山鹿伝統の灯籠まつりをご紹介!幻想的な千人灯籠踊りって?

山鹿伝統の灯籠まつりをご紹介!幻想的な千人灯籠踊りって?

九州の熊本県山鹿市で、毎年夏に開催される「山鹿灯籠まつり」をご存知でしょうか。一番の見どころは、なんといっても頭に灯籠をつけた女性1000人が踊る「千人灯籠踊り」です。今回は、たくさんの見どころがある山鹿灯籠まつりを紹介します。

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記事の目次

  1. 1.山鹿灯籠まつりとは?
  2. 2.伝統工芸品「山鹿灯籠」を知ろう
  3. 3.山鹿灯籠まつり1日目の見所
  4. 4.山鹿灯籠まつり2日目の見所
  5. 5.山鹿灯籠まつりはこうやって楽しめる!
  6. 6.山鹿灯籠まつりへの行き方
  7. 7.山鹿灯籠まつりで素敵な夏の夜を過ごそう!

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「よへほ節」とは?

Photo by JoshBerglund19

山鹿灯籠祭りでは「よへほ節」にあわせて踊ります。今のよへほ節の歌詞は、1933年に野口雨情氏がリメイクし、子供から大人まで誰が聞いても、健全な歌詞になりました。

というのも、もともとよへほ節は、男女の逢瀬を歌う歌詞だったので、あまり一般受けする内容ではなかったのです。

Photo by Maiko & Geiko

「よへほ」という言葉の語源には様々な説があるようです。一番有力な説によると「よへ」を「酔へ」という意味で捉えます。「よへほ」の「ほ」という言葉は、肥後弁に由来していて、他人に催促したり、気を惹くなどの意味があるそうです。

つまり「よへほ」とは、相手にお酒を勧めているということなのです。このことからもわかるとおり、この歌は、お座敷歌として芸者さんが踊りながら、お客さんにお酒を勧めるといった時に使われていたのでしょう。

山鹿の夏の夜空に花咲く「納涼花火大会」

フリー写真素材ぱくたそ

山鹿灯籠祭りの初日の夜のみ「納涼花火大会」が開かれます。納涼花火大会では、およそ4000発もの花火が打ち上げられ、夏の夜空をひときは明るく照らします。

納涼花火大会の会場は菊池川沿いにあり、菊池川にかかる山鹿大堰橋(やまがおおぜききょう)から、山鹿大橋までの土手沿いに観覧席が設けられています。

注意事項として、土手沿いに設けられた観覧席以外で、座って花火を見ることは禁止されています。山鹿灯籠まつりの運営者が定めたルールを守って、楽しく花火を見ましょう。

山鹿灯籠まつり2日目の見所

Photo by Hagane Tsuyoshi

2日目の最大の見どころはなんと言っても「千人灯籠踊り」です。山鹿灯籠まつりの最大の見どころなので、見逃さないようにしましょう。

また、2日目の深夜に掛けて行われる「上がり灯籠」も見どころのひとつです。上がり灯籠は、山鹿灯籠まつりの根幹になっている行事なのです。ただし、夜遅くに行われるので、小さなお子様連れの方は、見るのが難しいかもしれません。

壮観!女性千人による「千人灯籠踊り」

Photo by midorisyu

山鹿灯籠まつりの中で、一番の盛り上がりを見せるのが、2日目に山鹿小学校のグラウンドで行われる「千人灯籠踊り」です。頭に金灯籠をつけた1000人の女性が、おそろいの浴衣に身を包み、よへほ節に合わせ、輪になり舞い踊ります。

千人灯籠踊りは、山鹿灯籠まつり最大の見どころといっても過言ではありません。1000人もの女性がいっせいに舞い踊る美しい姿は、圧巻の一言です。

これを見ないと帰れない!「上がり灯籠」

Photo by sukitamba

千人灯籠踊りの後に行われるのが「上がり灯籠」です。上がり灯籠とは、大宮神社に奉納する山鹿灯籠を神輿に乗せて運び込む、山鹿灯籠まつりの根幹をなす儀式です。

神輿を担いだ男衆の「ハーイトウロウ、ハーイトウロウ」の掛け声と共に町中を歩き、大宮神社に山鹿灯籠が奉納されます。

神輿に乗っている山鹿灯籠は、日本家屋やお城など、灯籠師が細部まで精巧に作り上げた山鹿灯籠です。また、これらの山鹿灯籠には、町内の息災などの願いがこめられ、大宮神社に奉納されます。

山鹿灯籠まつりはこうやって楽しめる!

Photo by Nguyen Vu Hung (vuhung)

山鹿灯籠まつりの楽しみ方の一つとして、おすすめなのがスタンプラリーです。奉納山鹿灯籠の展示場や大宮神社など、合計31ヶ所に設置されたスタンプを集めると、豪華賞品が抽選で当ります。ちなみに2019年の一等賞品は、金灯籠でした。

様々な場所に設置された奉納山鹿灯籠を見て周ることで、楽しみながら観光できるよう工夫がなされています。山鹿灯籠まつりを、余すところなく楽しみたいという方は、参加してみてはいかがでしょうか。

夏の特別な思い出に「千人灯籠踊り」に参加しよう!

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山鹿灯籠まつりへの行き方

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