千葉・泉自然公園は県内屈指の桜の名所！親子で楽しめる自然豊かな場所をご紹介

泉自然公園は、千葉市中心街から約11km離れた自然豊かな公園です。千葉駅から車で約45分の場所にある泉自然公園ですが、園内には野生動物の姿もあり、千葉市内では「親子で自然観察できる公園」として人気があります。

さらに泉自然公園は「桜の名所」としても有名で、桜の時期になると泉自然公園の遊歩道は、桜見物をしながらのんびりと散策を楽しむ人の姿が多く見られます。

泉自然公園では、総面積43haの広大な敷地に約300本の桜が植えられています。その多くは泉自然公園の「草原」と呼ばれる広場にあり、天然の芝生が一面に敷かれた広場から見る泉自然公園の桜は絶景です。

泉自然公園の桜はソメイヨシノだけでなくサトザクラ、ヤマザクラなどさまざまな種類があるので、比較的長い期間桜を楽しむことができます。

なお泉自然公園の桜の開花は、例年3月下旬頃です。ピークは4月初旬～4月中旬ですが、桜の時期が終わる頃には草原一面にクローバーの花が咲くため、桜とクローバーのコラボが楽しめます。

千葉市の泉自然公園は地元で「北総台地」と呼ばれる下総台地（しもうさだいち）の中にあり、起伏にとんだ地形を生かし野生動物が生息する自然を残して整備されました。そのため泉自然公園には桜だけでなく広葉樹も数多く植えられ、紅葉の名所にもなっています。

さらに泉自然公園では、カタクリやヤマユリなど美しい花を咲かせる植物も栽培されています。泉自然公園は「桜の名所」「紅葉の名所」として千葉県内でもよく知られていますが、千葉市民の間では桜や紅葉だけでなく四季折の花が楽しめる公園として有名です。

自然豊かな泉自然公園には、上の池、中の池、下の池、島の池、蓮池があり、池の総面積は約3万4700平方メートルです。いずれの池も豊かな自然に囲まれており、景色を楽しむのにおすすめのスポットです。そんな中で最も広い下の池は、カワセミなどの水鳥の飛来が頻繁に見らることで人気があります。

下の池の周囲は、広葉樹であるカツラの木が植えられています。そのため紅葉シーズンになると真っ赤に色づいたカツラの葉があたり一面に広がる中、水鳥が池のほとりで羽を休める幻想的な風景に出会うこともできます。

なお泉自然公園には、水鳥だけでなく野鳥も多いです。森の中を歩いているとキツツキの生化であるコゲラやシジュウカラ、ヤマガラなどが姿を見せます。

自然の宝庫である泉自然公園では、カブトムシやトンボなど昆虫たちも姿を見せます。木々が生い茂る森では、樹液を吸うために木にとまっているカブトムシや美しいチョウたちにも出会えます。

さらに泉自然公園の5つの池には、都会ではめったに見られないさまざまな生き物がいます。池の中を覗き込めば魚たちが優雅に泳ぐ姿も見れますし、雨が多い時期に池の周りを歩いているとカエルの鳴き声もきこえてきます。

そのため泉自然公園は野鳥や水鳥の愛好家にも人気がありますが、都会ではなかなか見られない野生動物や昆虫たちを観察する親子連れの姿も多いです。

泉自然公園は千葉市中心市街地から少し離れた野呂町にあるため、アクセスには電車やバスなどの公共交通機関を利用するよりも車の方が便利です。車での泉自然公園へ向かう場合は、高速道路を利用する方法と一般道のみを利用する方法の2種類あります。

高速道路を利用する場合は、千葉東金道路の高田ICから国道126号線に入ります。高田ICをおりてから泉自然公園までは約1kmです。

一般道で泉自然公園に行く場合も、国道126号線を使います。千葉駅方面からなら、国道126号線を高田IC方面に進み、「高田インター入口」交差点を右折すると約500mで泉自然公園に到着です。

千葉の泉自然公園は、四季折々の植物や野生動物たちと間近に接することができる公園です。公園には木陰や池もあるため、夏の暑い日でも親子で自然を楽しむことができます。ただし泉自然公園は桜と紅葉の名所なので、シーズン中に公園の駐車場を利用する場合は混雑状況を確認してください。