【鳥もつ煮】は山梨県の甘じょっぱい郷土料理!簡単にできるレシピもご紹介

【鳥もつ煮】は山梨県の甘じょっぱい郷土料理!簡単にできるレシピもご紹介

寒くなって温かい料理が食べたいときには、甘辛く濃厚でおいしい山梨の郷土料理「鳥もつ煮」がおすすめです。本記事では、山梨の郷土料理「鳥もつ煮」の歴史や材料・下処理方法・簡単でおいしい鳥もつ煮のレシピから、絶品の鳥もつ煮が味わえる店などをご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.山梨のおいしいB級グルメ「鳥もつ煮」
    2. 2.鳥もつ煮の歴史
    3. 3.おすすめ!鳥もつ煮の簡単レシピ
    4. 4.絶品の鳥もつ煮が味わえるお店 3選
    5. 5.山梨が誇る郷土料理の鳥もつ煮を食べてみよう!

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    山梨のおいしいB級グルメ「鳥もつ煮」

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    寒い季節になると、温かいなべ物や煮込み料理が食べたくなりますが、皆さんは「鳥もつ煮」をご存じでしょうか。「もつ煮」といえば、牛モツや豚モツを煮込んだものが思い浮かびますが、山梨の郷土料理として知られるB級グルメ「鳥もつ煮」も絶品です。

    本記事では、山梨のおいしい郷土料理「鳥もつ煮」の歴史や、簡単でおいしい鳥もつ煮のレシピや材料、絶品の鳥もつ煮が味わえるお店3選をご紹介します。

    砂肝・レバー・ハツ・キンカンが入っているのが特徴

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    そもそも「もつ」というのは、牛・豚・鶏の内臓物のことをさし、ハツ(心臓)、レバー(肝臓)、ミノ・ハチノス(牛の胃)、ホルモン(小腸)などの部位をさしています。

    鳥もつ煮の材料として使われる「もつ」には、牛や豚と同じレバー、ハツのほかに、鶏に特徴的な消化器官である「砂肝」、鶏が鶏卵として産む前の卵黄である「キンカン」が入っているのが特徴的です。

    鳥もつ煮の材料の中で特に目を引く食材といえば、きれいな黄色をした「キンカン」ですが、「キンカン」は成熟した鶏の雌からしかとれない希少部位です。「キンカン」は普通の卵の黄身よりも濃厚で、牛豚のもつ煮では味わえないおいしさがあります。

    味付けは甘辛く濃厚な醤油ダレ

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    一般的な「もつ煮」は、根菜類などと一緒に鍋で長時間煮て、みりん、酒、醤油などで味つけをした汁気のある煮物をさしますが、山梨の郷土料理「鳥もつ煮」は水分が比較的少なく、砂糖と醤油をベースにした少量のタレで、強火のまま短時間照り煮をするのが特徴です。

    照り煮にすることで味わいが甘辛く濃厚になり、鳥もつ煮はご飯のおともにも、また酒のおつまみにもぴったりの味わいになり、山梨の「B級グルメ」としても人気です。

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    鳥もつ煮の歴史

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    山梨の郷土料理として、また注目を集める「B級グルメ」としても人気の「鳥もつ煮」ですが、いつごろから一般的に食べられるようになったのでしょうか。ここでは、鳥もつ煮の歴史について簡単にご紹介します。

    蕎麦屋さんのアイデアから誕生

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    前述にご紹介したように、そもそも「もつ」というのは牛、豚、鳥など食用肉の臓物のことをさし、捨てられてしまう部位でした。

    鳥もつも同様に捨てられる部位でしたが、戦後間もない1950年(昭和25年)ごろに、1913年(大正2年)創業の山梨の蕎麦屋「奥藤本店  国母店」の店主が、食材を仕入れていた肉屋に「鳥もつ」を捨ててしまうのはもったいないから、何とか使えないものかと相談されたそうです。

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    1950年ごろといえば、日本はまだ、食べ物も不自由な時代だったこともあり、なんとかおいしくて安価な料理に利用できないものかと考え、醤油と砂糖をベースにしたタレで照り煮した「鳥もつ煮」が誕生しました。

    その後、蕎麦屋だけでなく大衆食堂や居酒屋などでも定番メニューの1つとなり、今ではたいてい山梨のどこの家庭でも食べられている山梨の郷土料理の1つになっています。

    おすすめ!鳥もつ煮の簡単レシピ

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    鳥もつ煮の歴史や使われる鶏の部位などについてご紹介してきましたが、ここではお家でも作れる鳥もつ煮の簡単なレシピをご紹介します。

    下処理

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    鳥もつ煮の簡単レシピをご紹介する前に、おいしい鳥もつ煮を作るために必要な鳥もつの下処理からご紹介します。

    使用する鳥もつの部位ごとの下処理方法は次の通りです。砂肝は、くっついている白い部分とピンクの部分を取り除きます。ハツは、縦に半分に切って血のかたまりをとっておきましょう。キンカンはたっぷり水を張ったボウルに入れ、ついている薄皮を親指の腹でこすりながらむきます。

    キンカンについてるヒモ(卵管)は、2~3センチに切っておきます。下処理した鳥もつ全てを、ボウルに塩少々を入れた食塩水できれいに洗ってもつの臭みを取ります。おいしい鳥もつ煮を作るために、多少面倒でも下処理が大切です。

    材料

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    次に、鳥もつ煮に必要な材料をご紹介します。鳥もつ煮2人分のレシピに必要な材料として、砂肝、レバー、ハツ、キンカン、ヒモなど計300グラムを用意します。スーパーなどでは色々な種類の鳥もつが1パックになっている商品もあるので、利用するとよいでしょう。

    鳥もつ煮2人分を作るのに必要な調味料は、醬油50CC、砂糖50グラム、酒大さじ1杯、生姜一片、にんにく1片、小ネギ適量です。

    作り方

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    鳥もつ煮2人分を作るまえに、前述にご紹介した方法で鳥もつの下処理をします。大きめの鍋にたっぷり湯を沸かし、きれいに洗った鳥もつを入れて5〜6分下茹でをします。茹ですぎると硬くなってしまうので、注意しましょう。小ねぎは小口切りにしておきます。

    生姜はきれいに洗って皮ごと薄切りにし、にんにくは皮をむいてみじん切りにします。鍋に分量の醤油、砂糖、酒、生姜、にんにくを入れて強火でタレを煮立たせます。

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    タレがぶくぶくと少し泡立ちはじめたら、下茹でしたもつを入れて、軽く混ぜ合わせます。タレが煮立ったらアクを取り除いて蓋をし、弱火で10~15分ほど煮ます。

    この時焦げ付かないように、時々混ぜながら煮てください。タレが1/3程度に詰まったら火を止めます。器に盛りつけ、小口切りにした小ネギを上から散らせばおいしい鳥もつ煮のできあがりです。 

    絶品の鳥もつ煮が味わえるお店 3選

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    鳥もつ煮は前述にご紹介した簡単なレシピで家庭でも楽しめますが、山梨を訪れる機会があったら、ぜひ本場のおいしい鳥もつ煮を味わいたいものです。ここでは、絶品の鳥もつ煮が味わえるおすすめのお店3選をご紹介します。

    鳥もつ煮の発祥店「奥藤本店 国母店」

    最初にご紹介する絶品鳥もつ煮が味わえるお店は、山梨県甲府市の国母駅から徒歩で10分ほどのところにある鳥もつ煮の発祥店「手打ちそば奥藤本店国母店」です。

    「奥藤本店国母本店」は、1913年(大正2年)創業で100年もの歴史のある老舗蕎麦屋で、B級ご当地グルメゴールドグランプリを受賞したこともある「鳥もつ煮」が自慢のお店です。

    広くて開放的な和の装いの店内には、テーブル席、カウンター席、座敷席があり、小さなお子様連れの家族にもおすすめです。また、ワインを始め梅酒、日本酒、焼酎、ウィスキーなど山梨の地酒も豊富に取り揃えています。

    「鳥もつ煮」の濃厚で甘辛い味わいは大人から子供まで幅広い世代に人気ですが、生の鳥から煮出した鳥もつの旨みがたっぷりつまったスープで食べる盛り蕎麦「つけもつもり」もおすすめの一品です。

    名称 手打ちそば奥藤本店 国母店
    住所 山梨県甲府市国母7-5-12

    ボリュームたっぷり「生そば きり」

    2店目にご紹介する絶品の鳥もつ煮が味わえるお店は、JR甲府駅 北口から徒歩で5分ほどのところにある「生そば きり」です。

    「生そば きり」は、B級グルメグランプリ甲府名物「鳥もつ煮」の認定店の1つで、じっくり煮込んで味の染みたボリュームたっぷりの「鳥もつ煮」(税込み600円)が自慢のお店です。夜には鳥もつ煮の他にも、甘くやわらかで臭みの少ない甲州名物「馬刺し」などもおつまみとして人気です。

    〆めにはコシのある手打ち生そばがおすすめで、駅が近いこともあり仕事帰りにちょっと立ち寄って食べるのにもぴったりです。

    名称 生そば きり
    住所 山梨県甲府市北口2-5-1

    色々な煮込み料理が楽しめる「甲州 煮こみ屋」

    3店目にご紹介する絶品の鳥もつ煮が味わえるお店は、JR央本線甲府駅から徒歩4分ほどのところにある「甲州煮こみ屋」です。

    甲州煮こみ屋には、店名の通りにいろいろな具材の煮込み料理メニューがあり、名物の「甲州鳥もつ煮」(税込み756円)は、付け合わせのピリッと辛いししとうとの相性も抜群と評判です。

    鳥もつ煮だけでなく、赤ワインのきいた牛モツ煮こみ(税込み626円)も絶品で、お通しで出てくる煮たまごもおいしいと人気です。単品でももちろん注文できます。

    また店主が甲州煮込み屋をオープンさせるにあたり、天麩羅やうなぎのお店等々で修行してきたこともあり、丸鳥の素揚げや砂肝の天ぷら、アボカドやトマトの天ぷらなど目先の変わった天ぷらもおいしいと人気です。

    名称 甲州煮こみ屋
    住所 山梨県甲府市丸の内2丁目4-7丸二ビル

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    山梨が誇る郷土料理の鳥もつ煮を食べてみよう!

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    甘辛く濃厚でおいしい山梨が誇る郷土料理「鳥もつ煮」の歴史や、簡単でおいしい鳥もつ煮の下処理法やレシピ、絶品の鳥もつ煮が味わえる店などをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。ぜひご家庭やご紹介したお店で、おいしい鳥もつ煮を食べてみてください。

    ※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

    横山まりん
    ライター

    横山まりん

    ミュージカルと旅行とグルメが大好きな、専業主婦歴4年のオールドルーキーです。 最近は、新しい料理にも挑戦してレシピを増やすために、おいしものを食べに出かけています。 旅行では、今一番行ってみたいのはイエローナイフです。オーロラを一度見てみたいと思っています!

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