漬物の定番【らっきょう】の魅力を総まとめ！おすすめ品や家でできるレシピも

カレーライスに添えられていることの多いらっきょうは、好き嫌いがはっきりする日本の野菜で、箸休めの漬物として定番人気を集めています。

そこで本記事では、定番人気の漬物・らっきょうの魅力を総まとめしていきましょう！らっきょうの特徴や栄養価、らっきょうのおいしい選び方などを調査しました。

まずは、らっきょうとはどんな野菜なのかみていきます。気になる特徴や産地・旬、さらにはエシャロットとの違いなどをまとめました。らっきょうについて深く知ることで、よりらっきょうが好きになるかもしれません。

らっきょうはネギ属に分類される野菜のひとつで、主に根の部分である鱗茎を私たちは食べています。らっきょうはそのまま生で食べると辛味が強く、普通でしたらなかなか食べられません。しかし、漬物にすることで、後味が辛いらっきょうが食べやすくなります。

そもそもらっきょうは平安時代からあった材料で、あくまでも薬用として存在していました。今でも健康に良い食材として食べられていますが、漬物にして食べられらることが比較的多いです。

生で食べることのできるエシャレットは、らっきょうと同じ分類に属しています。エシャレットとは早採りしたらっきょうのことを指し、そのまま食べても辛みの少ないのが特徴となっています。

同じ分類に属しているらっきょうとエシャレットですが、食べると味は全く違うのでお好みの方を食べてみてください。

また、エシャロットという食べ物もありますが、エシャロットとはフランス料理の香味野菜として使われる食材で、エシャレットとは違う食材なのでご注意ください。

暖かい地域で育てられるらっきょうは、鳥取県や福井県、さらには徳島県などで生産されています。特産物として扱われることが多く、砂丘らっきょうや花らっきょうなど、さまざまな種類があります。

そして、らっきょうの旬は品種によってさまざまですが、主に5月から6月頃と言われています。表面はつやつやとして、ふくらみのあるらっきょうを楽しむことができます。もっと遅い時期に採れるらっきょうもあるので、そちらもチェックしてください。

らっきょうとは日本の野菜の中でも栄養価の高い食材で、あらゆる栄養が含まれています。そこでここからは、らっきょうの栄養価についてご紹介します。

苦手意識が強い人も、らっきょうの栄養価を知れば、必然と食べたくなるかもしれません。それでは、らっきょうに含まれる栄養価をひとつずつ見ていきましょう。

らっきょうは食物繊維が豊富に含まれていると言われています。100gあたり21gくらいの食物繊維が含まれており、野菜の中でも比較的に高い数値だと期待されています。食物繊維豊富で有名なごぼうよりも、らっきょうの方が数値が高いのです。

ごぼうよりも食物繊維の数値が高いのは、なかなかないことですのでチェックしておきたい野菜のひとつです。腸内環境を整えたいという時に最適の食材ですので、特に女性には欠かせない食べ物となっています。食生活で健康維持したい方は、らっきょうを食べてみましょう。

らっきょうは独特な匂いがすることから、苦手という人も多いでしょう。その独特な匂いの元は、アリシンと呼ばれている成分から来ています。アリシンとはビタミンB1を体内へ吸収させる手助けをする成分で、疲労回復や免疫力をアップさせるなどの効果が期待されています。

その他にも冷え症や動脈硬化、血栓予防にも繋がると言われており、あらゆる健康面かららっきょうは良い食べ物となっていました。

健康面から見てもよいと期待されているらっきょうですが、食べ過ぎは注意した方がよいでしょう。らっきょうに含まれているアリシンは、あらゆる効果が期待されている反面、胃に強い刺激を与え粘膜を傷つけてしまうという恐れがあると言われています。

健康に良いからと言い、体調不良の時にたくさんのらっきょうを食べてしまうと下痢や腹痛になってしまいます。1日食べる量を決めて、その日の体調に合わせて減らすなどして食べてみましょう。

せっかくらっきょうを食べるのでしたら、おいしいらっきょうを食べたくありませんか？ここからは、おいしいらっきょうの選び方についてご紹介します。おいしいらっきょうを選ぶには、いくつかのポイントを抑える必要があります。

上記でも軽くご紹介しましたが、らっきょうはふっくらと丸みを帯びたものを選びましょう。そして表面に傷がなく、芽が出ていないものが大前提となっています。また、感触は適当な柔らかさのものが良いです。あまりにも硬いと、鮮度が低いものの可能性が高いと言われています。

続いては、定番のらっきょうの漬物の作り方をご紹介します。らっきょうと言えば漬物というくらい定番人気の料理ですので、レシピを知って損することはありません。

カレーライスや箸休めの漬物として、食べ合わせるとおいしいのでおすすめです。それでは、定番らっきょうの漬物レシピをひとつずつみていきましょう！

1つ目の定番らっきょうの漬物レシピは、あっさりとした漬物「らっきょうの塩漬け」です。食材本来の味をしっかりと楽しめる逸品で、らっきょう好きから高評価を集めているレシピです。そのまま食べてもおいしいですし、チャーハンやハンバーグに入れてもおいしくなります。

用意する材料は、らっきょう500gに塩大さじ4、水カップ1、料理酒小さじ2です。らっきょうの量に合わせて、その他の調味料の量を合わせてください。

まずは、らっきょうの下処理から始めましょう。らっきょうをひとつひとつに分けて、汚れを綺麗に洗い流してください。ヒゲ根を切り落とし、薄皮を剥いていきましょう。らっきょうの下処理が終わったら、鍋に水と塩、料理酒を入れて火にかけてください。

ボウルに下処理したらっきょうを入れて、鍋のお湯を注ぎ入れます。ある程度浸らしたら、らっきょうの水気を軽く切り、粗熱を取ってください。らっきょうが冷めたら、らっきょうの塩漬けのできあがりです。

2つ目の定番らっきょうの漬物レシピは、カレーライスのお供にぴったり「らっきょうの甘酢漬け」です。少しピリッとしながらも、柚の香りがふんわりとする漬物です。シンプルながらも、病みつきになるおいしい逸品に仕上がっています。

用意する材料はらっきょう500gに赤唐辛子2本、柚子少々、酢180ml、砂糖110g、塩25g、みりん25mlです。柚子が苦手な方は、外してもOKです。甘辛いらっきょうの酢漬けができあがります。

まずは、らっきょうを下処理していきます。らっきょうをひとつひとつに分け洗い、ヒゲ根と薄皮を取ってください。赤唐辛子は輪切りに、柚子は細かくみじん切りにカットしましょう。

ボウルに酢と砂糖、塩を入れて混ぜ合わせてください。砂糖や塩が溶けたら、らっきょうと赤唐辛子、柚子を入れて瓶に詰めていきましょう。瓶を軽く振り、冷蔵庫で3日間寝かしたら、らっきょうの甘酢漬けのできあがりです。

らっきょうの漬物に飽きたら、ご飯のおかずに変身させてみましょう。ここからは、らっきょうを使った人気のおかずレシピです。ご飯が進む炒め物と、食べ応え抜群の肉巻きをピックアップしました。

どのおかずレシピもおいしいと人気で、簡単に真似することができるのでおすすめです。それでは、らっきょうを使った人気のおかずレシピを詳しくみていきましょう！

1つ目のらっきょうを使った人気のおかずレシピは、食感が楽しい「らっきょうと鶏肉の炒め物」です。中華風の炒め物レシピで、らっきょうのカリカリ食感が楽しい逸品に仕上がっています。ご飯が進むように味濃いめのおかずになっているのもポイントです。

用意する材料（4人前）は、らっきょうの漬物20粒、鶏肉300g、豆板醤小さじ1、コチュジャン大さじ1、らっきょうの漬け汁大さじ1、すりおろしにんにく小さじ1、塩コショウ適量、サラダ油適量です。

まずは、らっきょうと鶏肉を適当な大きさにカットしてください。鶏肉には塩コショウを軽く振りましょう。次に合わせタレを作っていきます。ボウルに豆板醤とコチュジャン、らっきょうの漬け汁、すりおろしにんにくを入れて、しっかりと混ぜ合わせてください。

フライパンにサラダ油を軽く引き、皮面を下にして鶏肉を焼いていきます。ある程度肉に火が通ったら、らっきょうと合わせタレを加えて全体を混ぜ合わせてください。全体がよく混ざったら、らっきょうと鶏肉の炒め物のできあがりです。

2つ目のらっきょうを使った人気のおかずレシピは、食べ応え抜群の「らっきょうの簡単肉巻き」です。肉の中にらっきょうが入ったおかずレシピです。照り焼きのような甘辛いタレが肉巻きとよく絡み合います。

用意する材料（4人前）は、らっきょう16粒に豚バラ肉8枚、醤油大さじ2、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1、片栗粉適量、塩コショウ適量、サラダ油適量です。

まずは、豚バラ肉を広げて軽く片栗粉を振りかけてください。豚バラ肉1枚に対してらっきょうを2粒乗せて、手前からクルクルっと巻きましょう。巻く工程を8枚全て行っていき、肉巻き表面に塩コショウを振りかけてください。次に合わせタレを作っていきましょう。

ボウルに醤油と砂糖、みりん、酒を入れて混ぜ合わせてください。フライパンにサラダ油を引き、肉巻きを焼いていきます。肉全体に軽く火が入ってきたら、合わせタレを加えてください。軽くとろみがついたら、らっきょうの簡単肉巻きのできあがりです。

最後にご紹介するのは、らっきょうを使ったおつまみのおすすめレシピです。漬物でもおつまみになりますが、よりお酒が進んでしまうおつまみのおすすめレシピがあります。

簡単でおいしいおつまみのおすすめレシピをピックアップしましたので、参考にして宅飲みを充実してみてください。マンネリ化してしまった食卓が、おつまみレシピで華やかになります。それでは、らっきょうを使ったおつまみのおすすめレシピをみていきましょう！

1つ目のらっきょうを使ったおつまみのおすすめレシピは、前菜にもぴったり「らっきょうとトマトとチーズのカプレーゼ」です。らっきょうの酸味が、トマトとチーズによく絡み合うおつまみレシピです。お酒以外にも、夕飯の前菜として出すこともできます。

用意する材料（4人前）はらっきょうの漬物20粒、トマト2個、モッツァレラチーズ200g、オリーブオイル適量、らっきょうの漬け汁適量、塩適量、ブラックペッパー適量です。

まずは、モッツァレラチーズを食べやすい大きさに、トマトを程よい厚さにスライスしてください。器にらっきょう、トマト、モッツァレラチーズの順番に並べていきましょう。

らっきょうの漬け汁とオリーブオイルを回しかけてください。最後に塩とブラックペッパーを振りかけて、らっきょうとトマトとチーズのカプレーゼのできあがりです。

2つ目のらっきょうを使ったおつまみのおすすめレシピは、さっぱりとした味わいの「らっきょうと梅干しの和風ポテサラ」です。らっきょうと梅干しの酸味がマッチしているおつまみで、通常のポテサラよりさっぱりと食べることができます。

用意する材料（4人前）は、らっきょうの漬物3粒、じゃがいも4個、梅干し1個、ハム4枚、きゅうり1/2本、塩コショウ少々、砂糖小さじ2、マヨネーズ大さじ3、醤油小さじ1です。

まずは、ハムときゅうりは細切りに、らっきょうは細かくみじん切りに、梅干しは種を取り細かくカットしましょう。次にじゃがいもの皮を剥き適当な大きさにカットしたら、電子レンジで柔らかくなるまで加熱してください。

じゃがいもが熱いうちに、細かくマッシュします。梅干しと砂糖、マヨネーズ、醤油、塩コショウを加えて混ぜ合わせてください。じゃがいもが冷めたらハムときゅうり、らっきょうを加えて混ぜ合わせたら、らっきょうと梅干しの和風ポテサラのできあがりです。

本記事は定番人気の漬物・らっきょうの魅力を総まとめしました！らっきょうは栄養価の高い漬物で、ご飯のおかずやおつまみなどさまざまなおいしい料理にアレンジすることができます。

らっきょうが苦手な人向けのおすすめレシピもあるので、ぜひ参考にしてください。また、らっきょうはお家でも簡単に手作り可能となっています。自家製のらっきょうを作って、毎日似たような料理を華やかに彩ってください。お気に入りのらっきょうの食べ方が見つかるかもしれません。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。