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意外と簡単?肉じゃがの基本情報
人気の家庭料理ランキングで常に上位をキープしている肉じゃがは、家族みんなで食べられる優しい味付けが魅力の煮込み料理です。家庭料理の基本といわれる肉じゃがは、作り方のコツさえわかれば料理初心者でも簡単に作れます。
そもそも肉じゃがは、食材や調味料もシンプルです。食材は肉・ジャガイモ・タマネギの3食材が基本ですし、調味料も台所にある定番の調味料だけで作れます。そのため肉じゃがは、初心者向けの料理教室や学校の調理実習でも定番メニューです。
肉じゃがの作り方を覚えるということは、「切る・炒める・煮る」という基本的な調理法を覚えることにつながります。しかも肉じゃがの材料は、日本人に人気の家庭料理・カレーライスとほぼ同じです。
そのため肉じゃがの作り方を覚えれば、カレーライスの作り方も同時に覚えられます。ただしシンプルで簡単な料理ほど奥が深いのが「家庭料理」です。
肉じゃがに限らず、家庭料理に分類される料理は、地域や家庭によって作り方や味付けが異なります。そのため「肉じゃがの簡単な作り方」といっても、実はいろいろなレシピがあるのです。
発祥の理由
お弁当のおかずや酒の肴としても人気の肉じゃがですが、肉じゃがの歴史はそれほど長くはありません。肉じゃがレシピ発祥については諸説ありますが、「明治時代に英国のビーフシチューを真似て作らせた」という説が有力です。
明治初頭に英国留学していた海軍軍人・東郷平八郎氏が、留学先で食べていたビーフシチューの味が忘れられず、帰国後に海軍の料理長に作らせました。
ところが命令を受けた料理長はビーフシチューのレシピを知らず、東郷平八郎氏の話から連想し作ったのが日本の肉じゃがの原点といわれています。肉じゃがレシピ発祥に関してはこの説が最も有力なのですが、肉じゃが発祥説としては疑問もあります。
そもそも明治初期の日本では、ビーフシチューやハヤシライスなどの洋食メニューが人気で、洋食専門店も多数ありました。さらに当時の海軍レシピにもビーフシチューがあるので、料理長がビーフシチューの作り方を知らないという点も腑に落ちないのです。
そのこともあってか、肉じゃが発祥の地を名乗る地域が複数あります。中でも特に有名なのが、京都・舞鶴市と広島・呉市です。
どちらも肉じゃがレシピ発祥に関係している東郷平八郎氏の赴任地で、現在は「まいづる肉じゃが」「くれ肉じゃが」として双方のご当地グルメになっています。
地域によってお肉が違う?
「ビーフシチューを真似て作らせた料理=肉じゃが」といわれているため、最初に作られた肉じゃがには牛肉が使われていました。
海軍で作られた肉じゃがは「調理法が簡単」「食材調達が簡単」などの理由から、のちに日本軍のレシピで紹介されるようになりますが、陸・海軍とも肉の材料は牛肉としています。
ところが家庭料理の肉じゃがは、牛肉ではなく豚肉の場合もあります。しかも肉の種類の違いは、地域によっても見られる点が肉じゃがの特徴です。肉文化については東日本と西日本で異なり、豚肉は東日本、牛肉は西日本といわれています。
肉じゃがに使う肉の種類も二分される日本の肉文化によく似ており、地域の境界線から遠い位置にある地域ほどその傾向が強く現れるのが特徴です。なお境界線に近い地域では、同じ味付けでも豚肉派と牛肉派がほぼ同率で存在します。
簡単肉じゃがの人気レシピ
煮込み料理に分類される肉じゃがを簡単に作るなら、「鍋を使わない簡単肉じゃがレシピ」がおすすめです。基本の調理法がわかれば簡単に作れる肉じゃがですが、鍋を使うと焦げて失敗することがあります。
その点鍋をつかない簡単肉じゃがレシピは使うので、焦げる心配がいりません。家庭用のフライパンの多くはテフロン加工されているので、火加減の細かな調整をしなくても本格的な肉じゃがが簡単に作れます。
なお鍋を使わない簡単肉じゃがレシピでは豚肉を使った肉じゃがレシピを紹介しますが、豚肉を牛肉に変更しても構いません。
材料
鍋を使わない簡単肉じゃが(2人分)に使う食材は、豚バラ薄切り、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンの4種類です。
豚バラ薄切りは150gあれば十分ですが、鍋を使わない簡単肉じゃがでは煮込み時間が約10分なので、ジャガイモの種類によっては200gにした方が肉のうまみがしっかりします。
ジャガイモは大きめのサイズを3個用意しますが、種類は男爵またはメークインがおすすめです。男爵は煮崩れ度が中間に分類されるので、短時間でも簡単にほくほく感のある肉じゃがになります。
メークインは煮崩れしにくいジャガイモなので、豚バラ薄切りは200gにした方が同じ調理時間でも肉の旨味がしっかり感じられて美味しいです。タマネギは「鍋を使わない簡単肉じゃが」でも主役の食材なので、大きめのタマネギを1個準備しましょう。
ニンジンは彩り食材なので、冷蔵庫にストックがない場合は入れなくても構いません(入れる場合は1/3本が目安)。
鍋を使わない簡単肉じゃがでは、調味料も簡単です。用意するのはしょうゆ(大さじ4)、みりん(大さじ4)、砂糖(大さじ1)の3種類ですが、煮込み用として調味料とは別に水を300㏄準備してください。
作り方
鍋を使わない簡単肉じゃがは「材料を切る」「フライパンで炒める」「水を加えて10分煮る」の3工程で作ります。最初の「材料を切る」でのポイントは、ジャガイモとタマネギの切り方です。
ジャガイモは肉じゃがのメイン食材なので、皮をむいたらひと口大に切りましょう。タマネギはくし切りにしますが、食感を残すため厚みを1.5cmにそろえてください。豚肉は5cm幅にすると、簡単に火が通ります。
「材料を切る」の次は「フライパンで炒める」です。炒める順番は「豚肉→野菜」ですが、火をつけるのは、豚肉をフライパンに広げてからにします。
肉じゃがは煮込み料理なので、焼き目がつかないようにするのが簡単肉じゃがのポイントです。肉から脂が出てきたタイミングで野菜をすべて入れ、全体に油をまわしましょう。油がまわったら、水と調味料を加え約10分煮込みます。
煮込む際には落し蓋を使いますが、アルミホイルを落し蓋の代わりにすると簡単です。10分煮込んだら、具材の火の通りを確認します。火の通りを確認する時は、最も火が通りにくいジャガイモでチェックしましょう。
圧力鍋で作る簡単肉じゃがレシピ
「大きなジャガイモを煮崩れさせずに肉じゃがにしたい」という時には、圧力鍋を使った簡単肉じゃがレシピがおすすめです。圧力鍋なら短時間で煮込み料理が作れるので、大きなジャガイモでも簡単に中まで味が染みます。
しかも圧力鍋を使えば、煮込み時間はわずか5分です。たった5分煮込むだけで本格的な肉じゃがができるので、忙しいときにも簡単に作れます。
材料
圧力鍋で作る簡単肉じゃがは、牛こま切れ(150g)と大きめのジャガイモ(4個)が主役の肉じゃがです。ジャガイモは、煮崩れしにくいメークインを選んでください。タマネギは主役の2食材を邪魔しないよう、1/2個で十分です。
調味料は料理酒(大さじ2)、しょうゆ(大さじ2)、砂糖(大さじ1)、顆粒タイプの和風だし(小さじ1)が基本になります。調味料のほかにも煮込み用の水が150mlと、炒め用のサラダ油(適量)が必要です。
作り方
ジャガイモは皮をむいて半分にカットしてください、タマネギは2cm幅の串切りにします。材料のカットが終わったら圧力鍋にサラダ油を入れ、中火で牛こま切れを炒めましょう。肉の色が全体的に変わったら、カットした野菜を入れ油をまわします。
具材の火の通りは圧力をかけることで解決するので、炒めの段階で火を入れすぎないのが圧力鍋を使った簡単レシピのポイントです。水と調味料を鍋に入れ、蓋をして強火で一気に圧力をかけます。
しばらくすると湯気が出てくるので、火を弱火に変えてください。煮込み時間は約3分です。煮込み終わったら蓋を取らず、そのまましばらく蒸らします。
蒸らし時間は15分あればOKですが、時間がある場合は完全に冷めるまで待ってください。煮物料理は温度が下がるタイミングで味がしみこんでいくので、放置しているだけで簡単にワンランク上の味付けになります。
めんつゆで簡単味付け肉じゃがレシピ
作り方が簡単な煮物料理ほど、味付けが難しいものです。肉じゃがも味付けによって美味しさが変わってしまうので、簡単レシピで作っても毎回味が変わってしまうということがあります。そんな時は、めんつゆを使った簡単味付けレシピがおすすめです。
材料
めんつゆを使った簡単レシピでは、牛肉よりも豚肉を使った方が美味しく仕上がります。牛肉でもめんつゆで味付けする簡単レシピで作れますが、その場合はやや濃いめの味付けにするのがポイントです。
豚肉は短時間で簡単に味が染みる豚こま切れがおすすめで、2人前・150gを目安にするとジャガイモとのバランスが良くなります。野菜はジャガイモ・タマネギ・ニンジンの3種類です。
ジャガイモは大サイズを3個(中サイズなら4個)、タマネギは1/2個、ニンジンは1/3を準備してください。調味料はめんつゆと砂糖(大さじ2)のみです。
めんつゆにはストレートタイプと濃縮タイプがありますが、「めんつゆで簡単味付け肉じゃが」では2倍濃縮タイプのめんつゆを150ml準備します。食材・調味料のほかにも、煮込み用の水200mlと炒め用のサラダ油(適量)が必要です。
作り方
めんつゆで味付けする簡単レシピも、鍋ではなくフライパンで作ります。まずは材料をカットしてください。皮をむいたジャガイモは一口大、ニンジンは乱切りにカットします。タマネギは、1.5cm幅の串切りにしましょう。
野菜をカットしたらめんつゆに砂糖を加え、混ぜておきます。中火で熱しておいたフライパンに豚こま切れを入れ、全体の色が変わってきたら野菜を加え、油を全体にまわしましょう。油がまわったら、煮込み用の水を加えて強火にします。
鍋のお湯が沸騰したら、砂糖を混ぜておいためんつゆを加え入れ、落し蓋をしてください。落し蓋をしてから約20分煮込みますが、この際の火加減は弱火です。火からおろすタイミングは、ジャガイモの火の通りで確認します。
火からおろしたらすぐに器に盛り付けも構いませんが、時間に余裕がある場合は鍋から出さずにしばらく寝かせておくと、味が染みて美味しいです。
簡単肉じゃがレシピを作ってみよう!
鍋を使わない簡単レシピ、圧力鍋を使った簡単レシピ、めんつゆで味付けする簡単レシピの3種を紹介しましたが、いかがでしたか?
肉じゃがはシンプルな調理法なので、簡単レシピでも手の込んだ味に仕上げられます。簡単レシピを覚えれば、豚肉や牛肉の代わりに鶏肉を使うなどのアレンジ肉じゃがも簡単にできるので便利です。
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