苫小牧が誇る絶景スポット・樽前ガローへ行こう!おすすめの季節や行き方は?

苫小牧が誇る絶景スポット・樽前ガローへ行こう!おすすめの季節や行き方は?

北海道苫小牧市西部にある樽前ガローは神秘的な光景がみられるスポットとして人気のある観光スポットです。自然写真が好きな方はもちろん、あまり興味のない方でも思わずシャッターを押すてしまうような絶景が広がっています。今回は樽前ガローの魅力についてご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.春夏秋冬絶景が楽しめる樽前ガロー
  2. 2.樽前ガローって?
  3. 3.樽前ガローへの行き方
  4. 4.樽前ガローはどの季節に行くのがおすすめ?
  5. 5.樽前ガローのおすすめスポット
  6. 6.神秘的な光景が見られる樽前ガローに行ってみよう

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春夏秋冬絶景が楽しめる樽前ガロー

Photo by Rick Chung

樽前ガローは、北海道苫小牧市の樽前山にある観光スポットです。春や夏には新緑の景色を楽しめ、秋には紅葉、冬には雪景色を楽しめる知る人ぞ知る、おすすめの絶景スポットです。今回は樽前ガローの魅力や行き方についてご紹介していきます。

樽前ガローって?

フリー写真素材ぱくたそ

みなさんは「樽前ガロー」を聞いたことありますか?まだあまり有名な観光スポットではないため、初めて聞く方も多いと思います。そもそも樽前ガローの「ガロー」という言葉の意味をご存じですか?「ガロー」とは「切り立った崖」「崖の間を川が流れる場所」という意味です。

樽前ガローは東北地方の方言からつけられたそうですが、「樽前ガロー」の名前の由来通り、高さ5mほどの切り立った岩の間に小川が流れ、小川まで下りて見上げると崖の下にいるような風景が広がっています。

フリー写真素材ぱくたそ

樽前ガローの垂直に切り立ったこの崖ができた理由は、樽前山の噴火にあります。噴火した時に発生した火砕流が火山灰を発生させ、その火山灰が弱く固まり、長い時間をかけて河川に削られて樽前ガローはできました。

北海道苫小牧市の樽前山南麓にある渓谷

フリー写真素材ぱくたそ

北海道苫小牧市は人口17万人を超えた、北海道内で4番目の規模の大都市です。苫小牧市は樽前山の麓に広がっている街で、昔は製紙業を主力として発展していきました。現在は自動車業や製造業などの様々な企業が立地しており、一大工業地域となっています。

苫小牧市は工業地域の中心部から少し離れていくと自然豊かな景色と出会える素敵な街でもあります。樽前ガローは苫小牧市を代表する絶景の観光スポットとして、多くの人々が一目見ようと訪れるスポットです。

Photo by "KIUKO"

樽前ガローは樽前山の麓にある自然豊かな苔が生えている渓谷です。近くにはヒグマ注意の看板が立っており、ヒグマが活発になる朝や夕方は入林を避けましょう。樽前ガローはお昼ごろには太陽の日差しが林間に届き、絶景を見せてくれるスポットです。

樽前ガローの崖におりる場合は階段などの整備が整っていないため、足場は非常に滑りやすい状態になっています。地面が濡れているときや、滑りやすい靴での入林も避けましょう。歩きやすく滑らない靴で入林しましょう。

60種以上のコケが生息

フリー写真素材ぱくたそ

樽前ガローは透明感ある明るい緑に囲まれた世界観を楽しめる絶景スポットですが、その「緑」を表すものは苔なのです。木々はもちろんですが、木々より先に、大岩にびっしり生えた苔たちに目がいくでしょう。苔が生える岩の上に木々が生い茂り、足元には小川が流れる絶景が広がっています。

その岩たちを覆っている苔は約60種類以上もあります。どれも同じではないのです。近づいてよく観察してみると、丸形だったり花びらの形をした苔など、様々な種類の苔が生えていることに気が付くはずです。普段何気なく道の隅に生えている苔は、樽前ガローでは主役に代わるのです。

苫小牧市の自然環境保全地区

Photo bygeralt

苫小牧市にある樽前ガローは昭和54年に自然環境保全地区に指定されました。樽前ガローの景観は、自然の造形美ともいえる絶景です。

長い年月をかけてできた樽前ガローの絶景を壊さないよう、樽前ガローに行くことになったら、触ったり傷つけたりは絶対しないでください。みなさんで樽前ガローの絶景を大切に守り続けていきましょう。

フリー写真素材ぱくたそ

樽前ガローは橋の上から見れば、小川が流れた渓谷の風景が広がっていますが、崖から降りていけば絶景がみられるスポットです。観光客のほとんどは橋からではなく、崖下の光景を観るために訪れているでしょう。

しかし樽前ガローの崖下に下りるルートはきちんと整備がされていない上にとても滑りやすいです。ルートの一部には滑落防止用のロープが張られていますが、崖を下りていくような急な坂道が多いので、崖下を下りるときは十分に注意して下りるようにしてください。

Photo bynile

樽前ガローの崖下までは距離はありますが、楽に下りられる緩やかな道もあるので初めての方や、急な崖を下りるのが怖い方はそちらの道をおすすめします。

また樽前ガローの川の上流に向かって並行した道があり、道の途中にはいくつもの小道があります。川に向かう小道で、崖の上に出たり、崖の下に出られたり、先が見えないのでどこに出るかわからない小道がたくさんあります。ワクワクした気分で色々な道を楽しめます。

樽前ガローへの行き方

北海道苫小牧市にある樽前ガローは入口が分かりづらく、探すのに時間がかかってしまって入林することができなかった話をよく聞きます。せっかく行ったのに迷っただけで帰ることがないように、樽前ガローへの行き方をご紹介します。

新千歳空港からレンタカーで

Photo byflok85

苫小牧市に住んでいる方ならまだしも、遠くから観光に来る方はまず飛行機で北海道にやってくるのではないでしょうか。なので新千歳空港から樽前ガローまでの行き方をご紹介します。まずは新千歳空港からレンタカーを借りてからの行き方です。

樽前ガローの駐車場までの行き方ですが、所要時間は約50分前後をみておくといいでしょう。新千歳空港ICから道央自動車道に乗り、苫小牧東ICで降ります。国道36号線に向かって、登別方面へと進みます。国道に樽前ガローの看板があり、看板通りに走っていると駐車場へ到着します。

Photo by k_osakaphoto

新千歳空港から樽前ガローまでは約50分前後の所要時間をみておくといいでしょう。駐車場までの行き方は、新千歳空港ICから道央自動車道に乗り、苫小牧東ICで降ります。国道36号線に向かって、登別方面へ進んでください。

国道36号線を走っていると樽前ガローの看板があります。看板を見つけたら、樽前山側に曲がり、約4km進んだところにあります。

国道をそれて進んでいくと山の中にどんどん入っていっていることがわかります。しばらく進んでいるとまた看板があり、そこを右へ曲がります。そこからは約200mほどで到着します。車を利用する場合の樽前ガローまでの行き方です。

新千歳空港から電車とバスで

フリー写真素材ぱくたそ

次は新千歳空港から樽前ガローまで電車とバスでの行き方です。「苫小牧駅前のバスターミナル行き」の空港リムジンバスに乗りましょう。「苫小牧駅」で降り、駅から「社台駅」まで電車に乗ります。「社台駅」に着いたら歩いて15分くらいの場所にある「南樽前」のバス停に向かいましょう。

バス停に着いたらバスに乗って「樽前ガロー」のバス停で降ります。バス停から徒歩5分程の所に樽前ガローがあります。以上が電車とバスを利用して樽前ガローへの行き方です。

Photo by kayakaya

また樽前ガローの駐車場はわかったけど、肝心の樽前ガローがどこにあるかわからないという人が多いです。駐車場周辺に「樽前ガロウ橋」という橋があるはずです。その橋の下に樽前ガローは広がっています。

樽前ガロウ橋の両脇には木や草が生い茂っているので、隅からはみることはできないでしょう。なので場所が分からなくて橋を通り過ぎてしまう人が多いようです。橋の中央から覗き込むと樽前ガローを発見することができます。観光の際は少し下調べをしておくと迷わずに済みます。

樽前ガローはどの季節に行くのがおすすめ?

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ここまでは苫小牧市にある樽前ガローの行き方についてご紹介しました。では樽前ガローに行くにはいつがおすすめの季節なのでしょうか?絶景が見られるおすすめの季節をご紹介します。

新緑の季節になる6月

最もおすすめする季節は6月~7月の夏になる季節です。6月には新緑がみられ、7月には緑の苔がみられます。小川におりて見上げるとまるで緑のトンネルの中にいるような神秘的な景観が広がります。

また新緑の季節6月には深い川の底まで初夏の日差しが届き、一年で最も美しい景観をみせてくれます。この光景には写真が好きな方はもちろん、さほど写真に興味がない方でも思わずシャッターを押してしまうでしょう。どんな人でも魅了してしまう美しさがあります。

また林間なので夏でも涼しい、ひんやりとした空気が流れています。暑くなるころに訪れると、心も身体もリフレッシュできるでしょう。

紅葉の時期もおすすめ

次におすすめの季節は、紅葉の季節です。新緑の季節が終わると木々が赤く染まりだし、紅葉を楽しめるようになります。緑色だった世界が黄色やオレンジ色に変わり、小川にも紅葉の色が映り込み、全てのものがオレンジや黄色に染まった世界はまた違った光景をみせてくれます。

新緑の季節に樽前ガローに足を運んだ方は、紅葉の季節にも足を運んでみてください。同じ場所なのに、新緑の季節とは違う世界観を味わうことができます。

冬は難易度が高い

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冬の季節は渓谷の木々は枯れているものの、雪に覆われた光景を楽しめます。夏でもひんやりした空気が流れる樽前ガローですので、冬はより寒く、もともと足元が滑りやすいうえに、雪が積もっているとなると足元はかなり不安定です。

冬は日が沈むのも早いですから、初めて樽前ガローに行く人には冬の季節はおすすめできません。何回か足を運んだことがあり、場所もある程度わかっている方におすすめします。ただし何回も来たことがあるからといって安全なわけではありませんので、注意して行きましょう。

樽前ガローのおすすめスポット

樽前ガローの中でもおすすめするスポットがあります。ここからは絶景が楽しめるおすすめスポットをご紹介します。樽前ガローに行くのであれば押さえておきたいところです。

樽前ガローで絶景の写真を撮る人は必ずと言っていいほど小川に入り、上流まで進んでいく人が多いです。小川から写真を撮ることで日差しが川まで届いた神秘的な写真を撮ることができます。場所によっては深いところもあるようなので、入水する際には気を付けましょう。

水のかさが増しているときや、流れが速いときは小川の中には入らないでください。身の安全を考えながら素敵な写真を撮ってください。

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また樽前ガローは約2km近くありますが、知られているのは下流部ばかりです。上流部にもガロー橋という橋があり、そこから眺めることができますが、下流部に比べ川の流れは速く勢いがあり、崖下の幅も狭くなっています。下りられる場所もありますが急な斜面になっています。

ガロー橋の少し手前に、さらに上流にある人工の滝がみられる展望広場があります。人工の滝の場所にも下りられる小道がありますが、崖の至る所から水が溢れ出していて地面は濡れているので足元をよく見ながら降りてください。

絵になるのは下流部ですが、崖下でみる滝は下流部では味わえない迫力があります。樽前ガローを深く堪能するのであれば上流まで足を運んでみるといいでしょう。

緑のカーテン

樽前ガロウ橋の上から崖下に下りると緑の世界が広がります。橋の上からはわからなかった崖の高さやその真っ直ぐさに驚くでしょう。小川から見上げると木々の隙間から差し込んでくる日の光が苔を照らし、緑のカーテンを広げたような光景がみられます。

他にも緑のトンネルとも呼ばれるこの光景は崖下まで下りないとみることができないので、樽前ガローにきたら崖下まで下りてみてください。今まで見たことない光景が目の前には広がっています。運が良ければ鮮やかな野鳥もみられます。

インクラの滝

北海道白老町には社台川の社台滝や白老川の白老滝などの滝がありますが、「日本の滝百選」や「日本の森滝渚100選」に選定されたインクラの滝で有名でもあります。

インクラの滝は高さ約44m、滝幅約10mの滝で、2つに分かれて流れ落ちる姿から当初は「別々の滝」と呼ばれていました。その後、木材を運ぶ貨物用ケーブルカーのインクラインが近くにあったことから「インクラの滝」として呼ばれるようになりました。

Photo by Kentaro Ohno

別々川沿いに上流を目指して進んでいくとインクラの滝の入口に入りますが、最後は舗装されてないので運転に気を付けてください。駐車場からは約50mほどの所にインクラの滝展望台があり、インクラの滝を眺めることができます。

インクラの滝展望台からは、滝の上部しか眺めることができません。遊歩道を15分程歩いていくと見晴らし台に到着します。インクラの滝は岩盤がもろい凝灰岩でできているため、土砂崩れなどの崩落が激しい滝です。いつまでその美しい景色を保っていられるかわからない滝なのです。

土砂崩れなどが起きて遊歩道など閉鎖されてしまっているかもしれないので、インクラの滝に観光に行く際は公式HPや電話などで問い合わせてから行くことをおすすめします。

   住所 北海道白老郡白老町社台
  電話番号 0144-82-2216

神秘的な光景が見られる樽前ガローに行ってみよう

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いかがでしたでしょうか?神秘的な光景が観られる絶景スポット「樽前ガロー」についてご紹介しました。北海道の自然を楽しむなら、神秘的な絶景を体験しにまず樽前ガローに行くことをおすすめします。

san2859
ライター

san2859

関西在住、飲食店でお仕事をしています。趣味は身近なグルメを楽しむこと。旅行も好きなので、美味しく楽しい記事を書いていきたいです。

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