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ハンガリーで愛されるスパイス「パプリカ」
パプリカというと、赤や黄色、オレンジ色をしたピーマンの一種というイメージを持つ方が多いでしょう。肉厚で辛味が無いパプリカは、スープに入れたり、炒め物にしたり、グリル&マリネしてなど、様々な調理方法で日本の食卓にも登場します。
パプリカはトウガラシ属の一種でありながらも、辛みがないので、小さなお子様からお年寄りまで幅広い年齢層に人気です。カラフルで彩りが良いので、炒め物の色味として使われたり、お弁当の彩りとしてプラスされることもあります。
パプリカというと、肉厚のカラーピーマンの他に、香辛料としてのパプリカもあります。香辛料・スパイスとしてのパプリカは、果肉を粉末状にしたもので、辛みの無い物が主流ですが、辛みのあるものもあります。
今回の記事では辛くないスパイス「パプリカ」についてたっぷりとその魅力をご紹介します。パプリカの基本情報やパプリカの栄養素、パプリカが使われる人気各国料理、おすすめのパプリカパウダー、パプリカを使ったおいしいレシピを詳しくご紹介します。
パプリカの魅力が詰まった記事になっていますので、パプリカ好きの方、スパイスに興味がある方、料理の腕を上げたい方など必見の記事になっています。
パプリカってどんなスパイス?
パプリカはPaprikaと書きます。ナス科の多年草であるトウガラシ属トウガラシの栽培品種です。パプリカの品種をつくり育てたのはハンガリーで、現在もハンガリーが一大産地として知られています。
ハンガリーは中央ヨーロッパの国で、オーストリアやスロベニア、ウクライナ、ルーマニアなどに隣接する内陸国、首都はブダペストです。ハンガリー料理といえばパプリカというように、ハンガリーとパプリカは切っても切り離せない関係があります。
煮物やシチュー、サラダなどハンガリーの家庭料理にはパプリカが多用されます。ハンガリーの代表料理の1つである牛肉と野菜の煮込みスープには、パプリカがふんだんに使われています。
ハンガリーの家庭料理ではパプリカチキンがポピュラーで、パプリカをたっぷり使ったチキンの煮込み料理は家族みんなが食べられる古くからなじみのある料理です。
パプリカ自体は甘酸っぱい物から激辛のものまで様々な種類がありますが、辛くないものはサラダや煮込み、酢漬けにしたり、辛い物は乾燥させてスパイスに使用したりします。辛味の無いパウダー状のパプリカは、マイルドでほろ苦く、香り高いという特徴があります。
鮮やかな赤い色と特有の甘い香りが特徴
別名「ハンガリアンペッパー」や「スパニッシュペッパー」「ピメント」と呼ばれるパプリカは、鮮やかな赤色と甘さのある特有の香りが特徴の野菜です。一般的にスパイスとして使われるパプリカは、日本で野菜として流通しているパプリカとは別の品種になります。
日本では、辛みの無いマイルドなタイプのパプリカパウダーが主流ですが、東ヨーロッパではやや辛みのあるタイプのパプリカパウダーも広く流通しています。
日本で流通しているパプリカは辛さがない
日本で流通しているパプリカパウダーは辛味の無いものがほとんどなので、真っ赤な色味のパプリカで「辛そう」と思っても、実は辛みが全くないということに驚く方も多いでしょう。
肉を使った煮込み料理や、ピラフなどの米料理、サラダなど、様々な料理に使われるのは、辛くないパプリカパウダーです。ほろ苦さと独特の風味がある辛くないパプリカパウダーは、仕上げにふりかけたり、色味付けにふりかけたりという使い方もあります。
じゃがいもとタコのサラダの仕上げにパプリカパウダーをふりかけたり、豚肉の手作りソーセージにパプリカパウダーを入れたり、ひよこ豆をペースト状にした中東料理「フムス」の仕上げにパプリカパウダーをふりかけたりします。真っ赤な色味が美しく、食欲をそそります。
ビタミンCが多く含まれる
パプリカの一大産地・ハンガリーの市場には様々な種類のパプリカが並びます。ハンガリーでは毎日のように食卓に登場するパプリカですが、このパプリカには実はビタミンCがとても多く含まれており、パプリカのビタミンCはレモンの2倍といわれています。
さらに、ハンガリー人がパプリカから最初にビタミンCを発見したといわれています。ビタミンCは水溶性ビタミンの1つで、骨や腱などの結合たんぱく質であるコラーゲンの生成に必須となる化合物です。
毛細血管や歯、軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用やストレス・風邪などの病気に対する抵抗力を強める働きが期待できます。
さらに、最近はビタミンCの抗酸化作用が注目されています。抗酸化作用によりがんや動脈硬化の予防、老化防止にビタミンCが有効であるということが期待されています。
実はビタミンCはパプリカから発見
パプリカに豊富に含まれているビタミンCですが、実はビタミンCはパプリカから発見されたといわれています。
ハンガリーの科学者アルベルト・セント=ジェルジ博士によって、パプリカの研究によりビタミンCが発見されました。ジェルジ博士はそれらの功績が称えられ1937年にノーベル生理学医学賞を受賞しています。
スパイスの「パプリカ」と野菜の「パプリカ」は違うの?
スパイスのパプリカと野菜のパプリカは違う品種です。野菜のパプリカは肉厚で甘みがあるのに対し、スパイスに使われるパプリカは果肉が薄くて鮮やかな赤色をしていて、乾燥しやすい品種のものです。つまりスパイスのパプリカと野菜のパプリカは品種が異なるのです。
パプリカパウダーは唐辛子の品種を粉末状にしたもの
ハンガリーには様々な種類のパプリカがありますが、パプリカパウダーになるのは、赤くて細めのタイプのパプリカです。パプリカを乾燥させ、初めて香辛料として使ったのもハンガリーだといわれています。
ハンガリーでは毎日の料理に欠かせない香辛料としてパプリカが使用されています。ハンガリーのパプリカは、日本でいう味噌や醤油などの存在と似ているといえます。
本場ハンガリーでは種類が豊富
本場ハンガリーではパプリカの種類が豊富です。赤色、黄色、オレンジ色はもちろん、紫色、茶色などのパプリカもあります。
形も丸っぽいものもあれば、細長いしし唐のような形のものまでありますし、りんごのように大きなサイズもあれば、ミニトマトのように小さなサイズもあります。辛みのあるパプリカ、辛みの無いパプリカもあり、そのパプリカの種類に応じて料理に使われます。
パプリカはどんな料理に使うの?
パプリカの品種をつくり育てたのはハンガリーで、ハンガリー料理には欠かせない存在として知られています。シチュー料理やグヤーシュをはじめ、ハンガリーの伝統的な料理に多く用いられ、かつてハンガリーは国をあげてパプリカを生産保護していたほどでした。
アメリカにおけるパプリカの主な産地はカリフォルニア州とテキサス州、その他の主な生産国はブルガリアやスペインです。日本では熊本県、茨城県、広島県、宮城県、山形県などで生産されています。
日本で流通している輸入物のパプリカは、オランダ、ニュージーランド、韓国などからきています。パプリカの種類は辛口のピカンテ(picante)と、辛みがなく甘口のドゥルセ(dulce)に大別されます。
ハンガリー料理
伝統的なハンガリー料理は主に、肉、調理した野菜、果物、焼きたてのパン、チーズ、ハチミツなどを使って作られます。代表的なハンガリー料理に肉の煮込み料理やパプリカチキンという鶏肉の煮込み料理である「グーラッシュ(グヤーシュ)」があります。
ハンガリー料理というと唐辛子、ラード、紫玉ねぎの組み合わせ、さらにサワークリームを使用した料理が一般的で定番です。ハンガリー料理は実は唐辛子を使った辛い物が多く、ヨーロッパ生まれの料理ではハンガリー料理が最も辛いといわれています。
唐辛子の他に、辛くないパプリカも日常的に使われます。ハンガリー風ロールキャベツの「キャベッジロール」、卵やにんじんのサラダの仕上げ、ポテトサラダ風の料理などに、パプリカパウダーが使われます。
スペイン料理
スペイン料理というと地中海の海の幸を活かした料理や、タパス、ピンチョスなど伝統的なファストフードが挙げられます。
オリーブオイルを多用することでも知られるスペイン料理はイタリア料理、ギリシア料理、モロッコ料理とともに地中海の食事としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。「タコのガリシア風」や「アヒージョ」などの風味付けにパプリカパウダーが使用されます。
またスペインの米料理の代表であるパエリアの彩りとしてもパプリカが使われます。辛味のあるパプリカパウダーは、スペインの代表的なサラミであるチョリソーを作るのに使用されます。
煮込み系の料理
パプリカパウダーは甘みと独特の香りが特徴です。肉を使った煮込み料理や米・野菜などの料理に広く使えるので、日本の家庭料理でも活用してみましょう。
フレッシュなパプリカとパプリカパウダーを使用した代表的な東欧料理に「グーラッシュ」があります。お鍋で煮込む際にはパプリカパウダー大さじ2程度入れて煮込みます。
パプリカパウダーは真っ赤な色味ですが、辛み成分であるカプサイシンは含まれていないので辛味はありません。甘酸っぱいような、ほろ苦いような独特の味わいが特徴で、煮込み料理に使うことで彩りも良く仕上がります。
ポテトサラダやグラタンの彩りに
ゆでたタコとじゃがいもにパプリカパウダーをふりかけた料理がスペイン風おつまみの「タコのガリシア風」です。じゃがいもの黄色にタコの白と紫色、トップに真っ赤なパプリカパウダーをふりかけた彩り豊かな料理です。
パプリカパウダーは、ポテトサラダの仕上げにふりかけたり、クリーミーなグラタンの仕上げにふりかけたりすると、パッと華やかな色味が加わって、おいしそうに仕上がります。
食欲が増しますし、独特の風味が加わり味に奥行が出ますので、いつもの料理をワンランク上にアップさせることができます。
おすすめのパプリカパウダー
おすすめのパプリカパウダーを4種類ご紹介します。使い勝手が良いパプリカパウダーはご家庭の料理で使用するのにとても便利です。さっとふりかけられる便利なタイプや、本格ハンガリー料理に挑戦したい方のための袋入り商品などが登場します。
「S&B パプリカ(パウダー)」
1つ目にご紹介するおすすめパプリカパウダーは「S&B パプリカ(パウダー)(税込181円)」です。ブランドはS&B、容量は15gです。
S&B パプリカ(パウダー)は辛味の無い品種のパプリカを粉末状にしたもので、料理の仕上げに彩りを添えてくれる便利なスパイスです。サラダやスープ、煮込み料理、ロールキャベツなどに最適です。
「マスコット スモークパプリカ」
2つ目にご紹介するおすすめパプリカパウダーは「マスコット スモークパプリカ」です。大手通販のAmazonでは「マスコット スモークパプリカ 36g」が税込903円で販売されています。ブランドはマスコットです。パプリカを樫の木チップでスモークし、粉末にしてあります。
一般的なパプリカより、スモークしてあるのでコクと旨みが強いという特徴があります。スープやポテト料理のトッピングとして使う他、煮込み料理やソテーに加えるとコクと旨み、風味がアップします。
「GABAN パプリカ」
3つ目にご紹介するおすすめパプリカパウダーは「GABAN パプリカ」です。大手通販サイトのAmazonでは「GABAN パプリカ 400g」が税込1573円で販売されています。ブランドは香辛料・スパイスで有名なGABANです。
辛くないパプリカを乾燥したもので、ほのかな甘みと渋みがあります。料理やソースの色付けに、お肉料理の下味に、煮込み料理の風味付けになど、様々なメニューに活用できます。
「パプリカパウダー カロチャ」
4つ目にご紹介するおすすめパプリカパウダーは「パプリカパウダー カロチャ」です。ハンガリー原産の「カロチャ」はハンガリーで最も身近、日常的に使用されているブランドのパプリカパウダーといわれています。
ハンガリー食品・雑貨の輸入販売を行っている「コツカマチカ(Kockamacska)」のオンラインショップでは75g入りのパッケージが税込750円で販売されています。
ビタミンCを豊富に含んでいるパプリカから作られたパプリカパウダーは、ワンランク上の料理づくりに欠かせないスパイスです。
パプリカを使ったおいしいレシピ
つづいてはパプリカを使ったおいしいレシピを見ていきましょう。パプリカを使った本場ハンガリーのおいしい料理が登場します。ゆっくりじっくりと煮込む「パプリカチキン」や「プルクルト」のレシピをマスターして、料理のレパートリーを増やしましょう。
パプリカチキン
パプリカを使ったおいしいレシピ、1つ目にご紹介するのは「パプリカチキン」です。材料は鶏手羽元7~8本、玉ねぎ中サイズ2個、パプリカ赤・黄色各1/2個、トマト中サイズ1個です。
さらににんにく2片、パプリカパウダー大さじ1、サワークリーム150cc、小麦粉大さじ1、ローリエ1枚、塩こしょう少々です。鶏肉はボリューミーでおいしい手羽元がおすすめですが、手羽先や鶏もも肉でも代用できます。骨付きの方が旨味が出やすいのでおすすめです。
サワークリームは高カロリーで気にされる方がいるのであれば、プレーンヨーグルトで代用しましょう。ザルにふきんまたはキッチンペーパーなどを敷き、プレーンヨーグルトを入れます。
冷蔵庫で2時間ほど放置すればしっかりと水切りができ、サワークリームの代わりになりますのでおすすめです。それではパプリカチキンのレシピを見ていきましょう。玉ねぎは粗みじん切り、パプリカはひと口大に、トマトは1cm角のさいころ状に切りましょう。
にんにくは包丁の背でつぶして、半分にカットしておきます。鍋にオリーブオイルを熱し、中火で玉ねぎがすき通るまで炒め、塩こしょうをふります。火からおろし、パプリカパウダーを入れて全体になじむようによく混ぜ合わせます。
次に水100ccを入れ火にかけ、沸騰したら、鶏手羽元を入れましょう。鶏肉の表面に火が通ったら、パプリカとトマト、にんにく、ローリエを入れ、材料がかぶるくらいの水を入れ煮込みます。沸騰してアクが出たら取り除き、弱めの中火で約30分煮込みましょう。
サワークリームまたは水切りしたプレーンヨーグルトに小麦粉を入れ、よく混ぜ、鍋に入れ、ひと煮立ちさせれば完成です。深皿に盛りつけ、ご飯やポテト、パンを添えていただきましょう。フライドポテトや風味付けしたお米などもおすすめです。
プルクルト
パプリカを使ったおいしいレシピ、2つ目にご紹介するのは「プルクルト」です。プルクルトとは「じっくり煮込んだ肉料理」という意味です。ハンガリー料理の基本はひたすらコトコト煮込むのがポイントです。
時間はかかりますが、調理工程やレシピはとてもシンプルなので、在宅勤務やゆったりとしたお家時間に最適なおすすめのおいしいメニューです。
プルクルトの材料(4人分)は牛肉700g、玉ねぎ中サイズ2個、パプリカ1個、トマト中サイズ1個、にんにく2片、パプリカパウダー大さじ4、クミンパウダー小さじ1、ローリエ1枚、赤ワイン100cc、塩こしょう少々です。
牛肉はひと口大に、玉ねぎは粗みじん切りにしましょう。にんにくはみじん切りに、パプリカとトマトは1cm角にカットします。パプリカは赤でも黄色でも何色でもOKです。無ければ緑色のいわゆる日本のスーパーでよく見るピーマンでもOKです。
鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎを入れ、すき通るまで中火で炒めます。すき通ってきたら牛肉を加え皿に炒め、牛肉の表面に火が通り色が変わったら、にんにく、パプリカパウダー、クミンパウダー、塩こしょうを入れ、全体に炒め、混ぜ合わせます。
赤ワイン100ccと水100cc(分量外)を入れ、ローリエを入れ、弱めの中火で約2時間じっくりコトコト煮込みます。煮込み途中で適宜水分は足して鍋底が焦げ付いたりしないように注意しましょう。
2時間後、トマトとパプリカを加え、さらに約30分煮込めば、おいしいプルクルトの完成です。パンやご飯、ポテトと一緒に食べるのがハンガリー風です。
また、ハンガリーのパスタ「ノケドリ(nokedli)」を添えるのもおすすめです。時間はかかりますがとてもシンプルなレシピなので料理初心者の方でも挑戦できます。ぜひお試しください。
本場バレンシア風パエリア
3つ目にご紹介するパプリカを使ったおいしいレシピは「本場バレンシア風パエリア」です。スペイン料理の代名詞ともいうべきパエリアは、スペイン料理のお店はもちろん、ファミレスやバル、居酒屋などのメニューにも並ぶ、日本人にも人気の料理です。
海鮮をたっぷり使ったパエリアをイメージする方が多いですが、パエリア発祥の地であるスペイン・バレンシア地方では、本来「山の幸」を使った食べ物として、鶏肉や兎肉、さやえんどう、パプリカなどが使われます。
本項でご紹介するパエリアは、バレンシア風のおいしいパエリアです。鶏肉と野菜をたっぷりと使った栄養バランスバッチリのおすすめレシピをご紹介します。
本場バレンシア風パエリアの材料(2~3人分)は、米1.5合、鶏手羽元6本、トマト中サイズ1個、パプリカ赤・黄各1/2個、スナップエンドウ6本、いんげん6本、大豆の水煮大さじ3です。
さらににんにく1片、パプリカパウダー小さじ2、サフラン一つまみ、鶏ガラスープ3カップ、レモン1/2個、塩こしょう少々、オリーブオイル適量です。レシピを見ていきましょう。にんにくと玉ねぎはみじん切り、トマトは皮をむいて粗みじん切りにします。
パプリカは細切りにしましょう。いんげんは端のかたい部分をカットし筋があれば取り除いておきます。スナップエンドウも端をカットし、筋を取り除いておきましょう。
鶏ガラスープにサフランを浸し約10分置き、色を出しておきます。フライパンにオリーブオイルを熱し、塩こしょうをまぶした鶏手羽元を入れます。弱めの中火でじっくりと焼き、皮目にしっかりと焼き色を付けます。表面がカリッと焼けたらいったん取り出しておきましょう。
同じフライパンににんにく、玉ねぎのみじん切りを入れ、炒めます。サフランを入れた鶏ガラスープ、トマト、大豆の水煮をフライパンに投入し、沸騰したら米を加えて全体的に混ぜ合わせます。米は洗わずに入れましょう。
塩こしょうをして米を煮込み、米がスープを吸って膨らんできたら、米の表面を平らにして、事前に焼いておいた鶏手羽元をバランスよく並べます。
火加減を弱火にし、フタをして約25分炊きあげていきます。フライパン専用のフタでもよいですが、アルミホイルなどで覆うと適度に蒸気が逃げるのでおいしく炊き上がります。炊きあげの時間が残り10分になったところで、パプリカ、さやえんどう、いんげんを散らします。
時間が来たら火を止め、5分そのまま蒸らしましょう。フライパンごと食卓に出して、豪快にいただきます。取り皿に取り分けたらお好みでフレッシュレモンを添えて食べましょう。みんなでワイワイ楽しめるおすすめレシピですのでぜひお試しください。
ガーリックシュリンプ
パプリカを使ったおいしいレシピ、4つ目にご紹介するのは「ガーリックシュリンプ」です。殻付きのエビで作るハワイ名物のガーリックシュリンプは、にんにくとバターの濃厚でパンチのきいた旨味がおいしいメニューです。
パプリカパウダーを使うと色味がより一層良くなり、風味も増し、本格的な味になります。殻付きのエビ12尾を用意しましょう。
エビは水で洗い、足としっぽの先を半分くらいキッチンバサミで切り、背に沿って切り込みを入れ、背ワタを取り除きます。ビニール袋にエビ、白ワイン大さじ1、塩2つまみを入れ、やさしくもみ込み、約15分放置して下味をつけます。
時間が経ったらエビの水分をキッチンペーパーでふき取り、エビ全体に小麦粉を薄くまぶします。フライパンにオリーブオイルを熱し、エビを入れ、殻がカリッとするまで炒め、いったん取り出します。
同じフライパンに、にんにくのみじん切り2~3片分、バター20gを入れ、弱火でにんにくの風味を出します。エビを戻し入れ、白ワイン大さじ2、レモン汁小さじ2、醤油小さじ2、パプリカパウダー小さじ1を入れ、全体に良くなじむように混ぜ合わせます。
仕上げにみじん切りにしたパセリを入れて完成です。辛味が欲しい方はカイエンヌペッパー少々をプラスすると良いでしょう。ご飯やパンにも合いますし、お酒のおつまみにも最適なおいしいメニューですのでぜひお試しください。
パプリカは料理の隠し味にも料理の仕上げにも活躍
ハンガリー料理の定番、パプリカの魅力をたっぷりとご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ビタミンCが豊富で、真っ赤な色味が特徴のパプリカパウダーは、おすすめのスパイス・調味料です。
料理の仕上げに赤い彩りを添えたり、煮込み料理にコクと風味をプラスしたりできるパプリカパウダーを使って、おいしい料理を作りましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。