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秋田で有名な「なまはげ」とは
秋田県で有名な「なまはげ」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。その姿は知っていても、何のために行われているのか、何が由来なのかなどについては知らない人も多いかもしれません。まずは、「なまはげ」がどんなものなのかについてご紹介します。
男鹿半島の伝統的な風習
「なまはげ」は「男鹿半島(おがはんとう)」の伝統的な風習のことです。また、仮面を付けた人のことも「なまはげ」と呼びます。つまり「なまはげ」とはその行事のことと、仮面を付けた人、両方を指しているのです。
「なまはげ」は、国の重要無形民俗文化財に指定されいます。また、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。「なまはげ」は200年以上もの歴史を持ち、男鹿半島だけに留まらず、秋田県全体としても大々的にPRされています。
「なまはげ」は秋田県男鹿半島以外にも、青森県や山形県、四国の愛媛県などで似たような行事が行われているそうです。
なまはげの言葉の由来
「なまはげ」という言葉の「なま」の部分は、「なもみ」を指しています。「なもみ」とは、囲炉裏に当たっている時にできる、手足の低温やけどを表します。冬に囲炉裏でずっと火に当たっていると「なもみ」ができます。
そして、冬に火に当たってばかりで怠けているせいで、「なもみ」ができるのだと考えられてしまいます。そこで、「なまはげ」が包丁を使い「なもみ」を剥ぎ取って、怠け者である子どもを戒めていくのです。
「なもみ」を剥ぎ取ることから、「なもみはぎ」と呼ばれるようになり、それが変化してこの行事のことを「なまはげ」と呼ぶようになっていきました。
なまはげは神様の使い
「なまはげ」は仮面を付けた人のことも指しています。「なまはげ」は、藁を身にまとって、鬼のような仮面を付けています。これは、神の使いである「来訪神」を表す衣装です。
「はまはげ」の仮面には角が生えているので、「なまはげ」は鬼であると思われる場合もあります。しかし「なまはげ」はあくまで神の使いなので、鬼とはまったく関係ありません。