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ナトロン湖ってどんなところ?
「ナトロン湖」とは、南アフリカ大陸にある「タンザニア連合共和国北部アルーシャ州ロリオンド県」にある湖です。ケニア共和国との境界線に接している湖でもあり、不思議な湖として知名度が広がった湖です。
タンザニアの標高の低い半乾燥地帯に位置している為、年間の降水量は少なくいです。ナトロン湖の広さは、降水量により変動するため明確な広さは不明ですが、最大で長さ57キロ・幅22キロ・水深は3メートルほどです。
湖の流出口は地表・地底ともに存在しておらず、外部に流れ出ることはありません。水量は、気温による蒸発によって水が減っていきます。
周囲には国立公園などもありますので、湖だけでなく周辺も観光することもできるようになっています。湖からは、ソーダの成分が噴き出している珍しい湖です。
ナトロン湖は、今から約5000年前から6000年前、大量に雨が降った時期に、気候により縮小を続けて現在のような塩分を含んだ平原になったのではと推測されています。
2001年には、生息している動物の多様性から、ラムサール条約登録地にナトロン湖流域の22万ヘクタールが指定されました。北の方にあるマガディ湖と一緒に盆地を形成しており、鮮新世後期と更新世の時代の間に盆地に広大な湖ができたとの意見も存在します。
タンザニアにある赤い水面が有名な湖
ナトロン湖は、特徴的な色の変化を見せる不思議な湖として知られており、水が少ない乾季には、ナトロン湖の塩分濃度が上昇するため、特に深い赤みのある湖へと変化をします。
赤く染まった湖を実際に見た人の中には、「とても湖とは思えない」と言う人が大勢います。まるで炎のようだと語る人も多い湖には、まだ謎めいた部分がたくさんありますので、湖の不思議について見ていきましょう。
ナトロン湖の不思議な赤色の理由
早速ナトロン湖の不思議について見ていきましょう。ナトロン湖の最大の不思議はやはり、湖の色が赤色に染まる不思議です。水面が赤くなる理由とはなぜなのか、炎のように水面を赤くするナトロン湖の不思議について紹介していきます。