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海のギャング・うつぼとは?
うつぼはうなぎ目うつぼ亜目うつぼ科に分類される魚類の総称です。温暖な浅い海に生息する海水魚で、熱帯、温帯地域に多く生息しています。
日本では、本州中部以南の太平洋側で多く生息することが確認されています。うつぼは海のギャングと言われるほど獰猛なので、海を利用する人からは嫌われている生き物です。
その反面、実は臆病な性格で自ら進んで魚を捕まえに行くというよりも、弱った魚やタコなどを捕まえて食べるとも言われています。
鋭い歯と強靭な顎の大型肉食魚
うつぼは鋭い歯を持っていて、力の強い顎で獲物にかみつく、大型肉食魚です。その強靭な歯と顎のちからで魚や甲殻類やタコなどを大きな口で一気に食べてしまいます。
うつぼを食べる際は、強靭な歯は焼いても食べられないほど硬いので、必ず歯を取る作業が必要になります。一度噛みつくと簡単には離さない顎の力は恐ろしいほど強いです。
噛まれると大変危険
噛まれると指を食いちぎられる恐れがあるほど強い顎の力があります。その為、ダイバーや釣りをする人が避けるべき生き物だと言われています。
また噛まれることで、口腔内バクテリアによって化膿してしまう可能性があります。うつぼに出会ってしまったときは決して刺激を与えないようにすぐに海から上がるようにしましょう。
皮膚呼吸により陸でも動ける
うつぼは皮膚呼吸ができるため、海水から出て岩場まで上がってくることができます。海中だけでなはく、浅瀬や陸上にもいる可能性があることを覚えておいた方がいいでしょう。
釣った魚をその場で捌いていると気が付けばすぐそこにうつぼが上がってきていたという、危険な状況になることもあります。磯で釣りをする際にはその場で捌くのは避けるようにしてください。
表皮が潤っていれば30分陸で動く
うつぼは皮膚が潤っていれば、30分ほどは陸で動けると言われています。嗅覚もするどく、身を潜めて獲物に近づくので、海に入るときは岩場に不用意に近づかない注意が必要になります。
日本近海ではどこでもいる
うつぼは温帯な地域である日本近海に多く生息していることが確認されています。海に行く際は、どこにでもいるということを頭に入れた上で、海や岩場に近づくようにしましょう。
本州中部以南の太平洋側で多く見られ、うつぼの漁が行われている地域も多いです。うつぼの漁が行われている代表的な地域としては千葉や和歌山、高知などが挙げられます。その中でもうつぼを食べるのは和歌山や高知の一部のようです。
「磯釣りの嫌われもの」と呼ばれるくらいメジャー
磯釣りで魚を釣っているとたまにうつぼがかかることがあります。その際は針を外そうとすると噛まれる危険があるので、釣り糸ごと切ってしまうのが一番安全です。
うつぼは食べられる?美味しいの?
うつぼを食用にしている地域は少なく珍味と言われています。柔らかくほどよい弾力があり、さらに上品な甘さがあります。弾力があるのでお刺身にする際は薄く切って肝や皮も一緒に食べることが多いです。お皿に並べるとフグのような見た目になります。
うつぼを一番美味しく食べられるのが、うつぼのたたきだと言われています。高知ではうつぼのたたきが名物料理として多く提供され、高知でしか食べられない料理です。
高知ではたたきだけではなく、新鮮な刺身や肝も味わうことができます。珍味と言われる干物も実は高知では有名で、昔から食べられています。うつぼの干物はお酒好きな人にはたまらない一品です。
うつぼは食通も唸らせる贅沢な美味しさ
フグより美味しいという声もあるほど、うつぼには贅沢な美味しさがあります。海のギャングと言われる姿からは想像できない、上品な味が人気の秘密のようです。
見た目から抵抗がある人も、一度うつぼ料理を食べるとその美味しさに納得してしまいます。そして何度も食べたくなるでしょう。見た目と味のギャップが、まさに珍味だと言われる理由でもあります。
うつぼは栄養豊富
うつぼは味の美味しさや食感の良さだけではなく、実は様々な栄養が豊富に含まれています。美味しくて栄養価も高い、言わばスーパーフードだと言えます。
そして滋養強壮や疲労回復、女性が喜ぶ美容食としても大人気です。その為子供から大人まで幅広く好まれる食材です。
たんぱく質・カルシウム・鉄分やDHAが豊富
良質なたんぱく質やカルシウムなどが含まれているので、産後にもよいと言われています。うつぼが有名な高知県須崎市では昔から、妊産婦はうつぼをよく食べなさいと伝えられています。
視力の低下にもよいので、目が悪くなればうつぼを食べればいいと言われているようです。良質な栄養素が滋養強壮や疲労回復につながります。
皮下のゼラチン質にコラーゲンが多量
うつぼの身と皮の間のゼラチン質にはコラーゲンがたっぷりと含まれているので、食べた翌日はお肌が潤っているという方も多いです。さらにカロリーも低いので女性にとっては嬉しい食材です。
普段からうつぼの調理をしている人は、ゼラチン質に含まれているコラーゲンによって手がつるつるで綺麗なようです。うつぼがあればハンドクリームは不要だという声もあります。
太平洋に面した一部地域では食べられている
うつぼは食用とされていない地域もあり、太平洋に面している高知や和歌山、長崎などの一部の地域で食べられています。
どこでも食べられる訳ではないのが、うつぼの美味しさが意外と知られていない理由です。そして、あまり広まっていないからこそ、うつぼが高知の名物珍味だと言われているのです。
うつぼを捌くには技術が必要
うつぼを捌くのは、魚の中で一番難しいという方もいるほど捌き方に技術が必要になります。プロでも簡単な作業ではないようで、上手く捌けるようになるのには数年かかるとも言われています。
小骨が多く骨切りが必要な部分も
うつぼには小骨がかなり多いので食べられるようにするためには、職人の技である骨切りという難しい技術が必要になります。もしくは骨が少ない部分を探して骨を取って食べるといいでしょう。
プロでも簡単にできる作業ではないので、一般の人が自分で釣って捌いて食べるというのはかなり難しいいでしょう。その為、高知県須崎市では捌く技術を持つ専門の人がいます。
ぬめりを完全に取ることも難しい
ぬめりがすごいので、まずぬめりを取るために大量の塩をかけるなどして落としていく必要があります。簡単には取れないので、捌く前段階のぬめりを取る作業に長時間かかってしまいます。
ぬめりを取る一番良い方法は、洗濯機にうつぼを入れて回す方法だそうです。高知でも実際に洗濯機を使う方法でぬめり取りをしている人がいました。
捌き方が難しく広く流通できなかった
うつぼを捌くためにはぬめりを取ることや、難しい技術である骨切りが必要になることから、家庭で簡単に捌くことができません。その為、中々広く流通することができずに、高知などの一部の地域でしか食べられていないのです。
うつぼは冬が美味しい
うつぼは冬が美味しいと言われており、一般的に11月~3月くらいが旬になります。脂がよく乗っているので一番美味しい状態で食べることができます。
夏になると産卵期に入る関係か臭みが強くクセのある味になります。匂いが気になる人は夏のうつぼは食べられないかもしれません。
高知ではうつぼは大人気
高知では郷土料理として昔から愛されてきました。元々は漁師が釣ったものをその場で捌いたり、干物にして食べていました。
太平洋に面している高知ではうつぼがよく獲れる上に、食べてみるとすごく美味しいので、どんどんと県内に広がっていきました。
今では高知に住んでいてうつぼを食べたことがない人なんていないというほど、大人気の食材になっています。そして高知県内だけでなく、県外からも食べに行く人がいるほど有名になりました。
高知では普通にうつぼを食べていた
高知ではスーパーに必ずうつぼが並んでいるほど、普通に食べられてきた食材でした。高知の郷土料理として古くから県民に愛され、県民のソウルフードとして食べられています。
高知名物の郷土料理「皿鉢料理」やお正月料理にももちろんうつぼが入っています。中でもうつぼのたたきは高知でしか食べられないと言われています。
高知でうつぼを扱う店の中には、身だけではなく頭のコブ、皮や肝まで食べられるお店もあります。肝は臭みもなく、身と肝を一緒にお味噌汁に入れて食べられることもあるようです。
人口減少の町・須崎市ではうつぼで町おこしも
人口が激減し経済的に大変な状況にあった高知県須崎市では、うつぼを使って町おこしに取り組みました。昔から食べられているうつぼが、実は他ではあまり食べられてないことに気づき、広めることで須崎に人を呼ぼうとしたのです。
美味しさや魅力を全国に広めて、観光客を呼び込むために「須崎うつぼ学会」が結成されました。現在は解散していますが、新たなうつぼ料理の開発などを行い、魅力を県内外に伝える活動をしていました。
須崎市では観光地として観光客を呼ぶために、うつぼ祭りが開催されています。うつぼ祭りでは「須崎うつぼ学会」が開発した、かば焼きやすき焼き、ジャーキーなどを食べることができます。
高知の名物「かつおのたたき」と並ぶうつぼ料理
高知では普通に食べられていたうつぼですが、県外からの観光客も一度食べるとその美味しさに病みつきになり、やがてうつぼ料理は高知の名物となりました。
高知名物のかつおのたたきと匹敵するぐらい人気があるのがうつぼ料理です。大人気のうつぼのたたきから珍味とされる干物まで食べ方も色々あります。
高知のもう一つの名物たたき「うつぼのたたき」
高知のもう一つの名物といわれるのがうつぼのたたきです。かつおのたたきとは違った食感や上品な味が味わえ、うつぼの美味しさを一番堪能できる料理です。
かつおのたたきとは違い、うつぼのたたきは中まで火を通しますが、通しすぎてしまうと美味しくなくなってしまいます。うつぼのたたきは焼き加減にも職人の技が必要になります。
うつぼのたたきは、かつおのたたきと同じように塩や二杯酢、ぬたをつけて食べるのが一般的です。なかにはにんにく大葉醤油につけて食べる所もあり、色々な味が楽しめます。
その他の高知の定番うつぼ料理4選
うつぼ料理とは言っても、焼いたり煮たり干物にしたりと色々な料理方法があります。中でもうつぼのたたきは高知でしか食べられないので、高知に行くのならば必ず食べたい一品です。
他にも新鮮な状態ではないと食べられないうつぼの刺身や肝、コラーゲン豊富な煮凝り、歯ごたえがたまらない唐揚げ、お酒のおつまみに合う干物などがあります。
うつぼ自体も珍味ですが、その中でも珍味とされるうつぼの干物もよく食べられているうつぼ料理です。また肝は味に少しクセがあるのでお酒好きな人には最高のおつまみになります。
1:シンプルに身や肝まで味わう「うつぼの刺身」
うつぼの代表的な食べ方は刺身で、フグにも似た見た目に高級感を感じることができます。歯ごたえのある食感に加え、上品な甘さが高級魚と言われるうつぼの刺身の特徴です。
うつぼの刺身には、切り身だけではなく、肝や皮も一緒に提供されることがあります。お店によっては頭のコブやえんがわもあるようです。後味に少しクセのある肝はお酒好きな方のおつまみとして大人気です。
身や肝まで味わえるうつぼの刺身は、新鮮ではないと食べられないので普段食べられるものではありません。高知に新鮮なうつぼの肝などの刺身を食べに行きましょう。
2:うつぼのコラーゲンを余さず食べられる「煮凝り」
うつぼを野菜などと一緒に煮込み、冷やすとゼラチン質によって固まり、うつぼの煮凝りが出来上がります。そのままカットして食べると味もしっかりしていて、凝縮した旨みが感じられます。
旨みと豊富なコラーゲンがしっかりと含まれているので、食べるだけで綺麗になれそうな気がして、女性にとってはかなり嬉しい一品です。
3:さっくり歯ごたえの美味しい定番「唐揚げ」
うつぼの唐揚げは歯ごたえのある食感と、皮下のゼラチン質を味わうことができます。たたきとはまた違った食感は鶏肉を感じさせられます。
人気のうつぼ料理なので普通の居酒屋にも置いてあり、気軽に食べられる一品です。さくっとした食感とジューシーさでお酒も進むことでしょう。
4:お酒のおつまみやおやつに・珍味「うつぼの干物」
高知の珍味の一つであるうつぼの干物は、皮にはほどよく脂が乗っていて噛むとうつぼの旨みが口に広がります。干物は、一度塩水につけてその後水洗いして1日半ほど干して作ります。長い時間干してしまうと固くなり過ぎてしまうので要注意です。
うつぼの干物は、切って唐揚げにしたり煮物にいれたりと再調理して食べられることが多い食材です。軽く焼いて食べることで、お酒がよく進む最高のおつまみとして好かれている珍味です。
うつぼの干物の唐揚げも、珍味として商品化されたものが高知では販売されています。お土産に買って行くと喜ばれること間違いなしの一品です。
高知で地元の人が愛するうつぼ料理を堪能しよう
地元の人も愛するうつぼのたたきを初めとした、高知の海鮮珍味をぜひ食べに行きましょう。実際に食べてみると美味しさがわかり、高知の珍味と言われる理由がわかるでしょう。
今まで高知に行ったことはあるけどかつおのたたきしか食べてなかったという人もいるはずです。ぜひ高知で新鮮なうつぼのたたき、唐揚げなどを堪能してみてください。お土産に珍味であるうつぼの干物を買って帰ると喜ばれること間違いなしです。