの花火大会では、防波堤に沿ってワイドスターマインや二尺玉が次々と打ち上げられ、オホーツクの短い夏を極彩色に彩ります。至近距離で打ち上げらる花火は、その光も音も圧倒的です。

お祭り会場である南4条通りはJR網走駅から徒歩約12分、花火会場である道の駅「流氷街道網走」までは徒歩約21分です。駐車場もありますが、花火大会当日は特に混雑するのでご注意下さい。

住所 北海道網走市南4条通り APT4
電話番号 0152-43-3031(網走商工会議所)

「オロチョンの火祭り」

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「オロチョンの火祭り」は毎年7月下旬、五穀豊穣と先住民族の慰霊を祈願して行われるお祭りです。「オロチョン」※とは、古くはアイヌ民族を含め、サハリンに居住するウィルタ民族やニブフ民族など、北方民族全般を指す言葉として使われていました(※現在では使われていません)。

モヨロ貝塚に代表されるように、かつてオホーツク文化が花開いた網走では戦前から「モヨロ祭り」が開催され、先住民族の慰霊を執り行っていました。戦後、網走に移住してきたウィルタ民族やニブフ民族に儀式についての協力を得て、次第に夏のお祭りとして定着しました。

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「オロチョンの火祭り」では、まずモヨロ貝塚館で採火式が行われます。その後、モヨロ貝塚から道の駅「流氷街道網走」まで松明の行進が行われ、本祭りが行われます。儀式では神と交信できるサマ(シャーマン)が篝火を炊き、太鼓を打ち鳴らし踊りながら祈りを捧げます。

そして燃え盛る篝火とサマを中心に、北方民族の民族衣装を着た人々が楽器を打ち鳴らしながら「清めの踊り」を踊り、先祖の霊を慰めます。松明の行進と清めの踊りには一般の人も参加できます。オホーツクの歴史や文化に興味のある人におすすめしたいお祭りです。

住所 北海道網走市南3条東4丁目
電話番号 0152-67-5007(道の駅流氷街道網走)

「能取湖さんご草祭り」

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「能取湖さんご草祭り」は毎年9月、能取湖で行われるお祭りです。「さんご草」(厚岸草)とは主に寒冷地域に分布するヒユ科の一年草で、秋になると真っ赤に紅葉します。能取湖はさんご草の日本一の群生地として知られており、紅葉の季節を迎えると全国各地から大勢の観光客が訪れます。

お祭りは2日間に渡って開催され、恒例の「ホタテの早剥き大会」や「よさこいソーラン演舞」など、さまざまなイベントが行われます。特に能取湖産の活ホタテや活ツブの即売会は人気があります。また、お祭り期間中はポニーが引く馬車に乗って真っ赤に色づいたさんご草を見学できます。

能取湖さんご草祭りの会場はJR網走駅から国道239号線を経由して車で約17分、またはJR網走駅から網走バス・常呂線に乗車し「サンゴ草入口」で下車、徒歩約4分です。駐車場もあります。

住所 北海道網走市卯原内
電話番号 0152-44-5849(網走市観光協会)

「あばしりオホーツク流氷まつり」

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「あばしりオホーツク流氷まつり」は毎年2月、3日間に渡って開催される冬のお祭りです。流氷まつりではさまざまなキャラクターの雪像や氷像が設置されるほか、「雪上巨大かるた大会」や「流氷輪投げ大会」、「流氷像制作実演ショー」など、冬の網走ならではのイベントが開催されます。

雪像周辺の屋台では、甘酒など温かいドリンクのほか、ツブ串やハモ丼、クジラのけんちん汁といった漁港・網走ならではの魅力的な味が楽しめます。また、併設された物産館ではタラバガニや新巻鮭など網走の特産品がお得な価格で販売されます。会場近くの南4条通でも屋台村が出店します。

あばしりオホーツク流氷まつりの会場はJR網走駅から車で約7分、またはバス停「網走道の駅」下車、徒歩約10分です。開催期間中は第二駐車場から無料シャトルバスも運行されます。

住所 北海道網走市港町5−8
電話番号 0152-44-6111

大自然に抱かれた地「網走」に観光に行こう!

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網走市の観光スポットをいくつかご紹介しました。網走市には紹介した以外にも海と丘の絶景で有名な「感動の径」や260万本のヒマワリが咲く「大曲湖畔園地」など、魅力的な観光スポットがまだまだたくさんあります。大自然に抱かれた網走市にぜひ一度観光に訪れてみてはいかがでしょうか。

dmi30
ライター

dmi30

北海道在住。牛や馬、羊が身近にいる自然豊かな場所で暮らしています。旅行が趣味で、気の赴くまま北海道のあちこちを旅してまわっています。旅先で美味しそうなものを見つけたら、食べずにいられない食いしん坊。宿泊先はホテルよりユースホステルやドミトリーを利用しています。北海道を中心に、素敵な場所や旅先での楽しみ方、グルメ情報などをお届けします。

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