【いかしゅうまい】はレストラン生まれの絶品中華！通販で買える？

いかしゅうまいは佐賀県呼子の定番お土産として人気があります。いかしゅうまいの魅力や、歴史・おすすめのレシピ・通販で購入することができる人気のいかしゅうまいなどを見ていきましょう。

いかしゅうまいは、佐賀県呼子にある海中レストラン萬坊で誕生した料理です。萬坊の海中レストランは、海の中で食事を楽しむことができる日本最初の海中レストランといわれています。

呼子の海に掛かっている桟橋からレストランに入ると、レストランの中央にある大きな生簀で泳ぐ魚の姿が目に入るレストランです。生簀を囲むようにテーブル席と小上がり席があり、海の中にいるような異空間の雰囲気を味わうことができるため、子ども連れに大人気の海中レストランです。

そんな独特な雰囲気が楽しめる萬坊の海中レストランで誕生したいかしゅうまいは、身が柔らかいイカの上身のみを使用し、ふんわりとした淡雪のような食感に仕上げてあるしゅうまいです。

萬坊の海中レストランで人気No1のメニューいかしゅうまいは、口の中に広がるふんわりとした食感とプリプリとした食感、2つの食感を楽しむことができるようになっています。

いかしゅうまいには、産地指定で育てられた甘みのあるタマネギをはじめとして、純植物性原料の飼料のみで育てられた鶏の卵・天然のニガリ成分を含んだ海塩が練りこまれています。

萬坊のいかしゅうまいは、ほとんどの工程を手作業で行なっています。製作工程の効率化よりもおいしいものを食べてもらいたいという考えから、丁寧に手作業で作り上げているのが、萬坊のいかしゅうまいのこだわりです。

佐賀県呼子の萬坊海中レストランで誕生した、佐賀県の定番お土産のいかしゅうまいの歴史について見ていきましょう。

30年以上前に佐賀県呼子の萬坊海中レストランで誕生した、いかしゅうまいは「水揚げしたイカを無駄にしないため」に開発された料理となります。呼子にある飲食店では、地元で水揚げされたイカの活きづくりを多く提供していました。

イカの活きづくりは鮮度が命のメニューですが、イカは生のままでは水揚げしてから１日も持たない繊細な魚介類であることから余ってしまうことも多くありました。

余ったから破棄をして無駄にするのではなく、余ったイカで新しいメニューを開発することにした萬坊の料理人の手によっていかしゅうまいが誕生しました。

いかしゅうまいがお店で提供され始めると、斬新な見た目とふんわりとした食感が反響を呼び、一気に人気が広まるようになりました。

イートインとして提供されていたいかしゅうまいですが、持ち帰りを希望する人が多くいたことから1人でも多くの人に、いかしゅうまいのおいしさを知ってもらいたいという考えから商品化することになりました。

商品化したいかしゅうまいはさらに人気を集め、今では呼子のお土産といえばいかしゅうまいといわれるほど、全国的にも知名度の高い商品へと成長をしました。

呼子名物となった、いかしゅうまいは「しんじょ」をヒントとして作られました。当時はイカのすり身はすり鉢で作るもので非常に手間のかかる作業でした。

何度も試行錯誤を重ねていた萬坊の料理人は、地元の漁師がイカをフードプロセッサーで簡単にすり身にしているのを目撃したことにより、簡単にすり身にする方法を知ります。

イカのすり身を使った和食の中に、魚をすり潰したものに山芋と卵白を混ぜた「しんじょ」という料理があり、しんじょをヒントとしていかしゅうまいの基盤を作り上げました。いかしゅうまいの皮はフワフワしているのが特徴です。

一般的にしゅうまいはワンタンの皮を使用することが多いですが、フワフワの皮にするために、皮を細かく刻み外側にまぶす手法により蒸しあげた時に花のように開き、見映えも良く食感も楽しめるいかしゅうまいを完成させました。

続いていかしゅうまいのレシピを見ていきましょう。佐賀県呼子の名物のいかしゅうまいはご自宅でも作ることができます。いかしゅうまいを作るのに必要な材料・作り方について解説していきます。

いかしゅうまいを作るのに必要な材料は、イカ2杯・はんぺん1袋・タマネギ1/2個・生姜チューブ小さじ1・にんにくチューブ小さじ半分・砂糖小さじ半分・片栗粉大さじ1・中華だし大さじ1・しゅうまいの皮20枚・水30mlになります。

紹介する材料の分量は約3人分の分量となっていますので、人数に合わせて量の増減を調整するようにしましょう。

いかしゅうまいの作り方を見ていきます。イカ・タマネギ・はんぺんをフードプロセッサーに入れて細かくします。

ある程度細かくなったら、生姜チューブ・にんにくチューブ・砂糖・片栗粉・中華だしをフードプロセッサーに入れて再度混ぜます。しゅうまいの皮を細切りにしていきます。

フードプロセッサーで細かくした具材を丸い形にしたら、細切りにしたしゅうまいの皮の上で転がして、しゅうまいの皮を付けていきます。フライパンに油を適量入れて、しゅうまいを並べて火をかけます。

5分ほどしたら水を入れて蓋をしたうえで蒸し焼きにします。10分ほどしたら蓋を取り強火にして水分を飛ばしたらいかしゅうまいの完成となります。

最後に通販で購入することができる人気のいかしゅうまいを見ていきましょう。プリプリでフワフワの食感が魅力の佐賀県呼子の定番お土産のいかしゅうまいは、通販でもお取り寄せすることができます。贈りものとしても喜ばれる人気のいかしゅうまいを3つ紹介します。

1つ目に紹介する通販で購入することができるおすすめのいかしゅうまいは、萬坊の「いかしゅうまい大まる（8個入×1箱）」です。いかしゅうまい発祥のお店から出ているおすすめの商品です。

鮮度の高いイカの弾む食感と、トロけるイカの甘みが口の中で広がる萬坊こだわりのいかしゅうまいとなります。

イカの上身だけを使用して丁寧に皮を取り除き下処理をしてすり潰し、タマネギなど厳選したこだわりの食材を練りこんでいるため、イカの上品な甘みを楽しむことができるようになっています。

ご自宅用としてだけでなく、贈りもの・お土産・おもてなし用として活用することができる、萬坊自慢のいかしゅうまいです。

2つ目に紹介する通販で購入することができるおすすめのいかしゅうまいは木屋の「佐賀・呼子名産「いかしゅうまい」詰合せセット」になります。いかしゅうまい・黄金いかしゅうまい・かにしゅうまい、各8個ずつ3種類のしゅうまいが詰め合わせになっているセットです。

いかしゅうまいは、白い花びらのようなふんわり柔らかい皮と、プリプリの食感が特徴です。黄金いかしゅうまいは、北原白秋が呼子を訪れた際に光り輝く海の様子を見て水光呼子と呼んだことから、キラキラとした海をイメージして作られた高級感のあるいかしゅうまいとなっています。

かにしゅうまいは、国産材料にこだわった紅ズワイガニの身がぎっしりと詰まった、豊潤な味わいを楽しむことができるしゅうまいです。3種類のしゅうまいを贅沢に楽しむことができる木屋のおすすめ詰め合わせセットとなっています。

3つ目に紹介する通販で購入することができるおすすめのいかしゅうまいは、JF佐賀玄海漁業協同組合の「呼子剣先いか三色しゅうまい 6個入×1箱」になります。呼子剣先イカを100%使用した三色のしゅうまいで、赤はゲソ入り、黒はイカ墨入りのしゅうまいとなっています。

使用している素材の色にこだわって造られているしゅうまいで、ゲソ入りの赤しゅうまいは剣先イカの旨味と風味を楽しむことができ、イカ墨を使用した黒しゅうまいは香ばしいイカ墨の味を楽しむことができます。

レンジでのあたためるだけで食べることができますが、あたためるだけでなく揚げたり・お吸い物の具材・お鍋の具材に使用してもおいしく食べることができるおすすめのいかしゅうまいとなっています。

佐賀県呼子の名物となっているいかしゅうまいのこだわりや、誕生の歴史・おすすめのレシピや、人気の通販商品などについて詳しく紹介をしてきました。いかしゅうまいは、ふわふわでコリコリの食感を楽しむことができる魅力的な料理です。

見映えもよく、食感も楽しむことができるいかしゅうまいを、ご自宅で作ってみたりお取り寄せをして、堪能してみてはいかがでしょうか。