彦根城の城下町を巡る人気観光スポット21選!歴史散策しながらの食べ歩きも

彦根城の城下町を巡る人気観光スポット21選!歴史散策しながらの食べ歩きも

都内からも好アクセスの彦根城の城下町には、歴史ある社寺やショッピングも楽しめる観光スポットがあり、グルメの食べ歩きにもおすすめの町です。彦根城へのアクセスや城下町の歴史、定番の観光スポットや穴場スポット、食べ歩きに人気のグルメまでご紹介します。

記事の目次

  1. 1.井伊家35万石の彦根城・城下町は見どころが凝縮
  2. 2.「彦根城・城下町」定番の観光スポット・5選
  3. 3.「彦根城・城下町」おすすめ観光名所・4選
  4. 4.「彦根城・城下町」穴場観光スポット
  5. 5.「彦根城・城下町」おすすめショッピングスポット
  6. 6.「彦根城・城下町」人気食べ歩きグルメ
  7. 7.国宝・彦根城の城下町で歴史に思いを馳せよう

井伊家35万石の彦根城・城下町は見どころが凝縮

Photo by Kentaro Ohno

滋賀県彦根市にある「彦根城」は、姫路城、松本城、犬山城、松江城とともに国宝に指定されている城で、城跡は特別史跡にも指定されています。

その歴史は江戸時代までさかのぼり、徳川家康の側近として仕えた井伊直政が、1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦いで収めた功績により18万石を受け、石田三成の佐和山城を一掃するために1604年(慶長9年)から着工したのが彦根城です。

その後、井伊直孝の代に、徳川秀忠、家光、家綱の三代にわたり幕府政治確立にも貢献し、18万石から30万石にまでなります。加えて幕府領5万石を預かり、合わせて35万石となりました。

そのように歴史ある彦根城はもちろん、城下町も見どころ満載で、滋賀県でぜひ訪れたい観光地になっています。まずは彦根城までのアクセス、彦根城の見どころなどをご紹介します。

彦根城への主なアクセス方法は電車・車・バス

Photo by kubotake

彦根城へのアクセスは、電車利用の場合は、東京からは新幹線特急でJR米原駅まで2時間30分ほどです。名古屋からのアクセスは、同じく新幹線で約30分、新大阪からは約40分、岡山からは約2時間、福岡からは3時間30分ほどかかります。

JR米原駅からはJR東海道線京都方面下りに約5分乗車して彦根駅まで行きます。彦根駅からは市内循環バスもあり、400円で1日乗り放題の周遊チケットを利用すれば彦根市内の観光にも便利です。12月から2月にかけてはバスの運転を取りやめていますが、徒歩でも15分ほどの好アクセスです。

Photo by Japanexperterna.se

車でのアクセスは東京方からは、東名高速道路、名神高速道路を通って彦根ICまで約5時間10分です。名古屋からのアクセスは、名神高速名古屋ICから約1時間、大阪方面からは、名神高速吹田ICから約1時間10分、金澤方面からは北陸自動車道金沢西ICから約2時間20分です。

彦根ICから彦根城へのアクセスは、名神高速彦根ICから国道306号線を彦根市内方面へ向かい、「外町」交差点を直進すれば10分ほどです。

彦根城の魅力

Photo by Kentaro Ohno

将軍徳川家康の命により着工された彦根城は、昭和の戦火を逃れ、姫路城、犬山城、松本城、松江城とともに「国宝五城」の1つとして現在まで残っています。規模こそ世界遺産に指定されている姫路城にはかないませんが、真っ白な天守が見る人の心を惹きつける名城です。

彦根城には「天守」のほかに「西の丸三重櫓」、「天平櫓」などがほぼそのままの形で残り、また玄宮園から見上げる姿は他には類を見ないほどの美しさです。

城だけでなく、築城当初からの、長方形の石の短い方の面を前面に出す「牛蒡積み」の石垣や、長方形の石を隣の石に寄りかかるように斜めに置き並べる「落とし積み」の石垣など、城を支えている石垣にもぜひ注目したいです。

Photo by megttan

天守閣へ登る長い階段はかなりの急勾配ですが、攻め入られた時、階段をのぼってくる敵を上から突き落とすように急角度(約60度)にしてあるのだそうです。

他にも、城の防御拠点として重要な「二の丸佐和口多聞櫓」や、「太鼓門」、「馬屋」など国の重要文化財に指定された建物も多く、歴史が感じられる見どころ満載の城です。

「彦根城・城下町」定番の観光スポット・5選

Photo bySichiRi

彦根城や城下町を観光するのなら、まずは彦根城を訪れたいものです。ここでは、彦根城をはじめ、城下町巡りの定番観光スポットを5箇所、ご紹介します。

彦根城

Photo by lasta29

彦根城の一番の見どころはやはり国宝に指定されている「天守」でしょう。彦根城の天守の形は長方形で、表門から見える東面や、琵琶湖側から見える西の面はまさに天に向かってそそり立つ端正な佇まいを見せています。一方、南北の面を見ると幅が広く、どっしりとした安定感が感じられます。

また、西の丸の外れにある高石垣の上に築かれた三重櫓や、本丸へ続く太鼓門櫓も見どころの1つです。三十櫓の東側には一面に桜の木が植えられ、春にはお花見をする観光客がたくさん訪れます。

さらに表門から坂を上った所にある廊下橋の左右に建てられている 天秤櫓を見ると、廊下橋を中心にして左右対称に建てられ、その名の通りちょうど天秤のような形をしているのがわかります。このような形式の櫓があるのは、日本では彦根城だけです。

Photo by Kentaro Ohno

お城の内堀と道路を隔てて建っている細長くL字型の「馬屋」は、当時21頭の馬を収容することができ、全国に残る馬屋の中では最大級に入るほどの大きさで、国の重要文化財にも指定されています。

前述のように城を支える石垣も独特で、特に土塁の下部と上部に石垣が作られた「鉢巻腰巻石垣」、山の斜面を登るように作られた「登り石垣」など様々な造りの石垣があります。なお彦根城へのアクセスはJR彦根駅から徒歩で25分ほどです。

住所 滋賀県彦根市金亀町1-1
電話番号 0749-22-2742

国宝5城に選ばれた彦根城の見どころは?お城の魅力をたっぷりご紹介のイメージ
国宝5城に選ばれた彦根城の見どころは?お城の魅力をたっぷりご紹介
国宝5城に数えられる「彦根城」は、今や知らない人はいない魅力溢れる滋賀県の代表的な観光名所です。多くの有力大名を世に送り出した35万石の領主・井伊氏と共に歩んできた国宝彦根城の歴史や見どころ、アクセス方法をたっぷりとご紹介します。

玄宮園・楽々園

Photo by ugo3ugo32001

彦根城の北東にある「玄宮園」は、1677年(延宝5年)に、井伊家の4代藩主である直興が造った二の丸御殿の庭園です。玄宮園の元になっているのは、琵琶湖や中国の瀟湘(しょうしょう)八景にちなんで選ばれた近江八景で、1951年(昭和26年)に国の名勝に指定されました。

庭園の中心には広大な池があり、池中の島や入江には9つの橋が架かる回遊式庭園になっています。秋の夜にはライトアップされた紅葉が見事で、玄宮園から見あげる彦根城の天守も美しく輝きます。

Photo by bryan...

玄宮園内にある「楽々園」(らくらくえん)は正式名は「槻御殿(けやきごてん)」という藩主の下屋敷でした。12代藩主の直亮が、1800年代初めに佐和山や内湖が見える「楽々の間」を造ったことで、「楽々園」という名前の方が有名になり、玄宮園同様に国の名勝に指定されています。

楽々園は、増改築を繰り返し、現在の建物の約10倍もの規模になりましたが、現在は、「大書院」、「地震の間」、「雷の間」、「楽々の間」などの珍しい部屋が残っています。「地震の間」は、当時「茶座敷」として茶の湯に使われ歴史的にも注目を集めています。

彦根城博物館

Photo by Kentaro Ohno

彦根城博物館は、1987年(昭和62年)に彦根市市制50周年を記念し、彦根城表御殿跡地にその復元を兼ねて建てられた博物館です。城下町として栄えていた彦根は、数々の歴史や文化をはぐくみ、井伊家の代々の藩主たちは、豊富な美術工芸品や古文書などを収集してきました。

主な収蔵物は、朱色の軍団として戦場を彩った歴代藩主や家臣の甲冑、旗、刀剣や弓矢などの武具に馬具、高麗物や和物などの茶道具、雅楽器、江戸時代後期の湖東焼き、豪華な調度品や文具、15代井伊直忠が集めた能面、能装束などでその数は45000点にも上ります。

さらに、彦根藩や彦根の歴史に関する資料も加えて収められ、現在91000件を超える資料が収蔵されています。なお、彦根城博物館へのアクセスは、JR彦根駅から徒歩で15分ほどです。

住所 滋賀県彦根市金亀町1-1
電話番号 0749-22-6100

埋木舎

彦根城のお堀脇にある埋木舎(うもれぎのや)は、1759年(宝暦9年)頃に建てられた彦根藩主井伊家のお屋敷跡で、15代藩主で大老になった井伊直弼が、その青春時代を過ごしたとして知られています。

直弼は先代の藩主井伊直中の14番目、末の子として生まれたため、兄たち全員が何らかの事情で藩主にならない限りは、藩主となる可能性はありませんでした。

「埋木舎」という名前は、井伊直弼が、自分は世の中に出ることがない埋もれ木と同じだの思いから、「世の中を よそに見つつも埋もれ木の 埋もれておらむ 心なき身は」と詠み、自ら「埋木舎」と名付けたものです。

建物は、後に大老まで上り詰めた直弼が暮らしていたのにもかかわらじ質素な造りの木造でした。中に入ることはできませんが外から部屋の中をのぞくと、直弼が愛用していたといわれる食器などが展示されているのがわかります。

湖東焼という地元の焼き物などもあり、地味な生活をしながらも修行鍛錬を怠らなかった直弼の青春時代がそこここに感じられます。なお、彦根城博物館へのアクセスは彦根駅から徒歩で10分ほどです。

住所 滋賀県彦根市尾末町1-11
電話番号  0749-23-5268

彦根城お堀めぐり

Photo by Kentaro Ohno

江戸時代、徳川家康から琵琶湖の統治を任されていた井伊家は、160隻以上の軍船を備え、彦根城のお堀には、琵琶湖の水を引き入れていました。当時彦根城には米蔵などもあり、その堀を船が行き交い、物資が城に運ばれる歴史がありました。

現在は絵図面や写真などをもとに、当時の様子を再現した屋形船が運航しています。屋形船に乗ってのお堀めぐり観光も、周囲を歩いて散策するのとはまた別の視点で彦根城の魅力を発見できるので、おすすすめです。

Photo by hazuijunpei

特に雨天や雪の日は屋形の中に乗船するので、お子様や、年配の方でも安心して利用できます。船で城内をめぐり、石垣や米蔵水門のほか、春には桜、秋には紅葉などともに彦根城の美しさを、水面からゆっくり楽しむことができます。

なお、屋形船は午前10時から平日は午後3時まで、土日は午後4時まで1時間ごとに運航し、大人1300円、小人600円で利用することができます。

「彦根城・城下町」おすすめ観光名所・4選

Photo by sgryjp

歴史あふれる彦根城やお堀巡り以外にも、城下町にはいくつかのお寺や神社などの観光スポットがあります。ここでは、彦根城周辺でぜひ訪れたいおすすめの社寺を4箇所ご紹介します。

龍潭寺

Photo by uemu

JR琵琶湖線彦根駅から徒歩で25分ほどの所にある「龍潭寺」(りょうたんじ)は、もともとは733年(天平5年)に、遠江国引佐郡(現在の静岡県浜松市)に行基によって開祖された臨済宗妙心寺の寺院で、井伊家の始祖である藤原共保以来の井伊家の菩提寺でした。

1600年(慶長5年)に井伊直政が近江の佐和山城主になったので、龍潭寺の五代目住職の昊天宗建を招き、遠江国から分寺して建立したのが彦根の龍潭寺です。近くには多くの末寺があり、学層が学ぶ道場にもなっていました。

Photo by x768

「潭龍寺垣」と言われる竹垣の参道を抜けると、江戸時代中期~後期に建立された禅寺の山門や仏殿が緑あふれる木々を背景に見えます。江戸時代初期に建立された方丈(ほうじょう)には、蕉門十哲の1人森川許六が描いた「方丈襖絵前104面」があり、東庭とともに市の指定文化財になっています。

寺院裏山の墓地には、井伊直弼の母の墓や、直弼の側室であった里和の文塚などの史跡が残り、藍渓和尚伝来の七福神も拝観することができます。

いわゆる枯山水庭園である「ふだらくの庭」や、池泉鑑賞式庭園の書院東庭「蓬莱池泉庭」、書院北庭「露地庭(ろじてい)」などの庭も風情があり、2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で知られるようになってから、さらに多くの人が観光に訪れています。

住所 滋賀県彦根市古沢町1104
電話番号 0749-22-2777

天寧寺

JR琵琶湖線彦根駅から近江バスに乗って天寧寺口から徒歩3分ごど、彦根城・城下町を一望できる丘の上にある「天寧寺」は、秋になると萩の花が咲き乱れることから別名を「萩の寺」とも呼ばれる曹洞宗のお寺です。

井伊直弼の父・井伊直中が、相手の分からない不義の子供を宿した腰元・若竹をとがめて手打ちにします。しかし後にその子供の父親が自分の息子であるとわかり、自分の過失を認めて若竹とその子供の菩提を弔うために建てたと言われています。

そして京都の有名な仏師を招いて木造の五百羅漢を彫らせました。五百羅漢像の中には、「亡き親、子供、愛しい人に会いたくば、五百羅漢にこもれ」と言われるように必ず自分が探し求めている人の顔があると言われています。

また、天寧寺の庭園は井伊直弼の好みで作られた石州流庭園で、地蔵や仏足石などもあり、井伊直弼の供養塔や、長野義信の歌碑などが山門の脇から城下町を見おろしています。

住所 滋賀県彦根市里根町232
電話番号 0749-22-5313

多賀神社

近江鉄道・多賀大社前から徒歩10分ほどのところにある「多賀神社」は古くから「お多賀さん」とよばれ、地元で親しまれている滋賀県第一の神社です。

多賀神社には、伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)が祀られ、「古事記」には、この大神が神代の昔に初めて夫婦となり、日本の国土や天照大神をはじめとする八百万(やおよろず)の神々をお産みになったと書かれています。

このように生命の親神様であることから、延命長寿、厄除け、縁結び等の神様として武家だけでなく民衆にも信仰が広がり、現在では全国に239社の多賀神社の分祀社があります。

見どころの1つは杉坂峠にある御神木の三本杉で、邪那岐大神が杉坂峠で休んだ時、地元の老人から粟飯を献上され、食後使っていた杉の箸を地面に刺したものが、今のような大木になったと伝えられています。

他にも、神主が元正天皇(げんしょうてんのう)の病気を治すためにご飯を炊いて治癒したとされる大きな「杓子」や、俊乗坊重源(しゅんじょうぼうちょうげん)が東大寺を再建する際に多賀神社を参拝して20年の寿命を授かったといわれる「寿命石」などもご利益があると評判です。

また、豊臣秀吉の奉納によって造られたとされる奥書院庭園や大興橋は、歴史が感じられるとともに春のしだれ桜の頃や秋の紅葉の時期には特に美しく、多くの参拝者や観光客が訪れます。

住所 滋賀県犬上郡多賀町多賀604番地
電話番号 0749-48-1101

天満宮 北野神社

JR彦根駅から滋賀県立大学線バスに乗り長曽根口天神前でおりると、御祭神として学問の神・菅原道真公をお祀りし、「彦根の天神さん」と親しまれる神社「天満宮 北野神社」があります。

彦根藩二代藩主の井伊直孝は、幼いころ上野国碓氷郡後閑村(現群馬県安中市下後閑)にある威徳山北野寺に預けられ、住僧慶算を師として過ごしました。 北野寺の境内には菅原道真公をお祀りした天満宮がありました。

その後大阪冬の陣・夏の陣で功績をおさめた直孝は、1614年(慶長19年)に彦根城主として家督を継ぎます。彦根城下の構築に努め、1620年(元和6年)に幼い頃に過ごした天満宮の社を金亀山彦根寺の境内に建立して後閑村天満宮の御分霊を奉納し、名前を「北野寺」と改めました。

1795年(寛政7年)に社殿が消失してしまいますが、井伊直中が再建します。明治になって、「神仏の混淆廃止令」によって北野寺と境内を折半したことで北野神社と改称し、1920年(大正9年)には県社に加えられ、現在まで彦根市中・西部の氏神様として崇拝されています。

境内には、本殿のほか北野ゑびす神社、神楽殿、絵馬堂、能舞台などがあり、祭神が学問の神様「菅原道真公」と、商売繁盛の神様「ゑびす大神」であることから、 滋賀県の合格祈願スポットとして「落ちないお守り」が特に受験生に人気です。

住所 滋賀県彦根市馬場1-3-10
電話番号  0749-22-5631

「彦根城・城下町」穴場観光スポット

Photo by Kentaro Ohno

彦根城・城下町を訪れたら、神社やお寺など定番の観光スポット以外にも、訪れておきたい穴場の観光スポットがあります。ここでは、彦根城・城下町でぜひ一度は足を運びたい穴場の観光スポットを4箇所ご紹介します。

旧西郷屋敷長屋門

簡易裁判所の敷地内にある「旧西郷屋敷長屋門」は、江戸時代の様子がよく残っている旧武家屋敷跡の1つです。現在、彦根城下町に残されている中で最大の長屋門で、市の指定文化財となっている貴重な建築物です。

遠州(現静岡)出身の西郷家は、初代は徳川家康に仕えていましたが、1582年に井伊直政の家老に命じられ、幕末まで井伊家の家老を務めました。

1742年(寛保2年)に屋敷の東に建てられた長屋門は、入母屋瓦葺の横に長く大きな門で、2本の鏡柱に冠木を渡してあり、内側には両開きの板扉があります。

西側には高麗門が建ち、門の両脇には出窓があるなど格式の高い造りで、特に正面の外観はほとんど昔のまま歴史的な景観を残しています。内部は非公開ですが、門だけでも見る価値があります。なお、「旧西郷屋敷長屋門」へのアクセスはJR琵琶湖線彦根駅から徒歩で20分ほどです。

住所 滋賀県彦根市金亀町
電話番号 0749-30-6120(彦根市産業部観光企画課)

佐和山城跡

Photo by bnhsu

JR琵琶湖線彦根駅から北へ徒歩で20分ほどいくと「佐和山城跡」があります。佐和山城は、不破の関のあった「関ケ原」に近い交通の要となる場所に、近江守護佐々木氏によって築城されました。

1590年(天正18年)、石田三成が佐和山城主のときに5層の天守を構え、鳥居本を大手とする城になりました。さらに山上には本丸、二の丸、三の丸、太鼓丸、法華丸などが連なり、山下は東山道に面して大手門が開いていました。

また、二重に巡らされた堀の内には、侍屋敷や足軽屋敷、町屋などの城下町がすでに形成されていましたが、三成が関ヶ原の戦いで敗れ、井伊直政が新しい城主になり、1606年(慶長11年)の彦根城築城にともなって廃城になりました。

石垣や建築物の多くは彦根城や、ふもとの清凉寺、龍潭寺に移築されてしまい、現在は山腹にある石田群霊碑だけが残っています。

山頂までのハイキングコースが整備され、山頂から琵琶湖や彦根城が一望できるので穴場スポットとしてもおすすめですが、大切な文化財保全のためゴミなどは必ず各自で持ち帰しりましょう。

住所 彦根市古沢町
電話番号 0749-30-6120(彦根市役所観光企画課)

多景島

日本最大の湖・琵琶湖には、沖島、竹生島、沖の白岩とあわせ4つの島が浮かび、そのうちの1つ「多景島」(たけしま)も、彦根・城下町観光の穴場スポットとしておすすめです。

沖島には人が住んでいますが、竹生島と多景島は無人島で、上陸することが可能な島です。多景島は、琵琶湖国定公園第1種特別地域に指定され、もともとは島内に多くの竹が自生していることから「竹島」と言われていました。

その後江戸時代に荒神山から土を運び植林し、木が成育するにつれて、眺める方向によって島が多様な景色に見えることから「多景島」と呼ばれるようになりました。

周囲約600mの小さな島ですが、弥生時代から島そのものが御神体として崇められ、島全体が日蓮宗の霊夢山見塔寺の境内になっています。1655年(明暦元年)に、日靖上人が琵琶湖に沈んだ人々や魚介類の供養のために開山し、第三代彦根藩主の井伊直澄のとき、彦根藩裏鬼門の祈願所にしました。

島に近づき方向が変わるごとに見え方も変わる多景島には、「南無妙法蓮華経」と念仏の刻まれた巨岩などもあり、神秘的で浮世離れした雰囲気が漂います。島からはもちろん琵琶湖が見渡せ、対岸も一望できます。

なお「多景島」へのアクセスは、彦根港からオーミマリンの多景島行き連絡船で約20分ほどです。島の周囲を1周するコースや、上陸するツアーなどのほか、季節限定のイベント観光船が利用できます。

中村商家保存館

彦根城・城下町の東部地区を南北に通っている町屋街にある「中村商家保存館」は、彦根城が完成したとされる1622年頃に地割をもらって本家から分かれて酒醸を創業したとされる酒蔵・小売店でした。

1909年(明治42年)の湖東北部地震の影響もあり、翌年から建物が改修されましたが、江戸期の様式を残し、城下町に歴史的な景観をたたえている建物です。

建物は主屋、文庫蔵、酒蔵からなり、主屋は間口約14m、奥行約12mで、表側南半分が土間、北半分は田字型8畳4室を有し、さらに2階のある伝統的な形式の建物となっています。

文庫蔵は2階建ての瓦葺切妻屋根の土蔵で、桁行約7m、梁間約4mで、扉や額縁廻りの漆喰装飾などが見事な蔵です。酒蔵も同じく2階建ての瓦葺切妻屋根の土蔵で、桁行は約15m、梁間は約7mです。なお内部は有料で公開され、入館料は大人200円、小中学生100円です。

住所 滋賀県彦根市旭町3-23
電話番号 0749-23-5297

彦根でおすすめの観光スポット21選!城下町の歴史をたっぷり感じられる場所は?のイメージ
彦根でおすすめの観光スポット21選!城下町の歴史をたっぷり感じられる場所は?
彦根市は近年、松原水泳場で毎年7月に開催される「鳥人間コンテスト選手権大会」や、ご当地マスコット「ひこにゃん」が広く知られており、観光地としても有名な街となりました。今回は、城下町・彦根の外せないおすすめ観光スポットについてご紹介してまいります。

「彦根城・城下町」おすすめショッピングスポット

Photo by lasta29

彦根城・城下町には、観光の定番スポットや穴場スポットのほかにも、ショッピングが楽しめるスポットもあります。ここでは、彦根城・城下町でショッピングにおすすめのスポットをご紹介しますので、お土産選びの参考にして下さい。

夢京橋キャッスルロード

Photo by lasta29

彦根城の大手門から近く、お堀にかかる京橋からすぐの「夢京橋キャッスルロード」は、江戸時代の城下町をイメージして、白壁と黒い格子で町屋風に統一されたショッピングロードです。彦根城が築かれた1603年(慶長8年)に、桶屋町、職人町、八百屋町などの町が作られたのが始まりです。

その後、1985年(昭和60年)に、江戸時代の建築物を再現した町並みにする計画が進み1999年(平成11年)に完成しました。

Photo by lasta29

歩道には「彦根城かるた」が書かれたレリーフが用いられ、和菓子や地元の名産品近江牛などのグルメに甘味処、洋菓子店、カフェなど、昔ながらの商品と新しい商品を扱う店が軒を連ね、お土産物まで何でも揃います。

「OLD NEW TOWN」をテーマに、一般の民家まで、江戸時代の町並みのように再現されているのも見どころです。なお、夢京橋キャッスルロードまでのアクセスはJR琵琶湖線彦根駅から徒歩で15分ほどです。

住所 滋賀県彦根市本町1丁目、2丁目
電話番号 0749-22-1411(彦根市役所)

彦根観光で人気の夢京橋キャッスルロードを紹介!風情ある城下町で食べ歩きものイメージ
彦根観光で人気の夢京橋キャッスルロードを紹介!風情ある城下町で食べ歩きも
懐かしく新しい街「夢京橋キャッスルロード」をご存じでしょうか。滋賀・彦根ご当地グルメの有名店や、銘菓名産が並ぶお土産処などがあり、イベントも開催される観光拠点のひとつです。彦根城観光するならぜひ立ち寄るしかない、夢京橋キャッスルロードについて紹介します。

四番町スクエア

Photo by lasta29

キャッスルロードが江戸時代を彷彿とさせる町並みなのに対し、四番町スクエアは、「大正ロマンあふれるまち」をキャッチコピーとする商業施設です。もとは1923年(大正12年)に彦根町の公設市場が設けられ、「彦根の台所」と呼ばれる滋賀県有数の商店街として賑わっていました。

その後、駅前に大型店舗や郊外型ショッピングセンターなどが設置され、徐々にその賑わいを失ってしまいます。そこで、商店街の有志が集まって商店街再生の活動を始め、さらに彦根市や商工会議所の協力を得て、2005年(平成17年)に大正時代の町並みをイメージした商店街として完成しました。

四番町スクエアには、城下町ならではの和菓子店をはじめ滋賀の郷土料理「ふな鮨」や、地元琵琶湖の新鮮な魚を扱う店、近江牛などのグルメが味わえるレストランなど40店舗以上の店が並んでいます。

滋賀の人気ゆるキャラ「ひこにゃん」グッズや、ひこにゃん本人に会えるイベントもあり、名産みやげなども揃います。広場には昔懐かしいガス灯や六地蔵などもあり、モダンな外観の店と懐かしい風情の感じられる商店街として地元民や観光客に親しまれています。

住所 彦根市本町1丁目
電話番号 0749-22-1411(彦根市役所)

彦根美濠の舎

国宝彦根城のお堀端にたたずむ「彦根美濠の舎(みほりのや)」は、城下町の趣を再現し、季節ごとの和洋菓子や地元グルメ、彦根にちなんだ限定商品などを扱う老舗菓子店です。

 2階にある町屋造りの「美濠茶屋」は木のぬくもりがあふれ、七輪で焼き上げる炭火焼き餅(990円~)や北海道産小豆を使ったぜんざい(660円)などの甘味のほか、近江牛ステーキに雑穀入りご飯、季節の食材を使った小鉢のついた「美濠膳」(3400円)などのグルメが味わえます。

また美濠カフェでは、クロックムッシュなどにサラダ、スープ、飲み物のついたランチプレートや、ケーキ2品と飲み物のセットなどを楽しみながらゆったり過ごすこともできます。

同じく2階には「たねや美濠美術館」が併設され、江戸後期から明治中頃までに作られた「湖東焼」に金襴、赤絵金彩、色絵、染付が施された作品や青磁のほか、九谷焼や伊万里焼の写しなど、豪華な作品が数多く展示されています。

住所 滋賀県彦根市本町1丁目2-33
電話番号 0749-49-2222

夢京橋あかり館

夢京橋キャッスルロードにある「夢京橋あかり館」は、名前の通り暮らしの中で癒しのひとときを演出する「あかり」と「香り」に関するアイテムが揃う店舗です。

1階には世界に1つだけのオリジナルキャンドルが作れる「キャンドル工房」や、日本各地から集めた「招き猫」の専門コーナー「招福本舗」、彦根の伝統工芸「和ろうそく」はじめ数々のキャンドルにお香などのほか、ひこにゃんグッズのコーナーもあるショップが入っています。

2階には彦根の人々の暮らしのなかから発掘された多種多様なコレクションを展示している「まちなか博物館」があり、城下町としての彦根の魅力について知ることができます。なお、博物館の入館料は大人270円、 小中学生130円です。

住所 滋賀県彦根市本町2-1-3
電話番号 0749-27-5501

「彦根城・城下町」人気食べ歩きグルメ

Photo by BONGURI

彦根城・城下町には、定番観光スポットや、昔懐かしい商店街など観光にぴったりのスポットがたくさんあり、同時に食べ歩きにぴったりの人気グルメもあります。ここでは観光しながら食べ歩きのできる人気グルメをご紹介します。

祥福 たこ壱「たこせん」

夢京橋キャッスルロードに入ってすぐのところにある「祥福 たこ壱」は、オープンして以来完全にオリジナルの生地にオリジナルのソースを使って作るたこ焼きが自慢の人気グルメ店です。

たこ焼きも、もちろん食べ歩きができますが、2004年(平成16年)に始めた大阪名物「たこせん」は、店主が彦根を散策しながら、子供から大人まで気軽に食べられるものをと考えて生まれた、食べ歩きにぴったりの人気グルメです。

ふんわりとした「たこ焼き2個」をソース、マヨネーズ、青のりをぬり、半分に割った「えびせんべい」ではさみ、外はパリパリ、中身はふわとろジューシーなたこ焼きとのコンビネーションが絶妙です。持ちやすいように半透明のシートではさんであるので食べ歩きにぴったりです。

「たこせん」の種類は、オーソドックスなたこせん(150円)のほか、とろけるチーズの入ったチーズたこせん(200円)、キムチの乗ったキムチたこせん(200円)があります。中からジュワッとたこ焼きが出てくるので、食べ歩きの際は火傷したり服にこぼしたりしないよう気を付けましょう。

住所 滋賀県彦根市本町2-1-2
電話番号 0749-27-6828

千成亭 夢京橋店「近江牛のメンチカツ」

創業80年のせんなり亭グループの1つ「千成亭 夢京橋店」は、店内のショーケースに肉やハム・ウインナーなどの加工品がならぶ精肉店で、ほかにも冷凍コロッケや調味料などを扱っている店舗です。

「千成亭」といえば、創業以来未経産の牝牛のみを扱い、30ヶ月以上の肥育期間を目安にじっくり育てた、柔らかい近江牛が自慢のお店で、その近江牛を使ったグルメなコロッケやメンチカツを気軽に食べ歩きできるのが「夢京橋店」です。

食べ歩きに最適なメニューは、オーソドックスな近江牛コロッケなら1個100円で楽しめ、2倍の近江牛が入っている「近江牛プレミアムコロッケ」でも228円で食べられ、グルメ好きにはたまりません。

衣が薄く、サクッとした食感に、素材を生かした薄めの味わいが人気で、さらに近江牛がぎっしりつまった「近江牛メンチカツ」も300円で手軽に楽しめるので、城下町の食べ歩きにぴったりのグルメです。

住所 滋賀県彦根市本町1-1-26(彦根GYUSEUM 1階)
電話番号 0749-22-1808

政所園 夢京橋店「もこもこ源三郎」

Photo byYoshikoOkamoto

1760年(宝暦6年)創業の政所園は、1924年(大正13年)に彦根に店を開いた無農薬茶を使った老舗の茶店で、夢京橋店は1992年(平成4年)にオープンしました。

店内には茶筒に「彦根屏風」の原画があしらわれた「姫缶」などのオリジナル茶や、遊び心のある和小物、食器、茶道具類もそろい、お土産を買うのにもおすすめで、サービスでおいしいお茶も頂けます。

城下町を散策しながらの食べ歩きにおすすめのメニューは、濃さの違う二種類の味が楽しめる「もこもこ源三郎」という名の抹茶ソフトクリーム(530円)で、ガイドブックなどにも必ず掲載されるほどの絶品グルメです。

併設のカフェで、抹茶ラテなどを飲みながら休憩するのもおすすめですが、二種類の抹茶の適度な甘みと苦みが、口の中いっぱいにひろがるソフトクリームが人気です。

住所 滋賀県彦根市本町2-1-7-1
電話番号 0749-22-8808

古川日登堂「フルーツ大福」

四番町スクエアの東側にある古川日登堂は、1955年(昭和30年)創業の老舗の和菓子店で、焼きもちやフルーツ大福など季節ごとの和菓子が評判のお店です。特におすすめなのは、季節限定で色々な果物の味が楽しめる「フルーツ大福」(200円)で、一度は味わいたい絶品グルメです。

11月中旬から4月末までは、大粒のいちごをミルク餡でくるんだ「いちご大福」、8月末~10月末までは、皮ごと食べられる種なしぶどうを丸ごとくるんだ「ぶどう大福」と、餡も餅も極力薄くしてフルーツの味わいを引き立たせた、辛党でもペロッと食べられてしまう味わいの食べ歩きグルメです。

他にも通年で「カフェオーレ大福」や「抹茶オーレ大福」など、生クリームの入った大福が冷凍で販売されているので、城下町を散策しながら自然解凍して食べ歩きするのもおすすめです。

住所 滋賀県彦根市中央町6-22
電話番号 0749-22-0037 

国宝・彦根城の城下町で歴史に思いを馳せよう

Photo by Kentaro Ohno

滋賀県を代表する国宝彦根城・城下町の定番観光スポットや穴場、ショッピングスポット、アクセスなどについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ぜひご紹介してきた井伊家ゆかりの神社や寺、神秘的な島などを訪れ、悠久の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。

横山まりん
ライター

横山まりん

ミュージカルと旅行とグルメが大好きな、専業主婦歴2年のオールドルーキーです。 最近は、新しい料理にも挑戦てレシピを増やすために、おいしものを食べに出かけています。 旅行では、今一番行ってみたいのはイエローナイフです。オーロラを一度見てみたいと思っています!

関連記事

人気記事ランキング