アメリカ・テキサス州「ヤコブの井戸」に大注目！神秘的な水中洞窟とは

日本より大きな国、アメリカ合衆国のテキサス州に、注目の神秘的スポット「ヤコブの井戸」はあります。非常に透明度が高く、青く輝く美しい景色を見ようと、多くの観光客が訪れる場所でもあります。

最寄りに国際空港も2つあることから、アメリカ・テキサス州内でも非常にアクセスのしやすい場所として人気です。夏場などの暑いシーズンには、ヤコブの井戸へ飛び込む人を多く見かけます。アメリカを訪れた際には、是非とも訪れて頂きたい絶景の神秘的スポットです。

ヤコブの井戸とは、本家はイスラエルの中央部である、サマリヤの町スカル（シェケム）にある井戸のことをいいます。ヤコブは旧約聖書において、創世期に登場するヘブライ人の部族長であり、別名をイスラエルともいい、イスラエル民の祖といわれている人物です。

また、イエスの実弟、異母兄弟など間違いなく近い血縁関係にあり、62年に処刑されて殉教したと聖書には記録されている人物です。4世紀頃にヤコブの井戸は見つかりローマ皇王から手厚い保護を受けて、井戸の上には教会が建てられています。

1187年には十字軍によって攻撃を受けますが、井戸は奇跡的に残りギリシャ正教会の管轄のもと教会が再建され「フォティニア教会」と名付けられています。フォティニア教会は再建されてから壊れることなく現存しており、フォティニア教会のことを別名「ヤコブの井戸」ともいいます。

聖書にはヤコブが井戸を掘ったという記録はありませんが、そのヤコブが掘ったと推測される井戸なため、フォティニア教会内にある井戸には「ヤコブの井戸」という名称がついています。サマリヤのヤコブの井戸は、直径2.3mあり、現在は綺麗な軟水をくみ上げることができます。

イエスが聖書内でサマリヤ人女性に水の教えを説いた様に、ヤコブの井戸の水は枯れることなく、脈々と現代進行形で神聖な歴史を刻み続けています。

アメリカ・テキサス州のヤコブの井戸は、既にサマリヤにヤコブの井戸という場所があるので、聖書とは何ら関係はありません。ではなぜ、ヤコブの井戸と名称がついたのかというと、諸説あります。

その中でも有力なのが、アメリカ・テキサス州のヤコブの井戸に潜り事故に遭いそうになった複数のダイバーが、「かかとを掴まれて引きこまれそうになった」といったからです。

ヤコブの名前はヘブライ語で「かかとを掴む者」という意味を持ちます。そのため、ヤコブにかかとを掴まれて引きずり込まれる現象に合うことから「ヤコブの井戸」と呼ばれるようになったというものです。

アメリカ・テキサス州にあるテキサス・ヒル・カントリーに流れる川のほとりにある水中洞窟が「ヤコブの井戸」です。周辺の地層に石灰岩が多く含まれおり、水に流されやすい石灰岩が、川底から湧き出る泉によって削りとられてできた水中洞窟です。

過去にはヤコブの井戸調査隊も組まれていましたが、全てを調査しきれておらず、まだまだ謎が多い水中洞窟です。美しさに加えて謎が多い場所でもあるので、神秘的な場所としてヤコブの井戸は注目を浴び続けています。

周辺の地域開発によって、一時は泉の流れが止まることもありましたが、現在は保護される活動がされており、ゆるやかに自噴しています。

ヤコブの井戸の名前の由来は、聖書からになります。井戸の名前としても有名ですが、ヨハネの福音書第四章に出てくる話としても有名です。

新約聖書によると、ヤコブの井戸の側に、旅に疲れたイエスが腰かけ休憩をしていたとされています。イエスが休憩をしている時に、水を汲みにきたサマリヤ人女性との会話を記録しています。

水を汲みたいと話しかけるサマリヤ人女性の言葉から、イエスとの会話は始まりますが、聖書の中でサマリヤ人女性はイエスに会話が噛み合っていない様な返答をします。しかし、イエスはそれを最初から理解しはるかに人類の枠を超えた教えを女性に説きます。

イエスはサマリヤ人女性は過去5階の離婚歴があり、現在は6人目となる男性と一緒に暮らしているということを即座に理解していました。その経歴から周囲からは、不道徳だと責められていたこともあり、サマリヤ人女性も自身の経歴を恥かしいと想い悩んでいました。

しかし、イエスはサマリヤ人女性がそうなった理由は、霊的渇きからだと教えます。そして、自分がサマリヤ人女性が探している予言者であることも女性に教えます。そうして、イエスは女性悩みも解決し、水の大切さをも教えたという記録です。

水は聖書では生命の源であり、天と地を繋ぐ大切なものとあらわされています。水の大切さを知るということは、神を知るということでもあります。

また、目に見えるものだけが全てではなく、見えないものこそ重要ということです。当時、サマリヤ人とユダヤ人の間には対立がありました。

その為、ユダヤ人であるキリストにサマリヤ人が話しかけるということが異例の出来事です。ヤコブの井戸の話は、異例があるからこそ、イエスの教えが生きてくるとも教えてくれる、聖書の中の奥深い一説です。

ヤコブの井戸は、気軽に訪れることができる人気アクティビティスポットとして、アメリカ・テキサス州では注目を浴びています。川底が一部分だけ水中洞窟となっているため、本格的なダイビングだけでなく、ある程度成長したお子様から大人は、飛び込みを楽しむことができます。

ハイシーズンの夏には特に大人気のアクティビティスポットであるヤコブの井戸には多くの人が集まります。飛び込みを楽しんだ後は、速やかに次の人が飛び込めるように端に寄りましょう。マナーを守ることも、最大限にヤコブの井戸を楽しむコツです。

アメリカの暑い夏のシーズンはテキサス州のヤコブの井戸で、クールダウンはいかがでしょうか。ヤコブの井戸の様な、神秘的な美しさをした水中洞窟で楽しい体験ができるのは、アメリカでしか味わうことのできないアクティビティ間違いなしでしょう。

アメリカ・テキサス州でアクティビティができる注目の場所である、ヤコブの井戸ですが、気になるのが水中洞窟の詳細です。まだまだ謎の多い神秘的な水中洞窟を解明していきましょう。

ヤコブの井戸の直径は3.7m、川底までは9.1mといわれていますが、実際には40m以上あります。9.1mは実際に人が潜っていけるまでの場所の深さで、比較的安全な深さの場所のところを表します。

それ以上、潜るには本格的なダイバー装備をしなければいけないので、くれぐれも素潜りはしない様に、気を付けて下さい。

川底にはいくつもの無数の横穴が開いており、ヤコブの井戸はそこから緩やかに自噴しています。実際に深さがは40m以上あるといわれているのは、その横穴の深さを表しています。

過去に組まれたヤコブの井戸調査隊の調査でも、全てを調査しきれていないので、プロのダイバーの中では、謎が多く神秘的な魅力に惹かれる人も少なくありません。

現在計測されている、無数に開いている穴の一番深いところは、地上から37mにもなるといわれています。ヤコブの井戸調査隊の調査結果によると、ヤコブの井戸は2本の主要水路から成り立っているとされています。

その通路の長さは1300m以上にもなり、ヤコブの井戸調査隊も調査しきれていない長さとなっています。謎が多い故に、神秘的要素もプラスされているのがヤコブの井戸です。

ヤコブの井戸は、アメリカ・テキサス州でも注目を浴びているアクティビティスポットですが、美しい花にはとげがあると言われるように、ヤコブの井戸を楽しむためにはいくつかの注意点があります。

大自然が生み出した自然の奇跡を思う存分堪能するために、しっかり心得て行くことをおすすめします。

ヤコブの井戸はアメリカでも注目のアクティビティスポットですが、規模としてはあまり大きくありません。ハイシーズンの夏には、非常に多くの人が訪れますが、入れる人数が限られているので予約が必須となります。

予約なしで訪れると駐車場にすら入れないということも、今や当たり前となっています。神秘的な水中洞窟を楽しみたいと思う全世界の人が、ハイシーズンにはアメリカ・テキサス州を訪れます。絶対にヤコブの井戸を訪れたいという方は、くれぐれも予約を忘れない様にしましょう。

周辺には自然保護区もあるので、のんびり観光散策したい人や、人が映っていない美しいヤコブの井戸の写真を撮りたいという方は、訪れる人が落ち着くハイシーズンの終わった秋に訪れることをおすすめします。のんびり周辺散策や焦らず写真撮影をすることができます。

予約をするのはどこですればよいのでしょうか。ヤコブの井戸は、英語で「ジェイコブス・ウェル」といいます。ヤコブの井戸周辺は、自然区域にも指定されており、現在は保護活動もされています。

予約はヤコブの井戸「ジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリア」（ヤコブの井戸自然区域）に問い合わせましょう。

日本のインターネットで「ヤコブの井戸」を検索しても、神秘的な水中洞窟であることや。注目のアクティビティスポットという情報は検索できますが、それ以上の詳細情報は検索できません。

ジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリアで検索をすると、公式のサイトが検索結果にでてきます。全て英語表記になっていて、日本語には対応していません。

従って、ジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリアに問い合わせをする場合は、英語で電話の会話ができる、英語でのメールのやり取りができることが必須となります。

アメリカ・テキサス州の現地でも、いくつかのツアー会社が週末にヤコブの井戸を含めた周辺地域のツアーを販売していますが、そちらも英語での問い合わせが必須です。英語でのやりとりがどうしても無理だという場合は、旅行会社に相談してみるの良いでしょう。

アメリカ・テキサス州のヤコブの井戸は、直径3.7mで川底までは9.1mとそこまで大きな水中洞窟ではありません。そのため、気軽に足を運ぶことの出来る注目のアクティビティとなっていますが、ヤコブの井戸の構造をよく理解していないままダイビングをすると、命を落としてしまいます。

過去には死者が何名も出ている危険な場所でもあります。注意事項をよく守って、楽しみましょう。

ヤコブの井戸は一見すると緩やかに水面がゆれている水中洞窟ですが、下に潜っていくにつれ、無数に開いた穴から強い水流が流れ込み、水流の勢いで洞窟内にひっばられやすくなっています。死者がでている理由の一つでもあります。

また、水中の温度も潜って行くと急激に低くなっている場所があるので、急激な温度変化に体が順応できずに、足をつったりすることから、潜ったダイバーが何かに足を引っ張られた感覚になる理由ともなっています。

温度変化と水流の勢いが強いということと、水中洞窟内は無数の穴で入り組んでいるため、過去に亡くなったダイバー数名の遺体が未だに見つかっていません。そういった背景から、現在はダイビングが禁止となっています。

ダイビングが禁止なった背景も踏まえて、ヤコブの井戸では安全に配慮しながら楽しみましょう。禁止事項を守ることで、とても楽しい休暇になること間違いなしです。

ヤコブの緯度は、神秘的な水中洞窟として注目を浴びていますが、注目浴びている理由がもう一つあります。ヤコブの井戸の川底には警告掲示板が建てられています。この警告掲示板が怖いと話題を浴びて、注目されています。

ハイシーズンの夏には、予約をすれば気軽に泳ぐことができる場所なので、中には素潜りで潜れるところまで行ってみようと思う人もいます。また、あまり大きくない水中洞窟なので、安易な発想をしがちですが、ヤコブの井戸でそれは大変危険です。

そういった気軽な行動から、命を落としてしまう人を守るために、大変重要な役割を果たしている看板となっています。

ヤコブの井戸水中に建てられている警告看板には、日本では絶対にないであろう、死神のイラストが描かれています。それだけでも、薄暗い水中洞窟内で見るのには十分な恐怖心を与えられますが、警告の内容もストレートな内容で、心にぐっと刺さります。

警告内容の要約は、ヤコブの井戸の様な水中洞窟では、プロのダイバーやインストラクターも含む300人以上の人が命を落としています。水中洞窟に入るには訓練が必要です。

また、水中洞窟用の装備も必要です。それがなければ、あなたは命を落とすでしょう。この水中洞窟には命をかけてまで見るものはありません。

この看板より先へは立ち入り禁止です。といった内容です。アメリカらしい内容の警告看板です。神秘的として注目を浴びているだけに、ダイビング禁止になるまでは多くの人がダイビングをしていました。

ヤコブの井戸だけでも実際に洞窟内へダイビングをしたダイバーが9人亡くなっており、そのうちの数名の遺体が上がっていないといわれています。そうした悲しい事故から身を守るために、厳しい内容の掲示板が、非常に重要な役割を果たしています。

アメリカ・テキサス州の注目スポットである、ヤコブの井戸へは日本からどうやって行けばよいのか、いくつかおすすめの方法をご紹介します。ヤコブの井戸周辺、テキサス州の空港からもアクセスができるので、非常にアクセスしやすいアクティビティスポットです。

ヤコブの井戸近くに「オースチン・バーグストロム国際空港」があります。関西国際空港と成田空港から航空便が出ています。どちらとも約15時間程かかり、ロサンゼルス空港を経由します。オースチン・バーグストロム国際空港は国内外の発着便に対応しています。

国内線は85路線、国際線7路線の航空会社が就航している大きな空港です。空港なので、離着陸直後の飛行機の写真を撮りたい写真家にも人気の空港です。空港内には「デルタ・スカイクラブ」というデルタ空港が運営をするラウンジもあります。

ほぼすべての座席が電源付き座席となっているので、携帯電話やパソコンの充電をすることも可能です。搭乗の待ち時間にご利用はいかがでしょうか。

ヤコブの井戸周辺にはもう一つ空港があります。テキサス州南部を代表する空の窓口「サンアントニオ国際空港」です。年間の利用者数が年々増えており、毎年800万人以上は利用するマンモス空港です。サンアントニオ国際空港はアメリカでもメキシコの国境に近い場所にあります。

そのため、サンアントニオ国際空港近辺は英語のみだけでなく、スペイン語も問題なく通じます。英語は苦手だが、スペイン語は話せるという方でも、不自由なく行ける素敵な場所です。ダウンタウンへもバスで約30分ほどで付きます。

関西国際空港からも便がでており、最短のフライト時間はロサンゼルスとダラス・フォートワース国際空港を経由して約19時間です。サンアントニオ国際空港のあるサンアントニオは、日本の熊本県と姉妹都市を結んでおり、日本との繋がりも強い場所です。

決して日本人の観光客が多い場所ではありませんが、そういった知識を持って訪れると、新しい発見があるかもしれません。

ヤコブの井戸へ行くのには、オースチン・バーグストロム国際空港かサンアントニオ国際空港から車での移動になります。どちらの国際空港からも車の移動で約1時間弱で着くので、非常にアクセスしやすい注目の神秘的な水中洞窟です。

行き方がわからない場合や、レンタカーの手配方法など、詳しくはヤコブの井戸を管理している、ジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリアに問い合わせるのが正確な情報を得る方法です。

ジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリアの公式HPは日本語に対応していないのと、英語のHPでジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリアでワード検索をすると、正しくない情報が記載されているサイトも多い様です。

そのため、直接ジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリアに問い合わせをすることが、現地でヤコブの井戸へスムーズに行く方法を知る手段でしょう。

ジェイコブス・ウェル・ナチュラル・エリアへの問い合わせが出来ない場合は、現地でツアーを販売している会社へ問い合わせるのも良いでしょう。

それでもどうしても問い合わせが難しいと感じた場合は、日本の旅行会社へ、出発前に相談するのをおすすめします。楽しい旅になる様に、事前に不安なことはリサーチなどして、解消しておきましょう。

ヤコブの井戸周辺に、公共の電車やバスなのどの公共交通機関がありません。そのため、レンタカーかタクシーの手配が必須です。オースチン・バーグストロム国際空港とサンアントニオ国際空港のどちらにしても、移動時間は約1時間弱になります。

ヤコブの井戸周辺は自然保護区になるので、のんびり周辺散策も兼ねたいという人は、レンタカーがおすすめです。

英語かスペイン語が話せる様なら、あえてタクシーを利用して、現地のおすすめの場所や料理などを運転手さんに尋ねて情報収集するのも、楽しみ方の一つでしょう。現地の人しか知らないおすすめの場所へも行くことができるかもしれません。

アメリカ合衆国を代表するヤコブの井戸は、地球の奇跡を垣間見ることのできる、大変貴重な神秘的スポットです。アメリカ・テキサス州に観光へ行かれる場合は、是非ヤコブの井戸へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。忘れられない楽しい思い出を作ることができるでしょう。