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金剛山は修験道の開祖役小角(えんのおづの)が16歳の時に金剛山に登って修行を重ね、祖神一言主大神を鎮守として法起大菩薩を祀る転法輪寺を約1300年前に建立したのが始まりです。
転法輪寺は真言宗醍醐派大本山・葛城修験道場として現在も葛城二十八宿経塚巡拝修行として、金剛山脈を中心に、南は和歌山県加太の友が島から、北は奈良県大和川上流に至る葛城山脈まで全行程28里(約112km)で修行が行われます。
武将・楠木正成と金剛山
金剛山は鎌倉時代から南北朝時代にかけて活躍した楠木正成ゆかりの地です。楠木正成が後醍醐天皇に拝謁してから創建した山城に下赤坂城があります。
金剛山下赤坂城で後醍醐天皇の皇子である護良親王とともに挙兵をします。元弘3年(1333年)に正成は千早城に100日間立て篭り鎌倉幕府軍を釘付けにしておいて、その間に新田義貞が鎌倉へ攻め込んで幕府を倒します。
功労者として後醍醐天皇に従五位下検非違使に任命されるも建武3年(1336年)に天皇を中心とした政治体制に反発していた足利尊氏に湊川の戦いで破れ、自害をしてしまいます。
当時の幕府軍と南北朝時代の武将である楠木正成の金剛山での壮絶な戦いは平成28年に大阪市内の古書店で偶然発見された鳥瞰図「千早赤坂城絵図」に記されています。
現在、「水分大明神」、「千早城」といった千早赤坂村の正成のゆかりの旧跡なども描かれています。また「太平記」には千早城での籠城戦が克明に記されています。
千早赤坂村は金剛山にいだかれた大阪府では唯一の村で、日本の棚田百選にも選ばれた「下赤坂の棚田」が有名です。自然の美しい風景が広がるこの地にかつて大きな戦いがあったのです。
ここは「太平記」にもある楠木正成の生誕の地であり、戦いの舞台でもありました。そうした歴史の舞台を求めて散策するのも魅力的です。
金剛山の登山難易度は?
金剛山地の主峰金剛山は大阪府では最高峰の山で年間を通して多くの登山者で賑わう登山のおすすめスポットです。
金剛山の登山難易度はベテランの登山者によれば中級クラスということですが、実はいくつもの登山コースが設定されており、初心者でも十分楽しめるようになっています。
子ども連れの家族や年配の方でも無理なく登山が楽しめるコースがあるのも金剛山は何回訪れても毎回ルートを変えることでトレッキングが楽しめるのも魅力です。家族で行くならおすすめは日帰りハイキングです。
金剛山の登山難易度は登る人の経験とコース選びによって変わってきますから、自分にあった無理のないコース選びが重要になります。
また大阪府営のキャンプ場などもあり、登山だけでなく自然の中で緑に囲まれてキャンプやバーベキューが楽しめるアミューズメントポイントです。その他、村営宿舎もあったりするので気軽にアウトドアが楽しめます。
金剛山の初心者おすすめ登山コースを紹介
大阪と奈良にまたがる金剛山は昔は高間山(たかまやま)または葛城峰(かづらきのみね)とも呼ばれ、金剛山の由来は修験道開祖である役小角が修行をして開いた「転法輪寺」の山号から来ている説があります。
そうした金剛山は登山でも人気のスポットで初心者から上級者までが楽しめるます。とくに初心者に方にはおすすめの登山コースがありますのでご紹介しましょう。
初心者に大人気の金剛山登山ルートには「千早本道」と「念仏坂」の2つのルートがあります。ともに初心者の登山には優しいコースですが登山に慣れていない方には「千早本道」がおすすめです。
この2つのルートは金剛山山頂を目指す途中に「ちはや園地」を経由することになるのでゆっくり休憩もできるので体に無理のない登山コースとして初心者の方には人気があります。