日本三大祭りは地方によって違う!祇園祭・天神祭・神田祭をはじめとした祭りを調査

日本三大祭りは地方によって違う!祇園祭・天神祭・神田祭をはじめとした祭りを調査

日本三大祭り、と呼ばれる有名なお祭りがあり、一般的には祇園祭、天神祭り、神田祭だと言われています。また地方によってはどれを三大とするかは違っており、東北や四国にもユニークなお祭りがあります。今回は、日本三大祭りを中心として、日本の有名なお祭りをご紹介します。

    記事の目次

    1. 1.一般的な日本三大祭りとは?
    2. 2.日本三大祭り:京都・祇園祭
    3. 3.日本三大祭り:大阪・天神祭り
    4. 4.日本三大祭り:東京・神田祭
    5. 5.東北三大祭りとは?
    6. 6.四国三大祭りとは?
    7. 7.京都三大奇祭とは?
    8. 8.日本三大祭りに行ってみよう!

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    一般的な日本三大祭りとは?

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    「日本三大祭り」というのは、一般的には京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭り」、東京の「神田祭」のことを指しています。どれも各地方で行われる人気の祭で、毎年開催時には地元民も観光客も、大人数が参加し観覧に訪れることで有名です。

    日本三大祭りはどれもしっかりした歴史や由来のあるもので、祭の中での動きの華やかさだけでなく、祭が行われるようになった歴史的な背景を知ることでより楽しめるものとなっています。

    日本三大都市開催の祭りが一般的

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    日本三大祭りがどのように定められたのかは諸説ありますが、江戸~明治頃の「三都」とされていた東京・京都・大阪における代表的なお祭りを選んだ結果、神田祭・祇園祭・天神祭りの3つになりました。

    地方によって異なる祭りも

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    日本三大祭りにおいて、一般的なものは先程挙げた「祇園祭」「天神祭り」「神田祭」ですが、地方によっては三大祭りとする祭が違っている場合があります。これは、特別に認定機関があるわけではないためで、特に違いがあるのは東北と九州です。

    東北地方では東京の神田祭の代わりに「ねぶた祭」を入れることもありますし、九州地方では同じく神田祭の代わりに「博多どんたく」や「長崎くんち」を入れて日本三大祭りだと定義することもあります。

    訪れる地方によっては日本三大祭りと言って指している祭が違うこともあるので、話題にする際は誤解の無いようにしましょう。

    日本三大祭り:京都・祇園祭

    Photo by jinkemoole

    日本三大祭りの中でも特に歴史の古い祭が、京都の祇園祭です。祇園祭は京都の中でも京都市東山区の八坂神社で行われる祭で、9世紀から続いているとされています。TVなどで放映され、有名なのは宵山や山鉾巡行ですが、実は1ヶ月に渡って行われる長い祭です。

    祇園祭の由来について

    Photo by MShades

    9世紀頃から続く祇園祭の起源は、元々や疫病の神様や死者の怨念を鎮めるために行う「御霊会(ごりょうえ)」という祭でした。その後も疫病が流行り、死者が相次いだため「鉾を立てて悪霊を移すことで穢れを払う」という御霊会が行われ、現在の祇園祭に繋がっています。

    「祇園祭」という名前は、祭を行う八坂神社がかつて御祭神に関係する祇園精舎から「祇園社」と呼ばれていたことに由来しています。

    山鉾巡行で使用される山鉾は、室町時代で既に現在見られる形に近いものが使われていたことが分かっています。江戸時代頃に火災で焼失した山鉾もありましたが、修復や再興を経て、現在も様々な種類の山鉾が訪れた人の目を楽しませてくれています。

    開催時期は?

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    1ヶ月も続く祇園祭の開催時期は、7月いっぱいです。神事の打ち合わせから始まり、山鉾の組み立てを経て宵山・山鉾巡行が行われます。その後も神楽や狂言の奉納などが行われますが、あまり広くは知られておらず、観光客は少なくなります。

    観光客が多く華やかなのは例年14~16日に行われる宵山、17日の山鉾巡行ですが、祇園祭を見物に行く人に注意して欲しいのは、暑さ対策です。京都の夏は高温多湿なので驚くほど暑く、もし行くのであれば熱中症対策は充分にした上で見物するようにしてください。

    日本三大祭りの1つ祇園祭のみどころ

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    祇園祭の見どころと言えば、幻想的に浮かび上がる山鉾の姿と数々の屋台が楽しめる14~16日の宵山、そして釘を使わず組み立てられた山車である、高さ6~10mの山や鉾がダイナミックに動く山鉾巡行です。

    京都市内の建物はそれほど高さが無いこともあり、梅雨明けの空にお囃子が鳴る中、大きな山鉾が動いている様子は見た目にも鮮やかで写真映えする風景です。各々に趣向の違う、山鉾そのものの装飾も見応えは充分にあるので、ぜひ巡行の時間をチェックして見に行きましょう。

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    日本三大祭り:大阪・天神祭り

    Photo by Kentaro Ohno

    「天神祭り」は、大阪市北区にある大阪天満宮にて行われる祭で、日本三大祭りであると同時に、大阪三大夏祭りの1つでもあります。古くから続く天神祭りは、大阪の繁栄のシンボルとして、周囲の人や観光客から長く愛されている祭です。

    天神祭りは、天神である菅原道真公に市内の繁栄ぶりを見ていただくというのが目的です。天神祭りの特徴は、神輿などだけでなく船を淀川に浮かべての神事も行われる点で、他ではなかなか見られない水上での神事を見るために、毎年多くの人が天神祭りへ足を運んでいます。

    天神祭の由来について

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    天神祭りの由来は古く、951年に天神祭りの元となる「鉾流神事(ほこながししんじ)」が始まったとされています。神鉾を川に流して流れ着いた場所に祭場を設置し、神事を行っていたのが天神祭りの起源です。

    豊臣秀吉が大阪城を築いた頃には現在の形に近づいた天神祭りですが、祭の形態の変化や川の水位増加、世情不安の不安などで中止となることもありながら、現在まで残ってきました。

    大阪が「天下の台所」と呼ばれ隆盛を極めていた頃に最も豪勢な形となったと言われている天神祭りですが、現代に引き継がれてなお、大変華やかな祭として評判です。

    開催時期は?

    Photo by Kentaro Ohno

    天神祭りが行われるのは6月末~7月いっぱいまでで、長期に渡ります。天神祭りの期間中、様々な神事やイベントが行われ、盛り上がりを見せます。その中でも地方からも多くの人が集まり注目されるのは7月24日の宵宮と、翌日25日の本宮です。

    メインとなる神事や天神祭りの目玉である花火を見たいのであれば、24日から25日にかけて訪れるのをおすすめします。

    日本三大祭りの1つ天神祭りのみどころ

    Photo by Kentaro Ohno

    天神祭りには見どころとなる神事がいくつもあります。特に中心となっている神事が「陸渡御(りくとぎょ)」と「船渡御(ふなとぎょ)」です。どちらも神様の登場である「渡御」を示す神事ですが、陸渡御で陸地の移動を行った後、船に乗って船渡御が行われる流れとなっています。

    陸渡御では氏子を中心とした集まりである「講」という団体による、総勢3000人ほどの色鮮やかな衣装の人々や神輿での行進があり、思わず目を奪われる豪華さです。

    そして舞台を水上に移しての船渡御では、100隻あまりの船を淀川に浮かべ、御神霊を乗せた船や講による供奉船、神様をお迎えする人形を飾った御迎船などが川を下ります。華やかに飾りつけられた船が何隻も浮かんでいる様子は、天神祭りにおける花形シーンです。

    最大の見せ場!天神奉納花火

    Photo by KeikoS.ryoko

    船渡御や船上祭を経て、天神祭りの最後にしてハイライトでもあるのが天神奉納花火です。神様に見ていただくために打ち上げられる花火は、総数3000発もの数が用意されており、花火によって浮かび上がる船の様子や水上に移る美しい姿はぜひ見て欲しいポイントです。

    花火は、例年19:30から1時間半近くかけて打ち上げられます。川を挟んで打ち上げられることもあり、様々な角度からゆったりと見られるのも、天神祭りにおける魅力の1つと言えます。

    日本三大祭り:東京・神田祭

    Photo by taken_spc

    祇園祭、天神祭りと続いて日本三大祭りとされているのが東京の神田祭です。神田祭は、別名「天下祭」とも言われており、東京都千代田区の神田明神で行われています。神田祭も、日本三大祭りだけでなく江戸三大祭の1つとして、人気のある祭です。

    祭そのものは奇数年に「本祭」、偶数年に「蔭祭」が行われていますが、本祭の方を指して神田祭とするのが一般的であるため、神田祭は隔年開催となっています。

    神田祭の由来について

    Photo by Marufish

    神田祭の由来については文献や詳細な資料で残っているものが少ないのですが、少なくとも江戸時代にはある程度の規模で行われていた祭であることが分かっています。徳川家康が合戦の際に神田大明神に戦勝を祈願したことなどから、家康の援助を受けて立派な祭となりました。

    徳川家の援助を受けてからは、社殿や神輿・祭器が寄進されたこともあり、神田祭は絶やすことなく行われています。山車が焼失するという事件のために神輿を中心とした祭になりましたが、平成に入ってからは一部の山車が復活し、現在でも大変賑わっている祭です。

    開催時期は?

    Photo by Marufish

    神田祭が行われているのは5月で、約1週間かけて様々な神事が執り行われます。細かい日にちは開催年によって変更がありますが、5月上旬~中旬が一般的な日程です。メインとなる「神幸祭(しんこうさい)」は、神田祭の日程でも真ん中あたりに行われます。

    とは言え、数々の神事の中には賑やかなものから厳かな雰囲気のものまであるため、神事を一通りチェックして自分がどのあたりを見物したいのか、決めておいた方が良いでしょう。

    日本三大祭りの1つ神田祭のみどころ

    Photo by Marufish

    いくつもの神事が行われる神田祭ですが、一際華やかで目を引くのが「神幸祭」と「神輿宮入(みこしみやいり)」です。神幸祭は山車などの「曳き物」を曳いて神田や日本橋、丸の内に秋葉原を練り歩き、清めるために行われます。

    都会的なビルが建ち並ぶ中に、圧倒的な和の雰囲気の山車が通る様子は神田祭ならではの光景で、山車の豪華さも相まってとても見応えがあります。そして神輿宮入では、御霊神を移した神輿を担ぎ、東京都内を練り歩きます。

    神輿宮入では100基もの神輿に法被姿の人々と、これぞ祭といった風景を目にすることが出来るため、見物客も多く集まります。神田祭らしい場面を見たい人にはおすすめの行事です。

    東北三大祭りとは?

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    日本三大祭りは全国区で有名な祭ですが、地方を絞っての三大祭も見応えのある素晴らしいものが多くあります。東北地方においては、「東北三大祭り」と称される代表的な祭があり、青森の「ねぶた」、秋田の「竿燈」、宮城の「仙台七夕祭」が東北三大祭りとされています。

    東北三大祭りは夏場のお盆前の時期に行われることが多く、暑い中でも盛大に行われる祭の様子は毎年多くの観光客が訪れるほどの賑やかさです。東北旅行の目的としても、ぜひ一度目にしてほしい、東北三大祭りについてそれぞれご紹介していきます。

    ねぶた

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    いかめしい顔の山車燈籠が印象的な「ねぶた祭り」は、青森県青森市で8月頭に約1週間かけて行われる夏祭りで、東北地方で行われる祭の中でも一際有名です。元々は七夕祭りとして行われていましたが、精霊送りなどの行事と一体化して現在の形になったと言われています。

    青森市以外の弘前市などでも行われており、1980年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。ねぶたと言えば、夜に光り輝く山車燈籠が有名で、全体で5mほどの高さにもなる大きな「ねぶた」は、一度見たら忘れられないほどに強烈な印象です。

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    人形型や扇形など、地域によっても違いのあるねぶたが掛け声と共に街を練り歩く様子は祭のハイライトとなっており、観覧席も設けられています。

    代表的な見た目のねぶた以外にも子供ねぶたやその年の流行を押さえたねぶたなど、バリエーションが豊かなのも見どころです。一部のねぶたは海上運行が行われるなど、珍しい演出も含めて、東北を代表する祭と言えます。

    竿燈

    Photo by Yasuhiro_S

    青空に高さのある「竿燈(かんとう)」が映えるのが、秋田で行われる「竿燈祭り」です。8月上旬に行われる竿燈祭りは、長い竿の先に提灯をたくさん付けた「竿燈」を肩に乗せて動くといった、見た目にも派手な名人芸が特徴で、東北の祭の中でも、より独自性があります。

    竿燈は何種類かの大きさがありますが、最大だと長さが12m、竿燈に付ける提灯の数は46個と、これが本当に人間の肩に乗るのかと驚くようなサイズです。七夕やお盆の祭の流れを汲む竿燈祭りでは、竿燈に厄除けや五穀豊穣などの願いが込められています。

    Photo by Yasuhiro_S

    また、竿燈を持ち支える技術は「竿燈妙技」と呼ばれ、竿を乗せる場所を肩の他に手のひらや額、腰など難しい部位に置くことで技術を競い合う「竿燈妙技会」も行われています。竿燈は体験が出来るイベントも設けられているので、東北旅行の折に挑戦してみるのも良い思い出です。

    竿燈祭りは夜の部と昼の部の両方がありますが、夜に明るく浮かび上がる竿燈も、青空の下で大きく揺れる竿燈もどちらも魅力的なので、気になる人は両方見物してみてください。

    仙台七夕祭

    Photo by mootoh

    東北三大祭りの残りの1つとして、宮城県仙台市では、東北地方で行われている七夕祭りの中でもより盛大に「仙台七夕祭り」が行われています。開催時期は旧暦の七夕頃にあたる8月6~8日の3日間で、アーケード街を中心として開催されます。

    商店街のアーケードや各店舗、各家庭にいたるまで様々な場所で飾り付けがされていて、例年200万人以上の人が訪れる祭となっています。豪華な飾り付けは、東北だけでなく首都圏で使うもので仙台へ七夕飾りの発注がされるほどの評判です。

    Photo by koziro

    仙台七夕祭りで飾られている七夕飾りには、内容によって学問上達や長寿、商売繁盛などの意味が込められているので下調べした上で見物に行くとより楽しめます。コンサートなども実施されるので、夕涼みをしながらふらふらと見て回るだけでも楽しめる祭です。

    青森のねぶた祭りの楽しみ方!開催時期や見どころ・由来などもご紹介のイメージ
    青森のねぶた祭りの楽しみ方!開催時期や見どころ・由来などもご紹介
    みなさんは青森の「ねぶた祭り」をご存知でしょうか。多くの人がその名前を聞いたことがあるかもしれません。今回は、全国的にも有名な青森の「ねぶた祭り」について、その由来や開催時期、見どころなど、楽しみ方をたっぷりとご紹介していきます。

    四国三大祭りとは?

    Photo by Takashi(aes256)

    東北地方の夏が盛り上がっている一方で、四国地方においても「四国三大祭り」と呼ばれる有名な祭があり、年々観光客も多く訪れています。四国三大祭りとされているのは徳島の「阿波踊り」、高知の「よさこい祭り」、愛媛の「新居浜太鼓祭り」の3つです。

    それぞれの祭の歴史は古いものの「四国三大祭り」と名がつくようになったのは昭和中期以降です。四国三大祭りはどれも参加者の人数が多く、賑やかさが特徴の祭なのでどれを見に行っても充分に楽しめます。ここからは、四国三大祭りについて1つずつご紹介していきます。

    阿波踊り

    Photo by na0905

    四国のみならず全国的に有名で、他の地方でも行われることがある阿波踊りの原点が、徳島で行われる阿波踊りです。お盆の時期である8月12~15日に行われ、市内の各地に複数会場が設けられるだけでなく、街角でも踊りが行われるので徳島市内全体が活気づく祭です。

    四国での阿波踊りは笠をかぶって行われる美しい女踊りと、振りが大きく迫力のある男踊りがあり、列を組んで踊りながら進んでいく様子は圧巻の一言です。阿波踊りは念仏を唱えて踊る念仏踊りが起源であるとも言われていますが、現在はお盆に踊るものと考えられています。

    踊り手の団体である「連」には、他の地方からの参加者も参加出来るものもあるので、興味があるなら初心者向けの連に参加して一緒に踊って楽しみましょう。

    よさこい祭り

    Photo by Sakuramai Toronto

    高知県高知市で行われる「よさこい祭り」は、前夜祭から全国大会、後夜祭まで含めると4日間に渡って行われる祭で、前夜祭では花火大会も行われています。個性的な衣装や化粧をした踊り子による集団での演舞は壮観で、手に持つ鳴子以外にも様々な小道具が使われます。

    参加する踊り子は約200チームあり、合計2万人が四国に集まりよさこい踊りを披露しています。徳島の阿波踊りに対抗して始められた四国三大祭りの中でも新しい祭で、音源や踊りのアレンジが比較的自由に行えることから、チームごとに特色豊かな踊りが見られるのも魅力の1つです。

    開催時期は8月9日からなので、四国においてお盆直前に賑やかに行われる祭を見物したい人は、ぜひ高知へ足を運んでみてください。

    新居浜太鼓祭

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    愛媛県新居浜市で10月16~18日に開催される「新居浜(にいはま)太鼓祭り」は、四国三大祭りとされている祭の中でも鎌倉時代まで遡れるほど歴史の古い祭です。また日本三大祭りならぬ「日本三大喧嘩祭り」に含まれるほどに激しさが特徴となっています。

    秋の豊作を祝って行われる新居浜太鼓祭りでは、金糸銀糸で豪華に彩られた「太鼓台」という名の山車が54台、市内を練り歩くだけでも豪華ですが、注目すべきは2.5トンもの重さの山車の車輪を外した状態で高く担ぎ上げたり、担ぐ耐久時間を競ったりする「かきあげ」です。

    「かきあげ」の担ぎ方には様々な方法や技があり、山車によって何が行われるのかも見どころです。力が最大限に発揮される祭を四国で見たいのならば、新居浜太鼓祭りがおすすめです。

    京都三大奇祭とは?

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    京都の祭で言えば、上記でご紹介した日本三大祭りの1つである祇園祭がやはり有名ですが、もちろんその他にも有名な祭はいくつも行われています。特に、「京都三大奇祭」と呼ばれている祭は、神事の内容や独特の習俗から、祭の中でも一風変わったものとして注目されています。

    その地方の特色が出るのが祭とは言え、京都の中でも変わっている祭として扱われる京都三大奇祭について、それぞれの内容をご紹介していきます。

    鞍馬の火祭

    「鞍馬の火祭」は、京都市左京区の鞍馬にある由岐神社において、毎年10月22日に行われる祭です。火祭と言われてイメージするのは松明などを持ち歩く様子ですが、鞍馬の火祭で特徴的なのは「神事にまいらっしゃれ」という言葉を合図に集落の各所にある篝火や松明が点火されます。

    そして篝火があちらこちらにある中を、小さい子供から大人まで、大小様々な松明を持った人が練り歩き、最終的には大きな松明を持った人々が鞍馬寺の山門前に向かいます。火祭とはいえ、100本を遥かに超える数の松明がひしめき合う様子は滅多に見られない光景です。

    普段は静かな鞍馬周辺がたくさんの松明で明るく浮かび上がる鞍馬の火祭は、迫力ある祭を見物したい人にはぜひ見て欲しい祭となっています。

    今宮やすらい祭

    京都市北区の今宮神社にて開催される「今宮やすらい祭」は、4月の春が終わる頃に行われ、無病息災を願うために始まったと言われています。奇祭と呼ばれるほど独特なのは、桜や椿などで飾られた美しい花傘だけでなく、赤や黒の毛をつけた「鬼」も行列に登場する点です。

    お囃子に合わせて練り歩く総勢20名ほどの行列の様子は、春の陽気も相まって独特でありながらも和やかな風景です。また、花傘の下に入るとその年は病気をせずに過ごすことが出来ると言われているため、健康を願う見物客が多く訪れています。

    赤い衣装を身に着けた赤毛や黒毛の鬼が踊る踊りは、緩やかな動きと飛び跳ねるような動きがあり、緩急のついた特徴的な踊りです。春に京都へ行くなら、立ち寄ってみてください。

    太秦の牛祭

    京都市右京区の太秦にある広隆寺で行われる「太秦の牛祭」は、10月に行われる秋祭りで神社でなくお寺で行われるという珍しい祭です。牛祭と名がつくだけあり、白いお面をつけた「まだら神」が牛に乗り、鬼のお面をつけた四天王役を伴って境内を一周します。

    境内と周辺を回った後は薬師堂前で祭文を読み上げ、読み上げるのが終わると同時に堂内へ飛び込むという、奇祭の中でもより特殊な光景を目にすることが出来ます。五穀豊穣を願うために行われる牛祭ですが、牛を確保することが難しいため、不定期開催となっています。

    もし開催の時に居合わせることが出来るならぜひとも見ておきたい奇祭として、太秦の牛祭をおすすめします。

    日本三大祭りに行ってみよう!

    Photo by KeikoS.ryoko

    全国的に有名な「日本三大祭り」は、祭の歴史の古さや多くの人が関わっている規模の大きさから、どれを見に行っても見応えは充分にあります。また、日本三大祭りの他にも東北や四国で行われている三大祭りも素晴らしいものばかりです。

    お祭りの雰囲気が好きな人や、有名な祭の様子を一度は実際に見てみたいという人は、まずは日本三大祭りのどれかに行って、祭ならではの雰囲気をその場で感じてみてください。

    平井 今日子
    ライター

    平井 今日子

    滋賀県出身、京都在住です。お酒好きなのでお酒が楽しく飲めるスポット探しに日々勤しんでいます。神社やお寺も好きなので、良いところがあればご紹介していければと思います。楽しそう、面白そうが伝わる記事を発信していきたいです。

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