神奈川で登山といえば大山!気になるアクセス方法や観光スポットを紹介

神奈川で登山といえば大山!気になるアクセス方法や観光スポットを紹介

神奈川で登山といえば大山が有名です。大山は中級クラスの山が連なる丹沢山系にあり、東京からアクセスがしやすい神奈川県にあるため、登山だけでなく観光地としても人気です。そこで気になる大山へのアクセス方法や観光スポットなどを詳しく紹介します。

    記事の目次

    1. 1.大山がある神奈川の丹沢山系はどんなところ?
    2. 2.大山は神奈川が誇る山岳信仰の地
    3. 3.大山は神奈川で有名な紅葉の名所
    4. 4.大山の登山コースを紹介
    5. 5.神奈川・大山の見どころ
    6. 6.大山登山に必要なアイテムは?
    7. 7.神奈川・大山へのアクセス
    8. 8.大山周辺の神奈川観光スポット
    9. 9.神奈川の大山は初心者からベテランまで楽しめる!

    店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

    大山がある神奈川の丹沢山系はどんなところ?

    Photo by cotaro70s

    神奈川県の大山(おおやま)は、丹沢山系と呼ばれるエリアにあります。中級クラスの山々が連なる丹沢山系は、中央に位置する蛭ヶ岳を境に宮ヶ瀬湖側を「東丹沢」、丹沢湖川を「西丹沢」といいます。

    東丹沢に属する大山は、塔ノ岳・三ノ塔がある「表尾根」と高取山・仏果山・経ヶ岳がある「仏果連山」に挟まれるように位置しており、神奈川県を代表する人気の登山スポットにもなっています。

    なお大山を含む丹沢山系の山々は「丹沢大山国定公園」に指定されており、四季折々の自然を楽しむことができる神奈川の有名な観光スポットでもあります。

    大山は神奈川が誇る山岳信仰の地

    Photo by 8og

    日本百名山の1つでもある神奈川の大山は、江戸時代から続く山岳信仰の聖地でもあります。日本の神道では「自然の中に神様がいる」と考えており、山もその1つに含まれます。

    日本の山岳信仰の代表といわれるのが富士山ですが、富士山の姿によく似ている大山も代表的な山岳信仰の地です。

    さらに大山は雨の神様がいると信じられていて、別名「あめふり山」ともいいます。標高1000メートルを超える大山は雲や霧が発生しやすい環境にあるため、よく雨が降ります。そのことから大山は「雨をもたらす神様がいる山=雨乞いの対象」として広く知られています。

    Photo byFree-Photos

    さらに江戸に近い神奈川の大山では、6月下旬~7月上旬にかけて行われる大山詣が職人たちの間で人気でした。この大山詣は女人禁制で、大山詣に向かう職人たちは木刀を持参して入山します。

    ただしすぐに山頂を目指すのではなく、大山にある2つの滝で滝行を積まなければいけません。滝で身を清めるとようやく山を登ることが許され、山の神様である石尊大権現に参拝します。

    石尊大権現に持参してきた木刀を奉納すると、新たに木刀を授けていただくことができます。なお大山で授けられた木刀は護符になるため、刀を扱う江戸の職人たちから絶大な人気を得ていました。

    フリー写真素材ぱくたそ

    もちろん庶民の間でも大山詣はとても人気がありました。大山は日本一の高さを誇る富士山と姿かたちがよく似ている上に、どちらも日本の山岳信仰の有名スポットなので、大山と富士山の2つにお参りをする「両詣で」は当時の庶民の憧れでもありました。

    さらに大山は「立身出世の神」ともいわれているため、東京から近い神奈川の大山は、江戸に住む庶民の間では有名な山岳信仰の地だったのです。

    神奈川・大山の歴史

    Photo by haru__q

    神奈川の大山は、山の上に大山津見神(おおやまつみのかみ)が祀られていることが名前の由来だといわれています。大山津見神は、イザナギノミコトとイザナミノミコトの間に生まれた神様といわれており、日本神話の中にも登場する有名な神様です。

    ただし大山津見神は、古くは「石尊大権現」と呼ばれていました。そのため江戸時代の大山詣では、石尊大権現にお参りすることを「大山詣」と呼んでいました。

    Photo by leesean

    その一方で大山は「天狗の住む山」としても有名です。天狗には大天狗と小天狗がいるといわれ、山伏のような姿で背中に羽をつけているのを大天狗、鳥のような姿をしているのを小天狗といいます。

    天狗は不思議な力を持っていて、人の姿をしているのに背中の羽を使って自由に空中を飛び回りますし、天狗の住む山では不思議な現象がたびたび起こります。源義経が鞍馬山で天狗に剣術を学んだという話も、天狗の不思議な力がもととなって生まれたのかもしれません。

    そんな不思議な力を持つ天狗が住む山は天狗信仰の地とされたのですが、なんと神奈川の大山も「天狗が住む山」といわれ、天狗信仰の地とされていたのです。その証拠に大山のにある阿夫利神社では、境内に大天狗と小天狗の祠が建てられています。

    江戸時代には大山詣りがブーム

    Photo bykekopi

    江戸時代の庶民の間では、「富士に登らにゃ、大山に登れ。大山に登らにゃ、富士に登れ」という言葉がよく使われていました。江戸の庶民の間で富士山と大山の2つをまわる「両詣で」はとても人気がありましたが、両詣でを実現させることは簡単なことではありませんでした。

    確かに大山は関東にある山の中で比較的登山がしやすい山ですが、当時の庶民の移動手段は徒歩が基本でしたから、神奈川にある大山に登るだけでも大変です。でも両詣でを成功させるには、大山登山のあとで日本最高峰の富士登山に挑まなければいけません。

    Photo byKanenori

    そのため富士山と大山を詣でる「両詣で」は当時の人々の憧れでしたが、実際にはどちらか一方の山を詣でるのが一般的でした。そして神奈川にある大山は、東京から遠く離れた場所にある富士山よりも身近な参詣スポットとして江戸の庶民の間で人気があったのです。

    ただし大山詣が江戸時代に人気だったことには、信仰とは違うもう1つの理由があると言われています。

    Photo by t.kunikuni

    江戸時代の人々にとって大山詣は、旅と同じでした。旅は一生に一度の貴重な体験だったので、旅に行くことそのものが庶民の憧れでした。でも当時の旅には危険がつきものだったので、無事に大山詣から戻れればそれだけでご利益があるとも考えられていました。

    それでも旅に出れば道中の名所を巡ることができますし、宿場町では郷土料理を味わうことができます。そのため大山詣は、簡単に旅に出かけることができない当時の人々にとって数少ない娯楽であったため大ブームとなったのです。

    大山は神奈川で有名な紅葉の名所

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    大山の紅葉は、毎年11月初旬~11月下旬に見頃のピークを迎えます。大山を含め丹沢山系の山々が一斉に紅葉のピークを迎えるため、全国各地から紅葉狩りを楽しむ観光客が訪れます。

    また紅葉シーズンになると、大山寺と阿夫利神社下社がライトアップされるため夜の紅葉を楽しむこともできます。とくにミシュランで2つ星を獲得した阿夫利神社からの夜景は見ごたえがあります。

    期間限定!ケーブルカーで夜景を鑑賞

    Photo by Kentaro Ohno

    丹沢大山国定公園の中にある大山では、神奈川を代表する紅葉観光スポットでもあります。10月中旬頃から徐々に紅葉が始まり、11月になると大山を含め丹沢山系は紅葉の見頃を迎えます。

    しかも大山にある阿夫利神社と大山寺ではこの時期に紅葉のライトアップが行われ、大山観光に欠かせないケーブルカーの沿線も期間限定でライトアップされます。

    しかもライトアップされた幻想的な大山の紅葉をケーブルカーの車窓から楽しむことができるのは、ライトアップイベントが行われているこの時期だけです。

    Photo by Richard, enjoy my life!

    さらに大山の夜景といえば、ミシュランで2つ星を獲得している阿夫利神社からの夜景も外せません。世界が認めた極上の夜景を紅葉のライトアップとセットで楽しむことができるので、ライトアップ期間中は国内外から多くの観光客が極上の夜景を見るために大山を訪れます。

    なお紅葉のライトアップ期間中に大山ケーブル駅から阿夫利神社駅までの往復乗車券を購入すると、ケーブルカーの営業時間中の乗り降りが自由になります。ライトアップは日没後になりますがケーブルカーは朝から営業しているので、この期間は往復乗車券を利用するのがお得です。

    大山の登山コースを紹介

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    大山の登山ルートは、登山初心者から上級登山者まで楽しめるルートがたくさんあるため人気があります。そこでここからは、大山の登山ルートの中でも人気の登山ルートを詳しく紹介していきましょう。

    大山周回コース

    Photo by Kentaro Ohno

    最初に紹介するのは、「ケーブルカー阿夫利神社駅~富士見台~山頂~見晴台~二重滝~大山寺~大山ケーブル駅」ルートで大山を周回する登山ルートです。最初にケーブルカーを使って登山道入口まで移動するので、登山初心者におすすめのコースです。

    まずは大山のふもとにある「大山ケーブル駅」からケーブルカーに乗車し、終点の「阿夫利神社駅」で下車します。車窓からは大山の豊かな自然を見ることができるので、ケーブルカーに乗っている間も大山登山への期待感が膨らんでいきます。

    Photo byfan4tian2

    また終点の阿夫利神社駅からは、晴れていれば江ノ島や三浦半島、相模湾を見ることができるので、観光スポットとしても人気があります。そのためこのコースでは阿夫利神社からの景色を堪能してから、登山の安全祈願を済ませて大山登山道へと向かいましょう。

    登山道入口の鳥居をくぐると、いきなり急こう配の石段が目の前に現れます。ここが最初の難関ですが、手すりがついているのでゆっくり登っていきます。登りきると木々に囲まれた登山道に変わります。傾斜もかなり緩やかになるので初心者でも楽しく登山ができます。

    Photo by wongwt

    登山道を登っていくと、道の途中に夫婦杉が見えてきます。夫婦杉は「縁起のよい木」といわれているので、ここでも登山の安全を祈願しておきましょう。夫婦杉からさらに登山道を進むと、富士見台に到着します。

    富士見台からは、その名の通り日本一の山・富士山を眺めることができます。富士見台は大山周回コースの絶景スポットでもあるので、一息つきながら美しい景色と澄んだ空気を味わってください。

    富士見台を過ぎると、ヤビツ峠から登る登山道に合流します。ここから大山の山頂まで約10分です。最後の上り坂になりますのでここで気合を入れ直しましょう。

    Photo byyamabon

    最後の上り坂をあがると、ようやく山頂に到着です。山頂には360度の大パノラマが満喫できるベンチもありますし、軽食や飲み物が準備された茶屋もあります。山頂での景色を十分に楽しんだなら、大山周回コースのもう1つの絶景スポット・見晴台へ向かいます。

    見晴台に向かう登山道は大山のふもとに降りていくルートなので、足元に十分に気を付けて降りていきます。しばらく降りていくと見晴台が見えてくるので、山の上から眺める最後の絶景を楽しんでください。

    見晴台を出ると、このコースも終盤になります。ゴールとなる大山ケーブル駅までは、二重滝、大山寺などの観光スポットがあります。

    Photo bynovaz

    見晴台を過ぎてから最初に出会う建物が二重社です。小さな祠ですがこの脇にある滝が、観光スポットの二重滝です。二重滝を過ぎると阿夫利神社がありますが、このコースでは最後に大山寺を回るので、ケーブルカーを使わず徒歩で登山道を下山します。

    阿夫利神社からさらに降りていくと、大山寺の山岳信仰の聖地である大山寺へ到着します。ここで最後の休憩をとり、大山寺で登頂の報告をしたら、大山のふもとにある大山ケーブル駅を目指します。ここからは緩やかな下り坂なので、自然を満喫しながら下山しましょう。

    ケーブルカーを上手に利用しよう

    フリー写真素材ぱくたそ

    最初に紹介した大山周回コースも登山初心者におすすめのコースなのですが、子どもと一緒に大山登山を楽しみたい人や下り道に自信がない人には、下りもケーブルカーを利用してショートカットするコースがおすすめです。

    大山周回コースでは、大山のふもとから阿夫利神社までケーブルカーを使った後は登りも下りも登山道を歩くコースでしたが、下りもケーブルカーを利用してショートカットすれば、もっと手軽に登山が楽しめます。

    フリー写真素材ぱくたそ

    たとえば夏の大山登山であれば、登山道入口がある阿夫利神社駅からケーブルカーを使ってふもとの大山ケーブル駅にアクセスする方法もあります。このアクセス方法なら体力の消耗を極力抑えられるので、登山の後に観光を楽しむこともできます。

    また阿夫利神社からふもとに向かう途中にある観光スポット・大山寺へのアクセスもケーブルカーを利用すれば、時間も節約できますし体力の消耗も抑えられます。

    フリー写真素材ぱくたそ

    ただし紅葉のシーズンだけは、大山寺駅まで登山道で下山することをおすすめします。大山寺から阿夫利神社下社までの登山道は紅葉の名所となっていて、フォトスポットもたくさんあります。

    もちろんケーブルカーの車窓から紅葉を眺めることもできるのですが、紅葉のトンネルを潜り抜けていく感動は登山道でなければ味わえません。また登山道の途中には紅葉した山々の先に浮かぶ富士山も見えますし、紅葉に包まれた大山寺もとても美しいです。

    日向薬師~大山コース

    Photo byDeltaWorks

    じっくりと時間をかけて大山登山に挑みたい人におすすめなのが、日向薬師から大山山頂を目指すコースです。このコースにチャレンジする場合は日向薬師までバスでアクセスするのがおすすめです。

    コースは「日向薬師~勝五郎地蔵~見晴台~山頂~富士見台~阿夫利神社~大山寺~大山ケーブル駅」となります。なおこのコースのおすすめの時期は、ヒガンバナの開花時期に当たる9月中旬~10月上旬と、大山の紅葉が見頃となる11月です。

    日向薬師行きのバスは、小田急伊勢原駅から乗ることができます。出発地となる日向薬師周辺はヒガンバナの名所となっているので、バス停を降りてからは秋の風物詩であるヒガンバナを見物しながら大山を目指します。

    Photo by Richard, enjoy my life!

    日向薬師周辺のヒガンバナエリアを抜け勝次郎地蔵を過ぎると、いよいよ本格的な大山登山に入ります。日向薬師から山頂に向かうコースの場合、最初の休憩スポットは見晴台になります。バスを降りてから約90分の道のりなので、ここでしっかりと身体を休めておきましょう。

    見晴台を出るとしばらく険しい山道になります。登山道の一部に足場の悪い箇所がありますので、足元に注意しながら山頂を目指します。山頂に到着すると360度の大パノラマが待っていますので、ここまでは一気に登っていきます。

    Photo by 代号锤子

    山頂での景色を楽しんだら、今度は阿夫利神社に向かう登山道から下山していきます。途中に富士見台がありますが、体力に余裕があるならここではトイレ休憩程度にとどめ、次に待っている大山の観光スポット・阿夫利神社へ向かいましょう。

    山頂から続く登山道も、阿夫利神社まで降りてくると終わります。ここでは登山モードから観光モードに気持ちを切り替え、世界が認めた阿夫利神社の絶景を思う存分楽しんでください。

    Photo by senngokujidai4434

    阿夫利神社は標高700メートル地点にある歴史ある神社で、かつては大山詣で大変な賑わいを見せた場所です。そんな阿夫利神社は紅葉の時期に訪れるのがおすすめです。世界中の人々を虜(とりこ)にした美しい紅葉は、目にした瞬間に言葉を失うほどの絶景です。

    さらに拝殿の脇には延命長寿のご利益があるといわれる「大山名水」が湧き出ています。わざわざ大山名水を組むために阿夫利神社を訪れる人もいるほどなので、ぜひ大山名水を飲んでゴールの大山ケーブル駅を目指してください。

    ヤビツ峠~大山コース

    フリー写真素材ぱくたそ

    大山山頂を目指すコースには、ヤビツ峠から出発するコースもあります。初心者でも十分にチャレンジできるコースですし、紅葉のシーズンになると朝から混雑する大山ケーブル駅を回避することができます。

    ヤビツ峠までのアクセスはバスになるのですが、ヤビツ峠行きのバスは小田急秦野駅からしか乗ることができません。そのためこのコースでは秦野駅からヤビツ峠までバスで移動し、「ヤビツ峠~山頂~阿夫利神社~(ケーブルカー)~大山ケーブル駅」の順で回ります。

    バスを降りてからは、さっそく大山登山がスタートします。登山道はある程度整備されていますが、木の階段や木のトンネルなど「いかにも登山道」といった感じの雰囲気があります。

    Photo byjangsungwoo

    また場所によってはかなり足元が危険な場所もあるので、十分に足元を確認しながらゆっくりと登っていきましょう。目指すヤビツ分岐点までは、スタート地点からおよそ90分かかります。

    ヤビツ分岐を過ぎると、大山山頂はすぐ目の前です。森の中をひたすら歩く登山道も、ヤビツ分岐を過ぎると急に視界が開けてくるので、それだけでもかなりテンションが上がってきます。目指す山頂までは、ヤビツ分岐点から約10分です。

    山頂にたどり着いたら、ここまで登ってきた自分自身を思いっきり褒めてあげましょう。目の前には絶景も広がっていますし、身体休めるベンチもあります。ここでランチタイムを兼ねてしっかり休息をとったら、阿夫利神社駅を目指して下山します。

    Photo by senngokujidai4434

    山頂から続く登山道を降り切ると、ケーブルカーの駅がある阿夫利神社に到着します。ここからゴールまでのアクセスにはケーブルカーを利用しますので、阿夫利神社到着をもってこのコースの登山は終了です。

    なおケーブルカーに乗り込む前に、阿夫利神社で大山名水をいただいておきましょう。ちなみに汲み入れ用のペットボトルも準備されているので、ご利益のおすそ分けとしてお土産にするのもおすすめです。

    神奈川・大山の見どころ

    Photo by ume-y

    都心からのアクセスが便利な神奈川の大山は、登山だけでなく観光スポットとしても有名です。それは古くから神奈川を代表する山岳信仰の聖地として大切にされてきた場所というだけでなく、世界が認める絶景スポットがあることも理由にあります。

    ミシュラン2つ星の絶景:大山阿夫利神社

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    古くから神奈川を代表する絶景の名所として有名な阿夫利神社ですが、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で紹介されたことによって世界中から注目されるようになりました。しかも阿夫利神社は「わざわざ旅行する価値がある」と高く評価され、2つ星を獲得しています。

    実は阿夫利神社の絶景ばかりがクローズアップされている印象があるのですが、実際には阿夫利神社がある大山もミシュランで1つ星を獲得しています。つまり阿夫利神社へ行けば、ミシュラン1つ星・2つ星を獲得した絶景を見ることができるというわけなのです。

    Photo byk-tabata0

    その中でも紅葉シーズンのピークを迎えた阿夫利神社は、1年の中で最も美しい景色が見られます。阿夫利神社は標高700メートル地点にあるため、見晴らしの良い展望エリアに建つと、あたり一面に広がる山々の紅葉を間近に見ることができます。

    また「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載されたことによって阿夫利神社には世界中から観光客が訪れるようになったため、外国語表示の標識や案内看板を増やしたり、アクセスに必要な交通網の整備など大規模な観光改革が行われました。

    Photo by *Yaco*

    そのおかげでこれまでは都内からアクセスがしやすい神奈川の絶景スポットに過ぎなかった阿夫利神社は、海外からの観光客でもアクセスに便利で、日本らしい自然の風景を満喫できる日本の絶景スポットに生まれ変わっています。

    住所 神奈川県伊勢原市大山12番地
    電話番号 0463-95-2006

    神奈川有数の古刹:大山寺

    Photo by Richard, enjoy my life!

    ミシュランの1つ星を獲得している大山のもう一つの人気スポット・大山寺も、大山観光には欠かせない場所です。大山寺は「関東三十六不動霊場」の1つであり、最初の番所でもあります。そのため霊場巡りや御朱印巡りで大山寺を訪れる人がとても多いです。

    大山寺のご本尊は不動明王なのですが、このご本尊は願行上人が大山と縁の深い江ノ島の龍穴の中にこもって作り上げたといわれいます。そのことが理由なのか、大山寺の絵馬には聖剣を握った青龍が描かれています。

    Photo by Richard, enjoy my life!

    また神奈川の大山寺は、縁結びのパワースポットでもあります。ご本尊の不動明王像が作られた江ノ島は縁結びの神様がいらっしゃる場所なので、江戸時代には大山詣の帰りに江ノ島詣をするのが庶民の間で大人気でした。

    そのため大山詣にきたら大山を「男性の神様」、江ノ島を「女性の神様」と見立ててお参りすると、良縁や恋愛成就、子授かりのご利益があると考えていました。このように古くから縁結びの神様として有名な大山寺には、江ノ島が見える場所に縁結びの鐘が建てられています。

    ちなみに願い事の内容によって鐘を鳴らす回数が決まっています。恋人や夫婦で訪れた場合は3回、恋愛成就祈願で訪れた場合は5回鐘を鳴らすとご利益を授けていただけます。

    住所 神奈川県伊勢原市大山724
    電話番号 050-8886-1032

    昭和レトロが楽しい:こま参道

    Photo by ume-y

    コマ参道は、大山観光に便利な大山ケーブルカーの大山ケーブル駅にむかうレトロな道です。古くから大山詣の参拝客が多く、参拝客相手の茶屋が並んでいました。今でも大山名物の大山とうふや大山こまなどを扱う店が約20店舗並んでいます。

    コマ参道を通ってケーブルカーの駅まで行くには362段の石段を登っていかなければいけませんが、昭和レトロな雰囲気が漂う大衆食堂や日帰り温泉が楽しめる旅館、大山の名物グルメが食べられる飲食店や茶屋などが並んでいるため、大山の人気観光スポットになっています。

    大山とうふ

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    神奈川の大山の名物料理といえば、昔から大山とうふが有名です。大山とうふが名物料理になった由来には諸説ありますが、「参拝客へふるまう食材として豆腐が適していた」「大山の名水のおかげで美味しい豆腐が作れる」などはよく耳にする説です。

    コマ参道では大山とうふの絶品グルメが味わえる人気スポットとなっていて、豆腐料理専門店もあれば豆腐を使ったスイーツやソフトクリームなども食べられます。

    なお毎年3月には、大山とうふをメインにした「大山とうふまつり」が行われます。コマ通りから大山寺駅までが会場となり、祭り期間中は各店舗では大山とうふの割引サービスがありますし、約4メートルの巨大鍋で作る大山とうふや椀子豆腐早食い大会なども行われます。

    大山こま

    フリー写真素材ぱくたそ

    大山こまは、大山がある神奈川県伊勢原市に伝わる郷土おもちゃです。江戸時代の頃に大山詣がブームとなったことで、「神奈川の大山土産といえば大山こま」といわれるようになり一気に知名度が上がりました。

    紺をベースに赤や緑など色鮮やかな模様が施されているのが大山こまの特徴で、かつては多くのこま職人たちがこまづくりに携わっていました。ところが昭和30年を過ぎるとこまはおもちゃとしての人気がなくなり、大山こまや職人の姿は街からどんどん消えてしまいました。

    現在の大山こまは伊勢原市の無形民俗文化財に指定され、少しずつ数を増やしています。最近では大山を訪れる外国人観光客が増えたため、日本らしいお土産として大山こまを購入する人が増えています。

    大山登山に必要なアイテムは?

    Photo byjackmac34

    大山は、登山レベルに合わせていろいろな登山ルートがあります。どのルートを使うかによっても持ち物や服装の準備が変わりますが、ここでは初心者が大山登山にチャレンジする場合に準備すべきものをピックアップしてみました。

    服装

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    ケーブルカーで登ることができる阿夫利神社までの登山であれば、季節に応じた服装で全く問題ありません。ただし阿夫利神社にある登山道入口から山頂を目指すのであれば、季節に関係なく寒さ対策をしておく必要があります。

    また大山は別名「あめふり山」といわれているほど雨が降りやすいので、ふもとの天気に関わらず必ずレインウェアを準備します。なお上下のレインウェアであれば、強風・寒さ対策になるのでおすすめです。

    持ち物

    Photo byOrnaW

    持ち物で注意してほしいのが荷物を入れるバッグです。初心者でも登りやすい大山ですが、登山道はかなり本格的な山道です。途中には鎖場もありますし、急な登り・下り道もあります。そのため常に両手が使えるようにしておく必要があります。

    またヤビツ峠ルートおよび日向薬師ルートの登山道にはヒルもいます。そのためヒル対策として厚手の靴下と塩を持って行くようにしましょう。

    なお日帰りの場合は、帰宅用の着替えも忘れずに持って行きます。大山では登山の帰りに日帰り温泉で汗を流すのも楽しみの1つです。ですから着替えの服だけでなく、下着や化粧落としなども準備するのがおすすめです。

    神奈川・大山へのアクセス

    Photo byPexels

    高速道路を利用して車で大山へアクセスする場合は、「東名厚木インター経由」と「東名秦野中井インター経由」の2ルートがあります。どちらのルートもインターを降りてからは国道246号線を経由して大山へ向かいます。なおインターを降りてから大山までは約40分かかります。

    駐車場は大山ケーブルカー駅周辺にある市営駐車場がおすすめです。市営駐車場は第1・第2駐車場があるのですが、収容台数が多く1日の利用料金が普通車で600円と安いのでおすすめです。

    大山ケーブルカー駅に続くこま参道の入口にあるのが市営第2駐車場なのですが、大型車の利用ができないことと1日の利用料金が普通車で1000円になります。なお収容台数が普通車で44台しかないので、紅葉の観光シーズンは朝早くても満車となることがほとんどです。

    フリー写真素材ぱくたそ

    お電車の場合は、下車駅から大山へのアクセスルートとして「伊勢原駅経由大山ケーブル駅ルート」と「秦野駅経由ヤビツ峠ルート」の2ルートがあります。

    伊勢原駅経由大山ケーブル駅ルートでは、小田急伊勢原駅で下車します。駅を降りてからは路線バスを使うアクセスとなりますが、伊勢原駅北口から「大山ケーブル行き」のバスがありますので、駅からバス停へのアクセスは便利です。

    秦野駅経由ヤビツ峠ルートでは、小田急秦野駅で下車します。こちらのルートも電車を降りてからは路線バスを使うアクセスとなりますが、秦野駅北口から「ヤビツ峠行き」のバスがあります。

    Photo by ketou-daisuki

    ただし電車と路線バスを利用するアクセス方法は、路線バスの出発時間と運行本数のチェックが必要です。伊勢原駅から大山ケーブル駅へアクセスする路線バスの本数は比較的多いのですが、夕方前には最終便が伊勢原駅を出発してしまいます。

    さらに注意が必要なのが、ヤビツ峠へのアクセスの場合です。土日祝日は観光客の利用が多いため、秦野駅出発便も5本(土曜日は1本増便)ありますが、平日は午前・午後に1本ずつしかありません。さらにヤビツ峠を出発する便も同じ本数なので要注意です。

    Photo by Happy Kota

    登山ではなく観光として大山を訪れる場合に欠かせないのが、大山ケーブルカーです。ケーブルカーを利用すれば、大山のふもとから山頂登山道入口がある阿夫利神社まで一気に移動できますし、最寄りのバス停から大山ケーブル駅までは徒歩15分でアクセスできます。

    なお大山ケーブルカーの停車駅は、ふもとにある「大山ケーブル駅」、中間駅の「大山寺駅」、終点の「阿夫利神社駅」の3駅です。大山ケーブル駅から阿夫利神社駅までの片道料金は、大人640円、小児320円です。

    同区間の往復乗車券もありますが、通常期と繁忙期によって料金が異なります。各シーズンの往復乗車料金および時刻表は、大山ケーブルカー公式サイトよりご確認ください。

    大山周辺の神奈川観光スポット

    Photo by zunsanzunsan

    丹沢の山々に囲まれ自然豊かな大山は、神奈川県内でも有数の観光スポットです。全国的にも有名な温泉地もありますし、紅葉や大山の自然を満喫できる観光スポットもあります。さらに自然の中で大山名物の絶品グルメを楽しめる人気スポットもあります。

    温泉

    Photo by neverbutterfly

    大山が登山上級者だけでなく登山初心者からも愛されるのは、登山後のお楽しみが多いからです。中でも登山の汗を流し疲れた体を癒してくれる温泉がたくさんあり、お目当ての温泉地をゴールに設定して登山ルートを決めるのも大山登山の楽しみ方の1つです。

    鶴巻温泉

    フリー写真素材ぱくたそ

    神奈川県秦野市にある鶴巻温泉は、カルシウムが豊富に含まれた温泉が有名な温泉です。大山だけでなく弘法山など人気の登山スポットに囲まれているため、日帰り温泉が多く登山客にも人気の温泉スポットです。

    中でも小田急線「鶴巻温泉駅」北口から徒歩2分の場所にある日帰り温泉「弘法の里湯」は、公営温泉なので入湯料も平日なら2時間800円、土日祝日は2時間1000円とお手頃です。

    公営浴場ですが露天風呂に内湯、貸切風呂(別途1時間1000円)、貸切休憩室(別途2時間1000円)があります。なお10時~17時までは、無料で利用ができる足湯もあります。

    住所 神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2
    電話番号 0463-69-2641

    伊勢原温泉

    Photo by amika_san

    神奈川県伊勢原市にある伊勢原温泉は、大山登山客に人気の温泉地です。泉質がアルカリ性単純温泉なので、登山の疲れをしっかりと温めながらほぐしてくれます。

    伊勢原温泉でのおすすめは、小田急「伊勢原駅」から車で10分の場所にある「ニュー天野屋」です。老舗ホテルでもあるニュー天野屋は、レトロな雰囲気が漂う心地のよい温泉宿で、日帰り温泉なら大人1人800円で利用ができます。

    住所 神奈川県伊勢原市西富岡1067
    電話番号 0463-95-0217

    七沢温泉

    Photo by neverbutterfly

    七沢温泉の中で特におすすめなのが、日本名湯100選に選ばれた「七沢温泉七沢荘」です。肌を滑らかにしてくれる強アルカリ性のお湯なので、美肌効果が期待できます。

    また七沢荘は、敷地内にたくさんのパワースポットがあることでも有名です。女性用の露天風呂は「子宝の湯」とされていますし、金運の湯や夫婦岩など、敷地のいたるところにご利益が期待できるスポットが点在しています。

    住所 神奈川県厚木市七沢1826
    電話番号 046-248-0236

    茶湯寺

    Photo byk-tabata0

    神奈川県伊勢原市にある茶湯寺は、別名「涅槃寺」といいます。茶湯寺は亡くなった人の百一日目を茶湯供養する「百一日参り」が有名で、敷地内には死者の魂を供養するための仏像が数多く祀られています。

    なお茶湯寺に百一日参りに行くと、亡くなった人によく似た人に会うことができるといいます。そのため今でも茶湯寺では、百一日参りのために足を運ぶ人の姿をよく見かけます。

    住所 神奈川県伊勢原市大山744
    電話番号 0463-95-3749

    宮ヶ瀬湖

    Photo by nyanchew

    宮ヶ瀬湖は、大山と同じ東丹沢にある湖です。宮ヶ瀬湖は宮ケ瀬ダムを造る際に中津川をせき止めたことによってできたダム湖で、丹沢の豊かな自然に囲まれていることから「ダム湖百選」にも選ばれています。

    早くから宮ケ瀬湖は丹沢の自然と触れ合える場所として整備されたため、今では宮ケ瀬湖を含む周囲一帯が神奈川を代表する観光スポットになっています。

    Photo by nyanchew

    宮ケ瀬湖には、「宮ケ瀬湖畔エリア」「ダムサイトエリア」「鳥居原エリア」の3か所の観光スポットがあります。小さな子ども連れのファミリーに人気なのは宮ケ瀬湖畔エリアです。2.5ヘクタールの広大なけやき広場では、子どもたちを思いっきり遊ばせることができます。

    紅葉の時期におすすめなのは鳥居原エリアです。宮ケ瀬湖の名所である虹の大橋を一望することができるため、絶好のフォトスポットになっています。また岬の展望台からは、丹沢山系の紅葉をバックに宮ケ瀬湖を見ることができます。

    大山フィッシングセンター

    フリー写真素材ぱくたそ

    神奈川県伊勢原市にある大山フィッシングセンターは、大山の登山口からのアクセスが便利なおすすめの観光スポットです。釣り堀ではあるのですが、周囲は大山の自然に囲まれていますのでマイナスイオンをたっぷり味わうことができます。

    大山フィッシングセンターで釣ることができるのは、渓流釣りで人気のニジマス・イワナ・ヤマメの3種類です。とはいえイワナとヤマメは本来は人がほとんど入り込まない山奥の渓流に住んでいるので、渓流釣り初心者が釣るのはとても難しいです。

    その点大山フィッシングセンターは渓流を利用した釣り堀なので、初心者でもその日のうちにイワナやヤマメを釣ることができます。

    Photo by INABA Tomoaki

    さらに大山フィッシングセンターの魅力は、釣った魚をその場で塩焼きにして食べることができることです。釣り道具一式はレンタルできますから、大山登山の後に大山フィッシングセンターでヤマメを釣り、その場で塩焼きにして食べることもできます。

    なお大山フィッシングセンターでは、ヤマメやイワナなどの魚を販売しています。大山登山の帰りに新鮮な川魚を買って帰ることもできるので、購入希望の場合は持ち帰り用のクーラーボックスを準備しておくのがおすすめです。

    住所 神奈川県伊勢原市子易944
    電話番号 0463-93-5584

    神奈川の大山は初心者からベテランまで楽しめる!

    Photo by SuperTaiyaki

    神奈川の大山は、ミシュランで星を獲得している絶景スポットや全国的に有名な温泉地、大山名物グルメなど、登山とセットで楽しめるレジャー要素がたくさんあります。大山登山の際にはぜひ周辺の観光スポットにも足を運び、大山の魅力を満喫してください。

    akemi
    ライター

    akemi

    小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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