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絶景と温泉に癒される奥会津観光
福島県会津地方は江戸時代の幕末の動乱で知られる古城がある街で知られており、多くの観光客が訪れる魅力のある街です。会津地方の奥へ進むと奥会津があります。奥会津には、食、スイーツ、温泉などの癒される観光スポットがたくさんあります。
自然豊かな奥会津で癒される旅を計画しスケジュールに盛り込んでみましょう。今回は四季折々の絶景を見られる奥会津で癒される観光スポットや魅力ある絶景スポットをご紹介します。
奥会津ってどこにあるの?
福島・奥会津はどこにあるのでしょうか。奥会津は福島県の西南に位置します。会津地方はとても広く、特に奥会津は奥に深いエリアにあり、西会津と南会津の間に位置する絶景の多い魅力のあるエリアなのです。
もともと奥会津という表現はありませんでした。会津が観光地化されるにあたって現在の奥会津にあるお蔵入地付近を会津と区別するために「奥会津」と位置付けされ呼ばれるようになりました。
奥会津へのアクセス
奥会津へのアクセスは列車・バスを利用する方法と自家用車を利用するアクセス方法があります。
列車・バスでのアクセスは東京方面からは新幹線と在来線を利用します。東京駅から東北新幹線で85分乗車し郡山で降ります。JR磐越西線に乗り換え会津若松で下車します。そこからJR只見線に乗り換え会津宮下で下車します。
車を利用の場合は、東北自動車道を通り郡山ジャンクションで磐越自動車道に切り替えます。会津坂下インターチェンジで降り、国道252号線を通り奥会津方面へ向かいます。国道は約30分ほど走行します。
奥会津の外せない定番観光地
奥会津は絶景スポットや温泉などを楽しむことができ、自然豊かな山岳地帯と大きな川が流れるので魅力的な景観を楽しむことができます。歴史を感じる古き良き宿場町もありますので、奥会津の観光計画に入れてみましょう。
まずはじめに、奥会津にきたら絶対に行ってみたい定番観光地をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
「福満虚空尊 圓蔵寺」
「福満虚空尊 圓蔵寺(ふくまんこくぞうそんえんぞうじ)」は奥会津の玄関口である柳津町エリアにある定番観光スポットです。福満虚空尊 圓蔵寺は日本三虚空蔵の一つで、約1200年の歴史を持つお寺です。現在も多くの参拝客が訪れます。
福満虚空尊 圓蔵寺はご利益のある石像があることで有名です。まつられている虚空蔵菩薩が丑年と寅年の本尊として有名で、丑と寅の像を撫でると撫でた場所に対してご利益があると言われています。
また会津の縁起物といえば「赤べこ」が有名です。福満虚空尊圓蔵寺を建てる際に赤牛が活躍しました。苦難を乗り越えた赤牛をモチーフにした赤べこがお堂に飾られています。
福満虚空尊圓蔵寺は絶壁にあり、ここから眺める景観が絶景で、山々に吸い込まれる景色に癒される観光地です。
住所 | 福島県河沼郡柳津町寺家町甲176 |
電話番号 | 0241-42-2002 |
「斎藤清美術館」
「斎藤清美術館(さいとうきよしびじゅつかん)」は現代版画の時代を築いた画伯・斎藤清の作品を展示する美術館です。斎藤清画伯の作品をみられる美術館としては国内唯一です。
斎藤清画伯は会津出身の版画家です。展示される作品は浮世絵版画や西洋作家の近代的造形を取り入れています。すべて独学で木版画を学び、技術のレベルは世界的にも賞賛されています。日本のマインドを表現した作品が有名です。
斎藤清美術館の開館時間は午前9時から午後4時半まで、最終入館は午後4時です。休館日は毎週月曜となります。入館料は大人510円、大学生300円、小・中学生以下は無料です。
住所 | 福島県河沼郡柳津町大字柳津下平乙187 |
電話番号 | 0241-42-3630 |
「木賊温泉」
「木賊温泉(とくさおんせん)」は南会津の秘湯温泉で、温泉集落の中にあります。泉質は単純硫黄泉、単純泉です。神経痛、筋肉痛、リウマチ、切り傷、やけど、皮膚病に効果があります。
木賊温泉の名前は、温泉付近に植物の木賊が群生していたことから付けられました。温泉は約1000年前に発見され、秘湯として人気があります。露天岩風呂は川床から湧き出ていて、温泉から見える四季折々の自然の魅力に癒される温泉です。
木賊温泉の営業時間は午前9時から午後8時半まで、岩風呂は24時間解放されています。年中無休です。入浴料は300円、岩風呂は200円です。
住所 | 福島県南会津郡南会津町宮里 |
電話番号 | 0241-64-5611 |
「南郷スキー場」
「南郷スキー場」は南会津にある南会津町営のスキー場です。スキー場は高原になっており、眼下に見る南郷の街が魅力で美しく、眺望の良い絶景観光スポットです。時々雲海もみられ、癒されるエリアとして人気です。
冬季はスキー場として多くのスキーヤーが訪れます。上質の粉雪が人気で、南郷ブルーと呼ばれる伝上山から見る景色が絶景です。スキーコースは初心者からファミリーまで楽しむことができます。山頂から見えるパノラマを見にいきましょう。
夏季は高原観光として人気で、ひめさゆりが咲き誇ります。南郷スキー場の営業時間は午前8時半から午後4時まで、12月中旬から3月下旬まではスキー場となります。
住所 | 福島県南会津郡南会津町界湯の入293 |
電話番号 | 0241-73-2111 |
奥会津のおすすめの観光名所
次に奥会津に訪れたらスケジュールに入れたいおすすめの観光名所をご紹介します。奥会津をドライブの際、気軽に立ち寄ることができる魅力的なおすすめスポットばかりです。
「大内宿」
「大内宿(おおうちじゅく)」は南会津に位置し、江戸時代に会津若松と日光今市を結ぶ大切な役割を担っていた歴史のある宿場町です。江戸時代の面影を色濃く残した大内宿は昭和56年に国選定重要伝統的建造物郡保存地区に認定されました。
大内宿は茅葺き屋根の民家が立ち並んでいて風情のある景色の中を歩くことができ、旅人のための心癒される観光名所です。宿場町の景観を守るために住民憲章「売らない・貸さない・壊さない」の3原則が作られています。
約400年の歳月を経て現在も観光客を魅了する大内宿の茅葺き屋根は村の人々に保護、維持されています。専門技術を持つ職人を中心に村の人々たちで協力しあって守っています。
住所 | 福島県南会津郡下郷町大字大内山本 |
電話番号 | 0241-68-3611 |
「前沢曲家集落」
「前沢曲家集落(まえざわまがりやしゅうらく)」は南会津町にある観光名所です。16世紀終わり頃、横田城主である山内氏勝の家臣、小勝入道沢西が移り住んだことがきっかけで有名となった集落です。現在も水車小屋や民俗を紹介する資料館があります。
前沢曲家集落は舘岩地域にあり、人が暮らす家と厩や(うまや)を一体化した構造の集落となっています。冬季は雪国となるため、冬を乗り越える工夫が集落全体に行き届いています。
前沢集落を一望できる展望台は観光名所として人気スポットです。展望台は集落向かいに入り口があります。歩きやすく舗装されていて、階段を10分ほどのぼります。展望台からの景観は絶景で旅の疲れも癒されます。
前沢曲家集落へのアクセス情報です。電車を利用する場合、会津鉄道会津高原尾瀬口駅を下車し、会津バス尾瀬桧枝岐行き約40分、前沢向で下車して徒歩1分です。
車を利用する場合は那須塩原インターチェンジから車で100分です。会津若松方面からは国道118号線、121号線、352号線を経由します。
住所 | 福島県南会津郡南会津町前沢 |
電話番号 | 0241-72-8977 |
「妖精美術館」
「妖精美術館」は沼沢湖のほとりにある、妖精の絵画、絵本、文学資料、人形が展示されている美術館です。妖精美術館は日本でも数少ない妖精をメインにした美術館です。奥会津の旅で気軽に立ち寄れる癒される観光名所です。
展示されているのは世界各国から集めた妖精の資料です。天野喜孝氏による作品、妖精のステンドグラスや妖精のブロンズ像、レプリカがあります。館長は妖精研究の第一人者、井村君江氏です。ケルトファンタジーの世界を楽しめます。
妖精美術館の公開時間は4月29日から11月10日まで、午前9時から午後4時半です。休館日は水曜となります。入館料は大人300円、小・中学生は200円です。
住所 | 福島県大沼郡金山町沼沢湖畔 |
電話番号 | 0241-55-3180 |
「尾瀬」
奥会津の自然の魅力に癒される絶景の観光名所といえば高層湿地帯の「尾瀬」です。尾瀬は福島、新潟、栃木、群馬の4県をまたがっている国立公園です。
燧ケ岳を最高峰としながら福島県と群馬県の県境に広がる尾瀬ヶ原と尾瀬沼のエリアにわかれています。2005年にラムサール条約に登録されました。
尾瀬へのアクセス情報です。電車を利用する場合は会津鉄道・野岩鉄道会津鬼怒川線会津高原尾瀬口駅から会津バスに乗り換えます。バスは花木の宿前で下車し、徒歩5分です。車を利用の場合は西那須野塩原IC・白河ICから約100分です。
問い合わせ先 | 尾瀬檜枝岐温泉観光案内所 |
電話番号 | 0241-75-2432 |
奥会津の人気の景勝地
奥会津の魅力は東西に流れる大きな只見川です。そして川沿いにJR只見線が走っています。癒される風景を見ながら旅を楽しみましょう。奥会津の魅力的な旅を楽しむために人気の景勝地をご紹介します。
「霧幻峡の渡し」
「霧幻峡の渡し」は奥会津の旅に欠かせない幻想的な絶景を見られる観光スポットです。夏の朝と夕暮れ時の霧に包まれた景色は素晴らしくとても幻想的な世界です。霧幻峡の渡しという名前は霧に包まれた景観から付けられました。
霧幻峡の渡しの魅力は「手漕ぎの渡舟」です。50年前に廃村になった集落には只見川を渡る舟がありました。現在は子孫らによって廃村集落と手漕ぎの渡舟は復活され、観光名所として有名となりました。幻想的な霧に包まれた癒される景勝地です。
霧幻峡の渡しへの交通アクセスは鉄道利用をする場合、JR只見線早戸駅より徒歩15分、車を利用する場合は磐越自動車道会津坂下柳津インターから国道252号を通り25分です。
所在地 | 早戸温泉つるの湯船着き場 |
電話番号 | 0241-42-7211(金山町観光物産協会) |
「美坂高原」
「美坂高原(みさかこうげん)」は美島町にある自然体験のできる人気の景勝地です。広大な高原と澄んだ空気に癒される旅ができます。空を近く感じることのできる絶景スポットです。
美坂高原の魅力は標高600mで見られる四季折々の自然の景観です。秋には紅葉を楽しむことができ、コスモスが咲き誇ります。園内に咲くコスモスは写真撮影スポットとしても人気です。360度の大パノラマを楽しめます。
美坂高原への交通アクセスは車が便利です。磐越自動車道会津坂下インターチェンジから車で約45分です。駐車場は乗用車100台とめられます。
住所 | 福島県大沼郡三島町大字大石田 |
電話番号 | 0241-48-5533 |
「早戸温泉 つるの湯」
早戸温泉つるの湯は絶景を見ながら癒される露天風呂が人気の日帰り温泉です。早戸温泉の歴史は長く、1200年前にさかのぼります。源泉掛け流し100%の天然薬湯温泉として知られています。
1200年前、秘境只見川渓谷の岩の下に鶴がきて傷ついた足を癒していました。鶴のいた場所から温泉が湧き出ているのを住民が発見しました。温泉につかると手足の傷や腰痛が緩和するということで温泉には魔法の効能があると言われてきました。
早戸温泉つるの湯の利用時間は朝9時から午後9時、冬季は8時半までとなります。通常料金は大人600円、こども400円となります。
住所 | 福島県大沼郡三島町大字早戸湯ノ平888 |
電話番号 | 0241-52-3324 |
「奥只見湖」
「奥只見湖」は貯水量6億立方メートルの巨大な人造湖です。釣りもできるので銀山湖とも呼ばれています。緑の濃い季節には湖面に山々が映り、幻想的な世界を作り出しています。
奥只見湖は5月下旬から11月上旬まで湖上遊覧を楽しめます。遊覧船は奥只見湖を巡る周遊コースで自然いっぱいの旅が好きな方にはおすすめのアクティビティです。ベストシーズンは5月と6月です。残雪と新緑のコラボレーションが楽しめます。
奥只見湖へのアクセス情報です。車を利用する場合は、関越道小出インターチェンジより50分です。列車を利用する場合は浦佐駅よりバスで奥只見へ向かいます。バスは午前と午後各1回の運行なので注意が必要です。
住所 | 新潟県魚沼市湯之谷芋川字大鳥 |
電話番号 | 025-795-2750(奥只見観光所) |
奥会津のおすすめグルメスポット
大自然の魅力たっぷりの奥会津でグルメ旅をしてみましょう。秋の絶景紅葉や新緑の季節など奥会津の旅をもっと楽しめるようにおすすめのグルメスポットを4選ご紹介します。
「奈良屋」
「奈良屋」は奥会津で乾麺をメインに販売、提供している麺屋です。お土産にも人気の裁ち蕎麦は老舗の味で、製麺する直前に製粉するため新鮮なそばの香りを閉じ込めた絶品蕎麦です。
奈良屋の蕎麦はすべて自社製粉の粗挽きそば粉を使った蕎麦となっています。生麺と乾燥麺の2つのタイプがあり、ふくしまおいしい大賞優秀賞を受賞しました。会津産のそば粉を贅沢に使った奥会津山芋蕎麦は滑らかな食感で人気商品です。
奈良屋の営業時間は朝8時から午後5時までです。元旦が休業となります。お土産にも贈答品にも喜ばれます。
住所 | 福島県南会津郡南会津町田島田島柳6-1 |
電話番号 | 0241-62-0156 |
「おふくろ」
「おふくろ」は奥会津の民宿食堂です。女将さんが作るボリューム満点のメニューが人気で奥会津の旅や観光におすすめのグルメスポットです。
おふくろのおすすめメニューはボリューム抜群のカツカレーミックスラーメンです。カレー、ラーメン、かつ、麺の下にご飯という構成でひとつのプレートに盛りつけられています。
おふくろの営業時間は午前11時から午後3時まで、不定休となります。アクセスはJR只見線会津川口駅から徒歩3分です。
住所 | 福島県大沼郡金山町大字川口下町601 |
電話番号 | 0241-54-2429 |
「つるのIORIカフェ」
つるのIORIカフェは手作りのおにぎりが食べられるワンプレートランチとスイーツを提供しているお店です。早戸温泉つるの湯の隣に建てられたカフェつるのIORIカフェはもともとはモデルハウスでした。
つるのIORIカフェのランチはおにぎりワンプレートやパスタ、曜日限定でどんぶりメニューもあります。カフェとして利用したい場合は手作りケーキをいただけるので気軽に入ることができます。おすすめのデザートはくるみとレーズンとなつはぜのブラウニーです。
つるのIORIカフェの営業時間は昼12時から午後6時半まで、定休日は水曜と木曜です。窓から見る川の流れを見ながら旅の疲れを癒しましょう。
住所 | 福島県大沼郡三島町大字早戸湯ノ平888 |
電話番号 | 0241-42-7355 |
「岩井屋」
「岩井屋」は4代にわたって会津に受け継がれてきた和菓子屋です。柳津名物のあわ饅頭、くりまんじゅう、あゆ最中など会津の伝統和菓子が販売されています。
あわまんじゅうは会津の銘菓です。昔、会津地方は災害が多い地域でした。災難にあわないようにという意味を込めて作られた和菓子が、あわまんじゅうなのです。柳津の街にはあわまんじゅうを販売しているお店が多く並んでいます。
岩井屋の営業時間は午前9時から午後5時です。定休日は不定休となっています。来店する際は休みの日を確認しましょう。
住所 | 福島県河沼郡柳津町寺家町甲147 |
電話番号 | 0241-42-2107 |
奥会津のおすすめのイベント
奥会津のおすすめのイベントをご紹介します。奥会津は一年中イベントが開催されているので観光のスケジュールに合わせて訪れることができます。
「カタクリさくらまつり」
「カタクリさくらまつり」は4月中旬から咲くカタクリと大山桜の咲く時期に行われる地元住民によるイベントです。まつり期間中は住民たちによるもてなしがあります。条件がよければ紫色の絨毯と桜色の天井を同時に見ることができます。
カタクリの花は通常4月中旬に咲き始めます。雪解けの季節に訪れることをおすすめします。開花状況については三島町観光協会に問い合わせましょう。
「大内宿半夏祭り」
「大内宿半夏祭り」は毎年7月上旬に開催される大内宿のまつりです。天狗を中心に白装束に身を包んだ村の男性たちが、家内安全、五穀豊穣を祈願して練り歩くイベントです。
「雪と火のまつり」
「雪と火のまつり」は2月第2土曜日に開催される三島の伝統文化に触れられるまつりです。冬に打ち上がる花火が見られ雪国ならではの光景に出会えます。花火は冬の空を幻想的な世界にします。鳥追いなどの冬の伝統行事を再現しています。
「大内宿雪まつり」
「大内宿雪まつり」は2月上旬頃に開催されます。大内宿のご当地グルメを楽しめるほか、そば食い競争、仮装大会など楽しいイベントが行われます。冬の空に打ち上がる冬花火も圧巻です。雪まつりは大内宿の旅の楽しみ方のひとつと言えます。
奥会津なら思い出に残る魅力的な旅ができる
奥会津は自然豊かな観光スポットが多く、四季折々の絶景旅を体験できます。奥会津は温泉に癒される旅もできることから心も体もリラックスできる旅ができます。
観光にもおすすめのイベントが年中開催されているので奥会津に訪れた際は季節ごとに旅の思い出を作りましょう。