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昔、高知の城下にずる賢く大金を儲ける商家がありました。その家の美しい娘は、親の罰が当たって肌が荒れてしまい、ついには大蛇になってしまいます。娘は家をでて、にこ淵の民家に着き、そこに泊めてほしいと頼みます。
部屋を覗かないでほしいと娘は頼みますが、主人は夜中にこっそりと覗いてしまいます。すると、そこに大蛇がとぐろを巻いているのを見てしまいます。娘はそのままにこ淵に入り、その主になったそうです。
そんな大蛇の伝説に由来して、にこ淵は水神の化身とされる大蛇が棲むところと言われています。周辺の方々に神聖な場所として大切にされているので、マナーを守って、静かに景観を楽しみましょう。入水、飲食、トイレなど迷惑行為は絶対に止めて下さい。
高知にある「にこ淵」の見どころや魅力
仁淀ブルーの由来となっている仁淀川ですが、青く透きとおった仁淀ブルーの水流を、流域全域に渡り楽しめるのが仁淀川の魅力です。なかでも特に美しい清流を体感できる場所といえばにこ淵でしょう。
水の豊富な高知県には数々の滝が存在しますが、滝よりも滝つぼがメイン、さらには湛える水の美しさがメインというにこ淵は、高知の滝の中でも独特のポジションであり、なんといってもそれが一番の魅力だと言えます。
ひと目見ておきたい絶景仁淀ブルーが見られる
美しい娘と大蛇の伝説に由来する神秘的な青い滝つぼがにこ淵です。「仁淀ブルー」の名付け親であり、仁淀川を撮り続けてきたネイチャーカメラマンの高橋宣之氏が、この青こそ仁淀ブルーと言わしめた場所です。美しい仁淀ブルーに出会うことができます。
川底の砂利まではっきりみえるほどの透明度
仁淀ブルーを生む最大の要因は周りを取り囲む四国の山々の大自然です。急峻な地形のため川の流れは速くなり、そのため不純物をあまり蓄えることなく流れるので、透明度が保たれています。
さらに、にこ淵の周辺は険しい山々に囲まれていて、大蛇伝説に由来する滝つぼであるということから、昔から神聖な場所であると言われてきました。
そのため、殆ど人々を近づけなかったので、汚されることなくその美しさを保っているのです。
にこ淵周囲の藻や自然も美しい
夏になるとにこ淵は、川底に藻が繁殖するためエメラルドグリーンになります。水温の低い冬は、藻が繁殖しないため水の透明度が増し、青く輝きます。この青い輝きは4月頃まで見られます。
にこ淵の奥には滝が流れ、透明度のたかい水が湛えられた滝つぼがあります。天気の良い日は、木々の緑と仁淀ブルーが神秘的な光景を作り出し、水神の化身の大蛇がすむ場所との伝説があるのもうなずけます。
天気の良い日、木洩れ日に美しい水が反射し、木立に囲まれた滝と滝つぼ、あたりにある苔むした岩が作り出す自然のコントラストはとても美しく、癒される景色です。
高知にある「にこ淵」のおすすめ見ごろ時期と時間
にこ淵の水の色は、1日の中でも天気や時間によってに変わり、生きているようだと言われることもあります。無色透明の時もあれば美しいエメラルドグリーンに見える時もあり、青く輝く時もあります。
鮮やかな仁淀ブルーが見られる時期は、8月から1月頃と言われています。これは、にこ淵に生息する藻類の状況に由来しています。しかし、この時期以外でもにこ淵の水は濁ることはなく、年間を通して透明な美しい水に変わりありません。
また、おすすめの時間は、天気の良い日の11時から15時頃ですが、にこ淵はちょうど谷底にあたるため、直接日光が差し込むのは、太陽が真上に来た時だけです。
特に日光が淵全体に降り注ぐ正午前後が、最も仁淀ブルーを感じられる時間帯です。朝夕や、天気の悪い日は綺麗に見えません。
年々、認知度と共に観光客が増えていて、時期によっては大変な混雑になる日もあります。しかし、高知観光の際は、是非この絶景を体感してください。