栃木県の観光で訪れたいおすすめの滝特集!「おしらじの滝」は人気の絶景スポット

栃木県の観光で訪れたいおすすめの滝特集!「おしらじの滝」は人気の絶景スポット

栃木県といえば日光が有名ですが、実は栃木県日光には素晴らしい滝の名所が豊富なのです。幻想的な「おしらじの滝」や「乙女の滝」に加えて、荘厳な「華厳ノ滝」など絶景の滝と出会うことができます。自然のパワーを感じる滝の名所、栃木県日光をぜひ訪れてはいかがでしょうか。

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記事の目次

  1. 1.栃木は名所の滝が多い!
  2. 2.栃木おすすめ滝スポット:おしらじの滝
  3. 3.栃木おすすめ滝スポット:乙女の滝
  4. 4.栃木おすすめ滝スポット:華厳ノ滝
  5. 5.栃木おすすめ滝スポット:竜頭ノ滝
  6. 6.栃木おすすめ滝スポット:霧降ノ滝
  7. 7.栃木の滝を一度見に行ってみよう!

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栃木は名所の滝が多い!

Photo byPoswiecie

栃木県内には、4つの活火山があります。「那須岳(なすだけ:1917m)」「日光白根山(しらねさん:2578m)」「高原山(たかはらやま: 1794.9m)」に加えて、「男体山(なんたいさん:2486m)」が栃木県内の活火山です。

「那須岳」は「那須連山」とも呼ばれ、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、さらには那須五岳から成る広大な活火山脈です。また「日光白根山」の最高峰は「奥白根(おくしらね)」と呼ばれる溶岩円頂丘(えんちょうきゅう)となっています。

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「高原山」は「日本三百名山」の一つであり、日光国立公園にまたがる山です。「高原山」には「釈迦ヶ岳火山群」及び「塩原火山群」が連なり、栃木県北部に位置しています。「男体山」は「日光富士」とも呼ばれ、山麓に広がる中禅寺湖が大変有名で、日本百名山の一つです。

火山は、噴火により地元住民に甚大な被害を及ぼしますが、また反対に、美しい湖や滝といった贈り物を形成してくれます。栃木県で5つもの素晴らしい滝を眺めることができるのは、火山噴火による自然のプレゼントなのです。

栃木おすすめ滝スポット:おしらじの滝

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「おしらじの滝」は栃木秘境の絶景の滝です。一度目にすれば、もう滝の魅力の虜となってしまうでしょう。関東地方では非常に珍しい「滝壺ブルー」が大人気であり、ぜひおすすめのスポットです。「しらじ」は「壺」を意味します。

栃木県那須塩原地方にある「おしらじの滝」は山奥にあります。コンクリートではない遊歩道が整備されているため、栃木でも最高の絶景を難なく眺めることができます。滝壺から広がる水流は、信じられないほどの美しい青さで、近年は「インスタ映えスポット」として大人気です。

幻のおしらじの滝と呼ばれる所以

「おしらじの滝」の存在は、長い間、地元の人々にも知られることがありませんでした。そこでほんの少数の滝マニアや熱狂的なカメラマンだけの秘密の場所でした。神秘的ブルーの滝壺は、地元の人々にとっては「幻的」な滝だったのです。

また、雨が少ない場合には滝の水量が少ないため、「雨乞いのために祈りを捧げる幻の滝」と呼ばれたり、美しい滝壺ブルーの景観を堪能できるという評判から、「幻の滝」との噂が広まりました。実際「おしらじの滝」に辿り着くと、奇跡的な滝壺ブルーの絶景が広がっています。

不思議なパワースポットと呼ばれる

自然の不思議な生命力を目の当たりにすることで、自然の波動が神聖なパワーとなって授かります。そこで滝の魅力は、パワースポットの神聖な場所といった点なのです。火山噴火により伝授された美しい景観は、不思議なまでに一大パノラマとなり、フォトジェニックの煌めきが心に迫ります。

特に「おしらじの滝」の絶景は観光におすすめのスポットです。真っ白な滝が緑の中から流れ落ち、滝壺が信じられないほどのブルーに染まる景観は、身も心も洗われる美しさです。気持ちが落ち込んでいる方も、自然の神秘を眺めれば「生きていて良かった」と思うほどの美景なのです。

人を引き付ける魅力

なぜこんなに奇跡的に美しいのかという感慨が、人々を「おしらじの滝」に引き付ける魅力となっています。この「滝壺ブルー」は何時間眺めていても飽きないでしょう。「おしらじの滝」周辺は栃木県の滝の聖地ともなっています。

あまりの絶景に、単に壺を意味する「しらじ」に崇敬の念が籠り、「おしらじ」と呼ばれるようになったと言われています。「おしらじの滝」は栃木県那須塩原市の南方にあります。那須塩原市には、他にも「滝巡りコース」があり、四季を通して滝の景観を楽しむことができます。

「おしらじの滝」から矢坂市の『山の駅たかはら』に戻り、那須塩原市に向かいます。途中に「山の神の石碑」があり、石碑を通り過ぎて「桜沢」を北に向かうと、「雷霆(らいてい)の滝」「咆哮の滝」があります。

また南方の「スッカン沢」に沿って行くと、スッカン沢最大の名瀑「雄飛の滝」と出会うことができます。また「仁三郎の滝(舞姫滝)」に続き、「素簾(それん)の滝」が待っています。「おしらじの滝」から北方、そして南方に下る滝巡りコースは、「滝のメッカ」と呼ばれます。

矢坂市周辺には、『寺山鉱泉』『赤滝鉱泉』『小滝鉱泉』『コリーナ矢坂』や『ビラ矢坂温泉』など、温泉付きの宿泊施設もあります。そこで、温泉と「おしらじの滝」や、北方から南方の滝巡りコースをゆっくり楽しむことができます。

「おしらじの滝」入口にある『山の駅たかはら』は、矢坂駅から車で40分の所にあります。八方ヶ原・高原山散策の拠点でもあり、観光情報をいつでも得ることができます。施設の中にはお土産店や休憩所、レストランが充実しています。おそばやソフトクリームなどメニューが豊富です。

住所 栃木県矢板市下伊佐野991番地3
電話番号 0287-43-1515

おしらじの滝へのアクセス方法

Photo by Katsujiro Maekawa

秘境「おしらじの滝」の所在地は、栃木県の矢坂市八方ヶ原(はっぽうがはら)です。国道4号線を利用し、栃木県宇都宮市から、まず自家用車かレンタカーで「八坂IC」で降ります。次にJR宇都宮線か、新幹線の「那須塩原駅」を利用して下さい。

「JR矢坂駅」で降車すると、次は20km先の『山の駅たかはら』に向かいます。『山の駅たかはら』までには路線バスがないため、タクシー、レンタカー、自家用車を利用しましょう。『山の駅たかはら』からは遊歩道があります。土で固めただけの遊歩道です。

Photo by khf_fjs

遊歩道からの登山口には「おしはらの滝入口」という標識があります。標識から5分ほど歩けば、憧れの「おしらじの滝」に到着します。観光客には子供から年配の方までおられます。軽装で歩きやすい靴がおすすめです。滝周辺は携帯の電波が届かないため、ルートにご注意下さい。

「おしらじの滝」は当初、それほど有名な観光地ではありませんでした。しかしNHKなどで何回も特集が組まれ、現在では知名度の高い観光スポットとなっています。そこで遊歩道入口に駐車場も完備されています。

滝を観光するベストシーズンは、梅雨明けです。雨が多く降った後は、滝の水量も多くなるためです。また、山奥の滝ですので、登山靴がおすすめです。女性は間違ってもハイヒールは避けましょう。秋から冬は熊が出るため、熊除けの鈴などを持参しましょう。

山道へと入る観光スポットの場合は、汚れてもいいような服装がおすすめです。また、雨上がりなどで、土だけでできた遊歩道が滑りやすいため、歩き慣れた靴で「おしらじの滝」へと向かうのがベストです。

栃木おすすめ滝スポット:乙女の滝

フリー写真素材ぱくたそ

那須連山の西端に位置する「白笹山(しらささやま)」は標高1719mの山です。白笹山から流れる沢名川には、幅約5メートル、落差約10数mの美しい「乙女の滝」を観ることができます。3本に分かれて流れ落ちる、柔らかみのある繊細な滝です。

「乙女の滝」は、季節や折々の水量により、姿が微妙に変わります。「乙女の滝」には伝説があります。いかにも伝説が語り継がれてきたような、美しい女性を連想させる滝です。「乙女の滝」も栃木の滝観光スポットとしておすすめです。

乙女の滝と呼ばれる所以

「乙女の滝」と名付けられた由来は、「乙女の滝」の景観そのものが、優しく美しいために、「乙女の髪のようだ」と言われるようになったとの説や、滝壺に昔、人魚が姿を見せたからとの説もあります。また地元の若い釣り人が滝の上に目の不自由な乙女を見たからとの説もあります。

更には、沢名川の上流には盲目になった乙女が蛇の化身となって棲んでいるとの説もあります。様々な説が「乙女の滝」の名の由来にはあります。柔らかみのある滝の流れが、若い女性の優しさや髪の美しさと結び付いたのではないでしょうか。

マイナスイオンあふれる観光スポット

滝からはマイナスイオンが発生しています。マイナスイオンは自然の中にたっぷりと含まれ、人間の自律神経を整えてくれます。火山噴火により自然と生成された湖や川から流れ落ちる滝には、人間にとって何よりも大切なマイナスイオンに恵まれています。

人間の社会が高生産化するにつれ、プラスイオンが優勢になりました。19世紀にはなかったプラスイオンは、車の排気ガスや工場の煙、汚染された河川や、ごみ焼却の際に発生するダイオキシンなどに含まれます。また、日常生活で普通に口にする食品添加物にもプラスイオンが含有されます。

Photo by uka0310

現代のオフィスでは、昔はなかったパソコンが当然のように使用されています。パソコンに囲まれているオフィスにはマイナスイオンはゼロという結果が出ています。パソコンに一日中向かい合っている会社員は、倦怠感と普通以上の疲労感を覚えます。

マイナスイオンに触れない、囲まれない生活は、人間から自然治癒力や免疫力を奪います。細胞の活性化も鈍り、老化を早めます。そこでマイナスイオンを浴びると、今まで滞っていた血液が浄化され、内臓を丈夫にすると言われます。

自然界にはマイナスイオンが豊富に溢れています。部屋に観葉植物を置いたり、マイナスイオン発生器を置くだけでも、体の調子が整います。更に、週末など時間があれば、滝の観光スポットまで足を伸ばすことがおすすめです。

滝を観ると、豪快な自然の息吹により、爽快感が体に漲り、食欲増進や熟睡などの効果が得られます。滝の周囲は森林や渓谷といった緑です。緑色は人に優しい自然のカラーです。「乙女の滝」のような美しい絶景に触れれば、自然とマイナスイオンに満たされることができます。

乙女の滝へのアクセス方法

フリー写真素材ぱくたそ

「乙女の滝」の所在地は、栃木県那須塩原市板室703です。澄んだ空気と豊かな自然に囲まれた栃木県の絶景観光スポットの前に立つと、心と体がリフレッシュされ、清々しい気持ちに満たされます。体調不良で悩む方へはぜひおすすめの観光スポットです。

電車での「乙女の滝」へのアクセスは分かりやすく、JR東北本線宇都宮線を利用し、「黒磯(くろいそ)駅」で降ります。その後、「那須ハイランドパーク行」バスに乗車し、約45分ほどで「乙女の滝」に着きます。下車した後は徒歩で数分です。すぐに「乙女の滝」の標識が見えて来ます。

車でのアクセスは、東北自動車道「那須IC」で降り、国道369号線を北に進みます。約40分で「乙女の滝」前の駐車場に到着します。「乙女の滝休憩所(現在休業中)」前に駐車場があり、普通車は約20台駐車できます。駐車料金は無料です。

駐車場から下に降りる階段があります。ほぼ30m降りた地点に「観爆台」があり、まるで少女が3人佇んでいるかのような「乙女の滝」を間近で観光できます。「観爆台」からまた更に30mほど降りると、滝壺に到着します。

栃木おすすめ滝スポット:華厳ノ滝

Photo by Kentaro Ohno

栃木県日光で特に有名な絶景スポットといえば、「華厳ノ滝(けごんのたき)」です。1500年前に男体山が噴火し、流れ出した溶岩が川を堰き止めました。そして出来上がったのが有名な「中禅寺湖」です。「中禅寺湖」の湖水が岸壁から流れ落ちるのが「華厳ノ滝」となりました。

雄大で壮観な姿に、観光に訪れた人々が思わず息を飲む迫力の「華厳ノ滝」の下流部には、滝により形成された「華厳渓谷」が続いています。「華やか」且つ「厳格」という言葉を合わせ持つ「華厳ノ滝」は、壮大な絶景そのものの名前となりました。

修学旅行でも訪れる有名な滝

日光は、関東地方の小学生の修学旅行における一大観光スポットです。日光東照宮では徳川家康を神格化し、主祭神と祀っています。また、日光の修学旅行と来れば、「華厳ノ滝」の絶景が必須とされているほどです。

初めての修学旅行では「華厳ノ滝」がすごかったとの感想が、日光東照宮の思い出とともに、いつまでも残る小学生が多いようです。「華厳ノ滝」の水量は、平均して3トンですが、多い時には100トンにもなります。雄大な絶景は、幼い心に深く刻み込まれることでしょう。

高さ97メートルから流れる壮大な絶景

「華厳ノ滝」は遠方からでも目立つほどの大規模な滝です。直下型の真っ直ぐな滝であり、勢い溢れる眺望には「これこそ日本一の滝ではないか」と言われて来ました。そのため、「華厳ノ滝」は和歌山県の「那智の滝」・茨城県「袋田の滝」に並ぶ「日本三大名瀑」となっています。

「華厳ノ滝」は高さ97mの岸壁を、雄大な爆音とともに流れ落ちる壮大さが見ものです。どなたでも観光しやすいようにエレベーターが設置されていますので、ぜひおすすめの日光の美景です。滝壺は4.5mもの深さがあり、スケールの大きさに圧倒されます。

「華厳ノ滝」の滝壺は、糸を引くような繊細で細い「十二滝」に囲まれています。「華厳ノ滝」の圧巻と、「十二滝」の優しさとのバランスが、より滝の景観を引き立てます。「華厳ノ滝」観光では、97mの名瀑をより間近で観られるようにと、エレベーターが設置されています。

「華厳ノ滝」エレベーターは1930年から稼働しています。日光の神舎仏閣らしい屋根が印象的なエレベーターはぜひおすすめです。エレベーターは岩盤を貫いて造られています。店員30名のエレベーターに乗ると、約1分で100m下まで一気に降下します。

エレベーターを降りると、ひんやりと涼しい地下通路があります。長い地下通路ですが、通路を抜けた所に「華厳ノ滝」の観爆台に到着します。2階建ての観爆台からは、豪快な滝の流れや水しぶき、大きな爆音といった「華厳ノ滝」ならではの絶景を堪能できます。

「華厳ノ滝」観光にエレベーターがあるのは嬉しい配慮と言えましょう。「華厳ノ滝」エレベーターは、往復料金で大人500円、小学生330円です。営業時間は季節により異なり、3月~11月の期間は8:00~17:00で、12月~2月の期間は 9:00~16:30となっています。

エレベーターの運行に関しては、季節・気象状況を見合わせる場合があり、時間変更や終日停止となることもあります。「華厳ノ滝」エレベーターには、お電話でお問い合わせできます。

住所 栃木県日光市中宮祠
電話番号 0288-55-0030 

実は機械操作の水量

Photo by Kentaro Ohno

「華厳ノ滝」は、天台宗の「華厳経」が命名の由来とも言われています。「華厳ノ滝」の水量は、すべて自然の力ではなく、実際には機械で操作されています。日本三名瀑のひとつが機械操作と知って、残念がる方もおられるのですが、「華厳ノ滝」の機械操作には大事な役割があります。

「華厳ノ滝」下流には水力発電所があります。台風や洪水などの影響を受けると、滝の水量も増量します。そこで水力発電所の電力をコントロールするため、滝の水量をある程度、自然放出ではなく、機械操作で制御し、人々の生活を守っているのです。

華厳ノ滝へのアクセス方法

日光の名勝「華厳ノ滝」へのアクセスは、電車の場合は分かりやすいルートです。東京駅から新幹線に乗車後、45分でJR「宇都宮駅」に到着します。その後、JR日光線に乗り換え、35分でJR「日光駅」に到着です。

駅から東武バスに乗車し、40分後「中禅寺駅」で降ります。バス停から徒歩5分で「華厳ノ滝」に着きます。車では「浦和IC」から東北自動車道で「宇都宮IC」に向かいます。その後「日光IC」から日光宇都宮道路で「清流IC」方面を走ると「華厳ノ滝」に到着します。

栃木おすすめ滝スポット:竜頭ノ滝

Photo byPoswiecie

「華厳ノ滝」に続いて、日光の秘境で有名な滝が「竜頭ノ滝(りゅうずのたき)」です。男体山の噴火により溶けだした溶岩の上を流れ落ちる豪快な滝で、その長さは210mにも及びます。流れ落ちる岩場は階段状になっており、岩場の幅は10mもあります。

そこで、「華厳ノ滝」のようにまっすぐに流れ落ちるのではなく、岩場にぶつかりつつ落ちるため、「竜頭ノ滝」は「渓流爆」と呼ばれます。岩場の形状と滝の勢いにより、広範囲にしぶきを上げて、緑の渓谷をくねりながら流れ落ちる姿は一大パノラマと言えるでしょう。

奥日光三名瀑と呼ばれる有名な滝

日光の奥地は秘境と呼ばれます。日光は奈良時代後期、栃木県出身の勝道(しょうどう)上人により「二荒(ポタラク)山」として開山されました。「ポタラク」とは梵語の「ポータカラ」に由来します。平安時代に入り、空海が「二荒」を「日光」と改め、今日に至ります。

日光奥地は「奥日光」と呼ばれ、滝の名所と温泉の地です。「日光IC」より国道120号線に入り、「華厳ノ滝」を右に「中禅寺湖」が広がり、「竜頭ノ滝」「戦場ヶ原」から更に北上します。「湯滝」から金精峠、日光湯元温泉が地図上で厳密に言えば「奥日光」となります。

「華厳ノ滝」から奥日光に至る国道120号線は、ドイツ・ビュルツブルグから古城や中世都市を巡る「ロマンチック街道」から名を取り、「日本ロマンチック街道」とも呼ばれ、人々を魅了しています。奥日光では、名瀑である「華厳ノ滝・竜頭ノ滝・湯滝」の三滝がパワースポットです。

日光市街地は標高600mもありますが、奥日光は市街地よりも更に600mの高地にあります。そこで夏でも涼しく、日光市街が雨でも奥日光は晴天ということから、「秘境の地」と呼ばれるようになりました。「中禅寺湖」は標高1200mに位置するため「天空の湖」とも言われます。

近くで迫力の滝を満喫

名瀑「竜頭ノ滝」は、滝壺にある巨大な岩に滝の流れがぶつかって大きく二つに分かれています。滝壺の岩が滝により際立ち、姿が竜の頭に似ていることから、「竜頭ノ滝」と呼ばれるようになりました。階段状の岩場を豪快に流れ落ちる滝は珍しく、「竜頭ノ滝」の壮大さに誰もが息を呑みます。

「竜頭ノ滝」を近くで観るために、滝の横に遊歩道が設置されています。遊歩道は300mです。遊歩道の一番下には『龍頭之茶屋』があり、一番上は橋になっています。階段が遊歩道に設けられているため、高低差が50mですが、比較的楽に、すぐそばでしぶきを上げる名瀑を見学できます。

「華厳ノ滝」から左手に「中禅寺湖」を眺めつつ北上する国道120号線の途中、「竜頭ノ滝」近くに「竜頭ノ橋」があります。滝壺に向かって本流する滝の豪快な音と、緑の自然の中を流れる真っ白な滝の壮観を間近で眺めることができます。

水量も豊富で、激しい滝のとどろきを聞くだけでも、自然の雄大さを感じることができます。遊歩道からでも、滝の姿の迫力に感銘を受けるでしょう。マイナスイオンをたっぷりと浴びて、心身ともにリフレッシュする清々しさを満喫できます。

また「竜頭ノ滝」への遊歩道入口には観音像があり、すぐ左手にお土産・お食事処『龍頭之茶屋(りゅうずのちゃや)』があります。お雑煮におそばやおしるこ、茶菓子など和食中心のメニューです。『龍頭之茶屋』の二階は「竜頭ノ滝」滝壺を真正面から観ることができる観爆台になっています。

観爆台では、すぐ真下に「竜頭ノ滝」の滝壺を眺めつつ、お食事もできます。美味しいメニューに舌鼓を打ちながら、奥日光の名勝「竜頭ノ滝」の雄大な迫力をぜひ間近でご覧下さい。天候や駐車場空き具合が気になる際など、滝の見学詳細は『龍頭之茶屋』へお問い合わせ下さい。

住所 栃木県日光市中宮祠2485
電話 0288-55-0157

竜頭ノ滝へのアクセス方法

Photo byPublicDomainPictures

奥日光名瀑「竜頭ノ滝」の場所は、栃木県日光市中宮祠です。「竜頭ノ滝」へはまず「東武浅草駅」から「日光方面特急快速(東武日光線特急)」に乗車し、ほぼ1時間50分でJR「東武日光駅」に着きます。駅から「東武バス湯元温泉行」に乗車します。

バス乗車約60分で「竜頭ノ滝」停留所に到着します。バス停からは徒歩2分で「竜頭ノ滝」遊歩道入口です。「竜頭ノ滝」バス停の次に「滝上(たきがみ)」停留所がありますが、「滝上」も「竜頭ノ滝」最寄りのバス停です。

車でのアクセスは、まずJR「東武日光駅」から国道120号線で「清滝(きよたき)IC」に向かい、更に「中禅寺湖」方面へ向かいます。「日光東照宮」を右手に進むと「いろは坂」となります。「いろは坂」は第一、第二とありますが、第一を選んで下さい。すぐに「華厳ノ滝」が見えて来ます。

「華厳ノ滝」は「中禅寺湖」の入り口です。「中禅寺湖」を左手に、そのまま国道120号線を進むと、国道と湖に挟まれた「菖蒲が浜キャンプ場」が見えます。更に北上すると、「さかなと森の観察園」が左手に見えます。観察園から左折し、また右折すると「竜頭ノ滝」入口です。

駐車場はお食事処『龍頭之茶屋』の駐車場が利用できます。紅葉の季節などは観光シーズンのため、すぐに満車になります。『龍頭之茶屋』の観爆台は、シーズン時には混雑するため、足元には注意が必要です。

また遊歩道上下にも二つの無料県営駐車場があります。「竜頭ノ滝上駐車場」と養魚場前の「竜頭ノ滝下駐車場」です。駐車場からでも「竜頭ノ滝」の絶景と名瀑ならではの豪快な音が楽しめます。

栃木おすすめ滝スポット:霧降ノ滝

Photo by e_haya

栃木県奥日光で、「霧降(きりふり)ノ滝」も大変美しく、日光三名瀑の一つとされています。日本三大河川である利根川水系に、釣りのスポット「板穴(いたあな)川」がありますが、板穴川の支流は「霧降川」です。「霧降ノ滝」は霧降川から流れる滝です。

江戸時代の浮世絵の名匠、葛飾北斎も「霧降ノ滝」を『下野黒髪山きりふりの滝』と題した作品に遺しています。紅葉の季節に、枝分かれしながら流れ落ちゆく渓流の、留まらない変化を絶妙に描いた作品です。葛飾北斎は間近で観た滝壺に、30もの枝分かれした流れを繊細に描いています。

滝の流れる途中に岸壁による段差があります。段差に滝の水しぶきが飛び散り、辺りに霧が立ち込めたような半透明の光景となることから「霧降ノ滝」と命名されました。

日光三名瀑で霧のように舞う幻想的な景色

「霧降ノ滝」は奥日光でも、霧が舞うような美観から、最も幻想的な滝として知られています。滝は上下二段に分かれており、上段は25m、下段は26mです。「霧降ノ滝」は75mの高みから流れ落ちています。特に下段の滝が岩に当たり、周囲に微細なしぶきを散らし、霧のように広がります。

飛び散る水しぶきの様子は、ほとんど霧と変わらない細やかさです。滝によって、山奥に幻想的な霧の光景が生まれるのは大変珍しく、「霧降ノ滝」は古来から多くの人々を惹きつけてやまない眺望となっています。

秋は絶好の紅葉スポット

栃木県の宝である奥日光のベストシーズンは、紅葉の美しい秋です。紅葉の赤さが華やかに渓谷を彩る季節は、真っ白なしぶきを上げる滝の奔流がひときわ鮮やかです。自然の生命力を感じる勢いある滝の音と、紅葉に抱かれた白い滝といった色彩のハーモニーは実に壮大な光景です。

多くの観光客が「霧降ノ滝」は紅葉真っ盛りの時期が良いとの感想を抱いています。観爆台からの滝は、遠方からの眺めとなりますが、「自然に造形された日本庭園のよう」と言われ、周囲の紅葉とのコントラストが見事と、多くの人々が感銘を受けています。

遠方から眺める「霧降ノ滝」は長く尾を引く純白の絹糸のようです。「霧降ノ滝」上流の「霧降高原」には、奥日光穴場スポット「霧降隠れ三滝」があります。「隠れ三滝」とは「マックラ滝・玉簾(たますだれ)の滝・丁字ヶ滝(ちょうじがたき)」の三滝です。

「丁子ヶ滝」は落差10mほどの細い滝ですが、「マックラ滝」は大変珍しい北向きに流れる滝です。迸り落ちる滝は、シルクのカーテンのような透明感と美しい艶やかさを帯びています。渓流となって流れる滝はクリームのような柔らかい質感があり、思わず手に取ってみたくなるでしょう。

「マックラ滝」は北向きに流れ、日が差さず暗いことが多いために「マックラ」との名前が付きました。「マックラ滝」から霧降川に沿った道を下ると、「玉簾の滝」に行くことができます。高さは10m弱ですが、玉簾を連ねたような流れの様子から「玉簾の滝」と呼ばれています。

「玉簾の滝」は、大きな岩にぶつかり、左右に流れが分かれます。渓谷へとなだらかに流れる滝の幅も広く、自然から贈られた涼をとるための玉簾のようです。

大自然から生まれた「玉簾」の玉が数珠のイメージと重なるためか、「玉簾の滝」は開運のスポットにもなっています。「隠れ三滝」は「霧降高原大山ハイキングコース」途中にあり、「隠れ三滝入口」バス停すぐの「隠れ三滝ハイキングコース」と書かれた標識から行くことができます。

霧降ノ滝へのアクセス方法

Photo bytpsdave

「霧降ノ滝」へは、まず電車での最寄り駅が「東武日光・JR日光駅」です。バスは、駅前から「東武バス」の「霧降高原行」に乗車し、15分で「霧降ノ滝」バス停に着きます。バス停からはすぐ右奥に「霧降ノ滝入口」と書かれた標識があり、分かりやすいようになっています。

「滝入口」から340m(10分弱)下り坂を歩くと、「霧降ノ滝」の展望台に到着します。下り坂は樹木の中に整備された遊歩道となっており、夏でも涼しく歩くことができます。展望台からの眺めは、滝が非常に遠方に見えます。以前あった滝近くまでの道が現在通行止めであるためです。

Photo bytpsdave

バスは1時間1本なので、時間に注意して「霧降の滝」観光に行きましょう。また車でのアクセスは、日光宇都宮道路の「日光IC」から県道169号線を利用します。「東武日光駅」方面に進み、「霧降大橋」を渡ります。「霧降高原方面」を3.2kmほど走ると「霧降ノ滝入口」前に着きます。

「日光IC」から滝入口まで約30分です。入口には案内板があるので、案内に従い右折します。ロータリーとなっている箇所が「霧降ノ滝無料駐車場」で、90台停車可能です。

また入口脇に『山のレストラン』があり、レストラン利用者専用駐車場があります。入口に向かう途中右側にもレストラン駐車場があります。『山のレストラン』は北米風の美しい料亭です。

北には「霧降ノ滝」や霧降高原の大自然の中に建つ『山のレストラン』では、桜のロールケーキやステーキがお客様をお待ちしています。また定番メニューは「カナディアンサーモンとキャベツパスタ」などグルメな味わいで大好評です。明治時代に盛んだった洋風建築の雰囲気が漂うお店です。

お食事はゆったりと『山のレストラン』で過ごし、その後は「霧降ノ滝」観光や「隠れ三滝」にも足を伸ばすことは、日光の旅の美しい思い出となるでしょう。駐車場や観爆台の場所などの詳細は、『山のレストラン』にお問い合わせ下さい。

住所 栃木県日光市所野1546-2
電話番号 0288-50-1525

栃木の滝を一度見に行ってみよう!

Photo byChristian_Birkholz

栃木県に、こんなに絶景の滝が集まっていることを知らない人は多いのではないでしょうか。迫力満点の「華厳ノ滝」に「竜頭ノ滝」、また幻想的な「おしらじの滝」に「乙女の滝」、更に繊細な「霧降ノ滝」などは人気の観光スポットです。ぜひ栃木の滝で心と体にパワーチャージしましょう。

maronchat
ライター

maronchat

初めまして。歴史、大自然、温泉、文化遺産、そして美味しいものが大好きな好奇心旺盛のmaronchatです。山麓に温泉のある、兵庫県の標高360mの山上に住んでいます。jouerの記事を通して、見応えあるスポット、また生活に役立つ情報をご紹介していきたいと思います。

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