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大分の久住山とは?
久住山は大分県竹田市久住町の西部のある山で、九重連峰の南に位置し最高峰は標高1791mの中岳です。約10数個の火山が連なる山で火山郡全体をさす場合は「九重山」または「九重連山」と言い、火山群の主峰を指す場合は「久住山」と言います。
現在では火山群や周辺地域全体を指す場合に「九重山」や「九重連山」を用い、その主峰である単体の山を指す場合に「久住山」を用いるのが一般的です。
しかし、近年混乱を避けるために平仮名で「くじゅう」を用いることもしばしばです。「阿蘇国立公園」の名称変更をする際に「久住」と「九重」で論争がありましたが、結局「阿蘇くじゅう国立公園」で落ち着きました。
「九重連山」を含む阿蘇くじゅう国立公園は、九州のほぼ真ん中で、熊本県と大分県にまたがる広大な公園です。そこには、常に人気の高い阿蘇山・久住山・由布岳・鶴見岳からなる火山群と雄大な草原が広がります。
久住山には久住高原や飯田高原、坊ヅル湿原やタデ原湿原などラムサール条約に登録される貴重な湿原もあり、見どころいっぱいのおすすめ観光地でもあります。ここは別名、「九州の屋根」とも呼ばれています。
一年の中でも春と秋は登山客も多く、特に紅葉の季節は周囲の山々が紅に染まり、空気が澄んでいるため山の稜線も美しく感動的で人気が高いです。
5月下旬から6月上旬にかけてはミヤマキリシマが久住全体をピンク色に染める様子は一度見たら忘れられないまさに絶景です。
九州の百名山のひとつ
久住山は山と渓谷社が選定した日本百名山にも選ばれた山で中岳、三俣山などとともに久住山系と呼ばれる山塊をなしていて、東側の人気スポット大船山などからなる大船山系と対峙しています。
日本百名山の選定基準は品格・歴史・個性があり標高1500m以上の山となっていて、久住山の魅力はトレッキングやハイキングとして初心者でも楽しめることです。
初心者におすすめなコースはなんと言っても牧ノ戸ルートで牧ノ戸峠登山口から始まるルートです。牧ノ戸峠登山口は1330mに位置しています。高低差も緩やかで初心者からファミリーハイキングのベストコースになっています。