山梨の百名山にチャレンジ！初心者でも登れるおすすめの山は？

山頂からは富士山、八ヶ岳、奥秩父の山々、南アルプスが望め、眼下には甲府市街が広がります。駐車場からは1時間半ほどで登頂できます。

山頂付近は少し難易度が上がるので注意してください。中級者などは車でアクセスせず、反対側に下山するルートもおすすめです。

「足和田山」は標高1355mの山で、家族連れやツアー客なども訪れる人気の山です。登山ルートは穏やかで歩きやすく、山頂付近は広々としていて過ごしやすくなっています。

富士五湖が一度に望めたことから命名された五湖台からは、現在は五湖全てを見ることはできませんが、十分に美しい展望を楽しめます。

紅葉台入口バス停から山頂までは1時間45分程度で、山頂でゆっくりと過ごしてから下山しても日帰り可能です。

「竜ヶ岳」は標高1485mの山で、整えられた登山コースと登りやすい難易度の割に、ダイナミックな富士山が見えることで人気です。

景色を楽しみながら登れる登山は、展望のよくない山よりも達成感や満足感を得られますので、山に登り始めたばかりの初心者の方には特におすすめです。ダイヤモンド富士に挑戦してみるのもよいでしょう。

「思親山（ししんさん）」は標高1031ｍの山で、日蓮聖人が身延山で修行中に峰越しに房州に住む両親を偲んだと言われています。

登山コースは歩きやすく難易度はかなり低めです。大自然の中を歩くので、それなりの格好は必要ですが、初心者でも安心して挑戦できる山のひとつです。

佐野峠から1時間ほどで登頂することができます。佐野峠と思親山から見える富士山は関東富士見百景にも選出されています。

続いて八ヶ岳・秩父山系の5山をご紹介します。山梨県北部に位置する山々で、全部で28山が百名山に選ばれています。

戦国時代の歴史ロマンを持つ山も多く、山の歴史を調べてから向かえば景色以外の楽しみにも触れることができます。

「国師ヶ岳」は標高2592mの山で、標高2360mの大弛峠（おおだるみとうげ）まで車でアクセスでき、大弛峠から山頂までは初心者でも1時間ほどで登ることができます。

また、大弛峠から国師ケ岳の間の登山道は木道や階段などにより整備されているので、特に初心者には挑戦しやすい山になっています。

ルートを変えると一変して上級者向けの登山道になるので、下山ルートを間違わないよう、十分注意しましょう。

「小楢山（こならやま）」は標高1712mの山で、夢想国師という禅僧が修行したという伝説を持っています。山頂からは甲府盆地を一望でき、山頂北側にはレンゲツツジの群生地もあります。

初心者の方は、車でアクセス出来る焼山峠（やきやまとうげ）から登るコースがおすすめです。登頂から下山まで往復で3時間越えの行程ですが、岩場などもなく、比較的歩きやすい道が続きます。

「羅漢寺山（らかんじやま）」は標高1058mの山で、弥三郎岳などの3つの峰が連なった総称です。昇仙峡ロープウェイを利用すれば頂上付近のパノラマ展望台まで行くことができます。山頂まではゆっくり登っても30分程度で、難易度の低い道のりです。

山頂付近は岩場になっていて、柵などはありませんので、子連れで行く場合は特に安全にご注意ください。

「帯那山（おびなさん）」は標高1422mの山で、登頂の難易度が低いことが特徴です。車が駐車できる「帯那山アヤメ群落地」という登山口を利用すれば、往復30分未満で登頂下山ができてしまいます。