大洗が舞台のガルパン旅行に行こう！人気の聖地巡礼ツアーを満喫！

茨城県大洗（おおあらい）町は「ガルパン」の聖地として、ニュース番組で取り上げられるなど大きな話題となりました。

「ガルパン」を初めて聞いたという人もいるかもしれません。「ガルパン」とは、2012年に放送された人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」を省略したものです。「パンツァー」はドイツ語で「鎧・装甲」を表す言葉です。

「ガールズ＆パンツァー」は、2000年代後半から数々の人気アニメで監督を務めてきた水島努監督が手掛けるオリジナルアニメです。

昨今放送されるアニメの多くは、小説や漫画が原作になっています。オリジナルアニメはそのような原作を持たず、アニメ会社・監督などが独自に企画して作り上げています。

「ガールズ＆パンツァー」は、作画や音、ストーリーなどにおいて非常に高いクオリティを誇り、人気アニメの1つとなりました。

大洗町は人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」の舞台となった町で、作中のキャラクターたちは実際に大洗の町を舞台にして登場してきます。

人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」はフィクション作品ですが、舞台となった大洗町の実在する民家やお店などが登場してきます。

「ガルパン」ファンの人々は聖地巡礼と称して、大洗町へ観光に訪れます。「ガルパン」に限らず、人気アニメの舞台となった町へ観光に訪れることを「聖地巡礼」といいます。

「聖地巡礼」という観光スタイルを生み出すきっかけとなった作品に「らきすた」という人気アニメがあります。舞台は埼玉県で、放送から10年以上経った現在も、鷲宮神社はファンの間で人気観光スポットとなっています。

同じく埼玉県を舞台にした2011年放送のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」も聖地巡礼を行う人が多い作品です。こちらも未だに根強いファンが多く観光に訪れています。

それほかにも実際の町を舞台にした人気アニメ作品はたくさん製作され続けており、「ガールズ＆パンツァー」もそのうちの一つです。

実際の町を舞台にしたアニメで聖地巡礼が流行することで、そのアニメの放送が終わってもブームが終わりづらく、人気が衰えにくい傾向にあります。「ガルパン」も人気が衰える気配がありません。

東京方面から自動車で大洗へお越しの方は、三郷JCTから常磐自動車道で友部JCTまで1時間ほど走り、そこから北関東自動車道東水戸道路に乗ります。水戸大洗ICまで行き国道51号線へ出ると15分ほどで着きます。

鉄道でお越しの方は、JR常磐線で「水戸駅」まで行き、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗り換えると約15分で「大洗駅」に到着です。

人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」をあまり知らない人もいるかもしれません。そこで簡単に「ガルパン」についてご紹介します。

「ガールズ＆パンツァー」は、女性向けの武道「戦車道」がある世界を舞台にした物語です。「戦車道」は茶道・華道と並び、大和撫子のたしなみとして世間に浸透しているスポーツのようなものです。

「戦車」と聞くと、ものものしい物騒な印象を受けるかもしれません。しかし、「戦車道」はれっきとしたスポーツであり、戦争や死とはかけ離れたものです。弓道や柔道などほかの武道と同じように、礼儀や慎ましさを重んじています。

「ガルパン」は主人公「西住みほ」を始めとする女子高生たちが、「戦車道」の全国大会を目指すストーリーとなっています。手に汗握る熱いバトルが繰り広げられ、普段アニメを見ないという人にもおすすめできる人気アニメ作品です。

「ガルパン」は茨城県大洗町という実在する場所を舞台に物語が展開します。しかし、実在するものが登場するというのは、町並に限ったことではありません。

戦車は第二次世界大戦で開発・使用された車両を再現しています。そのため、アニメファンだけでなく、ミリタリーファンの人たちをも熱狂させています。

架空の学校である「大洗女子学園」に通う女子高生「西住みほ」が主人公です。「大洗女子学園」は「学園艦」と呼ばれる空母で、海の上を航行しています。そのため、この空母は茨城県の飛び地という扱いになっています。

主人公である「西住みほ」は、戦車道において伝統のある家元に生まれます。しかし、とある試合がきっかけで戦車道を辞めようとしていました。そんな中、大洗女子学園に廃校の危機が訪れます。

そこで「西住みほ」は、戦車道の試合で結果を残し、大洗女子学園を廃校の危機から救うことを決意しました。戦車道未経験者の個性的なチームメイトと、唯一の戦車道経験者である「西住みほ」が学校の命運をかけて戦います。

「ガルパン」は一種の美少女アニメですが、ストーリーは仲間との絆やライバルとの戦いがメインで、熱血スポーツものとしても楽しむことができます。

また、ミリタリーファンをも興奮させるほど戦車のリアリティーを追及しています。戦車の外観や中の様子を描いた作画の丁寧さはもちろんのこと、音の迫力からもこだわりをうかがい知ることができます。

砲撃の音や爆発音、弾をはじいたり、戦車に傷がついたりするときの音などは、アニメの演出を盛り上げてくれます。「ガルパン」はその人気から劇場版も公開されました。映画館で体感する映像や音は、テレビ以上に臨場感が段違いです。

アニメスタッフたちが何度もロケや取材を行い、そのようなアニメ制作に対するこだわりが視聴者や地元住民に伝わったからこそ、「ガルパン」はここまでの人気アニメになったのです。

人気アニメの舞台になっている町はたくさんありますが、「ガルパン」は他ではあまり見られない特徴があります。それは、行政が積極的に町おこしとして関わってきていることです。

舞台となった大洗町でさまざまなイベントが開催されたり、地元企業とのタイアップをしたりと、地域の活性化にも大きく貢献しています。プロレスラーの蝶野正洋さんは「ガルパン」の応援大使として、大洗のイベントにも出演しています。

舞台となった大洗町には、商店街やフェリーターミナルなど、いたるところに「ガルパン」のパネルが展示されています。顔ハメ看板では、自分も一緒に入って写真を撮ることができます。

大洗駅の中にある売店では、缶バッジやクリアファイル、ミニ缶ドロップスなど買がえます。缶バッジは1000円、クリアファイルは310円、ミニ缶ドロップスは400円です。

「山戸呉服店」という老舗呉服店では、「ガルパン」とのコラボタオルが販売されています。また、「金丸釣具店」では砲弾の形をした釣りのウキという、一風変わったグッズも売られています。

鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線では、人気アニメ「ガルパン」のラッピング電車が運行しています。車両の右側と左側でデザインが異なっており、外面だけではなく電車の内面にもラッピングが施されています。外から見ても中に乗っても楽しめる仕様です。

また電車にとどまらず、バスにもラッピングがなされ、「ガールズ&パンツァー応援ラッピングバス」として運行されています。このバスは茨城交通が運行しており、大洗町、水戸市、ひたちなか市を走っています。

ここからは、人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」の舞台である大洗の聖地巡礼で絶対行きたい観光スポットをご紹介していきます。

まず最初にご紹介する「ガールズ＆パンツァー」の聖地巡礼で絶対に行きたい観光スポットは「大洗磯前（いそさき）神社」です。「大洗磯前神社」は、社殿が茨城県指定の文化財に登録されており、由緒正しい神社となっています。

「神磯の鳥居」という、海の中に立っている鳥居が神々しいということで、絶景パワースポットとして人気を集めています。特に日の出と一緒に見る「神磯の鳥居」の美しさは格別です。

「ガルパン」の作中では、試合場の舞台として神社の階段を戦車が走る様子が描かれています。また、「ガルパン」のイラストが載っている絵馬があり、多くのファンによってたくさんの絵馬が飾られています。

また、一般のファンからだけではなく、アニメの登場人物に声を当てている声優さんたちも「ガルパン」絵馬を奉納しています。

また「大洗磯前神社」の近くには、「大洗海洋博物館」があります。大洗は水産業に関係が深いことから、参拝者の学生や生徒に対し、海洋国である日本の理解・関心を高めるために設立されました。

「大洗海洋博物館」の入館料は大人が500円、中学生・高校生が300円、小学生以下が200円です。

「大洗磯前神社」には「ガルパン」ファンのみならず、「艦これ」ファンも訪れます。「艦これ」とは「艦隊これくしょん」の略で、戦艦を擬人化したキャラクターたちを描いたゲーム、アニメのことです。

「大洗磯前神社」の近くには、旧帝国海軍の軍艦である「那珂（なか）」の慰霊碑があります。そして「那珂」は「艦これ」にも登場する戦艦なのです。そのため、「艦これ」の登場人物である「那珂」のお墓として、「艦これ」ファンも訪れるスポットとなっています。

電車で「大洗磯前神社」へお越しの方は、JR常磐線「水戸駅」からバスで大洗行きに乗り35分ほど行くと到着です。また大洗鹿島線をご利用の方は「大洗駅」からバスに乗ると約10分で着きます。

自動車で「大洗磯前神社」へお越しの方は、北関東自動車道の水戸大洗ICから、およそ5.5kmで到着します。

2つ目にご紹介する「ガールズ＆パンツァー」の聖地巡礼で絶対に行きたい観光スポットは「大洗マリンタワー」です。このタワーは地上60メートルの高さがあり、大洗のシンボルとして親しまれています。

「大洗マリンタワー」1階のエントランスホールでは、観光情報を調べたり、売店でお土産品を買ったりすることができます。また1階のエントランスホールへは無料で入れます。　　

2階には喫茶店があります。その名も「ガルパン喫茶 Panzer Vor（パンツァー・フォー）」です。「Panzer Vor」とはドイツ語で、日本語に訳すと「戦車前進・戦車前へ」という意味になります。主人公がよく掛け声として使っている言葉です。

「大洗学食のサバ（味噌）煮定食」や「アンツィオ屋台の鉄板ナポリタン」など、「ガルパン」にちなんだ料理を食べることができます。聖地巡礼の途中で休憩するのにおすすめです。

「大洗マリンタワー」の最上階である3階は、高さ55メートルの展望室になっており、全方位の大パノラマを見られます。天気の良い日であれば、富士山や日光・那須の山々を見渡すことができます。

また、3階には「ドルフィンファンタジー」と呼ばれる壁画もあります。これは、暗いところで光る「ルミライトアート」という壁画です。

「ドルフィンファンタジー」はイルカに関するギリシャ神話をモデルに描かれており、夜になると壁画全体に壮大なアートが浮かんできます。壁画の側にあるローブにミサンガを結ぶと願いが叶うとされ、多くのカップルに人気の観光スポットです。

「大洗マリンタワー」の外には、「特大カジキ」のモニュメントがあります。大洗沖は、カジキを釣るのに適した漁場となっています。毎年、茨城ビルフィッシュトーナメントが開催されており、およそ200kgにも及ぶ大きさのカジキが釣られます。

「大洗マリンタワー」3階展望室への入場料は、高校生以上の大人330円、小学生・中学生が160円、小学生未満は無料となっています。

「大洗マリンタワー」へ鉄道でお越しの方は、大洗鹿島線で「大洗駅」まで行き、そこからバスに乗り換え5分ほどで到着です。自動車でお越しの方は、北関東自動車東水戸道路で水戸大洗ICを降りて10分ほどで到着します。

3つ目にご紹介する「ガールズ＆パンツァー」の聖地巡礼で絶対に行きたい観光スポットは「大洗ガルパンギャラリー」です。「大洗ガルパンギャラリー」は「大洗シーサイドステーション」の2階にあります。

「大洗ガルパンギャラリー」では、たくさんのガルパングッズが販売されており、「ガルパン」についての展示物も楽しむことができます。「あんこう」がデザインされたTシャツが人気となっています。

大洗の沖合である常磐沖には、プランクトン、小魚などがたくさん生息しています。それらのプランクトンや小魚などを食べている「あんこう」は特においしいということで、茨城県の名産品となっているのです。

それにちなんで、「ガルパン」の中でも「あんこう」はたびたび登場してきます。主人公が所属している戦車道のチーム名は「あんこうチーム」といい、チームエンブレムにも「あんこう」が描かれています。

大洗町では「大洗あんこう祭」が1998年から毎年開催されています。「ガルパン」が放送された2012年以降、来場者数は一気に増加しました。

「大洗あんこう祭」では、大人気アニメ声優たちによるトークショーなどの「ガルパン」関連イベントが一緒に開催され、大勢の人々が訪れるようになったのです。

また、「大洗シーサイドステーション」は「ガルパン」の作中にも登場しており、登場人物たちが買い物をする様子もアニメに描かれています。

4つ目にご紹介する「ガールズ＆パンツァー」の聖地巡礼で絶対に行きたい観光スポットは「大洗駅」です。駅が観光スポットというのは意外に思われるかもしれません。しかし、大洗駅に到着した瞬間から「ガルパン」の聖地巡礼は始まっているのです。

まず電車から降りるとすぐに、「ガルパン」の横断幕や大型看板が出迎えてくれます。改札を出た先には、キャラクターのパネルや出演声優の色紙、ファンから贈られたイラストなどが展示されています。

「ガルパン」のグッズもたくさん販売されており、鉄道で訪れた人は帰りにお土産として買っていくのもおすすめです。

5つ目にご紹介する「ガールズ＆パンツァー」の聖地巡礼で絶対に行きたい観光スポットは「大洗町役場」です。役場にも登場キャラクターの等身大パネルが設置されています。

また、人気アニメ「ガルパン」の作中にも「大洗町役場」が登場します。戦車が突っ込んで派手に破壊されてしまうのですが、ファンの人にとっては聖地巡礼スポットとして喜ばれています。

人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」に登場するのは実際の場所・戦車だけではなく、実際にある料理も描かれています。そこで、ここからは「ガルパン」に登場する大洗グルメをご紹介します。

まず最初におすすめする大洗グルメは、ウスヤ精肉店の「串カツ」です。「ガルパン」ファンは絶対に訪れる人気スポットの1つで、「ガルパン」のポスターやパネルなどが店内外に展示されています。

精肉店ではありますが、「ガルパン」のグッズ販売も行っています。名物の串カツは「アリクイさんチーム風串カツ」や「うずらさんチーム仕様串カツ」など、商品名も「ガルパン」仕様です。

2つ目にご紹介する大洗グルメはクックファンの「ガルパンかつ」です。「ガルパンかつ」とは、アニメの中で登場した料理で、戦車の形を模したかつになっています。

実はこの「ガルパンかつ」は実際にあったものではなく、アニメのオリジナルとして描かれた料理でした。そして、作中でモデルとされたクックファンというとんかつ屋さんが、アニメを基に「ガルパンかつ」を製作し、提供し始めたのです。

クックファンは、茨城県水戸市で営業しています。また2019年2月に、クックファン大洗出張所が大洗シーサイドステーション2階にオープンしました。ガルパンギャラリーの前にあるので、気軽に立ち寄ることができます。

「ガルパンかつ」をご注文の方には、「ガルパン」のオリジナルクリアファイルがプレゼントされます。とんかつは茨城県産を中心とした国産豚肉が使われており、自慢の味となっています。

3つ目にご紹介する大洗グルメは、きらきらクレープの「戦車クレープ」です。砲台が付いているなど、戦車の形をイメージしたクレープになっています。

週末はカップルや家族連れなどで賑わっています。クレープのフルーツは茨城県産のものを使っており、地元や味に対するこだわりも感じられます。

きらきらクレープのお店の外観も、戦車のような見た目になっています。お店の場所は、大洗シーサイドステーションの1階になります。

人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」の舞台である大洗へ聖地巡礼に来たら、とても1日では回り切れません。そこで「ガルパン」のファンならぜひ泊まって欲しい、大洗の宿泊施設についてご紹介していきます。

まず最初にご紹介する大洗の宿は、「肴屋（さかなや）本店」です。明治から続いているという由緒ある老舗宿で、大洗町の「曲がり松商店街」にあります。

大洗で獲ることのできる旬の魚介類や常陸牛などを使った料理が提供され、冬季限定で特産のあんこう鍋を食べることができます。

「肴屋本店」は、店名や外観がそのまま「ガルパン」の中に登場してきます。大洗の町の中で戦うこととなった練習試合で、戦車が玄関に突っ込み破壊してしまうという演出で描かれました。

実際に存在する旅館が戦車に突っ込まれるというインパクトの強い演出で、ファンたちの間では瞬く間に人気となり、聖地巡礼の観光スポットとなりました。ロビーでは、「ガルパン」グッズが販売されています。

人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」の聖地ということで、通常の宿泊プランとは別に「ガルパン」にちなんだ宿泊プランも用意しています。

1つ目の宿泊プランは「聖地巡礼 ガルパン応援 肴屋名物あんこう鍋にパンツァー・フォー」です。大洗名物のあんこう鍋を、肴屋本店オリジナルの味付けで楽しむことができます。コラーゲンも多く含まれており、女性にも大人気です。

2つ目の宿泊プランは「聖地巡礼 ガルパン応援 常陸の恵みにパンツァー・フォー 選べる3大食材」です。茨城自慢のおいしい食材を3つの料理から選択することができます。

その3つの料理とは、ブランド銘柄牛である「常陸牛」の石焼、栄養満点な「ひと口あわび」の踊り焼き、「ほっき貝」のしゃぶしゃぶです。

2つの宿泊プランのどちらかで泊まると、もれなく肴屋本店オリジナルの宿泊記念ガルパングッズが付いてきます。

部屋の数は10室と規模が大きいとはいえません。しかし「ガルパン」が放送されると一躍有名旅館となりました。そのため予約がいっぱいになることもあるので、宿泊される方はお早めの予約が必要です。

ご利用料金は、一泊二食付きで12000円から14000円、一泊朝食プランが6500円から、素泊まりプランが5500円からとなっています。小学生のお子様は、二食付きで大人宿泊料金の70パーセントとなります。

二歳以上就学前の幼児は、布団とお食事付きプランが5000円、布団のみのプランが4000円、布団と食事、その他無しのプランが2000円です。

「肴屋本店」へ電車でお越しの方は、JR常磐線「水戸駅」から大洗鹿島線に乗り換え、「大洗駅」で下車となります。「大洗駅」からはタクシーで約5分です。また事前に電話をすると、「大洗駅」までの送迎も行ってくれます。

自動車でお越しの方は、常磐自動車道の友部JCTから北関東自動車道へ抜け、「水戸大洗IC」で下りて10分ほどで到着です。駐車場は25台分あります。

続いてご紹介する大洗の宿泊施設は「大洗シーサイドホテル」です。大正7年から続く、長い歴史を持ったホテルで、大洗磯前神社のすぐ近くにあります。

この「大洗シーサイドホテル」も劇場版アニメの中に登場していますが、海岸を舞台に戦闘が行われた際、ホテルが砲撃を受けてしまいます。

「大洗シーサイドホテル」は作中で砲撃を受けた壁の位置と同じところに、破壊されて穴が空いた様子を再現するパネルの設置を行いました。

パネルを設置する前は、砲撃を受けた個所にブルーシートをかぶせるなど、「ガルパン」ファンたちに対する粋な計らいが見受けられます。

「大洗シーサイドホテル」の「ガルパン」ファンへ向けた宿泊プランは「特製グッズ＆二食付【ガールズ＆パンツァー応援プラン】夕食お部屋食」です。

毎朝水揚げされる新鮮な魚介類を使って、「大洗シーサイドホテル」の腕自慢の料理人がご飯の進む料理を振る舞います。リゾートホテルとしては珍しく、夕食をお部屋で提供しています。落ち着いた空間でお食事できるのも魅力です。

この宿泊プランの特典は、「オリジナルハンドタオル」、「オリジナル缶バッジ2種」、「オリジナルポストカード」、「オリジナルランチョンシート」など盛りだくさんです。さらに、夕食の際には、「戦車ケーキ」というデザートも付いてきます。

また、夕食を外で食べたいという方におすすめの宿泊プランが「特製グッズ＆朝食付き【ガールズ＆パンツァー応援プラン・改】」です。こちらは、夕食が付かない分お値段も安く、チェックインの時間が遅くなっても安心できます。

夕食が無いため「戦車ケーキ」は食べられませんが、このプランの特典オリジナルグッズとして、「オリジナルハンドタオル」、「オリジナル缶バッジ2種」、「オリジナルポストカード」が貰えます。

「大洗シーサイドホテル」は海の近くにあるということもあり、海が見える展望大浴場があります。さらにこの大浴場には、大洗磯前神社の湧き水が使われています。

「大洗シーサイドホテル」へ鉄道でお越しの方は、JR常磐線「水戸駅」から大洗鹿島線に乗り換えて、「大洗駅」で下車します。「大洗駅」からはタクシーに乗りおよそ7分です。

自動車でお越しの方は、常磐自動車道の友部JCTから北関東自動車道へ抜け、「水戸大洗IC」で下りて約15分で到着となります。

ここまで、グルメや宿泊施設などをご紹介してきましたが、「ガルパン」ファンにとってはそれ以外にも楽しめる場所があります。

「大洗町営第一駐車場」には、「ガルパン」の痛車がたくさん集まっています。痛車とは、車のボディいっぱいにアニメのイラストが描かれたものです。町営第一駐車場は無料で停められる駐車場で、多くの観光客が利用し、痛車もたくさん集まります。

特に「大洗あんこう祭」の際には、全国から「ガルパン」のファンがやってくるため、駐車場に停まっている痛車はガルパン一色に染まっています。

「大洗町営第一駐車場」は「大洗シーサイドステーション」の正面にあります。そのため、ここに車を停めておけば、観光のついでに痛車の見物もできて一石二鳥です。

自動車だけではなく自転車も「ガルパン」仕様のものがあります。大洗シーサイドステーションのまいわい市場アネックスで、「ガルパン仕様レンタサイクル」を借りることができます。

「ガルパン仕様レンタサイクル」は予約が無くても、自転車が空いていればその場でレンタルができます。しかし、確実に借りるためには、専用予約サイトから事前に予約をしておく必要があります。レンタサイクルを借りる10日前から予約が可能です。

「ガルパン仕様レンタサイクル」は大人用のみあり、利用料は1回500円です。子どももいる場合は、普通のキッズ自転車が300円で借りられます。また借りる際に保証金として1000円徴収されますが、自転車返却時に戻ってきます。

人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」が放送されたことをきっかけにして、舞台となった大洗の町は大きな盛り上がりを見せています。マニアも大満足できるガルパン一色な大洗で、ぜひ聖地巡礼の旅をしてみてはいかがでしょうか。