自然の宝庫・野反湖は観光におすすめ！行き方やキャンプ場情報をご紹介

野反湖の周辺には、ぐんま百名山のエビ山や八間山、白砂山があります。稜線の絶景を楽しめるトレッキングコースも人気です。星空の観察スポットとしても知られています。すばらしい景観を誇りますが、特に公共交通機関での行き方が難しいため、観光地としては穴場です。

野反湖の周辺は自然の宝庫です。遊歩道もあり、高山植物の宝庫でもあり、珍しい花々を眺めながら散策を楽しめます。秋には鮮やかな紅葉が野反湖の周囲を彩ります。秋の紅葉の時期は観光客も増えます。

2000m級の山々に囲まれ、人里離れた自然の中にある野反湖では、美しい星空も見られます。野反湖の湖畔にはキャンプ場もあり、満天の星空の下で泊まれます。穴場の観光地です。

標高の高い野反湖周辺では、遙かに北アルプスを眺められる知る人ぞ知る穴場です。晴れて空気の澄んだ日など、条件が整えば絶景を見られます。星空と北アルプスも見られたらいっそう幸運です。

秋には、色鮮やかな紅葉と、いち早く雪化粧をした北アルプスの美しいコントラストを楽しめます。行き方の難しい野反湖ですが、たどり着くとご褒美のような絶景があります。

野反湖は、日本海と太平洋の気候の境目にあります。天候が不安定です。遠くまで見渡せるような晴れの日に出会えたら、とても幸運です。

野反湖は観光地としてはあまり知られていない穴場です。野反湖は「ダム湖百選」に、周辺の遊歩道は「遊歩道百選」に選ばれています。野反湖は国道405号の最も北の端です。人里離れた一本道の山奥で行き方も困難です。周りは深い森になっています。まさに自然の宝庫です。

野反湖はダム湖ですが、自然の湖のような景観です。野反湖は信濃川の水源の一つで、とてもきれいな水をたたえています。野反湖の絶景には一見の価値があります。天候に恵まれれば、野反湖に映る星空も眺められます。

野反湖には、有名な草津温泉や四万温泉に宿泊する観光客が訪れます。登山やハイキングが好きな観光客にも、星空を見上げる天体観察ファンにも魅力あるスポットです。

野反湖では、湖畔一周ハイキングが観光客に人気です。野反湖の澄んだ湖面を眺めながら、自然いっぱいの快い空気を味わえます。

野反湖の湖畔には、四季折々の花が咲きます。ノゾリキスゲ（ニッコウキスゲ）とシラネアオイが有名です。約300種類と、数多くの高山植物の宝庫になっています。高山植物ファンの観光客も多く訪れます。

野反湖では、色とりどりの花々を眺め、周囲の山や、湖面に映る青空を見て歩くハイキングがおすすめです。野反湖展望台兼案内所には周囲の観光やハイキングマップもあり、ハイキングの行き方にも迷いません。

標高が高く山深い野反湖では、4月でもまだ雪が残っています。5月をすぎてようやく雪がなくなり、様々な花が見られるようになります。6月の下旬には、群生するレンゲツツジが鮮やかです。

特に7月の野反湖は百花繚乱です。高山植物の宝庫である野反湖は、7月に見頃を迎えます。ノゾリキスゲ（ニッコウキスゲ）やクルマユリ、ノアザミなどが緑の中を鮮やかに彩ります。野反湖の周辺には希少な高山植物もあり、花好きの観光客にも人気です。

7月には行き方の難しい野反湖も、高山植物を愛でる観光客や登山客で賑わいます。少ない便のバスが混雑することもあります。近隣の温泉地に宿泊し、野反湖へ行きたいが自力では行き方が難しい場合は、野反湖のトレッキングやハイキングの送迎付きガイドツアーを申し込むのもおすすめです。

野反湖は標高1500mで、人が住む町からかなり離れた山の奥です。山に囲まれた野反湖の湖畔から空を見上げると、さえぎる物なく満天の星空を眺められます。天候に恵まれれば野反湖に映る星空の中に、天の河も見られます。

野反湖の周囲には人工的な光が非常に少なく、夜空は隅々まで真っ暗です。都会では届かない、月や星の弱い光が、はっきりと見えます。夜空の星の数と明るさには、文明が発達する前の人類と同じように、感動するでしょう。

野反湖には、キャンプ場があります。標高が高く空に近い場所で、満天の星空の下で過ごす貴重な体験ができるキャンプ場です。

野反湖の周辺は、本州一の広さを誇る上信越高原国立公園内に含まれます。高山植物も多い、自然の宝庫です。野鳥も多く見られます。野鳥の宝庫でもあります。

野反湖ではバードウォッチングも人気です。オオタカ、ハイタカ、クマタカなど大形の鳥から、ホオアカ、ノビタキなど小形の鳥も見られます。

7月の野反湖では、鮮やかな黄色の花を付けるキスゲの茎で羽を休める、可愛らしいノビタキの姿が楽しめます。

野反湖と周辺の山を巡るトレッキングもおすすめです。マップを持って自分たちで巡るトレッキングも可能ですが、ガイド付きのツアーでは、知らなかった生き物や植物など、自然についての説明も聞けるのでおすすめです。

野反湖への行き方は、バスかマイカーが主流です。バスは本数が少ないので、マイカーの観光客が多くなります。野反湖のガイドツアーでは、野反湖～秋山郷縦走トレッキングや志賀高原縦走トレッキングの場合、車の回送も手配できます。

主に5月～10月までの期間で、野反湖のガイド付きツアーの申し込みをすることもおすすめです。ガイド料は4人以上で1人おおよそ8000円のツアーが多いと言われています。

野反湖では、明治の末から昭和20年ごろまでコイ・フナ・ドジョウなどを放流し、職業漁師が漁をしていました。昭和34年にはニジマスが放流され、ニシブタ沢で自然繁殖が見られるようになっています。

現在の野反湖では、イワナやニジマス釣りが盛んです。野反湖の静かな環境で釣りができるので、釣りファンにも人気です。野反湖の遊漁券は、野反湖展望台兼案内所のほか、野反峠休憩舎、野反湖キャンプ場受付などで購入できます。自動券売機もあります。

遊漁券の購入は必須です。野反湖で釣りができる期間は5月1日～11月10日です。イワナは9月20日までになります。遊漁券を入手できる施設では、ポイントマップガイドも配布しています。

野反湖で釣りをする場合、遊漁券を必ず購入します。1日遊漁券（日鑑札）は、大人1000円、中学生以下500円です。野反湖展望台兼案内所などで購入しましょう。遊漁券なしで釣りを初めて現地監視員に声を掛けられてからの遊漁券購入では1500円となります。

遊漁券を購入したら、帽子や上着の袖など、外部から見えやすい場所に付けて提示しましょう。他人への貸与は禁止です。遊漁券を紛失した場合、再発行はできませんので、注意が必要です。常時、遊漁監視員がパトロールしています。何かあったときは、指示に従うようにしましょう。

野反湖の釣りは、日の出から日没までとなっています。夜間の釣りは禁止です。遊漁期間は、5月1日～11月10日です。ただし、イワナは9月20日までとなっています。

野反湖の禁漁期間は、11月11日～4月30日です。夜間の釣りも禁止となっています。また、表中で示す区域からニシブタ沢の区域は、釣りも禁止です。保護水面となっており、全ての水産動植物の採捕が禁じられています。違反者には罰則があります。

「野反湖フィッシングルール＆マナー」に違反した場合、直ちに釣りを中止、以後の釣りを拒否されることもあります。遊漁監視員の指示に従ってください。その場合、遊漁料の払い戻しもありません。

野反湖では、竿の持ち込みは1人2本までと決まっています。釣る魚の数も制限があり、1日1人10尾までです。イワナ、ニジマスは全長15cm以下はリリースです。パワーエッグ、ワームの他、撒き餌・よせ餌・練り餌などは使用できません。

野反湖では、ボートやカヌー、カヤックなどを水面に浮かべることも禁止しています。釣りでも、ボート釣りは禁止です。

また山火事防止のため、たばこの投げ捨ても禁止です。ゴミは持ち帰りが鉄則で、特にルアーや釣り糸の放置は厳禁です。マナーを守って、自然保護を心がけながら釣りを楽しみましょう。

野反湖では、夜に満天の星空を楽しめます。宿泊には「野反湖キャンプ場」がおすすめです。例年、4月下旬～5月上旬にオープンし11月上旬にクローズとなります。野反湖へ向かう道の開通が4月中旬予定で、それからキャンプ場の整備が始まり、準備ができてからのスタートです。

標高1500mにある野反湖の湖畔にあるキャンプ場では、夏も自然の涼しさを満喫できます。その代わり、真夏でも夜は気温が20度を下回ることがあります。夏でも星空観察の時は長袖を着ましょう

野反湖キャンプ場の利用は事前の予約が必要になります。テントエリアはフリーサイトですが、1日の張数限定のため予約が必要です。広々とした敷地で、快適に過ごすための配慮です。隣が気にならない距離で、悠々と星空を見上げるキャンプができます。

キャンプシーズンの始めと終わりは冷え込むので、特にバンガローがおすすめです。フリーサイトのテントエリアでも、防寒の装備がしっかりしていれば問題なく過ごせます。

野反湖キャンプ場では、ゴミ収集所も、バンガローエリアとテントエリアに1カ所ずつあります。生ゴミ、紙ゴミ、プラ、缶など、きちんと分別をして利用します。コインランドリー、シャワー、売店もあり、食堂では軽食も取れます。バンガローエリアにはバーベキュー棟もあります。

野反湖キャンプ場は、ゴールデンウィークと7月8月以外は水曜・木曜が定休です。予約の電話は9:00～17:00の受付となっています。

野反湖キャンプ場は広大な敷地で広々とキャンプができます。バンガローエリアとテントエリアに分かれていて、バンガローエリアには駐車場が点在していて、宿泊する建物の近くに車を置けて便利です。

野反湖キャンプ場のテントエリアまでは駐車場からリヤカーで荷物を運びます。テントエリアにもしっかりした作りの炊事棟が各所にあり、便利です。フリーサイトなので、好きな場所にテントを設置できます。駐車場や道路から離れているので、静かに自然の音を楽しめます。

野反湖キャンプ場には、体育館もあります。悪天候時の緊急避難用の建物です。遊び道具などはありませんが、遊技場にも使えます。利用料は、1人1時間200円です。

野反湖キャンプ場の受付事務所で、薪や炭などの燃料を販売しています。炭は地元の炭焼き職人が作った上質の炭を扱っていて、1袋900円です。着火剤も扱っています。

炊事向けの細く切った薪の中1束は600円、焚き火向け薪は火持ちするよう太めで大1束800円になります。

火持ちの良い薪の焚き火に当たりながら、温かい飲み物を飲んで、満天の星空を眺めるキャンプが楽しめます。バンガローエリア4カ所とテントエリア1カ所にある広場でのみ、直火が可能です。他の場所では焚き火台などを利用します。

野反湖キャンプ場のバンガローは、8人用が2棟、4人用が45棟、ペットOKの4人用が7棟、ペットOKの2人用が2棟あります。ペットOKのバンガローには、電灯・布団は付いていないので、各自用意が必要です。

野反湖キャンプ場のバンガローの利用料金は、4人用が1棟1泊6500円です。4人用バンガローは約5畳の広さの板の間にゴザ敷きで、電灯と掛・敷布団と、シーツと枕カバーが4組付いています。掛け布団カバーは別途100円です。

2棟ある8人用のバンガローは、クッションフロア敷き約11畳+ロフト約8畳、約5畳のベランダ付きです。電灯、掛・敷布団8組と枕、シーツと枕カバーが入っています。料金は、1棟1泊17500円になります。

野反湖キャンプ場のバンガローのチェックインは13:00～17:15、チェックアウトは10:00です。滞在時間外の炊事場等利用料は1人1時間100円になります。ご利用の際は、電話またはインターネットから予約が必要になります。

野反湖訪問の目的が、周囲の山々の登山といった、体力を使う観光がメインの場合には、少ない荷物で泊まれるバンガローがおすすめです。

野反湖キャンプ場のテントサイトは、1日最大50張設営可能のフリーサイトです。設営数の制限のため、予約が必要になります。

野反湖キャンプ場のテントサイトの料金は、敷地料として1日テント1張1500円、入場料は0歳から一律で1人1泊500円になります。

湖畔ぎりぎりの場所は設営禁止ですが、野反湖の湖面を眺めながらキャンプができます。高山植物の宝庫なので、シーズンには花を眺めるキャンプができます。夜は降るような星空です。野反湖の自然は、キャンパーを魅了します。

キャンプ場の受付事務所や駐車場からテントサイトへは徒歩約10分です。荷物運搬用のリヤカーを無料で貸し出しています。テントサイトへの車の乗り入れはできません。

受付事務所からテントサイトまで行く途中に、野反湖へ注ぐ沢の橋を2本渡ります。増水などで橋に水がかかっていることもあるので、注意が必要です。途中、アップダウンもあるので、運搬にはそれなりに体力を使います。荷物運びが難しい場合は、バンガローがおすすめです。

野反湖キャンプ場のテントサイトのチェックインは11:00～17:15、チェックアウトは11:00となっています。テントサイトまで外灯がなく、時間外のチェックインは禁止、車中泊も禁止です。夜のテントサイトから受付事務所方面への道は、行き方は単純ですが、暗く危険です。

野反湖キャンプ場では、デイキャンプもできます。8月13日～8月16日は不可です。キャンプ場スタッフが指定するエリアで行います。

デイキャンプの利用時間は、10:00～15:00です。利用料金は0歳から一律1人500円になります。デイキャンプも要予約です。

野反湖キャンプ場では、レンタル用品もあります。テントやタープ、寝袋といった主要な物はありません。各自、持参が必須です。食器のレンタルもないので、用意しましょう。

野反湖キャンプ場のレンタル用品は、飯ごうやダッチオーブン、フライパン、包丁などの調理器具が主になります。焚き火台や燻製機も700円でレンタル可能です。雰囲気のあるスウェーデントーチは1800円になります。

野反湖キャンプ場のバンガローには、人数分の寝具は用意されています。シーツや枕が別途必要な場合には、各200円で借りられます。寒いときに心強い毛布は、レンタル400円です。

野反湖は標高の高いところにあり、別名は「天空の湖」です。深い自然の中にある神秘的なイメージもあり、行き方も難しいせいか、訪れる観光客や釣り客には比較的マナーの良い人が多いといわれています。

野反湖では、ゴミを残さないように、と呼びかけがあります。気をつけていても、ゴミが風で飛ばされてしまう場合もあるでしょう。ゴミとなる物が生じたら、すぐゴミ袋に入れて車にしまう、収集しているゴミ箱にすぐ捨てる、などの注意が必要です。

残念ながら、野反湖では、空き瓶やペットボトルといったゴミが湖畔に打ち上げられてきます。ルアーや釣り糸などが落ちていることもあります。

野反湖は高山植物の宝庫で、野鳥も多く、カモシカなども生息する自然の宝庫です。魚に似たルアーを猛禽類が餌と間違えて飲み込もうとしたら、死んでしまいます。ゴミを残さないこと、ゴミを見つけたら拾うこと、そういった行動が、野反湖の生き物や自然環境を守ります。

観光で野反湖を訪れたとしても、自分がゴミを1つ拾うことで魚や野鳥などの生き物を助けられると考え、自然環境を守るマナーを大切にしましょう。

野反湖では、ボートやカヌー、カヤックも使用禁止になっています。人工物を湖面に浮かべることが全面的に禁止です。したがって、船での釣りもできません。

野反湖では、環境や安全面、景観など、自然への悪影響を考慮してカヌーなどの使用を禁じています。カヌーやボートを使えないため、陸地から行けない湖面にゴミなどがあると、回収が非常に大変になります。湖畔でもゴミを出さないよう、観光客自身が管理を徹底することが大切です。

野反湖は群馬県、長野県、新潟県の県境の山奥にあり、特に公共交通機関での行き方は難しくなっています。野反湖に通じる道は、国道405号の1本だけです。

野反湖へ行く国道405号は、例年11月末～4月中旬まで冬季閉鎖になります。中之条町のコミュニティバスも、冬期は野反湖から約10km南の花敷温泉までとなります。冬期の野反湖への行き方は、花敷温泉から徒歩です。

野反湖への行き方をご紹介します。野反湖まで公共の交通機関でアクセスする場合、JR長野原草津口駅が起点となります。JR長野原草津口から野反湖まで、路線バスが平日は4往復、休日は3往復しています。野反湖まで所要時間は約1時間15分、料金は1570円です。

長野原草津口駅までは、新幹線または在来線で高崎駅へ行き、JR吾妻線に乗り換えます。新幹線利用なら東京駅からJR長野原草津口まで約2時間40分、在来線なら約4時間です。料金は、新幹線利用で5590円、在来線利用は3080円です。

野反湖への起点となるJR長野原草津口駅まで、JRバス関東の「草津温泉バスターミナル」行きでもアクセスできます。所要時間は、バスタ新宿から約3時間30分、料金は3030円です。

野反湖への行き方は、マイカー利用が最も便利です。東京方面からは関越自動車道を利用して渋川伊香保ICで下車、国道17・291号を通り、県道35号、県道375号、国道292号と進み、国道405号に入ります。国道405号の群馬側の行き止まりが野反湖です。所要時間は約3時間となります。

野反湖への道は、11月末～4月中旬まで冬季閉鎖があります。豪雪地帯のため、冬季閉鎖以外の時期も積雪の可能性があり、安全のためにも冬タイヤやチェーンなどの装備を整えるようにおすすめします。

野反湖は標高の高い、神秘の湖です。天空の湖とも呼ばれます。周囲の深い森林と、美しい水のある、自然の宝庫です。植物や生物も多様で、高山植物の宝庫、野鳥の宝庫ともいわれます。

行き方の難しい野反湖ですが、たどり着けば美しい花畑があり、空があり、澄んだ水の湖面があります。夜には満天の星空です。野反湖は、自然を愛する人にぜひ訪れて欲しい、おすすめの癒やしスポットです。