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下関・唐戸市場とは?
下関市にある唐戸市場は、山口県の様々な漁港から魚が集められて発展し、古くから「関門の台所」として親しまれてきました。西日本の漁業を支える拠点の一つで、ふぐの市場としても有名です。
業者向けの卸売と一般向けの小売がある珍しい市場
「市場」といえば、漁師と業者が集まって卸売りを行っていて、一般人は立ち入り禁止のイメージです。しかし唐戸市場では、一般の人が立ち入り自由です。一般の人向けの直売所コーナーがあり、生産者から直接買うことができます。
直売所コーナーには漁業者だけでなく農業者も参加しており、取れたての魚、野菜といった季節のあらゆる食材が揃っています。安くて新鮮な食材を、生産者と顔を合わせて買うことが出来る安心感も魅力です。
下関の観光スポットとして楽しめる交流市場
もちろん、唐戸市場の楽しみ方は買い物だけではありません。午前5~7時の早朝には、業者さんが集まって行う「セリ市場」を見ることができます。8時から行われる市場の様々なイベントも観光として楽しめます。
また、唐戸市場には市場のシンボル像として、ふぐのモニュメント「福招金(フクマネキン)」がいくつか設置されています。福招金は唐戸市場の中でも見つけにくいところに置かれており、見つけた人にはご利益があるとも言われています。
唐戸市場の周りには「海峡ゆめタワー」「海響館」「はい!からっと横丁」「カモンワーフ」などがあり、市場とともに下関の観光スポットとして賑わっています。市場で過ごしたあとに寄ってみるのもいいでしょう。
会話を楽しみながら買い物できる「市民の台所」
唐戸市場ならではの楽しみ方が、「会話のある買い物」です。市場はいつもかけ声や笑い声で賑わっていて、多種多様な魚介の並ぶさまは散策するだけでも楽しいものです。その輪に加わって、今日のおすすめを聞いてみませんか。
市場では、気兼ねなく話せるようにどんな年配の方でも若くても「お兄さん」「お姉さん」と呼び合って雰囲気作りをしているので、気さくに話せるでしょう。知らない魚を探しつつ、おしゃべりをしながら買い物をするのがおすすめです。
下関・唐戸市場でおすすめな魚介
唐戸市場には下関漁港や特牛(こっとい)漁港以外にも県内各地の漁港で水揚げされた魚が集まります。山口県は三方を日本海、瀬戸内海、東シナ海に囲まれているため、取れる魚は非常に多種多様です。その中から、唐戸市場のおすすめ魚介を紹介します。
下関といえばやっぱり「ふぐ」
下関といえばやはり職人の手で捌かれた、新鮮なふぐが有名です。下関で水揚げされたふぐの8割は、下関市彦島にあるふぐ専門の南風泊(はえどまり)市場のセリを経て、除毒作業をされて唐戸市場へと運ばれます。
全国唯一のふぐ専門市場である南風泊市場で扱われるふぐは、「下関ふぐ」のブランドを誇っています。中でも熟練の目利き、プロの除毒作業をされた天然トラフグは、安全性・安さ・味すべてが最高水準です。
そんな最高級のふぐを味わってみませんか。刺身、寿司、味噌汁、から揚げ、鍋と調理法は様々です。お気に入りを見つけてみてください。
ふぐだけじゃない!下関・唐戸市場のおすすめの魚介
「下関ふぐ」のブランドも素晴らしいですが、唐戸市場には他にもおすすめの魚介がたくさんあります。唐戸市場に集まる魚介の中から、おすすめ7選を紹介します。
1:ウニ(赤ウニ)
山口県の日本海沿岸は、ウニの産地として知られています。また、下関は加工品の「瓶ウニ」「粒ウニ」発祥の地です。本場の作り方で濃厚な美味しいウニを味わってみましょう。
瓶ウニにはアルコール添加のものと塩だけの2種類があります。塩だけだと日持ちしませんが、アルコール添加なら長時間保存できるので、お土産にも向いています。ウニの旨みが濃縮されていて、おつまみにも良いでしょう。
2:下関北浦特牛(こっとい)イカ
「剣先イカ」はその味の良さから「イカの王様」と呼ばれています。「下関北浦特牛イカ」とは、「角島」沖合で釣られて特牛(こっとい)漁港に水揚げされた最高級の剣先イカです。
美味しい品種の中でも厳選された地域のみの絶品、下関に行くなら外せない特産品と言えるでしょう。肉厚の身の甘くてコリコリとした食感が大人気なので、一度は生で食べてみてください。
3:のどぐろ
「アカムツ」の別名を持つ高級魚、のどぐろです。普段は中々手が届かない値段ですが、のどぐろの水揚げ量が日本一の唐戸市場ならお手頃な値段で高級魚を味わえます。
「白身のトロ」と称されるアカムツは、新鮮なものも美味しいですが、熟成させた味も至高と言われます。この機会にご自宅に買って帰ってはどうでしょうか?
4:くじら
下関は捕鯨の町としても知られています。見慣れませんが、下関では定番の魚介です。くじらは高たんぱく・高鉄分・低カロリーで健康によく、さっぱりした味わいです。
生のままの寿司、独特の風味があってやみつきになるくじらベーコンとして販売されています。くじらのさえずりという舌の部位もあり、こちらはシコシコとした独特の食感で評判です。
5:まぐろ
魚介といえば定番のまぐろは、唐戸市場でも多く取り扱われています。普段聞きなれない部位や定番の中トロ大トロも、市場でしか味わえない新鮮さで食べられます。
とくに中トロは普段流通しているものと差があり、口に入れればとろけるような絶品です。新鮮なまぐろでしか味わえない脂の乗った中トロを生で堪能してみてください。
6:アラ
冬の味覚、アラです。クエと同じ魚だと勘違いされますが、クエの地方名が「アラ」と被っているだけで、別々の魚です。
のどぐろと同じく高級魚ですが、アラの産地「響灘(ひびきなだ)」が面している下関なら比較的安く手に入れることができます。刺身や寿司のほか、寒い中アラの味噌汁を飲んで温まるのも旬を満喫できます。
7:団扇海老(うちわえび)
たっぷりと身が詰まっておいしい団扇海老です。関東ではあまりお目にかかれませんが、西日本ではよく知られています。伊勢海老よりも美味しいと言われており、ボリュームのあるぷりぷりとした身に海老の甘さが詰まった絶品です。
団扇のように平たい外見が特徴的です。種類によって向く調理法が変わり、白団扇海老は刺身、赤団扇海老はボイルやフライに向いています。唐戸市場では捌き方の説明書が貰えるので、ご自宅で調理するのも楽です。
以上オススメ魚介7選を紹介しました。他にも、水揚げ量が日本一のあんこう・瀬付きあじ・甘鯛・関門たこ・西京はもなど魅力的な魚がたくさんあるので、実際に市場で探してみてください。
下関の唐戸市場で本場のふぐや海鮮を楽しむ
海鮮の醍醐味はやはり、新鮮なものをその場でいただくことです。唐戸市場で海鮮グルメを楽しめるスポットを紹介していきます。
ふぐの刺身などを買って市場で食べられる
市場2階のイートインスペースでは、活気のある市場内を見下ろしながら食事ができます。イベント時には一階にもテーブルが用意されますが、せっかくの本場・海鮮グルメ、海が見える場所で食事を楽しむのもおすすめです。
市場内のお店でふぐを味わう(3店舗)
市場の2階には、新鮮な海鮮グルメが味わえるお店が並んでいます。ふぐをはじめ、どんなメニューが人気なのか、お店ごとに紹介していきます。
唐戸市場のお店1:市場食堂よし
市場食堂よしではふぐ料理が人気な観光客向けの食事処です。ボリュームのあるふく刺し定食、ふぐ刺しとふぐのから揚げがセットのふくふく定食がよく食べられています。刺身とから揚げは美味しいふぐの食べ方トップ2とも言われる絶品グルメです。
和風テイストな店内では、ベテランの店員さんがとてもスムーズな対応をしてくれます。注文から料理が出てくるまでが早いので、食事は時間をかけず楽しみたい方にもおすすめです。
住所 | 山口県下関市唐戸町5-50 唐戸市場 2F |
電話番号 | 083-232-4069 |
唐戸市場のお店2:唐戸食堂
定食屋、唐戸食堂です。600円の日替わり定食や1100~1600円の各種海鮮丼に、おでんなどのサブメニューが揃っています。一番のおすすめは、うに丼です。濃厚なうにがたっぷり乗った、シンプルながら贅沢な一品だそうです。
座席はカウンター席のみで、広すぎずアットホームな雰囲気です。賑やかな市場を楽しんだ後、気楽な空間でリラックスしたい人におすすめします。
住所 | 山口県下関市唐戸町5-50 |
電話番号 | 083-222-3788 |
唐戸市場のお店3:海転からと市場寿司
職人が握る回転寿司屋、海転からと市場寿司です。ネタは定番もののほか、ふぐとくじらも取り扱っています。赤出汁もふぐ入りです。1皿110〜520円とリーズナブルなので、お腹いっぱい食べてもお得に感じられます。
前述の2店とは違い11時開店で、開店30分前から受付を取る方式です。昼は行列ができる日も多いので、スムーズに入店したい方は早い時間に受付待ちの列に並ぶか、空いてくる夕方以降に行くのをおすすめします。

電話番号 | 083-233-2611 |
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住所 | 山口県下関市唐戸町5-50 唐戸市場2階(地図) |
アクセス | 下関駅から徒歩30分。しものせき水族館海響館の先、唐戸市場の2階です。 |
営業時間 | 月~日、祝日、祝前日: 11:00~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)17:00~21:00 (料理L.O. 20:30 ドリンクL.O. 20:30) |
平均予算 | 2000円 |
定休日 | 月~日、祝日、祝前日: 11:00~15:00 (料理L.O. 14:30 ドリンクL.O. 14:30)17:00~21:00 (料理L.O. 20:30 ドリンクL.O. 20:30) |
唐戸市場の「活きいき馬関街」で海鮮グルメを堪能
唐戸市場で最も賑わうのが、毎週金、土、日曜日と祝日に催されている「活きいき馬関街」というイベントです。観光客に下関の海鮮を楽しんでもらうために、寿司バトルが行われています。
寿司バトルは下関の業者19店が開催しています。新鮮なふぐ、くじら、のどぐろといった下関のご当地海鮮が寿司や海鮮丼として陳列されます。19店が軒を連ねて寿司を売る風景は圧巻です。また、店ごとに食べ比べられるのが嬉しいポイントです。
「活きいき馬関街」の楽しみ方
下関の新鮮な海鮮グルメを食べるには「活きいき馬関街」は絶好のチャンスですが、レアものはすぐに売り切れてしまうこともあります。現地で迷わない、おすすめの楽しみ方を紹介します。
1:お店でトレーをもらって好みの寿司を乗せる
会場でもらえるトレーはどの店でも共通で、会計は店ごとです。店を訪れ、好きな寿司を乗せて支払いを済ませたら、そのまま次の店へハシゴして行き、好きな寿司を好きなだけ乗せていきます。
1貫から買えるので、どのお店でいくつ買っても問題ありません。お店によってはトレーに乗せてくれるところもあるそうです。新鮮な寿司をバイキングのように選ぶことができます。
2:お店の人に話しかけておすすめを教えてもらう
寿司選びのコツは、どの魚がおすすめか質問してみることです。店ごとに専門があったり、仕入れた状態によって美味しさが違うので、質問するとより美味しいものを教えてもらえます。その日運良く水揚げのあったレアな魚を教えてくれることもあります。
生、炙りやタレなど店ごとに調理法が違うものや、素人目には分からない違いがあるので、質問が食べ比べのコツです。店での会話を思い返して、寿司がさらに美味しく感じるかもしれません。
3:イートインスペースやデッキで食べる
イベント時には館内1階にもイートインスペースが設置され、市場の雰囲気を楽しみながら食事できます。雨でなければ屋上の芝生広場や海側デッキでも食べられます。関門海峡や漁船を眺めながらグルメを堪能できます。好きな食べ方を選びましょう。
お酒の持ち込みも可能です。複数人で訪れている方は、一階のテーブル席を確保すると雰囲気が出て良いでしょう。市場での食事を存分に満喫してください。
唐戸市場のおすすめ海鮮グルメを味わう
市場に来たからには、ここでしか食べられないものを食べるのがおすすめですし、「活きいき馬関街」では寿司の食べ比べは外せません。一番のおすすめはなんといってもふぐです。新鮮な身の弾力、白子の濃厚さは下関でしか味わえない絶品です。
のどぐろもおすすめで、生と炙りを食べ比べられます。唐戸市場ならではのレアネタは、関東では見ない団扇海老、くじらベーコンや生くじらの握り、幻とも言われるアラ、まぐろの脳天といった希少部位などです。
下関のレアものを食べた後は、好きな定番ネタを食べてみましょう。市場で味わえる魚はすべて捌きたてなので、抜群の鮮度でいつもと違った格別の味わい間違いなしです。
下関・唐戸市場を楽しむには
観光に行くなら是非「活きいき馬関街」に参加したいものです。しかし「活きいき馬関街」は週末の金・土・日曜日と祝日にしかやっていません。平日も市場での買い物は可能ですが、曜日には注意しましょう。
金・土曜日は10~15時、日曜日・祝日は8~15時に開催です。レアものを狙うなら早い時間に行くといいでしょう。早いほど新鮮な魚が食べられてお得です。
唐戸市場の休場日と開場時間に注意
毎週ではないですが、水曜日は休場日のことがあります。早朝は卸売りの時間で、朝7時から通常販売が始まります。営業時間は午後15時までになっています。あえて終了間際に行って、安売りを狙うのも手です。
「活きいき馬関街」以外のイベントも
「活きいき馬関街」と同時に、「得々お魚市」「特設屋台市」が開催され、さらにお安く買い物できます。「得々お魚市」では鮮魚の安売り、「特設屋台市」ではビールやひれ酒といったお酒に、カマ焼きや海老串焼きなどおつまみに最適な魚介が格安です。
ほかにも毎年2回春と秋に「唐戸まつり」が開催されています。春は特牛イカの安売りやふぐ鍋のイベント、秋にはサンマのイベントが行われていて、賞金をかけた大早食いイベントなど目白押しです。
下関・唐戸市場は安くて新鮮なふぐと海鮮の宝庫
いかがでしたでしょうか。下関・唐戸市場の海鮮グルメについて紹介しました。卸売りのイメージとは一味違う、ここでしか味わえない新鮮な魚介と雰囲気がたくさんの観光スポットです。
ここで紹介していないレアな海鮮が味わえることもあります。下関観光に行くときは是非、唐戸市場で下関のグルメを楽しんでみてください。