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「高松塚古墳」が特に知られているのが、古墳内部の壁に描かれた壁画です。特に「女子群像」は、当時の色彩が色鮮やかに残された貴重な壁画です。歴史の教科書などでも度々、紹介されているので一度は目にしたことはあるのではないでしょうか。
石室には「女子群像」の他に、男子群像、四神の青龍と太陽、四神の白虎と月、四神の玄武、天井には星辰が描かれています。現在「高松塚古墳」は、石室を解体・搬出し10年かけて保存・修復したのち、もとの形に戻される予定です。
住所 | 奈良県高市郡明日香村大字平田439 |
電話番号 | 0744-54-3340 |
聖徳太子ゆかりの奈良・斑鳩の里「藤ノ木古墳」
奈良県の古代のロマンあふれるおすすめ観光地の四つ目が「藤ノ木古墳」です。「藤ノ木古墳」は、古墳から馬具や装身具、刀剣類が数多く出土したことで知られています。これら出土品は、国宝に指定されています。
聖徳太子ゆかりの地・奈良の斑鳩の里にある「藤ノ木古墳」からは、2人の被葬者が発見されました。その人物として、蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子、宣化天皇の皇子・宅部皇子、崇峻天皇などが挙げられています。
「藤ノ木古墳」が作られた年代は、6世紀後半~末期頃とされています。直径約50mの大型の円墳です。石室内は、石室の入口に付けられた扉のガラス越しから覗くことができます。
さらに1年に数回、石室内の特別公開も行っています。めったに立ち入ることのできない、古墳の石室内に入ることのできる特別な機会です。
また「斑鳩文化財センター」では、「藤ノ木古墳」から出土した馬具や刀剣類、須恵器などの副葬品のレプリカが展示されています。「藤ノ木古墳」を訪れたさいは、こちらも是非立ち寄ってみて下さい。
住所 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2丁目1-1795番地 |
電話番号 | 0745-74-1001 |
奈良・大和古墳群のひとつ「黒塚古墳」
奈良県の古代ロマンあふれるおすすめ観光地の5つ目が「黒塚古墳」です。奈良の大和古墳群の一つでもある「黒塚古墳」から過去最多の33枚が発見された「三角縁神獣鏡」は、邪馬台国や古代国家成立の過程を解明する手がかりとなる大変貴重な資料です。
「黒塚古墳」が作られたのは4世紀初頭~前半頃と推定されています。竪穴式石室は、全長約8.3mという大変長大な石室です。被葬者は大和政権の有力人物と推測されていますが、特定には至っていません。
「天理市立黒塚古墳展示館」では、実物大の石室の模型を見ることができるほか、歴史的に貴重な資料「三角縁神獣鏡」33面をはじめ、古墳から出土した「画文帯神獣鏡」、「鉄製刀剣類」のレプリカが展示されています。
住所 | 奈良県天理市柳本町1118-2 |
電話番号 | 0743-63-1001 |
奈良の古墳と一緒に訪れたい世界遺産と観光地
奈良県には古代のロマンあふれる、おすすめ観光スポットの古墳がたくさんあります。そんな古墳と一緒に訪れたいおすすめの世界遺産と観光地をご紹介します。
日本初の世界遺産登録「法隆寺地域の仏教建造物」
奈良の古墳と一緒に訪れたいおすすめの世界遺産と観光地の一つ目が「法隆寺地域の仏教建造物」です。1993年に日本で初めて世界遺産に登録されたことでも知られています。
世界最古の木造建築が残る「法隆寺地域」は、世界最古の木造建築として知られる「法隆寺」や日本で最大で最古の三重塔が残る「法起寺」などの世界遺産を見ることができます。
法隆寺は、推古15年(607)に聖徳太子と推古天皇により創建されと伝えられています。境内にある建築物は、国宝と重要文化財に指定されているものだけでも55棟もあります。さらに法隆寺が所蔵する数多くの仏教美術品にも、国宝などが多数あります。