岩手・八幡平に幻のドラゴンアイを見に行こう!見れる時期や行き方は?

岩手・八幡平に幻のドラゴンアイを見に行こう!見れる時期や行き方は?

岩手県・八幡平に現れる幻の「ドラゴンアイ」をご存じでしょうか。奥羽山脈北部・八幡平の山頂付近にある「鏡沼」の雪解けの時期にだけ出現する、神秘的な現象のことを「ドラゴンアイ」と呼んでいます。ここでは幻のドラゴンアイが見れる時期や行き方についてご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.自然現象の奇跡!岩手「八幡平ドラゴンアイ」が美しい
  2. 2.奇跡的な確率!「八幡平ドラゴンアイ」ができるまで
  3. 3.数週間?八幡平「ドラゴンアイ」が見られる貴重な時期
  4. 4.様々な表情を見せる!「八幡平ドラゴンアイ」
  5. 5.八幡平のドラゴンアイを見たらぜひ!周辺の「名湯」へ
  6. 6.息をのむほど美しい八幡平の「ドラゴンアイ」は必見!

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自然現象の奇跡!岩手「八幡平ドラゴンアイ」が美しい

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春が訪れる頃、八幡平ドラゴンアイは現れます。岩手県・八幡平の雪解けの時期にだけ見ることが出来る、ライトブルーの水面と、溶け残った白い雪が環状になって出来る現象で、上から見ると龍の目のように見えることから「ドラゴンアイ」と名づけられました。

ライトブルーの水面が太陽の光を受けて神秘的に輝き、一点の汚れもない真っ白な雪との調和で、言葉が出ないほどの美しい光景が広がっています。元々は厳しい自然環境のため、地元の方にも存在を知られていなかったそうです。

しかし、外国人観光客のSNSによりその存在が広められました。最近はSNSやメディアでもその美しい光景が話題となり、沢山の観光客が訪れるようになりました。

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八幡平ドラゴンアイが現れるのは八幡平にある沢山の沼の中で「鏡沼」だけだそうで、他の沼には出現しません。気温や天気、沼の大きさや水深など、様々な条件が重ならないとドラゴンアイは現れないそうなので、まさに自然が生み出した奇跡と言えるでしょう。

岩手の八幡平ドラゴンアイへのアクセス

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ドラゴンアイのある八幡平山頂へは、岩手県盛岡から1時間半くらいでアクセス出来ます。盛岡までは、東京から東北自動車道を使い、約6時間半で着きます。新幹線の場合は、東京から2時間半でアクセス出来ます。

盛岡から八幡平山頂までは、冬季閉鎖の時期以外は「八幡平アスピーテライン」や「八幡平樹海ライン」を使って、自家用車や路線バスで向かうことが出来ます。

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八幡平山頂に駐車場がありますので、自家用車で訪れた場合は駐車場に車を停めることが出来ます。八幡平山頂から、ドラゴンアイへのアクセスの拠点となるのは、「八幡平山頂レストハウス」です。

「八幡平山頂レストハウス」は休憩コーナーや軽食が食べられるコーナー、また、岩手の地場産品を購入出来るお店もあります。ドラゴンアイだけでなく、食事や買い物がてらレストハウスにも立ち寄ってみることをおすすめします。

途中から「八幡平ドラゴンアイ」までは徒歩

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八幡平山頂レストハウスからのドラゴンアイまでのアクセスは徒歩になります。しかし、約15分ほど歩くと到着しますので、比較的アクセスは簡単です。八幡平山頂レストハウス前の道路から、県境登山口より山頂方面へ向かう遊歩道を5分ほど上がっていくと、鏡沼分岐があります。案内板が立っていますので、矢印で「ドラゴンアイ」と書かれた方向に進みます。

案内板からしばらく歩くと、少し開けた場所に出ます。すると目の前には八幡平ドラゴンアイの神秘的な現象が広がっています。あまりの美しさに言葉を失う観光客がほとんどだそうです。

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八幡平ドラゴンアイが現れるのは雪解けシーズンの頃ですので、案内板から先の道はまだまだ雪が残っています。また山頂付近は気温が低く、地上の温度と15℃もの気温差がありますので、地上の気温感覚で八幡平ドラゴンアイに向かうのは控えた方が良いでしょう。

トレッキングシューズやスノーブーツなどのしっかりした足元と、真冬の装備をして、八幡平ドラゴンアイにアクセスしましょう。用意を忘れた場合は、八幡平山頂レストハウス横の「八幡平パークサービスセンター」で長靴を借りることも出来ます。

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八幡平ドラゴンアイを見てそのまま引き返すのはもったいないので、せっかく時間をかけて訪れたのですから、是非八幡平の自然を思う存分味わうことが出来るトレッキングにも挑戦してみましょう。気温が安定している日ですと、気持ち良くトレッキングを楽しむことも出来ます。

八幡平ドラゴンアイの「鏡沼」の道をそのまま上ると、八幡平の頂上にアクセスすることが出来ます。展望台からは雄大な原生林の景色を見ることが出来ます。展望台から5分ほど歩くと、八幡沼を望む展望台に着きます。八幡沼は八幡平にある火口湖で一番大きい沼です。

また、岩手県の最高峰である岩手山を一望出来る「見返峠」など、八幡平には絶景を望めるポイントが沢山あります。お時間の許す限り、多くの展望台にアクセスすることをおすすめします。

奇跡的な確率!「八幡平ドラゴンアイ」ができるまで

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八幡平ドラゴンアイが出来る「鏡沼」は積雪量の多い、山頂付近にあります。冬の間、雪の中に埋もれていた鏡沼に雪解け水が流れ込み、沼の縁から除々に湖面が現れてきます。沼の中心部は雪解け水が流れ込むのが最後になるので、中心に雪がぽっかり残った状態になります。こうして、龍の目のような姿の八幡平ドラゴンアイが現れます。

更に雪解けが進むと、雪の島の中央部分の雪が解け始めます。水面の黒い色が顔を覗かせたこの状態を「龍の目が開眼した」と言うそうです。

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年によって積雪量や雪解けの状況が違うので、毎年綺麗な環状のドラゴンアイが出来るとは限りません。また、天気や時期などの影響により、地元の方でも毎回見ることが出来る保障はないと言います。それだけに、綺麗な八幡平ドラゴンアイを見られるのは、本当に奇跡だと言えるでしょう。

数週間?八幡平「ドラゴンアイ」が見られる貴重な時期

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八幡平ドラゴンアイを見ることが出来る時期は、5月中旬から6月中旬の中の2週間程度だと言われています。もちろん年によって多少の前後はあります。

八幡平ドラゴンアイを見に行く計画を立てる場合は、八幡平市観光協会の公式HPにある「八幡平自然情報」で、ドラゴンアイの出現情報を確認することをおすすめします。随時八幡平ドラゴンアイの状態が更新されていますので、日取りを決める参考になります。

八幡平ドラゴンアイが出来て消えるまでの約2週間の間に訪れたとしても、天気や気温、雪解けの状況によって、本当に美しい八幡平ドラゴンアイが見られるのは数日間と言われています。

訪れた日が「龍の開眼」の時期に合っていたとしても、天候が悪い場合は景色が見えにくくなり、八幡平ドラゴンアイの姿を見ることが出来ません。よほどの強運がないと難しく、見ることが出来た人は本当にラッキーです。

様々な表情を見せる!「八幡平ドラゴンアイ」

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ドラゴンアイは、訪れた時の状況によって、様々な表情を見せてくれます。まず初期段階には雪解け水が沼の付近に流れ込みます。雪の溶け方は、三日月状になるところから始まります。外側の雪が環状に溶けはじめる時期の水面は黄砂やチリなどが原因で黒くなっています。見方によっては、車のタイヤのような印象を受けます。

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車のタイヤのように見える時期から少し日が経つと、水面がライトブルーに変化していきます。水面が黒く見える原因であった黄砂やチリなどの汚れが、水底に沈殿するためです。水面がライトブルーの状態が、ドラゴンアイの最盛期だと言われていますので、このタイミングで見るのが最適と言えるでしょう。

それから1週間ほど経つと、中央の雪の島が溶けてくる時期に入り、本来の水面が顔を出し始めます。水面が黒目のように見えるので、先ほどお伝えしたように龍が開眼したと言われています。龍の開眼からしばらくすると、ドラゴンアイの形は崩れ始めますが、水面の綺麗なライトブルーの色はより鮮明になっていきます。そして、完全に八幡平ドラゴンアイは終了します。

ドラゴンアイが終了した後も、ドラゴンアイがあった岸寄りの辺りにはまだ雪が残り、ライトブルーの水面はまだ残っています。しかし、中心部は完全に水面が広がる沼になっています。

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このように八幡平ドラゴンアイは変化し、様々な表情を見せてくれます。ですが、再三お伝えしているように、気温や天気によってライトブルーの綺麗なドラゴンアイが続く期間は変化しますので、どの状態がどれだけの期間続くかは、誰にも分かりません。

確実にドラゴンアイを見るなら「気温や天気」が重要

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天気や気温によっても左右されるのは、ドラゴンアイが出来る時期だけでなく、見え方も変わってきます。天気が曇りですと、ドラゴンアイのライトブルーの輝きがくすんだように見え、雪もキラキラしていません。龍の元気がないように見えます。

また、雪解けの季節に入ったとしても、山頂付近の温度が下がると粉雪が舞うこともあります。すると、八幡平ドラゴンアイの周辺はモヤがかかったかのようになりますので、前方の視界が悪く、どこにドラゴンアイがあるのかも分からない常態になります。

特に雪が舞うような日は、足元の状態も更に悪くなり、アクセスに苦労することが予想されます。やはり、ドラゴンアイを見るには、気温が少しでも高く、天気が安定している日にアクセスするのがベストと言えるでしょう。

八幡平のドラゴンアイを見たらぜひ!周辺の「名湯」へ

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ドラゴンアイを堪能した後は、付近の温泉を楽しんでから帰るのはいかがでしょうか。岩手県の奥羽山脈は複数の火山で形成されていますので、温泉が多数湧き出しています。「鏡沼」に近い頂上付近にも、特徴のある温泉があります。温泉とドラゴンアイを組み合わせた旅行プランを、是非計画してみて下さい。

「藤七温泉」

Photo by amika_san

岩手県はもとより、東北最高地の標高1400mに位置する人気の秘湯が、藤七温泉・彩雲荘です。岩手山や、ドラゴンアイのある八幡平を借景に温泉を満喫することが出来ます。泉質は単純硫黄泉で、お湯の色は濃い白濁に少し青みがかっています。浴場の種類も豊富で、混浴露天風呂も5つあります。

露天風呂は、タオルを着用して利用出来ますので、女性でも安心して楽しめるため、人気となっています。混浴が苦手な女性の方は、女性専用露天風呂もありますので、そちらの利用をおすすめします。

たくさんある浴場の中には、湯床が泥になっているものもあり、天然の泥パックを楽しめます。また、24時間利用可能になっているので、宿泊客は自分の好きなタイミングで温泉を堪能出来ます。

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ドラゴンアイの帰りに立ち寄るのであれば、春から初夏のシーズンに訪れるべきですが、藤七温泉だけを目的にするならば、秋の紅葉シーズンに訪れるのがおすすめです。岩手山や八幡平、目の前に広がる景色が赤に染まる姿は絶景そのものです。

ただし、八幡平は10月下旬頃には雪がちらつき始めることがあります。その場合は、状況によって夜間交通規制をしている場合がありますので、彩雲荘を訪れる時は、アクセス状況に気をつけて下さい。

宿泊するのであれば、日の出前の早朝に露天風呂に訪れることをおすすめします。天気が良い時は、岩手山の朝焼けを見ることが出来ます。雄大な岩手山が太陽の光を浴びて輝く姿は、圧巻です。また、季節によっては雲海も出現します。まるで天空風呂に浸かっているような気分を味わえます。

「蒸ノ湯温泉」

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続いてご紹介するのは、八幡平で最古の秘湯「蒸ノ湯温泉」です。300年も前から源泉から湧きつづける豊富な湯量を誇り、露天風呂や野天風呂を含む6つの浴場が完備されています。泉質は単純泉・弱酸性泉で、色は白いにごり湯の源泉かけ流しの天然温泉です。浴槽は優れた耐久性と湿気に強く腐りにくい特徴があるヒバ材を使用しています。

内風呂や内風呂からそのまま進める露天風呂は男女別ですが、屋根のない野天風呂は混浴なので、ファミリーで温泉を楽しむことが出来ます。野天風呂には、枡風呂・樽風呂・岩風呂などの浴槽があります。また、露天風呂でも女性が安心して温泉を楽しめるように、湯あみ着のレンタルサービスもあります。

蒸ノ湯温泉には、地熱を利用して、地面に直接茣蓙を敷いて横になるオンドルも設置されています。のんびりと旅の疲れを癒すことが出来ます。

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蒸ノ湯温泉では、地元の食材をふんだんに使用した「蒸ノ湯式薬膳」を味わうことが出来ます。料理人が旬の山菜や山ぶどう、川魚など地元産にこだわった食材を自ら選び、和洋名問わず様々なジャンルの料理を提供してくれます。

また、旅館の女将自ら厨房に立って腕をふるっています。時折お食事処に顔を出すこともあるそうなので、こだわりの食事や温泉の話を聞くことも出来ます。女将の温かい人柄に惹かれ、ファンになるお客様も多いようです。なお、朝食は和食膳のみの提供です。

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野天風呂ゾーンを通っておよそ30分ほど歩いた先にある「長沼」は八幡平にトレッキングに訪れる方に人気のスポットです。沢山の高山植物を見ることが出来ます。時間に余裕がある時は、是非「長沼」まで足を運ぶことをおすすめします。

息をのむほど美しい八幡平の「ドラゴンアイ」は必見!

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

八幡平ドラゴンアイと、近隣の温泉についてご紹介してまいりました。八幡平ドラゴンアイは、天気や気温など様々な自然の奇跡が生み出した神秘の絶景です。最高のドラゴンアイを見られる時期は、毎年シーズンが始まってからでしか分かりません。

そして、絶対に綺麗なドラゴンアイが見られるとは限らないため、実際に見に出かけた時にどんな姿を見せてくれるのか、スリルも味わうことが出来ます。美しいドラゴンアイを見ることが出来る可能性を高くするには、天気が良く気温も高い日がおすすめです。出かける前は天気をチェックして出かけましょう!

teahoneyop331
ライター

teahoneyop331

食べることが大好きで、旅行に出かけた時はご当地グルメに舌鼓をうつのが楽しみのひとつです。最近はパン屋さんめぐりにもハマっています。

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