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山口県にある海へ続く鳥居のトンネルは?
山口県長門市には、海に続く鳥居のトンネルがあります。千本鳥居と呼ばれる大量の鳥居が海に向かって連なっている、独創的な風景を楽しむことができる有名な観光スポットになっています。
日本各地からの観光客はもちろんのこと、海外からも多くの観光客が訪れる人気の場所で、いつも大勢の観光客で賑わっています。
海への鳥居の絶景は山口長門市「元乃隅稲成神社」
千本鳥居が印象的な観光名所は、「元乃隅稲成神社」といいます。海沿いの断崖に大量の鳥居が並ぶ光景は、なかなか見ることのできない絶景になっています。まさに鳥居のトンネルという表現が最適です。
鳥居を抜けると広大な海が広がる絶景を楽しむことができます。山口県は、昔から歴史的な史実が多く、神社も多いですが、これほど大量の鳥居を建設している場所は、日本の中でも元乃隅稲成神社をおいて他にはありません。
島根県津和野「太皷谷稲成神社」から分霊された神社
元乃隅稲成神社は、島根県津和野にある太皷谷稲成神社の神を分霊して建設されたと言われています。分霊とは、本社に祀られている神様を別の神社で祀る際に、祭神を分けることを言います。
太皷谷稲成神社は、京都伏見の稲荷大社が源流となっていて、江戸時代から藩主などが祭祀に訪れてきました。その分霊である元乃隅稲成神社もこれに倣い、良縁、子宝、開運厄除など様々な目的で参拝客が訪れるようになりました。
山口県長門市の地元網元が白狐のお告げにより建立した
元乃隅稲成神社が建立されたのは比較的最近で、1955年とされています。地元の網元(漁師として経営をする人)であった岡村斉という方の枕元に白狐が現れ、「吾をこの地に鎮祭せよ。」とのお告げがあったことがきっかけとされています。
白狐からのお告げであったことから、稲荷神社である太皷谷稲成神社から分霊してもらい建立しました。通常、稲荷と表記をしますが本社が太皷谷「稲成」神社であったことからこちらも元乃隅「稲成」神社となりました。
全国的にも珍しい表記の仕方で、間違える方も多いです。商売繁盛や海上安全、大漁などを願う目的でお参りに訪れる地元民が多く、観光客からも人気のスポットになっています。
CNNの「日本の最も美しい場所31選」の1つ
元乃隅稲成神社は、「日本の最も美しい場所31選」に認定されています。これは、アメリカのニュース放送局であるCNNが独自に認定しているもので、アメリカ人から見た日本の絶景や観光名所が選出されています。
外国人から見て、元乃隅稲成神社のような、トンネル状になった千本鳥居はとても珍しい観光名所とされています。外国人の観光客もとても多い人気スポットとして紹介されています。
外国人にわかりやすく「元乃隅神社」に改名
元乃隅稲成神社は、2019年1月に改名をして、「元乃隅神社」となりました。増え続ける外国人観光客にも分かりやすいように、社名を短くしたというのがその理由とされています。
改名をした当初は賛否両論ありました。「稲成」という神様の名前の部分を削るのは良くないのではないか、という批判的意見に対し、ご利益は変わらない、名前はあくまで記号で大事なのは神様を正しく祀ることだ、といった意見もありました。
神社斎主も、ご利益は変わらないので、これからも引き続き多くの人に参拝してほしいといった趣旨の見解を公表しています。現在も変わらず参拝客はとても多いです。
住所 | 山口県長門市油谷津黄498 |
電話番号 | 0837-32-2003 |
参道入り口の絶景「龍宮の潮吹き」とは?
元乃隅稲成神社の参道入り口付近には、「龍宮の潮吹き」という絶景スポットがあり、観光客から人気を博しています。竜宮とは、津黄漁港の西北の端にある海蝕地形を呼ぶもので、黒褐色の玄武岩から構成されています。
潮吹とは、波が岩礁に打ち寄せたときに起こります。その孔内に突入するたび、圧縮された洞内の空気が外側に出るエネルギーが起こり、それとともに海水を噴出する現象のことです。岩が潮を吹いているかのような錯覚に陥ります。
昭和9年に「国指定天然記念物及び名勝」に指定
龍宮の潮吹きは、昭和9年に「国指定天然記念物及び名勝」に認定されています。国指定天然記念物及び名勝に認定されたことで、国からの保護を正式に受けることになり、注目が集まるようになりました。
国指定天然記念物及び名勝に認定されたことで、さらに多くの観光客が訪れるようになりました。常に周辺はきれいに維持されていて、人気の観光スポットになっています。
冬の季節風で潮が高く上がる
龍宮の潮吹きの現象は、年中見ることができますが、特に冬場に大きな潮吹きが起こりやすいとされています。冬の季節風が強く吹く時期に起こりやすいとされていて、大きいときには30メートルもの高さに達すると言われています。
冬場の断崖はとても寒いですが、寒さを我慢してみる価値があります。潮が吹きあがる光景はなかなか見ることのできない絶景です。
秋から冬・天気が悪く荒れている状態が良い
特に秋から冬にかけて、天気が悪く海上が荒れている状態の時が見どころとされています。北東の季節風が強く、波の高さが2.5メートル以上発生している条件だと特に大きな潮吹きを見ることができる可能性が高いです。
龍宮の潮吹きの現象は、天候などの条件によっては見ることができないこともありますが、それでもこの地域の景観自体はとても素晴らしいです。絶壁に波が打ち寄せ、しぶきが飛び散る姿は銀の砂がまかれているような美しい景観です。
断崖から見た青い海も綺麗
龍宮の潮吹きを見られなかったとしても、岸壁から見える青い海はとても美しく、おすすめです。青い穏やかな海は、逆に天候が良いときに見ることができます。
広大な日本海が広がるきれいな海は、青く透き通って見えます。龍宮の潮吹きの現象が見られないのは残念だと感じる方も多いかもしれませんが、青い海を眺めるのもきっと心を癒してくれます。
山口の千本鳥居・元乃隅稲成神社は強力パワースポット
元乃隅稲成神社は、パワースポットとしても知られ、観光客がパワースポットを求めて参拝に来ます。トンネル状になっている千本鳥居は見た目にも迫力があり、荘厳な印象を受けます。
参拝することでご利益をもらえそうなパワースポットとして注目されていますが、トンネル状の千本鳥居の参道を歩くことは結構大変です。かなりの長距離を歩く必要があるため、それなりに準備をして臨む必要があります。
千本鳥居・123(ひふみ)基の鳥居はパワースポット
元乃隅稲成神社の千本鳥居は、正確には123基の鳥居で構成されています。絶壁の急こう配に連なる千本鳥居は見るからにご利益がありそうな雰囲気で、有名なパワースポットとされています。
この千本鳥居は、昭和62年から10年かけて参拝者から奉納されたものです。参拝者の想いが詰まったトンネル状の千本鳥居は、今や元乃隅稲成神社を象徴する人気スポットとして親しまれています。
鳥居は海側から丘へ登っていくのが正しい参拝
元乃隅稲成神社のトンネル状の千本鳥居を通って参道を参拝する際に、正しい方向は海側からスタートして丘に登っていく向きです。たまに間違える観光客がいますが、正しい向きで参拝をしてご利益を得たいとする観光客が多いです。
参道の丘を登る途中に振り替えると、きれいな海が広がり、絶景を楽しめます。休憩しながら参道を上り、千本鳥居と海のコントラストを楽しむのもおすすめです。
参道は急な階段があり足場に注意
元乃隅稲成神社の参道は急な階段が多いので注意が必要です。休憩しながら振り返って景観を楽しむことはたいへんおすすめですが、十分に気を付けて振り返る必要があります。
階段が急なので、体力のない方は十分に注意してください。途中で休憩を十分にとるなど、無理をせずゆっくりと上ることをおすすめします。参道の途中にはお地蔵さまが祀られていたりするので、休憩がてらお参りをする観光客も多いです。
急な参道は大変だからこそ登ればご利益が
元乃隅稲成神社の急な階段は確かに辛いですが、だからこそご利益があるとされ、多くの観光客がチャレンジしていきます。パワースポットを求める観光客としては、簡単にクリアできたらご利益がなさそうと考えている方が多いです。
ただ、急こう配の階段にトンネル状に連なっている千本鳥居は非常に絶景です。千本鳥居は他にもいろんな神社で見ることができますが、これほど急こう配の地に立っている鳥居は非常に珍しいです。これを見るだけでも元乃隅稲成神社に来る価値があります。
途中疲れたら絶景で癒されよう
元乃隅稲成神社の急こう配の参道を上る途中で、疲れたときには無理をせず休みながら登りましょう。立ち止まって振り返ると、きれいな景色が広がります。特に青い海は心を癒してくれます。
丘から臨める海は日本海です。特に冬場は荒れることが多いですが、荒れた波が断崖にぶつかって飛び散る光景も見事ですし、穏やかに晴れた海の透き通った青色を見るのもすっきりとした気持ちにさせてくれるのでお勧めです。
丘から眺める絶景は達成感あり
長く険しい参道を登り切ったら、美しい景観が出迎えてくれます。山口県は自然豊かな場所ですので、高い位置から眺める景色はとても色とりどりでしかも季節によってその色合いが変化するので、定期的に参拝する山口県地元民の方も多いです。
日本で一番入れるのがむずかしいお賽銭箱
元乃隅稲成神社の注目スポットとして、日本で一番入れるのが難しいといわれているお賽銭箱があります。お金を入れづらいとはなんとも不思議な感じがしますが、逆に元乃隅稲成神社をさらに有名にしたポイントとされていて話題になっています。
「稲荷」ではなく「稲成」なのは「成就」に由来
元乃隅稲成神社の「稲成」が「稲荷」ではないのも特徴的です。これは、前述のように本社が太鼓谷稲成神社であったことが要因といわれています。全国でも「イナリ」を「稲成」と記すのはこの太鼓谷稲成神社だけです。
通常の「稲荷」は稲が生える稲生が語源とされていますが、「稲成」は願望成就の「成る」を語源としているため、このような表記となっています。
高くて小さい「日本一入れづらい」賽銭箱
山口県の元乃隅稲成神社を有名にした「日本で一番入れづらい賽銭箱」とは、出口の大鳥居の上に備え付けられています。高さ5メートルの位置にあり、しかも小さいので非常に入れるのが難しいです。
入ったらご利益がありそうだと感じるのもうなずけます。入れられない方の方が多いのではないかというくらいに難しいです。入った事に喜んで、肝心の願い事をするのを忘れないようにしましょう。
見事投げ入れることが出来れば願いが叶う
高い位置にあり小さな賽銭箱に賽銭を投げ込むことができれば、願いが成就するといわれています。ここで得られる御利益は、商売繁盛や大漁、海上安全がメインですが、良縁や子宝、厄除けなどの御利益もあるとされています。
賽銭は何度でもやり直しができる
賽銭箱に賽銭を投げ入れるのは、非常に難しいため、何度でもチャレンジしてもいいことになっています。なかなか入らないので苦労する方が多く、しゃがんで拾って再度チャレンジする方も多いです。難しい分入った時の喜びはひとしおです。
入らなかったら地上に別の賽銭箱がある
この賽銭箱に投げ入れるのは非常に難しいので、途中で断念する方や最初から挑戦しない方も多いです。そんな方々のために、別に普通の地上に備えられた賽銭箱もありますので、そちらを利用する観光客の方も多く安心です。
山口の元乃隅稲成神社の参拝や御朱印について
山口県の元乃隅稲成神社の参拝をしてもらえる御朱印は、ユニークで魅力的です。これを楽しみに参拝する方も多いです。千本鳥居や独特な賽銭箱等、山口県の元乃隅稲成神社は見所の多い神社で人気スポットとされています。
参道を登り切れば赤い鳥居のお社がある
元乃隅稲成神社の長く急こう配の参道を登りきると、丘の頂上に赤い鳥居のお社があります。ここでは、絵馬が奉納されていて、お守りを販売しています。開運厄除け、ぼけ封じ、安産、病気平癒の4種類で、一つ500円で販売されています。
元乃隅稲成神社の御朱印は台紙で
お社のすぐ近くに御朱印を預ける小さな祠があります。きつねの絵が背景に描かれたかわいらしい御朱印になっています。5種類あり、台紙でもらうことができます。基本的に無人の場所で、初歩料はそれぞれ気持ち程度を入れれば問題ありません。
お賽銭を投げ入れた場所から上には2つの鳥居と絶景が
お賽銭を投げ入れる鳥居からさらに上に上ることができます。そこには二つの鳥居と小さな祠があります。参拝記念の白狐様の撮影用ボードがあります。子供向けですが、ここまで登ってくるのはかなり大変です。空気の澄んだ神聖な雰囲気があります。
ここには、「勝」と「一願成就」という二つの言葉が記載されています。「底辺にいてトップを忘れず、体を鍛えて時を待つ」、「神の恵みを心に受けて日夜忘れじ元乃隅」との添え書きがされています。苦労して参道を登り切った後に見ると感慨深い言葉です。
山口県の鳥居と海の絶景「元乃隅稲成神社」へ行こう
以上、山口県の元乃隅稲成神社について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。千本鳥居の荘厳さ、海の美しさと潮吹きの観光スポット、賽銭箱の困難さなど、個性的な見どころがたくさんあります。
山口県に観光に来た際は、お勧めできるスポットになっています。参拝はかなり体力がいりますが、それに見合うメリットも多いので、ぜひ訪れるコースに検討してみてください。