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「クンストカメラ」はロシアで最も古い博物館
変わった雰囲気が好きな方や、自然科学、医学や人体に興味のある方にとても人気の高い博物館が、ロシアのサンクトペテルブルクにある「クンストカメラ」です。なんと18世紀の初頭にできたというロシアで最も古い博物館です。
現代の自然科学への手がかりにもなっていた貴重な資料から、中にはややショッキングな人体標本まで、その収容物は多岐に渡ります。現在の日本では絶対に見る事ができない世界は、一部の人々から人気を誇っています。
クンストカメラってどんな博物館なの?
クンストカメラは、ロシア・サンクトペテルブルクにある自然科学、人類学、民俗学ほか、あらゆる知識に関する資料が所蔵された博物館です。剥製や人体標本、地球儀・天体儀、更には各地の物産品といったコレクションが所蔵されています。
剥製や骨格の展示が充実しているほか、更に今ではタブー視されているようなリアルな遺体を使用した人体標本までもあるのだとか。とにかくここでしか見る事ができない、奇妙で不思議な展示物の数々が人気の理由です。
ロシア・サンクトペテルブルクにある博物館
クンストカメラは、ロシア・サンクトペテルブルクにあります。1917年までロシア帝国の首都であり、その後ソ連時代はレニングラードという名前になっていました。
このサンクトペテルブルクは、クンストカメラを創設したピョートル1世が築き上げた街です。ピョートル1世はサンクトペテルブルクを築く際、ヨーロッパの最先端文化を参考にしています。ヨーロッパの文化を取り入れた結果、博物館を公開するに至りました。
サンクトペテルブルクと言う名前には「聖ペトロの町」という意味があります。ヨーロッパの技術や文化を大いに取り入れ、ロシア近代化の象徴とも言われる大都市として発展しました。
1714年にピョートル1世により創設
創立は1714年、ピョートル1世により創設されました。所蔵品はピョートル1世の個人的なコレクションがほとんどです。
ピョートル1世は皇帝でありながらも、外科医・歯科医としても名を上げており、側近の治療にあたったこともあるとされています。また物産品や武器の収集癖があり、これらがクンストカメラを開く礎となっています。