立山黒部アルペンルートで登山に挑戦!初心者にもおすすめの日帰りコースは?

立山黒部アルペンルートで登山に挑戦!初心者にもおすすめの日帰りコースは?

立山黒部アルペンルートは本格的な登山が楽しめるだけでなく、初心者や観光客でも気軽に登山が楽しめる人気スポットです。そこで絶景スポットや観光名所を回りながら日帰りもできる、立山黒部アルペンルートのおすすめ登山コースを紹介します。

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記事の目次

  1. 1.立山黒部アルペンルートとは?
  2. 2.立山で登山・標高2450mまでの移動手段紹介
  3. 3.立山黒部で登山・日帰り初心者ルート紹介
  4. 4.立山黒部で登山・おすすめ観光スポット
  5. 5.立山黒部の持っていきたい人気登山グッズ
  6. 6.立山黒部の登山・注意するポイント
  7. 7.立山黒部アルペンルートで登山を楽しもう!

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立山黒部アルペンルートとは?

日帰り観光としても人気が高い立山黒部アルペンルートは、長野県大野市と富山県館山市までを結ぶ人気の登山ルートです。周囲には観光スポットも多いため、観光で訪れる人の姿もよく見られます。

そんな立山黒部アルペンルートには「大観峰エリア」「室堂エリア」「弥陀ヶ原エリア」「美女平エリア」と4種類の登山エリアがあり、エリアによっても登山や観光の楽しみ方が違います。

大観峰(だいかんぼう)エリアは、標高2316mの大観峰から見下ろす黒部湖や後立山連峰の絶景が人気のエリアです。

断崖がそびえたつ大観峰を眺める景色もおすすめで、季節によって移り変わる美しい景色が楽しめる人気観光スポットでもあります。

室堂(むろどう)エリアは立山黒部アルペンルートの最高地点にあるエリアで、圧倒的な大自然のパワーを全身で感じることができるスポットです。

立山黒部アルペンルートの中で最も高い位置にあるエリアなので、冬の観光も人気があります。特に春~初夏の人気イベント「雪の大谷ウォーク」が行われる大谷は、全国から多くの観光客が訪れることで有名です。

弥陀ヶ原(みだがはら)エリアはラムサール条約に登録されている有名な湿原地帯で、珍しい高山植物の宝庫でもあります。

また通称「ガキの田」と呼ばれる約3000個の小さな池・水たまりが点在する景色も、弥陀ヶ原エリアのおすすめスポットです。湿原の中は木道が整備されているため、登山だけでなくトレッキングも人気があります。

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美女平エリアはバードウォッチングスポットとして有名なエリアで、立山杉やブナなどの木々に囲まれた森の中には約60種類の野鳥が観察できます。

特に美女平エリアの5月~6月は最も多くの種類の野鳥を観察することができるため、愛好家の中ではこの時期に合わせて立山黒部アルペンルートを訪れる人も多いです。

立山連峰・黒部アルペンルートの楽しみ方や見どころは?定番の観光スポットも紹介のイメージ
立山連峰・黒部アルペンルートの楽しみ方や見どころは?定番の観光スポットも紹介
立山連峰・黒部アルペンルートは北アルプスを代表する山岳エリアで、絶景が見える観光スポットとして有名です。立山連峰のおすすめの観光コースや定番のスポット、アクセス方法などを詳しくご紹介します。ぜひ参考にして立山連峰の絶景を楽しみましょう!

ロープウェイ・ゲーブルカーなどのりものがたくさん

フリー写真素材ぱくたそ

標高3000m級の山が連なる山岳観光ルートですが、本格的な登山を楽しむだけでなくルートによっては初心者向けの登山ルートもあるので、初心者でもレベルに合わせて登山を楽しむことができます。

さらに立山黒部アルペンルートではロープウェイやケーブルカーなど、さまざまな乗り物を乗り継いで登山することもできるので、登山だけではなく観光としても楽しめます。

しかも立山黒部アルペンルートで利用できる乗り物は、総延長37.2km・最高標高地点2450mに向かうルート上で乗車できます。そのため乗り物の種類によっても見える景色が違いますし、観光として手軽に登山を楽しむこともできます。

立山で登山・標高2450mまでの移動手段紹介

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総延長37.2kmもある立山黒部アルペンルートなので、エリアごとに乗車できる乗り物の種類が違いますが、乗り物を乗り継げば、簡単に3000m級の山々を登山することができます。

1:立山ケーブルカー

立山ケーブルカーは立山駅から美女平までの約1.3kmを運航しています。標高差500mの2地点を約7分で移動するため、車窓からは美しい立山山麓の景色を眺めることができます。

みどころ

車窓からはのどかな緑の風景が眺められますが、そのほかにも「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる珍しい地層を見ることができます。

国の天然記念物に指定されている宮崎県の高千穂峡も柱状節理の1つで、自然が作り出す神秘の風景を間近に見ることができるのが立山ケーブルカーでの見どころです。

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2:立山高原バス

立山ケーブルカーの美女平駅から室堂までの区間を運行しているのが「立山高原バス」です。立山高原バスは立山黒部アルペンルートの人気観光スポットの弥陀ヶ原エリアを通過するため、弥陀ヶ原や天狗平へのアクセスに便利な乗り物です。

美女平~室堂までの走行距離は23kmで、始発から終点までの移動時間は約50分です。大人片道1740円、往復3080円で立山黒部アルペンルートの人気エリアまで登山ができるので、日帰り観光のアクセス手段としても人気があります。

みどころ

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立山高原バスは標高差1500mを移動するバスなので、車窓からは美女平の高原や弥陀ヶ原の湿原などを眺めながら、「雪の大谷」で有名な室堂を目指します。

標高の高いエリアを走っているため、気象条件がよければ移動中の車窓から幻想的な雲海を眺めることもできます。

なお全席着席性となっているので、移動しながら観光が楽しめます。そのため移動中の車窓からの景色も観光客に人気です。

3:立山トンネルトロリーバス

立山トンネルトロリーバスは、立山黒部アルペンルートで見られる山々の主峰・雄山を貫通する「立山トンネル」を走る乗り物です。

名前に「バス」がついていますが、立山トロリーバスの正式名称は「無軌道電車」なので電車に分類されます。開通当初はディーゼル車を使用していましたが、現在では電線から電力を供給していますし、一般道は走りません。

さらにこの珍しい電車に乗ることができるのは、全国で立山黒部アルペンルートの「立山トロリーバス」だけなので、貴重な体験ができることから愛好家からも人気です。

みどころ

総距離3.7kmの立山トロリーバスは、雄山の真下に掘られたトンネルの中を移動します。そのため「地底探検をしているような気分になれる」と子どもから大人まで人気です。

トンネル内は1車線しかないのですが、トンネルのちょうど中間地点(雄山の山頂付近)で上下線がすれ違うポイントがあるので、すれ違う瞬間はスリリングな体験が楽しめます。

4:立山ロープウェイ

登山客だけでなく観光客も多く訪れる大観峰~黒部平間を運行しているのが「立山ロープウェイ」です。紅葉狩りの名所としても有名なので、立山ロープウェイではどの位置からでも絶景が楽しめるよう、窓が大きく設置されています。

みどころ

立山ロープウェイが移動する大観峰と黒部平には、景観保護と環境保全のために支柱を1本も使用していません。そのため標高差488mある大観峰と黒部平を、1.7kmのワイヤーのみでつないでいます。

人工物の支柱がないことで、車窓の西側では絶壁に囲まれた大観峰、東側では自然美が美しい後立山連峰を眺めることができます。

特に山々がオレンジや黄色の紅葉色に染まる時期の立山ロープウェイは、紅葉狩りを楽しむ観光客や登山客に人気があります。

移動時間約7分ですが、紅葉の絨毯を眺めながらの空中散歩はロープウェイだからこそ楽しめる貴重な体験です。

5:黒部遊覧船ガルベ

黒部湖を約30分かけて周遊する遊覧船「黒部湖遊覧船ガルベ」も、立山黒部アルペンルートで乗車できる乗り物の1つです。

黒部湖は平均標高1448mの地点にある湖なので、黒部湖を周遊する遊覧船ガルベは日本で最も高い場所で乗船できる遊覧船として人気があります。

みどころ

黒部遊覧船ガルベは、シート席とデッキがあります。シート席は天井の一部もガラス張りとなっているので、ゆっくりと景色を楽しみたい人におすすめです。

デッキには席の設置はありませんが、心地の良い風を感じながら絶景を楽しむことができます。なおデッキにも屋根があるので日差しや急な雨も避けられますし、立山連峰と後立山連峰の雄大な姿を間近に見ることができるのでおすすめです。

6:黒部ケーブルカー

黒部湖遊覧船ガルベに乗船するのにおすすめなのが、黒部平~黒部湖を結ぶ「黒部ケーブルカー」です。

最大勾配がなんと31度もある急斜面を走る黒部ケーブルカーは、景観の保護と豪雪対策として全区間トンネル内を走る全線地下式ケーブルカーでもあります。なお国内で全線地下式ケーブルカーに乗ることができるのは、黒部ケーブルカーだけです。

みどころ

全国で唯一の全線地下式ケーブルカーなので、ケーブルカーですが車窓からの景色を楽しむことはできません。

その代り移動時間約5分すべてがトンネルの中なので、探検気分が味わえます。なおトンネル内では上下線がすれ違うポイントがあり、真っ暗なトンネルの中でケーブルカーがすれ違うスリリングな体験が人気です。

立山黒部で登山・日帰り初心者ルート紹介

Photo byMarjonBesteman

立山黒部アルペンルートの移動にはさまざまな乗り物が利用できるので、乗り物と登山を組み合わせれば日帰り登山もOKですし、体力に自信がない人や初心者でも気軽に登山が楽しめます。

そこでここからは、登山初心者や日帰り登山におすすめの「立山・室堂登山コース」と「黒部ダム・立山室堂散策コース」をご紹介します。

立山・室堂登山コース

立山・室堂登山コースは、初めて登山に挑戦する人・絶景を目当てにのんびりと観光登山をしたい人におすすめの登山コースです。

出発地点は立山ケーブルカーの「立山駅」です。立山駅から終点の美女平駅までの移動時間は7分ですが、移動中は車窓から美しい山の風景を眺めることができます。

美女平駅に到着したら、立山高原バスに乗り換えて室堂ターミナルに向かいます。立山高原バスの乗車時間は約50分ですが、移動中は見どころなどを解説するビデオが上映されるので、1人でもゆっくりと景色を楽しめます。

立山高原バスを「室堂ターミナル」で降りたら、ゆっくりと自然観察をしながら登山を楽しみましょう。最初に向かうのは室堂ターミナルから徒歩5分の場所にある室堂平広場です。

室堂平広場は高山植物の宝庫で、珍しいチングルマやシナノキンバイ、イワカガミなどの群生を観察しながら散策することができます。

次に向かうのは絶景スポットとしておすすめの「みくりが池」です。室堂平広場から徒歩20分の位置にあるみくりが池は水面に立山連峰の絶景が映るため、インスタ映えするおすすめスポットでもあります。

さらにみくりが池はハートの形をした池で、みくりが池展望台に行けばハート形のみくりが池をバックに写真を撮ることができます。

みくりが池展望台で絶景を楽しみながら休憩をとったら、日本最古の山小屋がある立山室堂まで約30分の登山に挑みます。

立山室堂に向かう登山道は初心者でも比較的歩きやすいですし、美しい高山植物が多く自生しているので、散策を兼ねて登山するのもおすすめです。

立山室堂の山小屋でしばし絶景を楽しんだあと、立山高原バスの停留所がある室堂ターミナルまで歩けばゴールです。

ここまでであれば半日で登山できるので日帰りも十分可能ですし、室堂ターミナルからバスに乗って弥陀ヶ原でさらに登山を楽しんでも日帰りOKです。

黒部ダム・立山室堂散策コース

黒部ダム・立山室堂散策コースは、立山黒部アルペンルートの観光拠点である黒部ダムと自然美が美しい立山室堂を楽しむ、初心者におすすめな日帰り登山コースです。

出発は関電バスの乗り場がある扇沢駅です。扇沢駅からは黒部ダムに向かう関電バスがあるので、乗車すると約16分で最初の目的地である黒部ダムに到着します。

黒部ダムの屋上展望台からは迫力ある黒部ダムの放流シーンを見ることができますし、黒部湖遊覧船ガルベで立山連峰の絶景をゆっくり見学するのもおすすめです。

約1時間ほどかけて黒部ダム見物を楽しんだら、黒部平ケーブルカーに乗って黒部平に向かい、そこから立山ロープウェイを利用しておすすめの観光スポット・大観峰へ行きます。

大観峰で絶景を楽しんだら立山トンネルトロリーバスを利用し、室堂ターミナルからは絶景を眺めながらの立山室堂登山に挑戦しましょう。

まずは立山の名水といわれる「玉殿の湧き水」に立ち寄って、水分補給用に湧き水をくんでおきます。なお玉殿の湧き水は、夏でもひんやりと冷たいのでのどを潤すのにおすすめです。

湧き水を手に入れたら、絶景がおすすめのみくりが池に向かいます。池は1周約40分でまわることができるので、初心者にもおすすめです。

みくりが池の景色を堪能したら、徒歩で室堂に向かいましょう。みくりが池から室堂までは徒歩20分の登山ですが、登山道は歩きやすいので初心者でも気軽にチャレンジできます。

室堂に到着したら、室堂平の絶景を楽しんでください。オールシーズン登山が楽しめるエリアなので、春から夏にかけては高山植物が楽しめますし、秋は紅葉色に染まった絶景がおすすめです。

室堂平までの登山コースもおすすめですが、体力に余裕があれば日本最古の山小屋がある立山室堂までの登山にチャレンジしてみましょう。なお立山室堂まで登山しても日帰り可能です。

黒部ダム・立山室堂散策コースは立山ケーブルカーの立山駅がゴールなので、帰りは美女平駅から立山ケーブルカーを利用しましょう。

なおモデルコースでは休憩スポットを含んでいませんが、コース途中にある黒部ダムや室堂ターミナルは絶品グルメや名物ソフトクリームなどもあるので、初心者の場合は休憩をしながら無理せず登山を楽しむのがおすすめです。

立山黒部で登山・おすすめ観光スポット

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初心者でも日帰り登山が楽しめる立山黒部アルペンルートの登山コースですが、観光客にも人気のエリアなので、登山コース周辺にもおすすめの観光スポットがあります。

1:雪の大谷

「雪の大谷」と呼ばれているのは、標高2450mの立山室堂平にある大谷のことです。立山室堂平は冬になると積雪が約8mに達するほどの豪雪地帯で、大谷はその中でも吹き溜まりがあるため、積雪が20mになることもあります。

そこで冬になると積もった雪を約500mにわたって除雪し、巨大な雪の壁の間を路線バスが通れるようにしています。この雪壁の道のことを「雪の大谷」といいます。

なお雪の大谷はバスの通行路なので運行時間中の歩行者の通行は危険ですが、雪の大谷ウォークイベント時間内であれば徒歩でも安全に通ることができます。

2:みくりが池

室堂エリアの人気観光スポットです。絶景スポットとしても有名なみくりが池ですが、風がなく波が立たない日には水面に立山連峰の雄大な姿が映し出されます。

3:地獄谷

古くから「神が住む山」といわれている美しい景色とは違い、あたり一面に噴煙が上がる地獄谷は、まさに地獄のような風景です。なお地獄谷では有毒ガスも発生するため、歩道以外の立ち入りはできません。

4:黒部ダム

黒部ダムでは毎年6月26日~10月15日に、観光放水が行われます。なお黒部ダム展望台からは大迫力の観光放水を間近で見ることができるため、開催期間中は登山客だけでなく観光客の姿も多いです。

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富山県と長野県の県境あたりには、国内最大級のダム、黒部ダムがあります。黒部ダムの放水の様子は圧巻の光景で、多くの観光客が訪れています。また、黒部ダムの周辺には他の観光スポットも沢山あります。黒部ダムや周辺の観光スポットについてご紹介します。

5:弥陀ヶ原高原

弥陀ヶ原高原はなだらかな溶岩台地が広がっているので、登山のほかにもトレッキングや観光スポットとして人気があります。風情ある木道からは、「ガキの田」と呼ばれる絶景スポットや珍しい高山植物を見ることができます。

6:称名滝

落差日本一の釈名滝は、立山黒部アルペンルートの人気観光スポットでもあります。4段に折れて豪快に流れ落ちる釈名滝は、すぐ近くにある滝見台園地と釈名橋から見物するのがおすすめです。

立山黒部の持っていきたい人気登山グッズ

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いろいろな乗り物を乗り継げば本格的な登山グッズがない観光客でも日帰り登山が楽しめますが、登山を目的として訪れるのであれば、初心者でも最低限準備してほしい登山グッズがあります。

1:手袋・カイロなどの防寒グッズ

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雪の大谷や秋・冬の登山に出かけるのであれば、防寒対策を万全にするのがポイントです。標高3000m級の山に囲まれた立山黒部アルペンルートですので、冬に登山する場合は手袋・暖かい帽子・防寒服の3つは必ず準備しましょう。

なお9月~10月の紅葉シーズンも、立山黒部アルペンルートでは日中の気温が10℃前後なので、風が強いとかなり寒いです。そのため日帰り登山や観光で訪れる場合も、カイロなどの防寒グッズを準備しておくとよいでしょう。

2:サングラスなどの日よけ対策

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標高が高い地域なので、日焼け対策は1年を通して必要です。夏は紫外線対策としての日焼けグッズも必要ですが、忘れがちなのが「目の日焼け」です。

夏は強い日差しがあるためサングラスを準備する人も多いですが、立山黒部アルペンルートでは夏以外でもサングラスは必須です。

特に冬は雪が光を反射することで起こる「ゆきめ」対策としてサングラスは欠かせません。ゆきめはひどくなると症状が2日~3日続きますので、初心者は特に忘れないように注意しましょう。

3:急な天候変化に強い雨具

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山の天気は非常に変わりやすいので、初心者でも雨具の準備は必要です。日帰り登山だと簡易的な雨具を準備する初心者が多いですが、山の天気は雨だけでなく風にも注意が必要なので、セパレートタイプのしっかりとした雨具の準備がおすすめです。

なお雨具は雨対策だけでなく寒さ対策にも役立つので、セパレートタイプを準備しておけば急に寒くなったときに上着代わりに着ることで体温の低下を防ぐ効果があります。

立山黒部の登山・注意するポイント

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日帰りで観光登山が楽しめる立山黒部アルペンルートですが、初心者コースであっても危険が全くないわけではありません。そのため登山初心者でも立山黒部アルペンルートで登山を楽しむなら、事前に注意すべきポイントがあります。

1:本格的な山岳エリアもあるので足元注意

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登山の準備をしていない観光客でも気軽に登山が楽しめるのが魅力なのですが、登山コースは初心者向けのコースでも場所によって本格的な登山道になっていることがあります。

さらに豪雪地帯にあるので、冬に訪れる場合は観光が目的でも、防水タイプの登山靴を準備すした方が寒さ対策にもなります。

2:登山路が沢山あるので地図・コンパス必須

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今回紹介した初心者向けの登山コースのほかにも、立山黒部アルペンルートにはたくさんの登山ルートがあります。

しかも登山は天候が変わりやすい山でのレジャーなので、初心者向けの登山コースでも天候によっては視界が悪く迷ってしまう場合もあります。そのため安全に登山を楽しむためにも、周辺地図とコンパスを準備するのがおすすめです。

3:山岳保険には必ず入ろう

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初心者向け登山コースであっても、標高の高い地域での登山ですので高山病にかかる可能性はあります。また持病がある・小さい子供と一緒の登山などの場合は、登山中急に体調が悪くなることも考えられます。

ほかにも「天候悪化で遭難した」「足を踏み外し大怪我をした」「死亡事故が起きた」などの事例が多く報告されています。そのため日帰りで登山する場合であっても、安全のために山岳保険に入ることを強くおすすめします。

立山黒部アルペンルートで登山を楽しもう!

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標高3000m級の山々に囲まれた立山黒部アルペンルートですが、さまざまな乗り物を利用することで初心者でも日帰り登山が楽しめます。日本で唯一といわれる珍しい乗り物や観光スポットなど登山以外にもいろいろな楽しみ方ができるので、天気の良い日を選んで足を運んでみてはいかがですか?

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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