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奈良の世界遺産「吉野山」とは?
今回は、「吉野の桜」について紹介をします。吉野山は、奈良県にある世界遺産です。大峰連山の北の端から南の端まで約8キロメートル連なる尾根一帯のことを指します。日本一の桜で有名な吉野山ですが、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に認定されました。
世界遺産は、ユネスコという団体が認定するもので、遺跡や歴史的建造物、貴重な自然環境などを保護する目的で認定され、人類にとってかけがえのない価値のある財産として後の世に継承していこうという取り込みのもと行なわれています。
古代の時代から吉野山は山岳宗教をはじめ日本の信教を語るうえで欠かせない重要な拠点となりました。これに伴い社寺仏閣が多く残されています。
吉野山の桜の美しさではなく、歴史的な視点から世界遺産に認定されていますが、日本ではやはり桜の美しさで注目されています。
春になると大勢の観光客でにぎわい、登山客がたくさん訪れる人気の観光スポットになっています。ただ、春の桜の絶景以外にも吉野には見所がたくさんあります。夏に開催されるお祭り、秋の紅葉、冬の雪景色の中にたたずむ寺社仏閣の荘厳さなどが挙げられます。
吉野山は日本を代表する桜の名所
吉野山は、言わずと知れた日本でも有数の桜の名所として有名です。昔から桜の木がたくさん植えられていて、毎年春になると桜の美しい絶景の様子が楽しめます。
吉野山には、シロヤマザクラを中心に、およそ200種類、3万本の桜の木が植えられているとされています。吉野山全体を覆いつくすかのように花をつける様子は、まさに絶景です。
シロヤマザクラは非常に密集しており、「一目に千本見える豪華さ」という意味合いから「一目千本」とも言われる地元の伝承があります。
シロヤマザクラなどいろんな品種の桜の木がいろんなエリアでそれぞれの見頃の時期をたがえながら生い茂る様子を一本の桜の木に見立てて表現するのが「一目千本」と言われています。
毎年見頃になると、花見客が大勢詰めかけにぎわいます。夜には桜の木をライトアップするイベントが行われ、昼間の雰囲気とは全く違った桜の美しさを堪能することができます。