山鹿伝統の灯籠まつりをご紹介!幻想的な千人灯籠踊りって?

山鹿伝統の灯籠まつりをご紹介!幻想的な千人灯籠踊りって?

九州の熊本県山鹿市で、毎年夏に開催される「山鹿灯籠まつり」をご存知でしょうか。一番の見どころは、なんといっても頭に灯籠をつけた女性1000人が踊る「千人灯籠踊り」です。今回は、たくさんの見どころがある山鹿灯籠まつりを紹介します。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

記事の目次

  1. 1.山鹿灯籠まつりとは?
  2. 2.伝統工芸品「山鹿灯籠」を知ろう
  3. 3.山鹿灯籠まつり1日目の見所
  4. 4.山鹿灯籠まつり2日目の見所
  5. 5.山鹿灯籠まつりはこうやって楽しめる!
  6. 6.山鹿灯籠まつりへの行き方
  7. 7.山鹿灯籠まつりで素敵な夏の夜を過ごそう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

Photo by hiroooooki

また、大宮神社の奉納殿では、山鹿灯籠まつりで奉納された山鹿灯籠を次年度の祭りまで展示しています。前回の山鹿灯籠まつりで奉納された山鹿灯籠を見たいという方は、ぜひ大宮神社へ行きましょう。

さらに、山鹿灯籠民芸館では、金灯籠や、神殿、お城、日本家屋など、様々な山鹿灯籠が展示されています。また、ミニ灯籠の制作体験ができます。予約が必須になっていますので、事前に山鹿灯籠民芸館のホームーページで確認を取りましょう。

山鹿灯籠はこうして作られる!

Photo by Will Fuller

山鹿灯籠作りにおいて、灯籠師たちには3つの鉄則があります。一つ目は、手すきの和紙と糊だけで作ることです。

手すきの和紙が、山鹿灯籠作りに使われ始めたのは室町時代からです。その後、江戸時代に入ると、町の有力者たちが奉納する山鹿灯籠の出来を競うようになりました。

競い合いが激しくなるにつれ、有力者たちの灯籠師への要求も高度なものへ変わって行きました。その中で灯籠師たちの技術力も向上し、現在の手すきの和紙と糊だけを使った山鹿灯籠を制作する技術が磨かれたのです。

Photo by JoshBerglund19

二つ目は、柱など部分を空洞にするということです。このような技術は、非常に高度で修得が難しく、灯籠師として一人前と認められるには、10年以上の歳月がかかると言われています。

また、灯籠を組み立てる部品を空洞にすることで、とても軽い灯籠になり、女性たちが頭につけて舞い踊ることができるのです。

三つ目は、建物などを単に縮小しただけの山鹿灯籠を制作しないということです。灯籠師たちが独自に寸法を計算し、山鹿灯籠として一番美しい形を追求した設計がなされています。

山鹿灯籠まつり1日目の見所

Photo by yto

2日間の日程で開催される山鹿灯籠まつりの初日の見どころを紹介していきます。まず見過ごしてはならないのが「奉納灯籠の舞」でしょう。

次に、おまつり広場で「灯籠踊り」を披露する「流し灯籠」も、見どころのひとつです。また、初日は菊池川で納涼花火大会が行われることも忘れてはなりません。

神社での「奉納灯籠の舞」

Photo by JoshBerglund19

「奉納灯籠の舞」は初日の19時ごろから大宮神社の境内で行われます。「山鹿灯籠踊り保存会」の方々による奉納灯籠の舞は、日々厳しい稽古によって、首の傾げ方から指先の動かし方に至るまで一糸乱れぬ美しさです。

奉納灯籠の舞の開始時刻には、優雅に美しく舞う女性たちの姿を、ひと目見ようと大宮神社の境内にたくさんの人が押し寄せます。山鹿灯籠まつりの醍醐味ともいえる、奉納灯籠の舞を見逃さないようにしましょう。

踊り手を近くで見れる!「灯籠踊り」

Photo byDeltaWorks

大宮神社で奉納灯籠の舞を終えると「おまつり広場」にて「流し灯籠踊り」が行われます。「熊本県立鹿本農業高等学校 郷土芸能伝承部」や「山鹿灯籠踊り保存会」など、様々な団体が、それぞれの浴衣に身を包み、よへほ節にあわせて「灯籠踊り」を披露します。

おまつり広場のベストスポットは、山鹿の町のシンボルでもある「さくら湯」です。解体と再建を繰り返してきたさくら湯には、今も日本の伝統的な建築物としての風格があります。

さくら湯を背景に灯籠踊りを舞う姿は、見事に調和して、目が離せません。また、踊り手の方々をもっとも近くで見られるのが、おまつり広場ですので、美しい山鹿灯籠踊りをじっくり堪能しましょう。

次のページ

山鹿灯籠まつり2日目の見所

こちらもいかがですか?

人気記事ランキング