安居渓谷で絶景と噂の「仁淀ブルー」を見よう!アクセスや駐車場は?

安居渓谷で絶景と噂の「仁淀ブルー」を見よう!アクセスや駐車場は?

高知県にある安居渓谷は「仁淀ブルー」を見られる絶景スポットです。仁淀川の清流が青や緑などの不思議な色合いに見える仁淀ブルーは、その美しさが多くの人を魅了しています。そんな仁淀ブルーを間近で眺められる安居渓谷の見どころやアクセスについて詳しくご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.安居渓谷ってどんなところ?
    2. 2.安居渓谷で仁淀ブルーを見よう!
    3. 3.安居渓谷の遊歩道と所要時間をご紹介
    4. 4.安居渓谷の絶景の楽しみ方はこちら
    5. 5.安居渓谷へのアクセス方法をチェック
    6. 6.安居渓谷で仁淀ブルーの美しさを堪能しよう!

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    安居渓谷ってどんなところ?

    安居渓谷は、四国・高知県北部に位置する吾川郡仁淀川町にある美しい渓谷のことです。西日本最高峰の石鎚山系の森を水源とする仁淀川が流れ、鮮やかなエメラルドグリーンの水は「仁淀ブルー」として有名です。清流が作り出す安居渓谷の絶景は、約10kmにもおよびます。

    広大な原生林から成る安居渓谷には、広い滝つぼを持つ「飛龍の滝」や落差60mに及ぶ「昇竜の滝」、深く澄み渡った水を見ることができる「水晶淵」など多くの見どころがあります。

    美しい河川や広大な木々を有する安居渓谷は高知県屈指の観光スポットで、年中多くの観光客が訪れます。見どころのスポットは数ヶ所に点在していますが、車を利用すれば所要時間も短く、スムーズに回ることができます。

    高知県で紅葉の名所としても人気の渓谷!

    Photo bycocoparisienne

    安居渓谷は高知県随一の美しい紅葉の名所として知られています。赤く染まった紅葉が見頃を迎える秋には、安居渓谷が鮮やかな赤や黄色に染まります。整備された遊歩道をゆっくりと歩きながら、美しく色づく紅葉の中を散策することができる人気のスポットです。

    安居渓谷にはモミジやカエデなどの広葉樹が多いため、渓谷全体が鮮やかに色づきます。秋の深まりとともに標高の高い場所から順番に赤や黄色へと色づくグラデーションを見ることができます。緑の葉っぱから黄色、赤へと変化していく様子をいつも多くの方が心待ちにしています。

    安居渓谷は仁淀川のすぐ真横に多くの木々が立ち並んでいます。そのため、川沿いの遊歩道を散策すると紅葉を間近に見ることができます。赤く染まる紅葉と青や緑の仁淀ブルーの異なる色のコントラストは、この世のものとは思えない幻想的な光景です。

    安居渓谷が紅葉する時期は、例年11月上旬から11月下旬です。色づき始めの緑が残ったグラデーションも美しいですし、真っ赤に染まった渓谷も息をのむ美しさです。色づいた葉っぱが落ちて、澄んだ仁淀ブルーの川を流れる姿も風情が感じられます。

    紅葉が散った後も、赤く染まった紅葉が遊歩道を彩ります。紅葉の時期は1ヶ月間かけて、次々に表情を変えていきます。いつもと違った雰囲気の安居渓谷を見ることができておすすめです。

    安居渓谷で仁淀ブルーを見よう!

    Photo by kikmoyoo

    水質日本一を誇る仁淀川の透き通った鮮やかな美しい青を「仁淀ブルー」と呼びます。青にも緑にも見える不思議な色合いの仁淀川が流れる安居渓谷は、日本一美しい渓谷として知られています。

    多くの観光客が、仁淀ブルーを見るために安居渓谷を訪れます。澄み切った鮮やかな仁淀ブルーの幻想的な絶景は多くの人を魅了します。

    安居渓谷の水晶淵は要チェック!

    水晶淵は仁淀ブルーを最も美しく見ることのできる場所と言われています。水深が深いにもかかわらず、水の流れは穏やかで、透明度が高いです。そのため一段と深い青色をした仁淀ブルーは、まさに絶景です。安居渓谷を訪れた際には、必ず行きたい場所です。

    水晶淵は時間帯によって光の差し込み方が変化し、季節や見る角度によって、青や緑へと色が変化します。そのため、何度訪れても違った景色を楽しむことができます。晴れた日は特に川の色が美しく、青や緑の不思議な色合いへと輝きます。

    水晶淵の近くには駐車場が2ヶ所あります。遊歩道から歩いてのアクセスが可能です。所要時間も徒歩5分程度のため、気軽に行くことができます。

    そもそも仁淀ブルーって?

    Photo byMartinStr

    神秘的な青や緑にも見える、透き通った仁淀川の美しさは「仁淀ブルー」と表現されていますが、この仁淀ブルーという呼び名は、もともと仁淀川を撮影していた写真家が提唱して広まったと言われています。今では仁淀川の代名詞として浸透しています。

    仁淀川は、西日本最大級の石鎚山を源流にする、愛媛県から高知県にまたがる川です。そのため河川の様々な場所で、仁淀ブルーを楽しむことができます。仁淀ブルーを見ることができる中でも、透き通った水晶淵や複数の滝を有する安居渓谷の仁淀ブルーは絶景です。

    神秘的な色合いの仁淀ブルーはいくつかの要素が重なって、美しさを生み出しています。水に含まれる成分や水底の石の反射、周囲の岩石による影響や水の透明度が高いことが主な原因です。思わず飛び込みたくなるような透き通った色をしています。

    差し込んだ光や反射する空の色が混じり、青や緑に見える不思議な色合いは、見る者を魅了します。1年間を通して美しい仁淀ブルーを見ることができますが、特に仁淀ブルーの色合いが美しいとされるのは8月中旬~1月中旬です。

    8月頃は夏真っ盛りで気温は高いですが、木々の木陰や川のおかげで、安居渓谷は街中に比べ過ごしやすく快適です。

    安居渓谷の遊歩道と所要時間をご紹介

    県立自然公園に指定されている安居渓谷では、整備された遊歩道を利用して周辺を散策することができます。遊歩道は川沿いにあるため、間近で仁淀ブルーを楽しめます。新緑や秋の紅葉の時期は、仁淀ブルーと木々のコントラストが美しく絶景です。

    安居渓谷は10kmに及ぶ広大な敷地のため、全体を徒歩で散策しようとするのは困難です。車で移動しながら、散策することになります。スポットによって所要時間は異なりますが、長いところで駐車場から徒歩での所要時間は片道15分程です。

    Photo byMyriams-Fotos

    遊歩道が整備されていて、散策する際の所要時間も長くかかりませんが、川沿いの滑りやすい場所があるので、スニーカーなどの歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。特に安居渓谷の複数のスポットを回る場合は、歩きやすい靴を履いておく必要があります。

    ここからは、安居渓谷に点在する見どころのスポットへの行き方や所要時間をご紹介します。どこも駐車場からアクセスすることができます。

    宝来荘からスタート!

    1つ目にご紹介する安居渓谷散策ルートは、「宝来荘」からスタートして「飛龍の滝」までのアクセス方法です。宝来荘は安居渓谷巡りの拠点に最適の宿で、その駐車場に車を駐車して散策を開始します。駐車場から飛龍の滝までは徒歩でアクセスすることになります。

    駐車場からすぐの橋を渡って川沿いの遊歩道を進んでいくと、早速美しい仁淀ブルーの仁淀川を見ることができます。遊歩道を先に進んでいくと、乙女河原という少し開けた場所にたどり着きます。乙女河原は安居渓谷で最も広い河原です。大自然の開放的な気分を味わえます。

    そこから先にある沈下橋を渡って、約10分程山道を進んでいきます。徐々に滝の音が聞こえてくれば、目的地の飛龍の滝に到着です。

    大きな滝つぼを持つ飛龍の滝は、2段に分かれた滝です。迫力満点の滝は名前の通り、まるで龍が空を飛んでいるようです。滝つぼの近くまで下りられるので、間近でこの絶景を眺めることができます。

    飛龍の滝の周りは木々で囲まれています。夏には青々と生い茂る緑の木々と滝を、秋には赤や黄色へと鮮やかに色づく木々と滝を見ることができます。滝や滝つぼに光が差し込む時間帯は、特に滝つぼの色が美しく、最も綺麗な景色を見ることができます。

    飛龍の滝に行くまでの遊歩道にある沈下橋は、大雨や台風の後に川の水量が増すことで、沈んでしまう場合があります。また大雨や台風の後は滝の水量も増すため、滝つぼに近寄れないこともあります。ただし滝の水量が増すことで、いつも以上に迫力を感じられます。

    フリー写真素材ぱくたそ

    車を停める駐車場のある宝来荘は、宿泊の他、キャンプやBBQで利用することもできます。安居渓谷の絶景を目の前にしながらのBBQは最高です。夏には多くの子ども連れの家族がキャンプに訪れます。満天の星空を見ることができ、かけがえのない思い出になるでしょう。

    宝来荘では食事もできます。遊歩道からの帰り道に、美しい眺めを見ながら美味しい鮎の塩焼きを食べれば、心も体も大満足すること間違いありません。他にも数種類のメニューがあり、地元の山の幸や川の幸を味わえるので、散策して減ったお腹を満たすのにぴったりです。

    名称 宝来荘
    住所 高知県吾川郡仁淀川町大屋1627-4
    電話番号 0889-34-3719

    もみじ公園から水晶淵へ

    Photo byujeans

    2つ目にご紹介する安居渓谷散策ルートは、「もみじ公園」から「水晶淵」までのアクセス方法です。もみじ公園の駐車場に車を駐車して、そこから遊歩道を利用して水晶淵にアクセスします。渓谷沿いを進んでいくと水晶淵に到着です。駐車場から水晶淵までの所要時間は5分程です。

    安居渓谷で最も美しいとされている水晶淵は、浅瀬から深いところへ行くほど青さが濃くなっていて、グラデーションになっているのがわかります。水の色は、季節や時間帯で変化していき、神秘的な光景が広がっています。

    水中には太陽の光が差し込み、光が青さを更に際立たせます。水深は深いですが、流れが穏やかな水晶淵は透き通った美しい青色です。幻想的な青色はまるで異世界のような美しさです。

    水晶淵からさらに奥に進むと、小さなダムがあります。ダムから流れ出る川の水はまるで滝のような光景です。ここでも水晶淵と同じように、透き通った美しい青色の水を見ることができます。この場所は水量が多いと行くことができない場合もあるのでお気を付けください。

    今回のルートではご紹介していませんが、奥にある「昇竜の滝」への遊歩道が落石のため、2019年8月より通行止めになっています。安居渓谷周辺を散策の際はご注意ください。

    安居渓谷の絶景の楽しみ方はこちら

    安居渓谷は様々な滝や水晶淵など、仁淀ブルーを満喫するスポットがいくつもあります。遊歩道を利用すれば、自分たちで気軽に辺りを散策できますが、ここではそんな安居渓谷の絶景をより楽しむための方法をご紹介します。

    ガイドさんに案内してもらおう!

    Photo bygregroose

    初めての方でも安心して安居渓谷の絶景を楽しめるのが、ガイドツアーです。ガイドの方に所要時間1~2時間で、安居渓谷や仁淀ブルーの見どころを案内してもらうことができます。

    安居渓谷のことをよく知っているガイドの方に案内してもらうと、見落としがちなポイントを教えてもらえるうえ、詳しい説明も聞くことができます。ガイドツアーを利用すれば、周辺を効率よく、楽しく、安全に回ることができるのが魅力です。

    ガイドを利用するためには、事前予約が必要です。ガイドの人数は多くありませんので、利用される場合は、早めに予約する必要があります。料金は3000円~です。

    河原で水遊びを楽しもう

    安居渓谷では川に親しむ人がとても多く、川の利用率も全国トップクラスといわれています。安居渓谷の絶景のもう一つの楽しみ方は、美しい渓谷での水遊びです。川沿いから川に下りることができる多くの場所で、川遊びをすることができます。

    夏には心地のいい澄んだ水の中を泳いだり、ゴーグルを付けて透明な仁淀ブルーを水中から楽しんだりできます。水中から見る水の色は、外から見る色と異なっており、水中ならではの美しさを味わえます。水着やゴーグルさえ持ってくれば、自由に楽しめる気軽さも魅力です。

    Photo byGreyerbaby

    仁淀川では自由に泳ぐだけでなく、カヌーやSUPなどのアクティビティを楽しむこともできます。穏やかな川はカヌーやSUPを楽しむのに適しています。また気温が下がり始めた時期でも利用できるので、長い期間楽しめておすすめです。

    鮮やかな仁淀ブルーの川をぷかぷかと浮かびながら、進んでいくカヌーやSUPから安居渓谷を眺めれば、遊歩道から見る景色とは違う光景が広がり、大自然を体感できるひと時を過ごせます。

    安居渓谷へのアクセス方法をチェック

    Photo byNoel_Bauza

    安居渓谷へは公共交通機関、もしくは車を利用してアクセスすることになります。公共交通機関を利用してのアクセスは、JR土讃線佐川駅まで電車、その後バスとタクシーを使います。佐川駅からバスとタクシーを利用した合計の所要時間は1時間程度です。

    タクシーの台数は限られていますし、佐川駅までの電車やそこからのバスの本数も限られています。所要時間を考えると、公共交通機関を利用してのアクセスは少なからず不便を伴います。

    車で行くのがおすすめ!駐車場もチェック

    Photo byfill

    高知県の山奥にある安居渓谷へは、車でのアクセスがおすすめです。高知自動車道を走り、伊野ICを降りてからは、国道439号線や県道362号線を通り、所要時間1時間30分程で安居渓谷にたどり着くことができます。途中から山道になり、細い道もあるので運転には注意が必要です。

    安居渓谷には、先にご紹介した宝来荘や水晶淵など、無料で利用できる駐車場が数ヶ所あります。駐車場から先へは遊歩道を利用して歩いて向かいます。駐車場からの徒歩での所要時間は5~15分程です。紅葉の時期には無料の駐車場がいっぱいになることもあります。

    電車やバスは本数が少なく時間の制限ができてしまいますので、車を利用するのがおすすめです。また車で行くと、スポット同士の駐車場を簡単に移動することができます。

    安居渓谷で仁淀ブルーの美しさを堪能しよう!

    Photo byAquilatin

    仁淀ブルーが美しい安居渓谷の見どころをご紹介してきましたが、いかがでしたか。高知県の山深い場所だからこそ見られる広大な自然と美しい景色、鮮やかな仁淀ブルーが魅力の絶景スポットです。

    安居渓谷は四季を通して、表情を変える場所です。四季を感じながら、色鮮やかな木々や川のコントラストを楽しんでください。水の流れる音を聞き、壮大な滝を見て、マイナスイオンを感じれば癒されることでしょう。安居渓谷で仁淀ブルーの美しさを堪能してください。

    Sayuri Suzuki
    ライター

    Sayuri Suzuki

    京都生まれの京都育ち。旅と写真が好きで絶景を求めて、日本全国を飛び回っていました。 現在は絶景を求めて、ドイツでワーホリ中です。

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