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徳島から高松までの距離はどのくらい?
徳島市と高松市は距離にして約70km、どちらの都市も四国の主要都市で、交通機関を使うとおよそ90分ぐらいの道のりです。次の章で交通機関を比較しますが、まずは2都市をおおまかにご説明します。
高松市はうどんで有名な香川県の県庁所在地で、金毘羅宮、栗林公園など歴史的な観光スポットがあります。高松市の西隣の香川県坂出市は、岡山県倉敷市と瀬戸大橋によって結ばれています。瀬戸大橋は、本州・四国間の自家用車での移動を実現させました。
徳島市は徳島県の県庁所在地です。徳島県には阿波踊りや鳴門海峡の渦潮、大歩危小歩危など大自然が築き上げた観光スポットがあります。香川県がうどんなら、徳島県ではラーメンがご当地グルメとなっています。鳴門鯛は引き締まった身が絶品です。
徳島~高松移動はバス・高徳エクスプレスもおすすめ
徳島~高松間の移動には、4つの移動手段があります。ここでは自動車、JR在来線とJR急行、高速バスのそれぞれの移動手段を簡単に比較してみます。まず、自動車での移動の場合、高松自動車道を利用して所要時間55分程度、高速道路料金は1850円です。
次にJRですが、在来線利用なら料金は1470円、162分(2時間42分)と乗車時間がかなり長いです。景色を楽しみつつのんびりと移動したい方にはオススメです。特急「うずしお」を利用するなら指定席特急券が必要になりますので、通常料金3170円です。徳島・高松間を72分(1時間12分)で移動します。
JRの指定席特急券は繁忙期には通常料金に200円の増額、閑散期には200円減額されます。最後に高速バス「高徳エクスプレス」なら所要時間85分(1時間25分)で片道料金が2150円です。往復切符の料金は割安になり、往復3700円で片道料金を計算すると1850円となります。
重要な交通手段となっている高徳エクスプレスですが、その前身は、1965年から運行されていた高徳特急バスです。国道11号線を経由して高松駅前から八百屋町(徳島県)を約2時間かけて2都市を結ぶ特急バスでした。
高松自動車道ができたため、国道11号線から高松自動車道に経路を変え、2001年から高徳エクスプレスと名称変更しました。
高徳エクスプレス内はトイレもある
「高徳エクスプレス」はトイレ完備で、男女で分かれているので気持ちよく使えます。途中休憩はありません。約85分とやや長めの移動時間で休憩なしとなると、車内にトイレがあるかないかは重要なチェックポイントです。もし渋滞に巻き込まれてしまっても、車内にトイレがあると安心感が違います。
トイレの位置は座席の配置や車両によって変わりますが、すべての車両に完備されています。座席は全席リクライニングシートで、3列3名シートの場合や2列4名シートの場合があります。1席の空間には余裕があり、コンセントも使えて快適に過ごせます。車内はもちろん全面禁煙です。
ただしトイレの中でスマホで電話をするのはマナー違反です。座席でももちろん通話禁止です。車内はかなり静かですので、他の乗客には電話の声がとても耳につきます。
通話禁止の他に、守らなければならないマナーがあります。長距離が初めての方は、特に運行中にどのように行動すればよいか迷う方もいらっしゃるでしょう。長距離バスに乗る時のマナーを簡単にお伝えします。
基本的にバスの中での飲食は禁止されていませんが、カップラーメンなどの汁物、においがきついもの、音がうるさいものなどは避けた方がよいでしょう。アルコールは禁止にしているバス会社が多いようです。
ペットは車内もトランクも基本的に乗れません。どんな動物であろうと、しつけが行き届いていようと、動物は持ち込み禁止だと思ってください。盲導犬や介助犬の場合は問い合わせをしてください。
ゲームは音が出ないよう設定していれば問題ありません。夜行バスで車内が消灯になった後は画面の明るさが気になって眠れない人も出てくるので、消灯後は控えた方がよいでしょう。
混雑していなければ予約なしでもOK
車両が満席でない場合は、予約しなくても好きな便に乗れます。ただし、予約した人から優先的に乗車していきますので、満席になった場合、次の便になってしまう場合があります。どうしても乗りたい便であれば、事前に予約しておくと安心です。
切符の予約は、電話・ネット・運行会社の窓口で1か月1日前から当日の始発が出発する30分前まで受け付けています。払い戻しや便の変更にも出発前なら応じてくれます。
バスが出発してしまってからの払い戻しや変更はできません。切符の料金が無駄になってしまうので、注意しましょう。
徳島~高松移動・バス「高徳エクスプレス」の料金は?
「高徳エクスプレス」の料金は、予約の有無に関わらず、片道2150円、往復3700円(往路・復路各1850円)です。何度も往復するなら回数券を使うと料金が割安になります。回数券についてはのちほどご紹介します。
子ども料金は大人の料金の半額に設定されており、10円未満の端数は10円単位に切り上げとなります。子ども料金を計算してみると、大人片道2150円の半額が1075円で、10円未満を切り上げると1080円になります。子ども料金はありますが、学割はないので学生の方は注意してください。
切符が購入できる場所は?
店頭で「高徳エクスプレス」の切符を買うなら、高松駅前案内所、ゆめタウン案内所、大川バス本社、大川バス三本松営業所、徳島バス各営業所、徳バス観光サービス、その他主要旅行会社で扱っています。
切符の予約は、電話・ネット・運行会社窓口で出発30分前まで受け付けてもらえます。払い戻しや便の変更にも出発前なら応じてくれますが、バスが出発してしまってからは対応してもらえません。切符の料金が無駄になってしまうので、乗り遅れないよう気を付けましょう。
回数券を買うともっとお得に
一般利用の料金は、片道2150円、往復3700円(往路・復路それぞれ1850円)ですが、何度も乗るという場合は回数券を使うと一般料金と比べて片道の乗車料金が割安になります。
回数券には、6枚綴り10500円(片道1750円)、20枚綴り33000円(片道1650円)、土日祝限定の6枚綴り7500円(片道1250円)の3種類があります。有効期限は、往復きっぷが10日間、回数券は6か月です。期限切れに注意しましょう。
回数券がどのくらいお得か片道の料金を計算してみます。片道の一般料金の2150円と比べて、6枚綴りの回数券は18%OFFで400円割安、20枚綴りなら27%OFFの500円割安、土日限定が41%OFFで500円割安となります。「高徳エクスプレス」を頻繁に利用する場合は往復券や回数券にするとお得です。
料金の改定時には往復切符を買うのにいくつか注意することがあるようです。料金が変更になる前日までに往復切符を購入した方が安くつきます。インターネットでの予約・購入や、コンビニでの購入は月またぎになってしまうので一時的にストップします。
往復切符を買いたい場合は運行バス会社の窓口や旅行代理店で買うことになります。残りが少なくなったら、なくなる前に早め早めに買うようにしましょう。
ちなみに通勤で使う場合のJR(特急)の定期代と高徳エクスプレスの回数券を比較してみましょう。
1か月20日出勤、JRは特急「うずしお」を利用するとして、1か月の定期代は63120円、高徳エクスプレスは回数券20枚綴りが往復で2冊必要なので、66000円となります。バスの方が少し割高ですが、必ず座席に座れるなどの魅力があります。
徳島~高松移動・バス「高徳エクスプレス」の予約方法
バスに乗る日や便が決まっている場合は、予約しておいた方が確実です。予約はネットや電話で簡単にできます。予約者優先で乗車しますが、予約者で満席になると予約なしの人は次以降の便になってしまうので注意しましょう。
ネットから事前予約可能
ネットで「高徳エクスプレス」の乗車切符を予約する場合は、「発車オーライネット」というサイトにアクセスして画面の指示に従って操作すれば、簡単に予約できます。予約には、会員登録が必要ですが、簡単な入力で終わります。
切符をネットで予約し、かつカードで決済するのであれば、2%の割引になります。割引額は少ないですが、頻繁に利用すれば意外とお得になります。
ネットが苦手、という方には電話でも予約できます。「四国高速バス予約センター」(087-881-8419)までお電話ください。受付時間は8:00から19:00までとなっています。
切符は店頭販売もしています。高松駅前案内所、ゆめタウン案内所、大川バス本社、大川バス三本松営業所、徳島バス各営業所などで購入できます。また、ネットで予約し、コンビニで支払いと切符の受け取りができるようです。
徳島~高松移動・バス「高徳エクスプレス」の時刻表
「高徳エクスプレス」の時刻表をご紹介します。徳島側は徳島駅前、高松側は高松駅高速バスターミナルが起点になっています。交通事情で時刻表通りには運行できないこともあるので、時間に余裕をもって停留所へ行くようにしましょう。
高徳エクスプレスは徳島行き・高松駅行きともに始発停留所だけではなく、経由地のバス停からも乗れます。ただし、行きは乗車専用、帰りは降車専用になります。
もし、いつもと違う便に乗ったり、普段はJRで今日だけは高速バスを使ったりと、時刻表をよく知らないという方は、時刻表を確認する「バス比較ナビ」という使いやすいアプリがあります。
このアプリで高速バスや夜行バスの出発地と到着地を選択すると、出発時刻と到着時刻が表示されます。発着停留所の時刻表だけではなく、経由する各停留所の予想到着時間もわかります。各バス運営会社の切符を予約できるサイトとつながっているので、ボタンひとつで予約できます。
手元に時刻表がなくてもスマホにダウンロードしておけば、持ち歩ける時刻表として使うことができます。
高松発徳島着の便では、高松駅高速バスターミナルから兵庫町(南)、県庁通り、栗林公園前、ゆめタウン高松、高松中央インターバスターミナルの6停留所が乗車専用、徳島発高松便では降車専用になります。
徳島発高松着の便では徳島大学前、工業団地前、松茂(とくとくターミナル)、鳴門西の4停留所が乗車専用、高松から徳島便では降車専用になります。
渋滞などでバスが時刻表通りに運行できない場合もあるので、ネットで渋滞状況などを確認する、JRにするなど、臨機応変に行動するようにしましょう。
徳島駅行き
高松駅高速バスターミナル発、徳島駅前着の時刻表をご紹介します。1日12便あります。停留所は兵庫町(南)、県庁通り、栗林公園前、ゆめタウン高松、高松中央インターバスターミナルです。停留所は乗車のみになります。始発便は6:50発、最終便は20:05発です(2019年7月1日改正)。
発着時間は、6:50発8:15着、7:50発9:15着、8:40発10:05着、9:40発11:05着、10:55発12:20着、12:25発13:50着、14:25発15:50着、15:25発16:50着、16:25発18:00着、17:25発19:00着、18:25発20:00着、20:05発21:27着となっています。
高松駅行き
徳島駅前発、高松駅高速バスターミナル着の時刻表をご紹介します。1日12便あります。停留所は、鳴門西、松重(とくとくターミナル)、工業団地前、徳島大学前です。停留所は乗車のみになります。始発便は7:00発、最終便は20:10発です(2019年7月1日改正)。
発着時刻は、7:00発8:30着、7:35発9:00着、8:50発10:12着、9:55発11:17着、10:55発12:17着、11:55発13:17着、13:25発14:47着、14:55発16:22着、16:30発17:57着、17:50発19:15着、18:50発20:15着、20:10発21:27着となっています。
徳島~高松移動・バスと電車どちらが安い?
徳島~高松間の移動のバスとJRの料金を比較してみましょう。JRは在来線と特急「うずしお」両方の料金で比べてみます。
徳島~高松間のJR在来線だと片道1470円、特急「うずしお」に乗るなら切符と特急券1700円が必要です。特急券は乗車する日が繁忙期か閑散期かで200円増減します。自由席では指定席よりも530円安くなります。「うずしお」の指定席の通常期の料金は片道3170円です。
「高徳エクスプレス」なら片道2150円です。まとめると、JR在来線利用で1470円、JR「うずしお」が3170円なので、料金は、JR在来線、「高徳エクスプレス」、「うずしお」の順に高くなります。
徳島から高松までの移動はバスでも快適にできる!
徳島市と高松市の四国2都市を結ぶ高速バス「高徳エクスプレス」についてご紹介しました。2都市間の移動にはいくつか種類がありますが、料金と所要時間とで考えると、バスが一番使いやすい交通手段になるでしょう。徳島・高松間の移動を検討中ならこの記事を参考にしてみてください。