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屋久島ってどんなところ?
1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島は鹿児島県に属する島で、大隅半島佐多岬から南南西に約60kmの海上にある周囲132kmの円形の島です。島の9割が山林で1割が平地です。
屋久島は「1ヶ月に35日も雨が降る」と言われるほど雨が多い場所です。季節によって降水量は異なりますが、年間10000mmも降ると言われています。屋久島に降り注いだ雨は沢を流れ、緑に透き通った川となって海に流れます。1年に1回は雪も降ります。
屋久島のイメージは緑の苔の風景ではないでしょうか。初めて屋久島に行くのなら、必ず訪れたい場所の一つ「白谷雲水峡」は苔むした深い森を堪能できる癒しのスポットです。宮崎駿監督が何度も足を運び、映画「もののけ姫」に出てくる森のイメージを作り上げたと言われます。
屋久島は、透明度の高い白い砂浜が綺麗な海に囲まれています。永田いなか浜は、日本最大のウミガメの産卵地でもあり、初夏の最盛期には一晩で最大20頭以上も上陸すると言われています。8月になると孵化して海に向かう海ガメの子供の姿も見られます。
世界遺産にも登録される大自然に抱かれた島
1993年に世界自然遺産に登録された屋久島では、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ九州の高峰がたくさんあり「洋上のアルプス」とも呼ばれています。島の標高差が大きい為、亜熱帯植物から亜寒帯植物が海岸から山頂へと垂直分布する多様さが評価されました。
一般的な杉の寿命は500年ですが屋久島の標高500m以上で自生する「屋久杉」は樹齢1000年以上と言われています。その中でも最大で最古の縄文杉が有名です。巨大な屋久杉と渓流植物と着床植物との光景が、世界に類を見ない森林景観です。
屋久島観光でトレッキングは外せない!
世界自然遺産にも登録されている屋久島の自然を体験するにはトレッキングは外せません。沿岸部は亜熱帯の植物が育ち、標高が高くなるにつれて亜寒帯気候や植物が生息し、他では見ることのできない生態系があります。屋久杉など森に入ると別世界の風景が待っています。
屋久島といえば縄文杉です。人気の縄文杉コースは歩行距離20km、往復9時間から11時間を歩く1泊2日の宿泊ルートですのでそれなりの装備が必要です。トレッキングコースも初級から上級までの様々なルートがあるので、屋久島のガイドツアー会社に問い合わせてみましょう。