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長崎から福岡の距離ってどのくらい?
長崎と福岡は、同じ九州エリアにあります。しかし九州エリア北西端にある長崎と、九州最大の繁華街がある福岡では距離的にも遠く離れているため、移動するだけでも小旅行になるほどです。
直線距離で約110km
長崎と福岡は、同じ九州エリアでもかなりの距離があります。もちろん長崎のどの地点から福岡のどの地点に移動するのかによっても、移動距離や移動時間は変わります。
そこで長崎県の長崎市と福岡県の福岡市をポイントに距離を測ってみると、なんと直線距離で106.7キロメートルも離れているのです。
もちろんこの数字は長崎市と福岡市の直線距離を計測した数値なので、実際に電車・バス・車で移動する場合の距離は直線距離よりも長くなります。ちなみに車で長崎市から福岡市まで移動すると、走行距離は150.9キロメートル、移動時間は約2時間40分となります。
長崎から福岡へ!①電車
長崎から福岡までスケジュール通りに移動をしたい場合には、運行時間のずれがほとんどない電車での移動がおすすめです。しかも長崎~福岡間を運航する電車には、オシャレな内装や快適な車内空間が人気の電車も多く、ビジネスから旅行まで幅広く利用できます。
JRの「特急かもめ」がおすすめ
長崎から福岡への電車の移動でおすすめなのが、JR「特急かもめ」です。特急かもめには車体の色が違う2種類の電車がありますが、長崎~福岡への移動には車体カラーが白の通称「白かもめ」がおすすめです。
JR特急かもめ(白かもめ)は、6両編成の車両の電車です。電車は1号車がグリーン指定席、2~3号車は普通指定席、4~6号車が普通自由席となっています。
1号車のグリーン指定席は定員が12名となっており、横3席の広々とした空間が特徴です。座席はすべて大型リクライニングシートで、高級感のあるブラックの本革張りなので座り心地がとてもよいと人気があります。
2~6号車のデザインもおしゃれです。これまでの特急電車のイメージとはまったく違うゴージャスな仕様となっていて、ホテルのラウンジのような印象です。全席リクライニングシートで、2~3号車は本革張り、4~6号車は布製モケットシートとなっています。
長崎~福岡間を走る特急かもめは、始発駅が長崎県長崎駅、終着駅は福岡県博多駅となります。長崎駅を出発し諫早駅までくると、電車の窓からは島原半島が見え、天気が良ければ雲仙岳を眺めることもできます。
諫早駅を出発した電車は、有明海の美しい風景や吉野ヶ里遺跡がある佐賀平野を車窓に移しながら、鹿児島方面へのアクセスに便利な新鳥栖駅を経由し、終点となる福岡・博多駅に到着します。
ちなみに特急かもめが女性や旅行客に人気があるのは、ゆったりとした客室だけではありません。客室の天上が高く設定されているので長時間シートに座っていても圧迫感がありませんし、通路は木目調で落ち着いた雰囲気を演出しています。
また共有スペースも明るく開放的な印象のデザインになっています。広く開けられた窓からは移り変わる景色を楽しむこともできますし、自然光を取り込む設計となっているので、全体的に明るく開放的な空間となっています。
長崎ー福岡・博多の所要時間と料金
長崎駅から福岡・博多へ向かう特急かもめ上り電車は、毎日運行しています。利用する電車によって所要時間に数分のずれがありますが、原則として長崎駅から福岡・博多駅までの移動時間は2時間です。そのため車で移動するよりも電車の方が約40分早く福岡に到着します。
長崎駅から福岡・博多駅までの間は、長崎駅から順に浦上駅、諫早駅、肥前鹿島駅、佐賀駅、新鳥栖駅、鳥栖駅、二日市駅に停車します。どの駅周辺にも名所があるのですが、中でも特に諫早駅・佐賀駅・新鳥栖駅は、九州エリアでも人気の旅行スポットになっています。
まず紹介するのは、諫早駅周辺の長崎旅行おすすめのスポットです。長崎の中でも自然が豊かなことで有名は諫早エリアには、四季折々の花々が楽しめる白木峰高原があります。多良岳連山の中腹にあるので、旅行だけでなくデートスポットとしても人気です。
さらに諫早駅からアクセスできる観光名所には、避暑地で有名な轟の滝やパワースポットの五百羅漢、トレッキングや登山にも人気の金毘羅山、蓮の名所である唐比ハス園などがあり、どれも長崎旅行では外せないおすすめのスポットです。
次に紹介する佐賀県の佐賀駅は、歴史と絶景&パワースポットが好きな人におすすめのスポットです。例えば歴史が好きなら佐賀城の本丸を再現した佐賀県立佐賀城本丸歴史館に行くと、佐賀城名物の長い畳廊下を歩いたり佐賀の歴史を学ぶことができます。
絶景&パワースポットに興味があるなら、花の名所でもある男女神社や子授かり神社で有名な與止日女神社がおすすめです。御朱印巡りで人気の佐嘉神社・松原神社・えびす神社も佐賀駅周辺に集中しているので、1日で多くのパワースポットを回ることができます。
新鳥栖駅は、鳥栖の観光スポットに向かう路線バスや観光バスへの乗り継ぎに便利な駅です。また自然に囲まれた駅なので、駅周辺を歩いているだけでも自然を満喫することができます。
そんな新鳥栖駅の周辺には、おすすめの絶景スポットもあります。たとえば新鳥栖駅から近い朝日山公園は鳥栖市街を見下ろすことができる絶景スポットとなっており、地元では初日の出の人気スポットになっています。
また花の名所が駅周辺に集まっているのも新鳥栖駅の特徴です。特に毎年2万本のコスモスが咲くコスモスロードや600本のソメイヨシノ夜桜見物ができる田代公園、真木町神社の境内いっぱいに咲く真木の大藤は必見です。
さて長崎駅から福岡・博多駅間の特急かもめ料金ですが、長崎駅~福岡・博多駅間の電車賃2810円と特急かもめの電車賃の2つが必要になります。なお特急かもめの電車賃は、普通自由席が1380円、普通指定席が1900円、グリーン指定席が2950円です。
自由席もおしゃれな特急かもめなので、一番安い自由席を選んでも、1人4190円で長崎~福岡・博多の旅を満喫することができます。特急かもめならコストパフォーマンスだけでなく移動する楽しみも味わうことができるので、電車での移動なら1番のおすすめです。
長崎から福岡へ!②高速バス「九州急行バス」
長崎から福岡への移動にバスを利用するのであれば、高速バス「九州急行バス」がおすすめです。九州急行バスの長崎~福岡間はノンストップ便が運航しており、長崎・福岡の主要都市をピンポイントで経由するため各停バスよりも移動時間の短縮ができます。
また嬉野インター経由、嬉野バスセンター経由、福岡空港経由路線があり、目的に合わせてバスを選ぶことができるのが魅力です。
なおスーパーノンストップ便も昭和町経由路線、出島道路経由路線、昭和町・大村インター経由路線の3路線があります。そのため長崎~福岡の旅行を楽しむのであれば、目的地から利用路線を選ぶのが賢い利用法です。
昭和町経由のスーパーノンストップ便の停車停留所は、長崎駅前(長崎県営ターミナル)、平和公園、昭和町、西鉄天神高速バスターミナル、博多バスターミナルです。
平和公園停留所と昭和町停留所の周辺には、長崎旅行の観光名所である平和公園や長崎原爆記念館、平和の泉などがあります。なお長崎の昭和町を出発するとノンストップで福岡へ向かうので、長崎の市内観光を満喫したあとは最短で福岡に移動したい人におすすめです。
グルメ好きにおすすめなのが、出島経由のスーパーノンストップ便です。長崎・出島は長崎を代表するグルメスポットですし、福岡の天神や博多は九州を代表するグルメスポットなので、出島経由バスを利用すれば長崎・福岡グルメを満喫することができます。
特に長崎の出島には、長崎のグルメスポットである新地中華街があります。長崎の新地中華街は横浜・神戸とあわせて「日本三大中華街」といわれており、食べ歩きスポットとしても有名です。
新地中華街ではいろいろなタイプの長崎ちゃんぽんの店が集まっているので、長崎ちゃんぽんめぐりを楽しむ長崎旅行もおすすめです。
長崎の周辺観光スポットをまわりながら福岡へ移動したい人には、嬉野バスセンター経由のバスがおすすめです。嬉野バスセンター経由線なら、長崎や佐賀県の名所を回ったあと、福岡空港を経由して福岡・博多バスターミナルに向かいます。
なお嬉野バスセンター経由線の停車停留所は、長崎駅、平和公園、昭和町、諫早インター、高速大村木場、大村インター、嬉野バスセンター、嬉野インター、高速基山、筑紫野、福岡空港、西鉄天神高速バスターミナル、博多バスターミナルです。
嬉野バスセンター経由路線のおすすめ観光スポットはたくさんあります。長崎市内では九州を代表する稲佐山の夜景を観ることができますし、長崎旅行の観光スポットである眼鏡橋も見学できます。
また経由地である嬉野バスセンターからは、佐賀県の人気温泉スポットである武雄温泉や嬉野温泉行のローカルバスも出ているので、佐賀の名湯をゆっくり楽しむこともできます。
さらに福岡・筑紫野停留所は、福岡の紅葉の名所として有名な「天拝山」と「天拝山歴史自然公園」への移動に便利です。福岡の自然をゆっくりと楽しむことができますし、地元で人気の夜景を楽しむこともできます。
なお嬉野バスセンター経由路線は、筑紫野(二日市温泉入口)の次の停留所が福岡空港国際線ターミナルです。長崎旅行の最終日に福岡空港から飛行機を利用する場合は、嬉野バスセンター経由路線を利用すると空港到着の直前まで旅行を楽しむことができます。
九州号の運賃と時刻表
長崎から福岡への移動に便利な九州急行バス「九州号」のバス運賃は、スーパーノンストップ便でも各停便でも、一律1人2620円です。
長崎~福岡間の移動時間が最も短いのが、スーパーノンストップ出島道路経由の139分です。なお長崎・福岡旅行に便利な嬉野バスセンター経由路線(福岡国際空港経由の各停便)でも、長崎~福岡・博多バスターミナル間を177分で移動します。
なお各運行ルートの出発時刻ですが、始発便(嬉野インター福岡空港国際便経由)は長崎駅前を5時30分に出発し8時24分に終点の福岡・博多バスターミナルへ到着します。
ノンストップ便の始発はノンストップ昭和町経由バスです。長崎駅前を5時45分に出発し、終点の博多バスターミナルに8時10分に到着します。福岡空港及び福岡・博多バスターミナルには5時45分発のバスが最も早く到着するので、朝早い予定がある場合はこちらをおすすめします。
ちなみに長崎発福岡行きの最終便は、長崎を21時30分に出発し福岡・博多バスターミナルに23時55分到着のノンストップ便となります。
なお九州急行バスを利用する場合は、ノンストップ・各停バス共に事前の予約が必要になります。始発便と最終便以外のバス出発時間については、予約の際に確認してください。
長崎から福岡へ!③高速バス「西鉄バス させぼ号」
西鉄バスさせぼ号は、長崎~福岡までの旅行を楽しむのにおすすめのバスです。させぼ号は長崎県佐世保市と福岡県福岡市を結ぶバス路線で、スーパーノンストップ・ノンストップ・福岡空港経由各停便の3路線があります。
させぼ号は佐賀県を経由して福岡に向かうバス路線ですが、長崎県内の人気観光スポットにはほぼ停車したあと福岡空港や福岡・天神高速バスターミナル、福岡・博多バスターミナルに向かいます。そのためさせぼ号は、長崎旅行の最終日におすすめのバスです。
長崎・佐世保発の高速バス
させぼ号は長崎・佐世保駅から福岡へ向かう高速バスですが、佐世保駅のほかに長崎・佐々バスセンターから福岡へ向かうバスもあります。
させぼ号の主な停留所は、佐々バスセンター(長崎県)、佐々インター、松浦町国際通り、島瀬町、京町、佐世保バスセンター、卸本町入口、波佐見有田IC、高速基山(佐賀県)、福岡空港(福岡県)、福岡・西鉄天神高速バスターミナル、福岡・博多バスターミナルです。
なお各停便の停留所は長崎県と佐賀県の観光スポットの近くにありますし、福岡空港は国内線・国際線ともに停車します。また新幹線への乗り継ぎに便利な福岡・博多バスターミナルが終点なので、させぼ号を利用すれば旅行最終日も最後まで観光が楽しめます。
させぼ号の出発地となる佐々バスターミナルは、長崎県北松浦郡佐々町にあります。佐々バスターミナル周辺には、パワースポットとして人気の三柱神社や医王山東光寺のほか、絶景スポットとしておすすめの降神岳連峰や牟田原高原などがあります。
また佐世保バスターミナルがある長崎県佐世保市には、海と島の緑のコントラストが美しい九十九島や、九十九島の絶景を一望することができる展海峰が人気です。また毎年多くの観光客が訪れる人気のテーマパーク・ハウステンボスも人気の観光スポットになっています。
さらにさせぼ号の各停便では、佐賀県のおすすめ観光スポットを経由します。特に武雄JCTと高速基山は、周囲に佐賀県で人気の観光スポットが多いです。
武雄といえば武雄温泉が有名ですが、赤穂山八天桜も有名です。佐賀県を代表する桜の名所なのですが、桜の見頃になるとライトアップされるため、夜桜見物を楽しむために武雄を訪れる観光客も多いです。
高速基山は、佐賀の絶景スポットである基山観光に便利です。基山には絶景だけでなく史跡・パワースポットとして有名な大興善寺もあります。特に大興善寺は紅葉は人気があり、500本のイロハモミジで赤く染まった基山をバックにみる大興善寺は絶景です。
福岡県に入ると、福岡空港へ向かう前に大宰府ICを経由します。大宰府には学問の神様が祀られている太宰府天満宮がありますので、太宰府天満宮を参拝してから福岡空港や福岡・博多バスターミナルに行くのもおすすめです。
運賃と時刻表
長崎・佐世保駅~福岡・博多バスターミナル間のさせぼ号バス運賃は、スーパーノンストップ・ノンストップ・各停便ともに一律大人2310円です。
全路線全席自由席なのですが、利用の際には事前予約が必要になります。利用の際には、西鉄バス公式サイトからインターネット予約をするのがおすすめです。
長崎~福岡間の移動時間が最も短いのが、佐世保駅発スーパーノンストップで移動時間は126分です。また長崎・佐賀に便利な波佐見・有田・福岡空港経由各停便でも、長崎・佐世保駅~福岡・博多バスターミナル間を139分で移動できます。
なおさせぼ号を利用する場合は、事前の予約が必要になります。紹介した時間以外のバスの出発時刻については、予約の際に確認してください。
長崎から福岡へ!④高速バス「サンライト号」
長崎から福岡旅行に出かけるのであれば、福岡県内に2か所の停車停留所がある長崎~福岡高速バス「サンライト号」がおすすめです。サンライト号は長崎県から大分県に向かう高速バスですが、福岡県を経由するため、長崎から福岡へのバス移動にも利用できます。
サンライト号は4列シートとなっており、車両の中央部分にトイレが設置されています。そのため後部シートを選択しても、トイレの移動に不便を感じることはありませんし、長距離の移動でも快適に過ごすことができます。
長崎駅前から福岡県内2か所のバス停に停車
長崎県から福岡県を経由し大分県に向かうサンライト号では、福岡県内に2か所の停留所があります。1つは現在の福岡県朝倉市にある高速甘木ICで、もう一つは福岡県朝倉市にある杷木停留所です。
高速甘木ICと杷木停留所はどちらも福岡県朝倉市にあるのですが、朝倉市は甘木市と杷木町が合併したことによってできたの場所です。そのため甘木ICからは旧甘木市周辺、杷木停留所からは旧杷木町周辺へのアクセスに便利です。
高速甘木ICでは、甘木市市街地循環線と甘木観光バスの乗り継ぎがができます。天木観光バスに乗り換えると、旧甘木市の名所である秋月城の黒門を見ることができます。
秋月城の黒門は紅葉の名所として有名で、紅葉シーズンになると紅葉狩りを楽しむ多くの観光客でにぎわいます。また見頃に合わせて紅葉のライトアップが行われるため、黒門と紅葉の幻想的な風景を楽しむことができます。
杷木停留所は、朝倉市を代表する原鶴温泉へのアクセスに便利です。原鶴温泉といえば筑後川の伝統漁法である鵜飼や原鶴泉花火大会が有名で、鵜飼と花火の時期には多くの観光客が訪れます。
なお鵜飼が行われる5月下旬~9月下旬までは、毎年鵜飼観賞用の屋形船が運行します。屋形船は貸切船と乗合船があり、乗合船であれば大人2200円で夏の風物詩である筑後川の鵜飼を楽しむことができます。
運賃と時刻表
旧甘木市周辺へのアクセスに便利な高速甘木ICまでのバス運賃は大人1人2670円で、長崎駅から高速甘木ICまでの移動時間は105分です。
長崎~福岡・高速甘木IC間は1日5本運行しており、始発は長崎駅を7時20分出発し、高速甘木ICに9時5分到着となります。最終便は長崎駅18時出発、高速甘木IC19時45分到着です。
旧杷木町周辺へのアクセスに便利な杷木停留所までのバス運賃は大人1人2930円で、長崎駅から杷木停留所までの移動時間は116分です。
長崎~福岡・杷木間は1日5本運行しており、始発は長崎駅を7時20分出発し、杷木停留所に9時16分到着となります。最終便は長崎駅18時出発、杷木停留所19時56分到着です。
なおサンライト号を利用する場合は、事前の予約が必要になります。始発便と最終便以外のバス出発時間については、予約の際に確認してください。
長崎から福岡へ!⑤高速バス「北九州出島号」
長崎駅発福岡行きの高速バスで、福岡県内での目的地を福岡空港や福岡・博多方面以外で考えているのであれば、高速バス「北九州出島号」もおすすめです。
長崎駅前から福岡・砂津へ行ける
北九州出島号は、福岡県・砂津方面や小倉駅周辺へのアクセスに便利なバスです。砂津・小倉エリアには小倉城や菅生の滝などの観光スポットもありますし、四国・松山港に向かうフェリーが停泊する小倉港もあります。
さらに小倉港は、日本だけでなく海外からもあることのファンが多く集まることでも有名です。実は小倉港から出港する船の中には、通称「猫の島」といわれる藍島行きの船もあるのです。
船を降りた瞬間から猫たちがお出迎えしてくれる藍島には、世界中の猫ファンが島の猫たちに会うためだけに船に乗って藍島にやってきます。そのため砂津行きの高速バス利用者の中には、藍島行きの船に乗るためにわざわざバスを利用する人もいます。
また砂津は、日本アニメの巨匠である漫画家の松本零士氏がかつて住んでいた町でもあります。しかも名作「銀河鉄道999」は、松本氏が砂津に住んでいた頃に誕生した作品です。
そのため砂津に近い小倉には「松本零士クロスロードミュージアム」があります。松本零士クロスロードミュージアムは小倉駅から徒歩圏内にあるので、砂津まできたらぜひ立ち寄りたいおすすめの観光スポットです。
運賃と時刻表
北九州出島号で長崎駅から福岡・砂津に向かうバス運賃は、大人1人2670円となります。なお長崎駅から福岡・砂津までの移動時間は3時間13分(193分)です。
長崎~福岡・砂津間は1日5本運行しており、始発は長崎駅を7時30分出発し、砂津に10時43分に到着します。最終便は長崎駅18時30分出発し、砂津到着は21時43分です。
長崎から福岡へ!⑥車
時間や目的地に縛られずに長崎から福岡にかけてのんびりと旅行を楽しみたいのであれば、長崎~福岡間を車で移動する方法がおすすめです。
長崎ICから福岡ICの場合
車で長崎から福岡へ移動する場合は、長崎自動車道と九州自動車道を利用します。一般的なルートは長崎自動車道の長崎ICから鳥栖ICで九州自動車道に入り、目的地である福岡ICで一般道に入ります。
高速道路で移動する楽しみの1つに、サービスエリアでの食べ歩きやショッピングがあります。高速道路のサービスエリアではご当地グルメやB級グルメが味わえるフードコートやレストランのほか、地元の特産品や名物が手に入る土産物品店も多くあります。
長崎自動車道では長崎IC~鳥栖ICの間に、金立SAと川登SAの2か所のサービスエリアがあります。金立SAでは、佐賀尽くしちゃんぽん、金立さがんトルコライス、唐津おくんち鯛茶漬けなどの名物グルメが味わえます。
川登SAは長崎らしいグルメが多く、四元豚のトルコライスや国産野菜の海鮮ちゃんぽん、カステラそふと、あごだしラーメンが人気です。
名物のお土産もそれぞれのサービスエリアで違います。金立SAでは佐賀牛カレープレミアムやいかしゅうまい、松浦漬などがおすすめですし、川登SAでは温泉湯葉豆腐や蒸寿司、ぽると、飛魚だしがおすすめです。
長崎自動車道の川登SAを出て大村湾PAを過ぎると、九州自動車道に入る鳥栖ICが出てきます。なお長崎ICから鳥栖ICまでの走行距離は118.7キロメートルになります。
九州自動車道では、出口となる福岡ICまでの間に古賀SA、広川SA、北熊本SA、宮原SA、山江SA、桜島SAと全6か所のサービスエリアがあります。もちろん九州自動車道のサービスエリアも、各サービスエリアに名物グルメや特産品があります。
九州自動車道に入って最初のサービスエリアとなる古賀SAでは、むなかた三昧丼が名物です。鯛茶漬け・穴子天・鶏すきの三種類の丼ぶりを一度に食べられる贅沢なメニューで、「ロマン宿る海の道」という名前が付けられています。
お土産では天草大漁焼、鶏卵素麺、丸芳露などが人気ですし、食べ歩き用には博多かまロールや黒×黒バーガーがおすすめです。
古賀SAの次にあるのが、福岡県八女郡広川町にある広川SAです。広川SAは、サービスエリア内に昭和の名車を展示している珍しいサービスエリアです。また八女茶の産地でもあるため、グルメやお土産にも八女茶を使ったものがあります。
そんな広川SAでは様々な種類の八女茶が手に入るほか、牛肉八女茶そばやえび八女茶天そばなどなど八女茶を使ったご当地グルメを楽しむことができます。
広川SAの人気お土産にも八女茶商品があり、八女茶玉露すいーとぽてとは穴場の人気商品です。広川SAではその他にも、熊本名産の陣太鼓や馬刺しなどを買うことができます。
北熊本SAは熊本県熊本市にあるサービスエリアなので、人気グルメやお土産も、熊本の特産品や阿蘇高原の牛乳を使ったメニューが多いです。
そのため北熊本SAの人気グルメには、熊本名産の高菜漬けを使ったたかな飯や大阿蘇どりの親子丼、馬刺しの盛り合わせなどが上位にランクインしています。
またお土産では熊本の定番土産であるからし蓮根やおてもやんのほかにも、山吹色の阿蘇ジャージー牛乳、プレミアムプリン、熊本シューラスクなどが人気です。またお土産用の馬刺し盛り合わせも、北熊本SAで購入することができます。
熊本県八代郡宮原町にある宮原SAは、休憩中に絶景を楽しむことができるおすすめのサービスエリアです。晴れた日には、サービスエリアから天草や雲仙岳を眺めることもできます。
そんな宮原SAでは、熊本らしい絶品グルメが人気です。中でも特に天草大王太平燕や天草大王ちゃんぽん、肉肉丼、三南特製ソースカツ丼が人気です。
お土産では宮原の特産品を使ったスイーツ系が人気で、恋する甘夏チーズケーキ、霧島みるくチーズケーキ、薩摩芋タルトはおすすめです。なお宮原SAの先に山江SAがありますがレストランがない小規模な施設なので、熊本グルメを楽しむなら宮原SAまでだと覚えておきましょう。
福岡ICに向かう九州自動車道の中で最後のサービスエリアとなるのが、鹿児島県にある桜島SAです。桜島SAは九州最南端にあるサービスエリアでもあり、長崎~福岡間の移動中に唯一鹿児島県にあるサービスエリアです。
鹿児島の特産品といえば黒豚ですから、桜島SAの人気グルメも当然黒豚を使ったメニューが上位にランクインしています。特に黒豚とんかつ膳と黒豚丼は、桜島SAでは不動の人気を誇ります。
もちろんお土産でも黒豚を使った商品や黒豚みそは人気ですが、最近では西郷どんグッズやご当地Tシャツなどもお土産人気ランキングの上位に食い込んできています。
なお九州自動車道の鳥栖ICから福岡ICまでの走行距離は28キロメートルなので、長崎自動車道と比べると距離はかなり短いです。でもサービスエリアの数を比べると、長崎自動車道よりも九州自動車道の方が3倍もあります。
また途中のサービスエリアを回れば、長崎と福岡だけでなく熊本や鹿児島のグルメや特産品を楽しむことができます。そのため九州自動車道のサービスエリア巡りをするだけで、九州半周を旅行しているような気分が味わえます。
料金と所要時間
長崎ICから鳥栖ICを経由して福岡ICまでノンストップで移動した場合、走行距離は146.7キロメートルで、移動にかかる平均時間は約2時間です。
通行料金は、普通料金およびETC普通料金は3840円です。なおETC利用の場合は深夜と休日料金が基本料金から30%オフになるので、料金は普通車で2690円になります。
長崎から福岡への移動手段は旅行の目的地に合わせよう
長崎から福岡への移動には、電車・バス・車の中から選ぶことができます。もちろんそれぞれにメリット・デメリットがありますが、長崎~福岡間の移動に関しては、移動や旅行の目的地に合わせて手段を選ぶのがおすすめです。