松江城で堪能する国宝5城の魅力!歴史や景観など見どころを紹介

松江城で堪能する国宝5城の魅力!歴史や景観など見どころを紹介

松江城は、日本に5つしかない国宝の城の1つで、江戸時代から現存する貴重な12天守の1つです。松江市街の亀田山に築かれ、街と宍道湖を見下ろしています。その完成は1611年(慶長16年)のことです。歴史的にも貴重で、姿も美しい松江城についてご紹介します。

    記事の目次

    1. 1.国宝松江城とは?
    2. 2.松江城の歴史をみてみよう
    3. 3.松江城の歴史感じる見どころをご紹介!
    4. 4.松江城の城下町の魅力を味わおう!
    5. 5.松江城周辺でランチを楽しもう!
    6. 6.松江城の利用案内をチェック!
    7. 7.松江城へのアクセス方法はこちら
    8. 8.松江城で国宝指定のお城の魅力を満喫しよう!

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    Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

    正保元年(1644年)に徳川家光が全国の大名に提出させた「正保城絵図」によると、松江城は2重目3重目にも千鳥破風が存在するなど、現在の姿と相違点がありました。

    松江城は、戦後に解体修理が行われています。江戸時代中期にも大規模な改修がありました。築城から100年ほど後のことです。国宝指定にともなって平成28年(2016年)に行った調査によると、「正保城絵図」に描かれた破風の痕跡が、現存天守の柱から見つかりました。

    松江城の天守閣には雛形が存在しています。作成された正確な年代は不明ですが、築城当時か、大改修の際に作られたと推測されています。松江城の内部構造を精巧に再現している「松江城天守閣雛形」は、現在では松江市指定文化財です。

    2015年国宝に指定される

    Photo by G4GTi

    戦前に松江城は国宝に指定されていましたが、戦後には文化財保護法の施行により重要文化財になりました。長く、松江城の国宝化は松江市民の悲願でもありました。

    戦前に国宝に指定されていたとき、松江城の落成時期を示す祈祷札がありましたが、長く行方がわからなくなっていました。市民の努力により、2012年(平成24年)に松江城内の松江神社で祈祷札が発見され、その祈祷札が松江城に掛かっていたものと特定されました。

    祈祷札により、松江城は1611年(慶長16年)の落成が証明され、松江市民が大切に保存してきた松江城は、悲願が実り、2015年(平成27年)に再び国宝となりました。

    松江城の歴史感じる見どころをご紹介!

    Photo by masahiko

    松江城の魅力は、天守閣つまり建物そのものの均整の取れた美しさと、幾度かの修復を経ているとはいえ、1611年(慶長16年)からの歴史の深さを感じられることです。

    松江城の天守閣はもちろん、近づくと圧倒される高い石垣も魅力の1つです。石垣には堀尾氏の家紋・分銅紋の刻印された石もあります。当時の人が石に刻んだ歴史を感じつつ、探してみるのも良いでしょう。明治以来135年を経て復元された、二の丸の太鼓櫓、中櫓、南櫓の3基の櫓も見どころです。

    松江城の天守閣には308本もの柱が使われています。2フロアずつの通し柱があり、現存する天守閣の中では古い構造です。天守閣には展示物を少なくしてあり、特徴的な柱など歴史ある天守閣の内部の魅力が見やすくなっています。

    Photo by haru__q

    松江城天守閣の柱には、包板と呼ばれる技法が使われています。柱の周囲に板を張り、かすがいを打ち込んでいます。大きなホチキスのような鉄が打ち込まれた柱が、天守閣の中に130本ほど使われています。

    松江城の地階には、堀尾吉晴が松江城ができる前に入っていた月山富田城の材木が展示されています。「富」の字が刻印してあります。松江城の建築材に、月山富田城の材木を再利用したのです。

    松江城には、包板や月山富田城の材木の再利用などがあります。それは、1611年(慶長十六年)という築城年にも関係しています。当時は、江戸に幕府がおかれてすぐの時代で、全国各地で築城ラッシュでした。木材の確保のために、再利用や包板の技法などを使ったという歴史がありました。

    正当天守と言われる松江城の「天守閣」

    Photo by G4GTi

    松江城の天守閣は「望楼型天守」という形式に分類されます。二重の櫓の上に二重の望楼を載せた形になります。二重目の南北に入母屋破風の出窓があり、二重目と四重目は東西棟の入母屋造りです。南北面の入母屋部分は白い漆喰で、東西側は黒塗となっています。

    松江城の望楼型天守は、古い形式です。下半分が大きな屋根のある建物、上に望楼が載った松江城の天守閣の古い形は、唯一の正統天守といわれています。

    松江城の天守閣の最上階は、手すりを巡らせ、壁がなく、360度の展望が見られます。かつては展望台・司令塔としての役割を果たしていました。現在は、宍道湖の眺望が楽しめる見どころとなっています。

    Photo by G4GTi

    松江城天守閣の階段も見どころです。階段は狭く急で、城としては珍しく桐材を使っています。桐は燃えにくく腐りにくい素材ですが、当時でも高級木材でした。しかし桐を利用した理由があります。

    松江城に限らず、天守閣はそもそも戦のための設備で、階段が急で狭いのは、攻め上る敵を追い落とすのに有利となっています。また松江城の階段に桐材が採用されたのは、軽いからです。いざというときは、階段を引き上げて敵をシャットアウトするという作戦でした。

    松江城の天守閣や城郭の随所に見られる当時の「戦う武士」の知恵も、松江城の歴史を感じる見どころで、魅力の1つです。

    Photo byWikiImages

    松江城天守閣の中には、他にも戦う設備があります。鉄砲や弓矢を外に向けて放つための「狭間」、建物の中から下を狙う「石落とし」、兵を隠す「隠し部屋」などです。

    松江城天守閣の石落としは、外観からは見づらい構造になっています。2階の四隅と、東、西、北に石落としがあります。内部を見学しながら、外観のどのあたりに石落としがあるのか、考えながら見るのがおすすめです。

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    松江城の城下町の魅力を味わおう!

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