沖縄の鍾乳洞・洞窟を探検!おきなわワールド玉泉洞等おすすめ観光スポットも

沖縄の鍾乳洞・洞窟を探検!おきなわワールド玉泉洞等おすすめ観光スポットも

大自然と神秘の島沖縄。一度は行ってみたい人気の観光地です。沖縄の自然の魅力を語る中で、鍾乳洞と洞窟も見逃すことはできません。ここでは、おきなわワールド玉泉洞をはじめ沖縄の鍾乳洞、洞窟のおすすめ観光スポットをご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.沖縄にはどうして鍾乳洞や洞窟が多いの?
  2. 2.沖縄のおすすめ鍾乳洞・洞窟
  3. 3.沖縄の海の鍾乳洞
  4. 4.珍しい沖縄の洞窟カフェ(ケイブカフェ)
  5. 5.沖縄の鍾乳洞・洞窟にはパワースポットがいっぱい!
  6. 6.沖縄の鍾乳洞・洞窟を楽しむポイント
  7. 7.沖縄観光で鍾乳洞を探検しよう!

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沖縄にはどうして鍾乳洞や洞窟が多いの?

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沖縄には鍾乳洞や洞窟が2000くらいあると言われています。沖縄は隆起珊瑚礁が多く、鍾乳洞が作られやすい地形です。また亜熱帯気候であることも鍾乳石の成長を早くする要因の一つです。何故沖縄にはこんなにも鍾乳洞が多いのでしょう?沖縄に鍾乳洞が多い理由と特徴をご紹介します。

沖縄の鍾乳洞・洞窟の特徴

Photo bylapping

沖縄に鍾乳洞が多いのは、海底にあった珊瑚礁が地盤の隆起や海面の低下により、海面に出てきたためだと言われています。また、琉球石灰岩の地層は、この隆起珊瑚礁で形成されているとも言われています。沖縄は亜熱帯気候で雨が多く、多くの二酸化炭素を作り出しています。そのうえ、隆起珊瑚礁で石灰岩の密度が粗く、洞窟の天井、壁面、同床に様々な形の鍾乳石が作られます。

沖縄の太陽の光と、海の色が海中で反射しあい、鍾乳洞の光と影とかさなり何とも言えない世界を作り出しています。他県の鍾乳洞とは違った味わいがあります。

沖縄にある数々の洞窟は、地元の言葉で「ガマ」と呼ばれ、信仰や崇拝の対象となっている物が多いです。太平洋戦争の末期、ガマに避難した住民や日本兵、病院代わりにここで手当てを受けた人たちもいたり、辛い思い出の地でもあります。聖地として鎮魂の気持ちで敬われています。

沖縄のおすすめ鍾乳洞・洞窟

Photo bytravelspot

沖縄にはたくさんの鍾乳洞や洞窟がありますが、一体どこがいいのか、沖縄に初めて訪れる方は迷ってしまいます。ここに行って欲しいおすすめの鍾乳洞と洞窟をご紹介します。せっかくの沖縄観光、鍾乳洞をツアーで探検するのも、おすすめの観光方法です。

おきなわワールド・玉泉洞

Photo by 楊尚潔

沖縄本島、南部を代表する観光スポット「おきなわワールド」は、東京ドーム4個分もあるという広大な敷地が自慢で、玉泉洞(きょくせんどう)はこの中にあります。観光としておすすめの玉泉洞は、天然記念物に指定されていて、国内最多数の鍾乳石を誇り、国内随一の鍾乳洞です。

玉泉洞は、1967年に愛媛大学の探検部が発見し、1972年から一般公開されています。30万年という膨大な年月が作り出した玉泉洞の鍾乳石の数は100万本以上と言われています。

Photo by inazakira

玉泉洞の長さは5000mあり、そのうちの890mが公開されています。玉泉洞には年間100万人が訪れ、玉泉洞は「東洋で最も美しい鍾乳洞」と呼ばれ有名です。玉泉洞は帰りはエスカレーターで地上まで上がれます。玉泉洞のエスカレーターは、沖縄県内最大級と言われています。エスカレーターでゆっくり上がっていくと、来る時とは違った景色を楽しむことができます。

アクセス

おきなわワールド玉泉洞に行くには、那覇空港から車で行くのが便利です。一般道で約30分、南風原南ICから8分のところにあります。バスで行く場合、那覇市バスターミナルから玉泉洞前で下車、徒歩1分です。

住所 沖縄県南城市玉城前川1336
電話番号 098-949-7421
営業時間 9時から18時
定休日 年中無休
料金 フリーパスで大人1650円・小人830円

ニヤティヤ洞窟

Photo byfxxu

ニ7ティヤ洞窟は、伊江島にある自然そのままの岩の洞窟です。ニヤティヤ洞窟は海岸からは大きな岩が目隠しとなって目立たないため、戦時中は防空壕として使われていました。多くの人を収容した別名「1000人ガマ」は、多くの人の命を守ってきました。

洞窟へ降りていく階段から見る海の眺めはとても美しく、洞窟から見る海は違った味わいがあり絶景、おすすめの場所です。その美しさに、悲惨な出来事を忘れてしまいそうです。ニヤティヤ洞窟は、「子宝洞窟」とも呼ばれています。洞窟内の大きな石を持ち上げると、子宝に恵まれると言われています。近年では子宝に恵まれない女性の訪問が多くなっています。

アクセス

沖縄県北部の本部港から1日4便フェリーが出ています。伊江島まで片道30分で、伊江島から10分のところに、ニヤティヤ洞窟があります。伊江島の南側の道を西に進んでいくとニヤティヤ洞窟があります。

住所 沖縄県国頭群伊江村川平

CAVE OKINAWA

Photo byollis_picture

2018年2月にリニューアルしたCAVE OKINAWA(ケイブオキナワ)以前は「ぬちしぬじガマ」と呼ばれていました。「ぬちしぬじ」とは、「ぬち」は命のことで、「しぬじ」はしのいだと言う沖縄県の方言です。

この命をしのいだ洞窟が「ぬちしぬじガマ」と言われるゆえんは、2つあります。1つは、今帰仁城の王子が内乱の中ぬちしぬじガマに逃げ込み命を救われ、伊波城を築いたというもの。もう1つは、激しい沖縄戦の中、300人の住民が避難し、一人も命を落とすことなく助かったということです。まさに「ぬちしぬじガマ」です。

Photo byhansbenn

また戦時中に男女の子供が生まれたこともあり、恋愛運アップのパワースポットとして知られるようになった場所がここ、CAVE OKINAWAです。

CAVE OKINAWAの洞窟の中央には、紅白の鍾乳石があります。触れるとご利益があると言われる、黄金石・キラキラ岩があります。出口には、恋愛運をアップさせてくれるハートロックがあり、パワースポットとして、注目を浴びるようになりました。新婚旅行やカップルにおすすめの観光地です。

アクセス

CAVE OKINAWAは、石川インターチェンジから車で5分。恩納村道の駅、ムーンビーチホテル街から車で10分のところにあります。

住所 沖縄県うるま市石川壽手刈479-1
電話番号 098-964-4888
営業時間 9時~17時
休業日 年中無休
料金 大人500円・小人300円

松田鍾乳洞

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宜野座村(きのざそん)松田地区にある、松田鍾乳洞は、観光地用にスポットライトを当てたり、足元を整備したりすることはなく、手つかずの鍾乳洞で自然の神秘をそのまま感じることができます。地元ガイドさんの案内があった方が安心して探検できるので、ツアーを申し込まれる事をおすすめします。

約230mのコースを2時間かけて進みます。ヘルメットとヘッドライト、長靴といういでたちは、ワクワク感満点です。最低限の手すりと梯子しかないので、足元には十分な注意が必要です。

松田鍾乳洞を梯子頼りに下りると暗くて狭い洞窟。ヘッドライトの灯りだけを頼りにゆっくり進みます。10万年以上の月日が作り上げた地下の世界は、日常を忘れる、まさに別世界です。途中幅が狭いところや、険しい道もあり、参加者だけが味わえる、スリリングなツアーです。

アクセス

松田鍾乳洞へのアクセスは那覇より高速道路を利用して車で約1時間。宜野座村インターから約5分のところにあります。

住所 沖縄県国頭群宜野座村松田78
電話番号 098-989-8100(松田地区体験交流センター)
営業時間 9時~16時
定休日 12月31日~1月3日
料金 1人3000円
注意事項 10歳以上から参加可能。前日16時までに要予約

金武観音寺鍾乳洞

Photo by Ryosuke Yagi

金武観音寺鍾乳洞は、金武観音寺の境内にあります。沖縄本島では珍しい戦火を免れ、戦前から残る木造建築の本堂です。金武観音寺は、16世紀に日秀上人によって作られた、真言宗のお寺です。この洞窟は、「日秀洞」「金武観音寺鍾乳洞」と呼ばれ、洞内には金武権現と水天が祀られています。

金武観音寺鍾乳洞は、長さ270m、地下30mと大きく、龍神信仰の発祥の地として古くから人々が祈りを捧げていたそうです。現在は自然環境保護のため、奥の大広間部分は立ち入りが制限さ荒れています。でも、鍾乳石が広がる「大仏天蓋」や壁面に広がる「金銀の滝」は見ごたえがあります。

Photo byDonations_are_appreciated

数年前まで洞窟内に、日本初の古酒蔵があり、ボトルをキープできたのですが、今はありません。現在は観音寺駐車場横の鍾乳洞古酒蔵「龍の蔵」でボトルをキープできます。値段はかかりますが、記念にキープしていく人も多いそうです。

アクセス

金武観音寺は、那覇バスターミナルからバスで90分。那覇空港から車で60分。高速道路を利用する場合、金武ICから約10分の距離にあります。

住所 沖縄県金武町金武222
電話番号 098-968-8581

くまや洞窟

フリー写真素材ぱくたそ

くまや洞窟は伊平屋島田名(いへやじまだな)の北側の岩山にあり、2億8000万年前のチャートが、風雨によって浸食されてできたものだと言われています。洞内は高さ約10m、奥行約40mの広さです。天照大神(あまてらすおおみのかみ)の「天の岩戸伝説」の最南端の地ともいわれ、沖縄県の天然記念物に指定されています。

海に面した岩山は入り口まで階段が整備されていて、気軽に探索できます。時々、お祈りをしたり、お供え物を持ってくる地元の方がいます。ノロにより御嶽(うたき)が行われる神聖な場所でもあります。

アクセス

くまや洞窟に車で行く場合、国道505号線に出て、運天港からフェリーで伊平屋村へ。前泊港から約15分のところにあります。

住所 沖縄県島尻郡伊平屋村田名
電話番号 0980-46-2834

ジャネー洞

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ジャネー洞は、別名「藪地洞窟遺跡」と呼ばれ、観光用に整備されていない無人島の洞窟です。藪地洞窟遺跡は、1959年に発見され、約6500年前の土器や貝で作られた鏃(やじり)等が発見された場所です。発掘された土器は沖縄で初めて発見されたもので、地名を取って藪地土器と名付けられました。埋蔵品から、九州や中国と共通するものがあると言われています。

発見されたのは60年程前の事ですが、6500年前に人が住んでいた縄文時代、古代沖縄の拝所です。ジャネー洞は拝所(うがんじゅ・拝む場所)と言われていて、地元の人たちからは、先祖発祥の地と信じられています。ジャネー洞は石灰岩で形成され、自然にできた洞窟です。ジャネー洞の反対側は海へ繋がっていて、海岸にそって幾重にも重なる地層を見ることができます。

アクセス

与勝半島と藪地島を結ぶ、大きな龍の顔が目印の藪地大橋を渡り、草原の1本道を走っていきます。道の先の少し開けたところが行き止まりになっています。奥を見ると階段があり降りていくとジャネー洞です。

住所 沖縄県うるま市与那城屋慶名東藪地

洞寺鍾乳洞公園

Photo by Travel-Picture

洞寺(てら)鍾乳洞公園の鍾乳洞は、ヘリクタイトなど、変化に富んだ地形が見られる地底鍾乳洞です。栗国村は、「むんじゅる節」の発祥地で、洞寺公園には歌碑とブロンズ像が建てられています。

西集落から少し坂道を登り、遊歩道を進むと鍾乳洞の入り口が見えてきます。階段は整備されていますが、常備係りの人がいるわけではありません。非常ボタンで役場と連絡はとれますが、一人で洞窟に入るのは危ないです。

約200年前、那覇にいた雲水僧侶が賭けに負けて栗国流され、この鍾乳洞で死ぬまで読経をして過ごしたという、いい伝えがあります。今も雲水僧侶の頭部化石がまつられ、聖地になっています。

アクセス

洞寺鍾乳洞公園の鍾乳洞は、あまり人影がなく静かで神秘的な空間を作り出しています。洞寺鍾乳洞公園には、栗国港から車で20分。栗国空港から車で15分。那覇空港から飛行機で25分かかります。

住所 沖縄県島尻郡栗国村西
電話番号 098-896-5151(栗国村観光協会)

石垣島鍾乳洞

Photo by Travel-Picture

石垣島鍾乳洞は、20万年もの時をかけて自然が作り上げた、石垣島最大の鍾乳洞です。鍾乳洞のイルミネーションは幻想的な輝きを放ち、落ちてくる水の音は水琴窟を楽しめます。人気者トトロに似た鍾乳石もあり、お子様連れに喜ばれています。

洞窟内にはシャコ貝などの化石も見られ、遥か昔、海底だったことを物語っています。無数の鍾乳石群に彩られた巨大な地底空間は宮殿のようです。

長さ40m、幅20m、高さ6mの大ホールには、周囲10mの大石柱があり、数え切れないほどの鍾乳石が樹立しています。その姿は彫刻のようで、この広場は「神々の彫刻の森」と呼ばれています。

アクセス

石垣島鍾乳洞へは石垣市街地から208号線を北に4㎞ほどです。石垣市内から車で8分、石垣空港から車で30分のところにあります。

住所 沖縄県石垣市石垣1666
電話番号 0980-83-1550
料金 大人1080円・小人540円

伊原間サビチ洞

Photo byfxxu

伊原間(いばるま)サビチ洞は、日本で唯一の海に抜ける洞窟として有名で、3億7千年前の地殻変動でできたという鍾乳洞です。入って10分くらい歩くと海が見えます。洞窟内から見る海の姿は絶景で、いつも見る海と違って見えます。

距離的には短いですが、見たこともない生き物に出会うかもしれません。入り口手前にある池には、体長2mの大ウナギがいると言われています。他に体長1mのウナギも2匹確認されています。洞窟内には、コウモリがいるので気をつけてください。

アクセス

伊原間サビチ洞は、車で石垣市役所(石垣市見崎町)から約40分のところにあります。南ぬ島石垣空港から約30分かかります。

住所 沖縄県石垣島伊原間バンナ815-44
電話番号 0980-89-2121
営業時間 9時~18時
定休日 年中無休
料金 大人1250円・小人600円

パンプキンホール

Photo by veroyama

宮古島には沖縄県にもめったにない、神秘的な鍾乳洞があります。カボチャの形をした大きな鍾乳石がある「パンプキンホール」という鍾乳洞です。カボチャ型の鍾乳石から飛び込むと、願いが叶うという言い伝えがあります。

宮古島の南東部にある保良泉(ぼらが)ビーチを、崖伝いに進んでいくとパンプキンホールの入り口があります。この場所は、潮が満ちてくると海が隠れてしまう神秘的な場所で、ツアーで行く鍾乳洞です。ガイドさんと一緒に潮の満ち引きに合わせて行動します。

鍾乳洞には、干潮の時間を利用して波打ち際を歩いていきます。潮位や風向きなど日によって大きく変わります。前日にガイドさんに確認が必要です。安全のため、ライフジャケットを着用します。あごひものついている帽子があると、強い日差しでも安心です。

フリー写真素材ぱくたそ

入り口は幅50㎝、高さ1~2mと、とても狭いうえ、海に面した鍾乳洞なので、泳がないと入ることができず、鍾乳洞に入るだけでも一苦労の場所です。

鍾乳洞に入ると、目の前に巨大なカボチャの鍾乳石が現れます。直径約4m、水面から出ているだけでも3mはありそうな高さの鍾乳石です。この場所は水深もあり、足をつくことができません。立ち泳ぎなどしてカボチャの鍾乳石に登るしかありません。このカボチャ型の鍾乳石を越えないと、奥へ進むことができないのです。

ツアーによっては、インストラクターの人が先に登り、ロープで引っ張ってくれたり、場合によっては、自力で登ったりといろいろです。願い事を叶えるためとはいえ、3m上から飛び込むのは、少々勇気がいります。怖い人は、鍾乳石の表面を滑るように下りて行っても良いそうです。

アクセス

4月~10月は潮が大きく引く日が多いく、パンプキンホールのツアーにお勧めです。龍宮の神が宿るといわれる、宮古島屈指のパワースポットを楽しめます。沖縄に来たのなら探検をしに行ってみたい、観光地の一つです。

住所 沖縄県宮古島市城辺保良

星野洞

Photo byValerieSteff

星野洞は、孤島南大東島にあります。洞窟の入り口は、洞内の湿度を常に100%近くに保つため、二重扉の構造になっています。星野洞にはカーテン(オーロラのように見える幕状鍾乳石)やストロー(鍾乳管)が数多く見られます。ストローの中には日本国内最長のものもあり、40m近い高低差は探検気分も味わえます。

星野洞の岩陰に、泡盛のビンを見つけることがあります。南大東島には高校がなく、中学を卒業した子供たちがお酒を納めたものです。納めたお酒は、子供たちが成人して島に帰って来た時にあけ、家族みんなと飲むという縁起ものです。

アクセス

住所 沖縄県島尻郡南大東村北64
電話番号 09802-2-2037
料金 800円

沖縄の海の鍾乳洞

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

沖縄には海の鍾乳洞があります。長い時をかけた地層の変化で半分海中にある洞窟や、全体が海の中に入ってしまった洞窟。別世界の空間です。海の中に入るのでダイビングツアーを利用すると便利な、沖縄海の鍾乳洞。探検好きな方におすすめの観光地です。

青の洞窟(真栄田岬)

Photo by Zengame

青の洞窟は、沖縄本島の恩納村(おんなそん)真栄田(まえだ)岬にある半分海中にある洞窟です。外から洞窟内部に差し込む太陽の光で、洞窟内の水中と水面が神秘的な青色に輝くので、「青の洞窟」と呼ばれています。

青の洞窟の海底は、石炭質を含んだ白い砂地になっているので、太陽の光をよりきれいに反射することができます。終日様々な青色に変化し、見ている人を魅了する癒しの空間となっています。

洞窟周辺には人馴れした色々な熱帯魚を見ることができます。洞窟内には、エビや甲殻類、夜行性の魚など、昼間では見られない生物が生息しています。沖縄本島のマリンレジャー、人気のスポットです。

Photo byjoakant

青の洞窟は崖の下にあるため、一人で行動するのは危険です。地形を熟知した地元の人や、ダイビングショップに案内をお願いするのがおすすめです。ダイビングショップの、シュノーケリングや体験ダイビングでツアーに参加すれば安心して、洞窟内、海底を探検することができます。

車なら那覇空港から車で1時間くらいのところにあります。沖縄自動車道、石川ICから車で約20分。恩納村リゾートエリアから車で10~20分くらいかかります。

住所 沖縄県国頭郡恩納村(おんなそん)真栄田469-1

辺戸岬ドーム

フリー写真素材ぱくたそ

沖縄本島最北部の辺戸岬には、辺戸岬ドーム別名「宜名真海底鍾乳洞」があります。世界でも非常に珍しい海底の鍾乳洞で、潜りながら辺戸岬ドームを目指します。海底、洞窟内に潜るので、ダイビングの経験、キャリアとスキル、精神力も必要になります。

ダイビングに慣れている方でも、初めての場所は分かりづらいものです。ツアーに参加して海底の探検をするのもおすすめです。水深12mに空いた穴から水中鍾乳洞へ進んでいきます。洞窟内はかなり長く、一切光の届かない真っ暗闇の場所もあるので、懐中電灯の灯りを頼りに進みます。

2万年前にできた地形ともいわれ、辺戸岬ドームには鍾乳石がそのままの姿で海中に。鍾乳洞内は、普通に呼吸することができます。那覇から車で3時間半、宜名真漁港よりボートで約15分くらいで辺戸岬ドームに着きます。

珍しい沖縄の洞窟カフェ(ケイブカフェ)

Photo bygracheli

沖縄にはとても珍しい、ケイブカフェがあります。CAVE(ケイブ)とは洞窟、洞穴で開口部が地上にあるものをいいます。ケイブカフェは、鍾乳洞そのままのところにあるオープンカフェの事です。ここでは、ガンダーラの谷のケイブカフェをご紹介します。

ガンガラーの谷・ケイブカフェ

Photo by Akamera Photo

ケイブカフェは「ガンガラーの谷」の入り口にあり、鍾乳洞をそのまま手を加えず使っているオープンカフェです。鍾乳洞にカフェがあるのは、国内でも珍しく、近くまで来たら寄ってみたいおすすめの観光地です。

ケイブカフェのコーヒーは、テイクアウト用に使われる容器で出てくるので、都会の洒落た喫茶店のイメージを持っていると、物足りなさを感じます。天然の鍾乳洞のカフェなので、上から雫が落ちてくることもあり、気軽に移動できる容器に入っている理由も納得できます。
 

ケイブカフェではサンゴでコーヒー豆を焙煎し、ミネラル豊富な玉泉洞の地下水を使ったブレンドコーヒーや紅茶が飲めます。他では味わえないオリジナルのコーヒーは、スッキリした風味で好評です。

アクセス

ケイブカフェに行くには、那覇空港から車で18.4km、車で約30分くらいかかります。ガンダーラの谷の入り口を目指してください。

住所 沖縄県南城市玉城字前川202番地
電話番号 098-948-4192
営業時間 10時~18時(イベントがある時は異なります)
定休日 年中無休

沖縄の鍾乳洞・洞窟にはパワースポットがいっぱい!

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沖縄の鍾乳洞や洞窟にはパワースポットがたくさんあります。鍾乳洞や洞窟は、気が遠くなるような長い年月をかけて地形が変化し、陸上にあった物が海中に沈んだり、戦時中防空壕として使われ、多くの人の命を守ってきた歴史から、大切に崇められ、パワースポットとして有名になったものもあります。

例えば、30万年という歴史が作り上げた日本最大級の鍾乳洞「玉泉洞」は、有名な観光地です。多くの人の命をしのいだ洞窟、ぬちしぬじガマは、現在ケイブオキナワとしてたくさんの人が訪れています。

 

他にもツアーで探検したほうがおすすめの「パンプキンホール」は、カボチャの鍾乳石から飛び込めば願いが叶うと言われているパワースポットです。おすすめ鍾乳洞はいろいろありますが、かつて防空壕として使われていた事も忘れずに、観光をお楽しみください。

沖縄の鍾乳洞・洞窟を楽しむポイント

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せっかく沖縄に観光に来たら、鍾乳洞もぜひ一度、観光・探検してください。鍾乳洞・洞窟を楽しむには、下準備が大切です。アクセス方法、歴史や成り立ち、見どころを知っていると観光の仕方も違ってきます。ここでは、観光を楽しむためのチェックポイントをご紹介します。

事前に場所の歴史を知る

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沖縄には2000もの鍾乳洞と洞窟があると言われています。今の鍾乳洞の形になるまでの時間、歴史は様々です。2万年前に作られた物もあれば、30億年と、気の遠くなる想像もつかない年月をかけて今の形になった物もあります。

かつては地上に合ったけれど、地殻変動で海底に沈んでしまった鍾乳洞もあります。戦時中防空壕として使われ、多くの人の命を救った鍾乳洞、洞窟もあります。事前に現在に至るまでどんな歴史があったのか知っていると、観光した時の見かたも違ってきます。

探検ツアーに申し込む

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沖縄の鍾乳洞には、ガイドさんがいた方が安心できる場所や、ツアーで参加した方が安全な場所がいくつかあります。例えば、松田鍾乳洞は人の手を加えて整備をしていない鍾乳洞なので、ガイドさんと行動した方が安全です。

パンプキンホールは、半分海中にあるので、ツアーを申し込み、カボチャの鍾乳石を探検。青の洞窟、辺戸岬ドームは海中にある鍾乳洞なので、シュノーケリングや体験ダイビングのツアーで探検した方が安全で、楽しみも倍増しそうです。

せっかく観光に来たのに、怪我をしたり、友達に心配をかけては楽しさも半減します。安全に怪我無く探検を楽しめるよう、場所によってはツアーに参加されることをおすすめします。

入場制限に注意

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鍾乳洞の観光には、入場制限がある場所もあります。例えば、狭い洞窟内を歩いて回るので、同じ時間帯に入る人の数を制限したり、閉園時間1時間前には、入園を断ったり。安全に快適に観光してもらうため必要な事です。

また、小さいお子様も入れる鍾乳洞もありますが、4歳以上、小学生以上と年齢制限を設けているところもあります。家族で観光する時は、事前に調べて参加することが必要です。

沖縄の鍾乳洞は、防空壕として使われていたところも多いです。神聖な場所です。亡くなった人々を汚す事のないよう、敬う気持ちを忘れず観光しましょう。もし気分が悪くなったら、無理に先に進もうとしないで引き返す事も大切です。

足元に気を付けてできればスニーカーを

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ずっと楽しみにしていた観光地に来たら、オシャレをして歩きたくなります。ですが、鍾乳洞・洞窟ではヒールやサンダル履きは危険です。手すりが付いていて、階段も整備されている鍾乳洞も多いですが、上から鍾乳石の雫が落ちてきます。地面を濡らし滑りやすくなっています。

洞窟内ではコウモリや見慣れない虫、魚も見ることができます。思いがけない事にビックリして、足を滑らせることもあります。安全のためにも履きなれたスニーカーを一足、旅行カバンに入れて行かれる事をおすすめします。足を挫いて観光ができなくなったという事がないよう、怪我には注意が必要です。

沖縄観光で鍾乳洞を探検しよう!

Photo by 澎湖陽光阿有專業浮潛

沖縄のおすすめの鍾乳洞をご紹介しましたが、いかだでしたか?整備されているところもあれば、手つかずの自然そのままの鍾乳洞もあります。ツアーで探検するのもいいですし、恋人とパワースポットを観光するのもおすすめです。太陽の光と海の色。色とりどりに変わる鍾乳洞の中は神秘の世界です。時には、日常のあわただしさを忘れて癒しのひと時をお過ごしください。

みいたん
ライター

みいたん

鳥取の田舎町に住んでいるみいたんです。ここから出たことがなく、ジュエの記事を書きながら、私も一緒に旅をしたり、美味しいものを食べた気分を味わっています。素敵な旅になるお手伝いが出来たら嬉しいです。

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