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河内長野の延命寺は弘法太師に縁のある古刹
「関西屈指の紅葉の名所」といわれる延命寺では、境内に木が植えられています。秋になると境内のカエデ・モミジ・イチョウがが色づき華やかな秋の雰囲気になりますが、春から夏にかけては、緑の美しい寺に変わります。
境内には大阪府の天然記念物に指定されている巨木や史跡など、多くの重要記念物があります。さらに境内にはパワースポットもあります。古くから有名なのが、境内の山の中にある石仏群です。
延命寺の石仏群は「西国三十三所石仏」といい、関西で古くから霊場巡りとして知られている西国三十三所巡礼と関係があります。本来の西国三十三所巡礼は、2府4県にまたがる33ヶ所の霊場を巡礼し祈願するものです。
ただし正式な方法で巡礼すると、かなりの時間がかかります。そんな時に延命寺の西国三十三所石仏をお参りすると、西国三十三巡礼と同じご利益を授けていただけます。そのため延命寺の石仏群は、知る人ぞ知る人気のパワースポットなのです。
このようにさまざまな魅力を持つ延命寺は、弘法大師・空海が弘仁年間(810年~824年)に作った石仏を本尊として安置したことが、創建の由来にあります。そのため延命寺は「空海ゆかりの寺」として、今でも全国から多くの信者が参拝に訪れます。
現在の延命寺周辺には新興住宅地がありますが、以前は日中でも非常に静かな場所でした。今は道路が近い山門付近だと車の音が聞こえますが、延命寺本堂、庭園、もみじ山では、周囲の風景とは異なる静寂の世界が広がります。
延命寺のおすすめの見どころ
秋の紅葉が人気の延命寺ですが、紅葉のほかにも見どころがたくさんあります。そんな延命寺は小さな山の中にあるお寺なので、境内のおすすめスポットをすべてまわると約2時間かかります。
また歴史的な価値のある建造物や重要文化財も、延命寺には数多く保管されています。そんな延命寺の魅力をすべて体験したい人は、時間にゆとりをもって拝観計画を立てるのがおすすめです。
大阪府の天然記念物「夕照の楓」
写真愛好家に人気の延命寺・紅葉スポットが、大阪府の天然記念物に指定されている「夕照の楓(ゆうばえのかえで)」です。あまりにも見事な赤色に紅葉するため、地元では「夕照のモミジ」とも呼ばれています。
夕照の楓は老木なので、保護のために周囲を柵でおおわれています。その木製の保護柵ですら趣を感じさせる老木・夕照の楓は、紅葉シーズン必見のスポットです。
樹齢約1000年
重要文化財の指定を受けている夕照の楓は、推定樹齢1000年の老木です。流れゆく時代の流れを静かに見つめてきた夕照の楓には、老木ならではの風情があります。
若いカエデの紅葉も美しいのですが、延命寺にある夕照の楓を見ていると、悠久の時を改めて感じさせられます。なお夕照の楓は、空海自ら手植えしたと言い伝えられています。
「兜率天内院曼荼羅」「清涼寺式釈迦如来立像」
「絹本兜率天内院曼荼羅(けんぽんちゃくしょくとそてつまんだら)」と「清涼寺式釈迦如来立像」は、空海ゆかりの深い延命寺の寺宝です。国の重要文化財にも指定されており、現在でも厳重に管理されています。
清涼寺式釈迦如来立像は、鎌倉時代に、京都・清涼寺の寺宝である釈迦如来立像を模して造られました。兜率天内院曼荼羅も鎌倉時代に作られており、現在は延命寺釈迦堂に安置されています。
「蓮池」と「睡蓮の池」
「奥河内の延命寺といえば紅葉」といわれるほど有名な延命寺ですが、初夏には蓮やスイレンの名所としても人気があります。蓮池と睡蓮池は、延命寺の山門をくぐった少し先にあります。参道の手前が蓮池で、蓮池の奥に睡蓮池です。
7月頃から見頃を迎える蓮とスイレンを眺めていると、清らかな美しさに一瞬暑さを忘れてしまいます。なお秋が近づくと、蓮池・睡蓮池の周辺には多くのとんぼが集まってきます。
延命寺の紅葉の見頃は?
奥河内と呼ばれる自然豊かなエリアにある延命寺では、趣のある境内から美しい紅葉を眺めることができます。ただし延命寺の紅葉は、一斉に見頃を迎えるわけではありません。そこで絶景ポイントごとにおすすめの見頃を紹介しましょう。
延命寺の紅葉はその年によって色付きが変化
絶景と呼ばれる延命寺の紅葉を見物するのですから、見頃のピークにあわせて参拝したいものです。ところが延命寺の紅葉の見頃は、少しずつ異なります。その理由は、延命寺および延命寺周辺の木々の色付くタイミングが、毎年一定ではないからです。
延命寺があるエリア一帯も紅葉の名所ですが、河内長野公園や周辺の紅葉の見頃は、延命寺の紅葉の見頃と若干ズレます。なお奥河内エリアで見頃が早いのは、名刹・延命寺の紅葉です。
延命寺の山門周辺の紅葉
延命寺の紅葉絶景スポットの1つである山門前の紅葉は、10月下旬~11月下旬に見頃のピークを迎えます。山門から延命寺本堂へ向かう参道沿いには、燃えるように真っ赤に色づいたモミジ並木があり、延命寺おすすめのフォトスポットにもなっています。
延命寺の山の紅葉
奥河内の中でも延命寺地区と呼ばれている河内長野の紅葉は、延命寺の紅葉ピークよりやや遅めです。延命寺山門付近の紅葉の見頃が10月下旬~11月下旬なのに対し、河内長野の紅葉は11月下旬に見頃を迎えます。
延命寺山門の紅葉の見頃が遅れると、河内長野の紅葉も遅れますが、例年であれば12月上旬まで紅葉狩りが楽しめます。なお敷地全体が小さな山になっている河内長野公園では、紅葉の期間になると1万人を超える見物客が訪れます。
そんな河内長野公園でおすすめのフォトスポットは「蓮池」です。人気の蓮池は、紅葉のピーク時になると朝早くから絶景を見物する人で混雑します。
延命寺の基本情報
延命寺は秋の紅葉と豊かな自然が人気のスポットです。弘法大師・空海とも縁の深い延命寺には、歴史的価値の高い建造物や重要文化財なども点在しています。
さらに関西のパワースポットとしても有名なので、紅葉のシーズン以外でも多くの参拝客が訪れます。そこで参拝前にチェックしておきたい「延命寺の基本情報」をまとめました。
参拝時間
延命寺には定休日というものはありません。そのため拝観時間内であれば、いつでも参拝することができます。なお拝観時間は8時~17時ですが、境内は非常に広いので、一周するには平均30分~1時間かかります。
美しい紅葉をゆっくり見物したい場合は、延命寺の閉山に間に合うように入山時間を調整するのがおすすめです。
アクセス
絶景の紅葉が楽しめる名刹・延命寺は、奥河内と呼ばれる観光エリアの中にあります。そんな延命寺の周辺は新興住宅街なので、アクセスには便利です。交通公共機関でアクセスする場合は、南海電鉄・美加の台駅から、路線バス(南海バス)に乗車します。
途中にある延命寺口バス停で下車してからは、徒歩で延命寺まで向かいます。延命寺口バス停のすぐ近くに、山を下る階段があります。階段を下りると舗装されていない小道があるので、道なりにしばらく進むと舗装道路に合流します。
このあたりから延命寺名物の紅葉が見られるので、紅葉を眺めながらしばらく道なりに進むと、延命寺山門前に到着します。
車を利用する場合は、「近畿自動車道からのアクセス」「阪神高速からのアクセス」「阪和自動車道からのアクセス」「西名阪自動車道からのアクセス」「南阪奈道路からのアクセス」の5つがあります。
近畿自動車道からのアクセスは、美原北ICから一般道に合流すると約20分で延命寺に到着します。阪神高速からのアクセスは、三宅ICを利用してください。一般道に合流してから延命寺までは約30分です。
阪和自動車道の場合は、岸和田和泉ICから一般道に合流し、外環状線を経由すると延命寺駐車場が見えてきます。西名阪自動車道は、藤井寺ICを利用し一般道を進むと、約25分で到着します。
なお南阪奈道路を利用する場合は、羽曳野ICを利用します。ICを降りたら河内長野駅方面に向かって一般道を進むと、約15分で延命寺に到着です。
名称 | 真言宗御室派薬樹山延命寺 |
住所 | 大阪府河内長野市神ガ丘492 |
人気の紅葉スポット「延命寺」へ行ってみよう!
奥河内にある河内長野・延命寺は、美しい紅葉と豊かな自然が人気のおすすめスポットです。周囲にはほかにも人気観光スポットがあるのでドライブも人気ですが、紅葉シーズンになると駐車場や周辺道路が大変混雑します。
少しでも延命寺の紅葉をゆっくり堪能したいなら、車ではなく、バスや電車を利用するのがおすすめです。
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