【福神漬】は日本生まれの名脇役！簡単にできるレシピやおすすめの通販は？

カレーに福神漬けは欠かせないという人は多くいることでしょう。福神漬けは、大根・茄子・ナタ豆・レンコン・ショウガ・シソの実・タケノコなどの7種類の野菜を細かく刻み、調味液で漬けた漬物です。

本記事ではカレーにそっと添えてある福神漬けの特徴や歴史、おいしい福神漬けのレシピや通販で買える商品などを紹介します。

福神漬けは各種野菜類を調味液で漬けた漬物です。各種野菜とは、大根・茄子・カブ・ナタ豆・ウド・シイタケ・シソの実・タケノコ・ニンジン・レンコン・ショウガなどが用いられます。この野菜の中から7種類の野菜を用いて福神漬けは作られているのです。

福神漬けは一般的に7種類の野菜を用いて作られますが、日本農林規格JASでは、大根・茄子・ウリ・キュウリ・ショウガ・ナタ豆・レンコン・シソ・タケノコ・シイタケ・唐辛子を刻んだもの・シソの実・ゴマの中から5種類以上の原材料を主原料とした漬物と定められています。

JAS規格では、原材料の種類だけではなく、配合割合や固形物の割合、糖用屈折計示度や全窒素分なども細かく定められています。市販されている福神漬けのほとんどはJAS規格に基づいて製造されています。

福神漬けは色々な野菜が含まれているので、その分多様なビタミンを摂取することができる漬物と言えます。野菜は漬物にすることで、灰汁が抜け、豊富なビタミンを失わずに摂取することができるのです。福神漬けは食物繊維も豊富なので、身体の健康維持にも効果が期待できます。

福神漬けという名前の由来は諸説あります。有力な説として、他種の野菜を使用したことから、その野菜を七福神に擬えて福神漬けと命名したというものがあります。このため、福神漬けには7種類の野菜を用いるとされています。

この他の説には、福神漬けさえあればおかずが要らずに食費が浮いてお金が貯まるため、福神漬けはまるで福の神の漬物だ、ということで福神漬けとなったというものもあります。

ちなみに、7月29日は福神漬けの日として日本記念日協会に登録されています。これは福神漬けを製造・販売している株式会社 新進が、福神漬けが七福神に擬えて命名されたという説から、七福神の7（しち）29（ふく）の語呂合わせで、7月29日に制定したものです。

また、カレーの最需要期である夏休みに子供達に福神漬けを添えて食べてほしいという願いも込められているそうです。

日本人と漬物は切っても切り離せない存在です。漬物の歴史は縄文時代まで遡ると言われていますが、それに比べ福神漬けの歴史は浅く、江戸・明治時代に誕生したとされています。福神漬けの名前の由来と同様に、福神漬けの誕生に関しても諸説あります。

福神漬けの歴史で有力な説とされているのは、明治時代に上野にあった漬物店で誕生したというものです。

7種類の野菜を原料としている漬物で、店の近くにある不忍池で弁財天が祀られていたことから、当時の流行作家である梅亭金鵞氏が七福神にちなんで福神漬けと名付けたと言われています。

このように福神漬けと名付けられたのは明治時代だとされているのが有力ですが、福神漬けという漬物は江戸時代にすでにあったという説もあります。

お盆に行う精霊流しで川を流れてくる茄子や瓜などの野菜を拾い集め、混ぜ合わせて塩に漬けたものがとても美味しく、それを売ったところ、大人気となったというものです。

拾った野菜で漬物を作り売ることで、資金だけでなく人脈も築くことができ、元は神様のお供えものであることから、福神漬けと呼ばれるようになったとも言われています。

福神漬けが生まれたのはどうやら、江戸から明治にかけてだと考えられていますが、カレーに福神漬けが添えられるようになったのはいつ頃からなのでしょうか。

そもそも日本にカレー文化が広まったのは明治初期だと言われています。誰でもカレーを簡単に作ることができるカレー粉がイギリスから伝わり、それまで禁止されていた肉食が解禁され、カレーライスが一気に全国に広がったとされています。

そんなカレーライスと福神漬けが出会ったのは大正時代のことです。日本郵船の一等席で提供されたカレーライスに福神漬けを添えたのが始まりとされています。

カレーの本場であるインドではチャツネという調味料がカレーに添えられています。日本郵船の乗務員がこのチャツネを模して福神漬けを添えたのではないかとされていますが、真偽の程はわかっていません。

しかし、カレーと福神漬けのマッチングは多くの日本人に受け入れられ、それ以降カレーと言えば福神漬け、福神漬けといえばカレーというほど、人々の心に深く刻まれました。

しかし福神漬けはカレーの隣にしか居場所がないのかといえばそういうわけではなく、カレー以外にも、白米のお供をはじめ、チャーハンやピラフ、焼きそばとも相性が良いので、色々な料理と福神漬けをマッチングを試してみてください。

福神漬けは買うもので、自分で作るという発想がない人も多いことでしょう。しかし福神漬けは実は簡単に作ることができるのです。ここでは簡単に作ることができるおすすめレシピを紹介します。

福神漬けを自作することで、自分好みのおいしい福神漬けを作ることができます。簡単なレシピなので是非お試しください。

簡単福神漬けレシピの材料です。野菜はお好みのものを用意していただくのが良いですが、おすすめの野菜は、大根・茄子・ニンジン・ショウガ・レンコンです。この他に昆布も用意してください。

レシピに必要となる調味料は、砂糖（大さじ4）・酢（大さじ3）・醤油（大さじ4）・塩（小さじ1×2）です。

簡単福神漬けレシピの作り方です。大根・茄子・ニンジンは細かくカットし、生姜は千切りにします。ボウルにカットした野菜を入れ塩を加えて混ぜ合わせ30分ほど置いておきます。レンコンも細かくカットし、塩を加えたお湯で塩茹でします。

鍋に砂糖・酢・醤油を入れ軽く沸騰させておきます。置いておいた野菜とレンコンの水気を切り、ジップロックなどの袋に入れ、粗熱のとれた調味料を加えます。さらに細切りにした昆布も加え、空気が入らないよいに封をし、冷蔵庫で1晩寝かせたら完成です。

最後に、やはり福神漬けは市販のおいしいものが食べたいという人におすすめな、通販で買えるおすすめのおいしい福神漬けを紹介します。通販ならいつでもどこでも気軽においしい福神漬けをゲットすることができます。おいしい福神漬けをお探しの方は必見です。

まず紹介する通販で買えるおすすめのおいしい福神漬けは「うまもん 地もの野菜福神漬」です。岩国産の野菜を10種類使用した着色料無使用の素材を活かした福神漬けです。

岩国の農家さんが丹精込めて作った、大根・茄子・きゅうり・ニンジン・タケノコ・ワラビなどの野菜を個別に塩漬けし、蜂蜜と醤油に漬け込んでいます。

個別に塩漬けした野菜を合わせてさらに醤油漬けにするという手間暇かかった作りで、カレーはもちろん、白米のお供、ちらし寿司の具としてもおすすめです。

次に紹介する通販で買えるおすすめのおいしい福神漬けは「西野屋食品 しょうゆ漬（パリパリ七福漬）」です。大根・きゅうり・ごぼう・ショウガ・茄子・大葉・ごまなどの7種類の素材を活かしたパリパリ食感の七福漬けです。

7種類の素材を伝統の味と技で丹念に漬け込んだ本格派の福神漬けで、色々な食材のそれぞれの食感を楽しむことができ、いつまでも飽きのこない味わいが人気となっています。

カレーのお供にすれば、カレーの辛さをやわらげ、旨味を引き立ててくれます。炊き立てのご飯のお供や、お弁当のおかずにもおすすめです。

最後に紹介する通販で買えるおすすめのおいしい福神漬けは「酒悦 元祖 福神漬（120g）」です。福神漬けの発祥の地とも言われる酒悦の福神漬けです。伝統を受け継いだ7種類の国産原料を使用し、昔ながらの製法で仕上げられています。

大根・茄子・ナタ豆・レンコン・カブ・シソ・ウリの7種類の野菜が原材料に使われており、カレーやご飯のお供にぴったりな味わい深い福神漬けとなっています。始まりの福神漬けを味わいたい方は是非お試しください。

カレーに欠かせない福神漬けは、カレー以外の料理にもおすすめです。白米はもちろん、チャーハンやピラフ、焼きそばにもぴったりなので、色々な料理に福神漬けを合わせてみてください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。