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美しい海がある沖縄!美味しいグルメも豊富!
とても美しい青い海に囲まれた沖縄は、沖縄本島、宮古島、石垣島、南大東島などの多くの島で構成されています。様々な島の独自の伝統が受け継がれている他、豊富な海の幸が獲れるため、美味しいグルメも盛りだくさんです。
沖縄のグルメには、沖縄そば、八重山そば、ゴーヤチャンプルー、ジーマーミ豆腐、豆腐よう、ジューシー、ラフテー、タコライス、海ぶどうなどがあります。
その多くはかつて琉球料理と呼ばれていて、ミミガー(耳皮)やチラガー(顔皮)など、聞き慣れない名前の郷土料理がたくさんあるのも沖縄グルメの特徴です。
沖縄本島の郷土料理やグルメは今や多くの観光客の人気を集めていますが、それぞれの島の郷土料理にも沖縄本島で食べられるものがあります。その中に「大東寿司」という郷土料理があります。
寿司と聞けば、日本中どこにでもある寿司を思い浮かべた方もいるかもしれませんが、大東寿司は、沖縄の郷土料理として生み出された「島寿司」です。この記事では、甘めのタレで美味しいと評判の沖縄の郷土料理「大東寿司」についてご紹介します。
沖縄の郷土料理・大東寿司の魅力とは?
かつて沖縄は琉球王国として栄え、独自の文化を築き上げましたが、1879年に国家滅亡します。その頃からあった大東島には誰も住んでおらず、1900年頃に無人島だったのを八丈島の方々が移住して開拓したのが南大東島の始まりです。
やがて、八丈島の方々の多くの知恵により、様々な伝統や料理が生み出される中、八丈島から伝わった料理の1つが島寿司でした。これを南大東島の郷土料理として作り出したのが大東寿司です。
海に囲まれた南大東島は魚がよく獲れる場所だったため、魚を日持ちさせるよう醤油をベースとしたタレに漬けて保存する習慣がありました。
漬けダレは醤油をベースにみりんを加えた甘辛めのタレです。甘酢をきかせたシャリの上に漬け込んだネタをのせて握られた大東寿司は、和がらしを使用して食べられていました。八丈島や小笠原諸島でわさびが手に入りにくかった時代の名残ですが、現在の大東寿司はわさびを使用しています。
魚の材料はカジキやマグロ、サワラなどを使いますが、ナワキリも使うことがあります。大東寿司の程よい甘さの醤油タレのネタと、甘めのシャリがマッチしていて、口の中で絶妙なハーモニーが広がると言われています。
大東寿司に使われる甘めのシャリは砂糖を使用しています。砂糖は昔では貴重なものだったので、豪華な料理として考えられていました。現在も砂糖を使用する習慣が残っています。
また、漬けにすることで24℃以下で保存できるため、八丈島や伊豆諸島の温暖な地域でも保存しやすくなり、寿司を食べられるようになりました。独自の工夫により大東寿司が生まれたのです。
大東寿司で使用している特製タレも人気!
大東寿司に使われる程よい甘さで作られた特製タレは、醤油をベースにみりんも使用しています。特製タレのレシピにお気づきでしょうか?この特製タレは大東寿司だけではなく、他の料理にも使われるほど人気です。
この特製タレはお好みによって変わりますが、万能タレとも呼ばれています。主にすき焼きや角煮など和食に使われています。またこのタレをベースにアレンジを加えたタレも、餃子、焼き肉のタレなどとして料理に欠かせないものとなっています。
大東寿司の特製タレは家庭でもよく作られています。家庭ではサワラだけではなく、マグロ、カジキなどの白身をタレに漬けて大東寿司を作りますが、タレは家庭によって違う味付けになっています。
とある家庭では、シンプルに醤油だけだったり、また違う家庭では醤油に砂糖を入れたりと家庭ならではの味があります。
タレの特徴は?
タレの特徴は、しょうゆ1に対し、みりん1という和食によく使われる比率のタレを使っていることです。タレの色は茶色で、味は醤油のしっかりとした味がしつつもまろやかで、甘辛い味がします。また分量によって変化するため、様々な料理に使えることも特徴です。
沖縄の大東寿司が美味しい人気有名店
現在の大東寿司は東京や大阪でも食べられる店が多くありますが、沖縄の魚を使っているお店は少なく、ネタの漬け方やシャリの作りも違うことから、本来の味とは異なるものです。
沖縄本場の味を堪能するには、やはり沖縄で大東寿司を食べるに限ります。沖縄には、大東寿司を食べたいがために行列ができるほどの人気店があります。待ち時間もかかりますが、大東寿司を美味しく食べられると評判の人気有名店をご紹介します。
喜作
人気有名店の割烹・小料理「喜作」は、南大東島にある居酒屋の分店で、沖縄本島、南大東島本場の味を再現した郷土料理を作っています。また沖縄の郷土料理「大東寿司」を味わえるお店です。
喜作の作る大東寿司は美味しいと評判が高く人気です。コース料理もあり、大東寿司が食べられるのは琉球料理のコース3500円です。大東寿司は貫単位で注文することもでき、大東寿司10貫1200円です。シャリは大きめなので、小さめにしたい方は注文するときに希望するとよいそうです。
大東寿司には大東寿司だけではなく天ぷら付きもあります。また「喜作乃島大東まつり寿司」も美味しいと絶賛されています。
「喜作乃島大東まつり寿司」は、色鮮やかな具材の入ったシャリを厚焼き卵で巻き上げた伊勢風の巻き寿司です。南大東島ではお祝いの席に必ず作る寿司で、喜作と那覇空港でしか販売されていないそうです。
大東寿司や沖縄料理に使う食材は沖縄のものにこだわり、魚類は南大東島から仕入れて使っていて、どれも美味しいと言われています。喜作は大東寿司をお店で食べられますが、大東寿司をお持ち帰りしたい時は、お持ち帰り用として注文することもできます。
メニューは喜作定食2500円、刺身定食1800円、エビフライ定食1800円、天ぷら定食1800円、特上寿し1800円、上寿し1200円、ちらし寿し1000円、海ぶどう丼800円、ミミガー500円、ピーナッツ豆腐500円、ゴーヤちゃんぷるー800円、ゴーヤ天ぷら600円、喜作サラダなど豊富です。
喜作の営業時間は18時から24時までで、日曜日が定休日です。ラストオーダーは23時です。お店の雰囲気は居酒屋さんのような外観で、店内は子連れでも安心の座敷席がこだわりで、アットホームな雰囲気です。席数は40から50席ほどありますが、満席になっていることが多いです。
喜作は那覇空港からタクシーかレンタカーで13分ほど、那覇空港駅から電車でゆいレール美栄橋駅下車、徒歩7分ほどです。駅からは北東に進んで沖映通りに入り、右折し橋を渡ります。橋を渡ったところで右折、宮城美容外科クリニックの手前から左折して進むと、たんたんの隣の場所にあります。
喜作を訪れた人のほとんどが大東寿司を注文するほど美味しいと評判です。人気が高いため、予約して行かないと混雑して入れない人気有名店です。時間に余裕があって混雑や行列を覚悟してでも食べたいという方は、ぜひ足を運んでみませんか?
喜作の大東寿司の魅力
喜作の大東寿司の魅力は、本場の味を堪能できることです。喜作のオーナーは南大東島出身です。また、ネタによってシャリを使い分けるこだわりもあります。
醤油ベースにみりんを入れた特製のタレに漬けておいたネタを甘めのシャリにのせて握った大東寿司は、海ぶどうとともに出されます。
喜作の大東寿司を食べた人の中からは、「とても美味しい」、「醤油のタレがしっかりしていて食感が絶妙」、「わさびが入っているのに優しい味」といった評判が聞かれ、喜作の大東寿司はそれほど魅力があることがわかります。
大東寿司の特製タレで漬けたネタを江戸前寿司のシャリにのせると、とても美味しいということから、喜作の作る大東寿司は本場の南大東島の味に劣らない美味しさと評判で、リピーターが後を絶ちません。
沖縄の郷土料理である大東寿司にはサワラを使っていますが、お店ではマグロなどのネタも使っています。
住所 | 沖縄県那覇市前島2-18-6 |
電話番号 | 098-861-5501 |
沖縄の大東寿司が食べられるおすすめのお店
沖縄に着いたら、いろいろなところを観光したり、買い物に訪れたりしたいものです。ふと沖縄の大東寿司を食べようと思い立ち、今いる場所から近くのお店やおすすめのお店がないかと思った方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ホテルや観光先からの行き帰りに寄りやすく、沖縄の大東寿司を食べるのにおすすめのお店を2軒ご紹介します。
栄喜
小料理・居酒屋の「栄喜」では大東寿司を食べられるのはもちろん、ナーベラー、焼きテビチ、ナワキリのカシラマース煮、フーチャンプルー、テナジャーなどの郷土料理も楽しめます。
他にも、ナワキリの唐揚げなど沖縄の美味しい魚や郷土料理がたくさんあります。また、酒の提供と酒の友に島らっきょうなどがあります。期間限定の食材もあるそうなので、ぜひお店で確認してみてください。
栄喜のメニューの中では、大東寿司とテナジャーが人気です。郷土料理の大東寿司は栄喜のオーナーが南大東島出身であり、本場に近い大東寿司を作っているため、美味しいと評判です。お酒にも合い、シメにも大東寿司を食べることが多いそうです。また、珍しい南大東島の料理も楽しめます。
栄喜の営業時間は17時30分から23時までで、定休日は日曜日です。メニューはボロジノ漬寿司(大東寿司)1050円、にぎり1575円、他に盛り合わせ梅1575円、盛り合わせ松3150円など豊富です。ボロジノ漬寿司(大東寿司)は10貫で食べられます。
お店の雰囲気は親しみやすい雰囲気で、テーブル席と座敷席があります。また生きた魚を水槽で眺められます。観光客は少なく、地元のお客さんが多いそうです。宴会などで盛り上がるお客さんも多いため、アットホームなお店です。
栄喜は那覇空港国内線旅客ターミナルビルから、タクシーやレンタカーで国道332号を利用して約9分のところにあります。
旭橋駅からは徒歩6分ほどで、北方向に国道58号を進み、斜め右方向に曲がります。歩道橋を渡って直進し、左折して西消防署通りを進み、くらたのところで右折した先の場所にあります。
栄喜も大東寿司が多く注文される人気店のため、予約していったほうが良いほど週末は混雑しています。ほろ酔いになりながら美味しい郷土料理の大東寿司を食べたい方は、栄喜を訪れてみませんか?
住所 | 沖縄県那覇市久米1-2-9 |
電話番号 | 098-867-8277 |
元祖大東ソバ
「元祖大東ソバ」は、沖縄の南大東島で生まれた沖縄そばの他、大東寿司も食べられる定食・沖縄料理店です。
人気メニューは大東そばと大東寿司です。元祖大東ソバの甘めのタレに漬け込んだカジキ、マグロ、サワラの大東寿司は美味しいと評判です。元祖大東ソバが作る大東寿司は甘さ控えめの味で、シャリは酢がかなり効いています。大東そばと一緒に食べると程よい味になるそうです。
その他のメニューは、大東そば(三枚肉入りそば)650円、ソーキそば(中)750円、たまごそば550円などがあります。
大東寿司が食べられるのは大東寿司・定食で、大東寿司(5貫)550円、大東寿司そばセット・中(大東寿司5貫)などお得なセットがあります。生ビールなどのお酒や夏季限定ですが、デザートもあります。
元祖大東ソバの営業時間は11時から18時までで、年中無休です。店内はカウンター席とテーブル席、小上がりの座敷で、子供用の豆椅子や食器の用意もあり、店内禁煙なので子連れ家族でも安心です。
カウンター席やテーブル席などにはコーレーグースという島唐辛子と、紅ショウガのセルフコーナーが置かれていますので、大東そばに合わせていかがでしょうか。支払いは現金のみですので、普段クレジットカード決済のみの方はご注意ください。
アクセスは那覇空港駅からゆいレールで美栄橋駅下車、徒歩約6分ほどです。駅から北東に進んで沖映通りに入り、ワイン専門店コートドールの裏手を左折し、石垣牛本舗焼き肉八十八が見えましたら右折します。そのまま直進すると流求茶館の向かい側の場所にあります。
大東そばも大東寿司も食べられて、大東寿司が売り切れしてしまう人気店のため、観光客も多い時間帯は混雑しています。時間に余裕があるときに行くと良いです。
せっかく沖縄に来たのなら、大東そばを食べてみたいけれど、郷土料理の大東寿司も食べてみたいというご家族やご友人を誘って、食べに行ってみませんか?
住所 | 沖縄県那覇市牧志1-4-59 |
電話番号 | 098-867-3889 |
大東寿司をお持ち帰りで購入できるお店
定食屋でも寿司屋でもなく、沖縄の大東寿司をお持ち帰りで食べてみたいけど、お持ち帰りで購入できるお店はあるのだろうかと思った方はいませんか?続いては、お持ち帰りで大東寿司を購入できるお店をご紹介します。
大東寿し 丸寛
「大東寿し 丸寛」は、郷土料理の大東寿司を販売しているお持ち帰り専門店です。丸寛の大東寿司は、サワラを甘めのタレで漬け込んだ味が風味豊かで、甘酢のしっかり効いたシャリにわさびがアクセントになって美味しいと評判です。
わさびが苦手な方はわさび抜きを注文して購入することができます。注文が入ったら、すぐ作りにかかるので作り置きではなく、出来立ての大東寿司を箱詰めしてくれます。
丸寛の大東寿司は、小ぶりで一口サイズで食べられるようになっています。おひとり様からご家族でもリーズナブルな価格で購入しやすく、大東寿司が出来立てというところが人気です。
小さめですが座敷席もあるので、店内で座って食べることもできます。お持ち帰り用として購入できますので、ホテルの部屋や観光の合間など様々な場所で食べられる選択肢があるのもうれしいところです。
営業時間は11時から19時までで、日曜も営業しています。定休日は水曜日です。メニューは大東寿司が5貫450円、8貫700円、20貫1600円の他に、オードブル2種類、卵巻きがあります。
大東寿し 丸寛は、てだこ浦西駅が最寄りですが、徒歩では遠いので、レンタカーかタクシーで東に進み、右折します。県道38号を進み、坂田交差点を左折して県道29号に入り、駅から約18分ほどの場所にあります。
お手頃な価格で大東寿司を食べたいけど時間がない方や、大東寿司だけを食べたい方は、ぜひ立ち寄って購入してみませんか?
住所 | 沖縄県中頭郡中城村北上原888 |
電話番号 | 098-895-7670 |
大東寿司はお土産にもぴったり!買える場所は?
沖縄で大東寿司を食べて、美味しさを家族や友人に共有したいけれど、生ものだからお土産としてあげられないと思うかもしれません。しかし、大東寿司は常温でお土産として購入できます。ここでは、旅の帰りにお土産として購入できる場所をご紹介します。
那覇空港
飛行機でお帰りの際、那覇空港でお土産として購入できる場所があります。ここで紹介する店は、到着ロビーの土産屋ではなく、出発ロビーの手荷物検査通過後の場所になりますので気を付けてください。
1つ目の場所は「ANA FESTA 那覇ゲート店」です。人気店としてご紹介した「喜作」の製造した「喜作乃島 大東寿司 醤油タレ漬け」(6貫入)が772円で購入できます。
南大東島名物の大東寿司は、毎日現地直送のサワラを使用した那覇空港限定の空弁で、わさびが入っています。この空弁は毎朝9時頃に入荷されます。1日に2回入荷されますが、売り切れていることが多いです。
他にも、沖縄そばやカレー、アグー豚の肉まんなどの軽食やブルーシールソフトクリームも購入できます。軽食コーナーが4席あり、出発前のひと時を過ごせます。お店の営業時間は6時30分から21時までです。店舗は、ANA側の出発ロビー32番搭乗口の横にあります。
大東寿司の空弁は飛行機の中でも食べられますので、お土産としても空弁としても沖縄の思い出の1つになります。ANAで帰る予定の方は、ぜひ立ち寄ってみてみませんか?
2つ目の場所は「ブルースカイ那覇空港22番ゲートショップ」です。JAL側の出発ロビーの22番搭乗口前にあります。
営業時間は6時半から20時30分までです。小さめのコンビニのようなお店で大東まつり寿司もあり、大東寿司の空弁は772円で購入できます。また沖縄そば、すぱむすびや今帰仁アグー豚まんも販売しており、軽食をとれる場所があります。
大東寿司の空弁は、醤油ベースのタレがサワラにしっかり染み込み、甘酢は程よい酸味で、新潟県産のコシヒカリのシャリがとても美味しいそうです。
お土産専門店ではなく飲食売店ですが、出発前にお土産として大東寿司の空弁を購入したり、ゆっくり軽食をとったりできるお店です。ここでも大東寿司の空弁は売り切れていることが多いです。JALでお帰りの予定の方は、出発前にゆっくりしていきませんか?
名称 | ANA FESTA 那覇ゲート店 |
住所 | 那覇空港 ターミナルビル2階 出発ロビー 32搭乗口横 |
電話番号 | 098-858-3600 |
名称 | ブルースカイ那覇空港22番ゲートショップ |
住所 | 那覇空港 ターミナルビル2階 南ウイング搭乗22番ゲート前 |
電話番号 | 098-858-0261 |
沖縄の郷土料理・大東寿司を食べに行こう!
いかがでしたか?沖縄の郷土料理はたくさんありますが、本場の大東寿司は、沖縄でしか食べられないものです。人気店の喜作や栄喜などのお店では、サワラだけではなくマグロやカジキの大東寿司を出していますので、ぜひ食べに行ってみてはいかがでしょうか?
また、那覇空港ではお土産として大東寿司の空弁を購入できるので、ご家族やご友人に沖縄の思い出のおすそ分けとしてあげてみてください。